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第41話
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「やっぱり一周して来ちゃったみたいですね」
「本当にそう思っているのか?」
「だってそれ以外に考えられないじゃないですか」
言いつつ京哉も信じがたかった。二人揃ってここまで方向感覚を狂わせられるなど考えられないことだといっていい。確かに自分たちはここから遠ざかった筈だった。
「何処か途中で道を見逃したのかも」
「ふ……ん。取り敢えず急ぐぞ」
再び二人は歩き始める。ひらひらと舞い散る雪の紗膜に惑わされないよう、細心の注意を払いながら先を急いだ。京哉は左右のガラスの木々を薄気味悪そうに見る。
「何か変な感じですよね。アリアドネの糸が欲しいかも」
「変化があるなら何でもいい、ミノタウロスでも出て来いと叫びたいな」
「本当にどうなって……あ」
またも同じベンチを発見し、二人は暫し呆然とする。
「あのう、これってどういうことでしょう?」
「私に訊くな」
「錯視を利用した巨大迷路じゃないですかね」
「くそう、流行らんものを利用したのか」
知らずラビュリントスに放り込まれたらしい。霧島と京哉は嘆息した。
「それにしても気持ち悪いですよね。出来すぎじゃないですか、これ」
「遊んでいる場合ではないのだがな」
二人は顔を見合わせる。この閉ざされた世界からずっと出られないのではという焦燥が取り憑き始めていた。オレンジ色の明かりの世界がまるで酔夢のようだった。
「係の人って何処にいるんでしょうね。これじゃSOSも出せませんよ」
「では、ミノタウロスでも呼んでみるか」
「どうする……ちょ、忍さん、何するんですか?」
おもむろに霧島はシグ・ザウエルP226を左懐のショルダーホルスタから抜き出し、ベンチに向かってトリプルショットを放つ。的確な場所を選んでの三射により、ベンチは爆発的な音を立てて中央から折れ、破片と雪を撒き散らせた。
「あーあ、やっちゃった。八つ当たりで破壊行動なんて忍さんらしくもない」
「本当に係の人間がいるのなら、これで出てくる筈だろうが」
「まあ、そうかも知れないですけど」
無闇に歩いても仕方がないのでその場で二人は待った。京哉は灰皿に歩み寄ると煙草を咥えて火を点ける。霧島も貰い煙草だ。京哉は依存物質で僅かに現実感を取り戻した。
だが二人がそれぞれ一本を灰にしても、第三者がやってくる気配は一向にしなかった。互いの溜息を聞きながら、ふと二人は状況の変化に気付く。
「ねえ、何だかあったかくないですか?」
「暖かいというより暑い気がするんだが。歩いたからという訳でもないな」
融雪仕様の水が高温なのか足元には消えない湯気が停滞し、膝から下が生暖かい霧で隠れてしまっていた。いつのまにか雪も止んでいる。
妙に粘っこい霧が二人の動きで渦巻いた。見る間に霧は濃度と嵩を増し二人を閉じ込めて辺りを覆い隠してゆく。
「視界一メートルもないですよ、これ……気持ち悪いかも」
「大丈夫か、お前。顔色悪いぞ」
胸を圧するような霧を呼吸しつつ、京哉は愛し人の体温が感じられるほど傍に寄り添った。霧島が左腕で細い腰を支える。そうしながら霧島自身も僅かに眩暈を感じた。
「移動しよう。少しは霧が晴れるかも知れん」
「ん……すみません」
支えた腰と支えてくれる腕とを互いに確かなものに感じながら、ゆっくりと霧の中に歩を進めた。五十メートルも歩かないうちに粘性のある霧がいきなり晴れ渡る。
「わあ、何です、これは……?」
「どうなっているんだ?」
右側の針葉樹林が途切れ、百メートルほど先に灌木に囲まれた湖があった。湖はふちに立つオレンジ色のガス灯に照らされているだけではなく、星の輝く中天にかかった金色の大きな満月を鏡のように映している。湖のさざ波が金色の粉を含んでいるようだった。
思わず目を奪われる美しい光景だが、先程まで無かった筈のものばかりだ。
支えてくれている霧島の腕を京哉はぎゅっと掴む。
「忍さん、ここはタブリズじゃない!」
「タブリズじゃないって、どういうことだ?」
「ううん、ここは地球じゃない!」
「……ああ?」
「だってアール島で見たでしょう、今の月は三日月で満月じゃないんですよ!」
「って、では――」
と、霧島は夜空を仰ぎ、
「まさか、よその星なのか?」
大きな金色の円盤は存在感たっぷりで、見間違えるような代物ではない。
「もしかして昨日アール島で見た方が催眠術だったんじゃないか?」
「違いますよ。日本だって今は満月じゃなかったですもん」
だからといって急にSFチックに他星などと言われても信じられない。困る。
「ところで、もう何処にも雪が積もっていないのに気付いているか?」
言いつつ霧島自身も振り返る。針葉樹林の小径はドライアイスのような濃い霧を吐き出していた。あの中に戻れば雪があるかも知れないと霧島は思ったが、眩暈を誘うあそこに戻っても何も得るものはなさそうだ。それにあそこに戻れば地球に戻れる保証もない。
それよりここの空気はしっとり暑く、熱帯か亜熱帯にでもなってしまったらしい。
「お前、気分はどうだ?」
「もう平気ですよ。何だったんでしょう、あの眩暈って」
「もしかして私たちはワープしたんじゃないのか?」
「まさか……?」
訝しげな顔で京哉が霧島を見た。霧島は大真面目に重ねて訊く。
「さっきの眩暈はワープではないのか?」
「未だにワープできる装置なんて誰かが開発したとは聞いてないですよ。それよりも僕らは眠ってる間に宇宙ロケットに乗せられたんじゃないでしょうか? SF的な設定なら現代ではその方が可能性は高いような気が……」
「冷凍睡眠か何かで寝ていたというのか?」
「何十年か何百年経ったのかは分からないですけど」
「それならあれは何なんだ?」
霧島が指したのは湖の向こう、灌木の上に遠くシルエットとなった尖塔だった。遠目にも分かる、あれはタブリズの目抜き通りの先に建っていたものだ。尖塔上部にある鐘は数時間前に見たものと同一である。だが混乱しつつも京哉は首を横に振った。
「建物は似せて造れるけど、月は作れないんじゃないですかね?」
口にしながら京哉とて、まるきり他星へ宇宙ロケットで移動説を支持しきってはいないらしいのが霧島にも感じ取れた。何もかもが上手く作られたニセモノ臭かった。
「パラレルワールドに取り込まれたみたいですね」
「誰か捕まえられたらいいのだがな」
湖の方へと歩き出しながら霧島は再度瑞樹への通信を試みる。京哉も積極的にGPS経由で自位置の確認だ。だが雪も降ってはいないのに相変わらず通じなかった。
仕方なく歩き続けると直径百メートルもあろうかという湖と灌木を取り囲んで、ここにも小径があった。他に往くべき道も見当たらず二人は小径を辿り始めた。
暫く進むと湖畔に降りられるスロープを発見する。
湖をしみじみ眺めている場合でないのは承知していたが、湖畔に小屋らしきものが建っているのを認めて霧島と京哉はスロープを下りた。
「本当にそう思っているのか?」
「だってそれ以外に考えられないじゃないですか」
言いつつ京哉も信じがたかった。二人揃ってここまで方向感覚を狂わせられるなど考えられないことだといっていい。確かに自分たちはここから遠ざかった筈だった。
「何処か途中で道を見逃したのかも」
「ふ……ん。取り敢えず急ぐぞ」
再び二人は歩き始める。ひらひらと舞い散る雪の紗膜に惑わされないよう、細心の注意を払いながら先を急いだ。京哉は左右のガラスの木々を薄気味悪そうに見る。
「何か変な感じですよね。アリアドネの糸が欲しいかも」
「変化があるなら何でもいい、ミノタウロスでも出て来いと叫びたいな」
「本当にどうなって……あ」
またも同じベンチを発見し、二人は暫し呆然とする。
「あのう、これってどういうことでしょう?」
「私に訊くな」
「錯視を利用した巨大迷路じゃないですかね」
「くそう、流行らんものを利用したのか」
知らずラビュリントスに放り込まれたらしい。霧島と京哉は嘆息した。
「それにしても気持ち悪いですよね。出来すぎじゃないですか、これ」
「遊んでいる場合ではないのだがな」
二人は顔を見合わせる。この閉ざされた世界からずっと出られないのではという焦燥が取り憑き始めていた。オレンジ色の明かりの世界がまるで酔夢のようだった。
「係の人って何処にいるんでしょうね。これじゃSOSも出せませんよ」
「では、ミノタウロスでも呼んでみるか」
「どうする……ちょ、忍さん、何するんですか?」
おもむろに霧島はシグ・ザウエルP226を左懐のショルダーホルスタから抜き出し、ベンチに向かってトリプルショットを放つ。的確な場所を選んでの三射により、ベンチは爆発的な音を立てて中央から折れ、破片と雪を撒き散らせた。
「あーあ、やっちゃった。八つ当たりで破壊行動なんて忍さんらしくもない」
「本当に係の人間がいるのなら、これで出てくる筈だろうが」
「まあ、そうかも知れないですけど」
無闇に歩いても仕方がないのでその場で二人は待った。京哉は灰皿に歩み寄ると煙草を咥えて火を点ける。霧島も貰い煙草だ。京哉は依存物質で僅かに現実感を取り戻した。
だが二人がそれぞれ一本を灰にしても、第三者がやってくる気配は一向にしなかった。互いの溜息を聞きながら、ふと二人は状況の変化に気付く。
「ねえ、何だかあったかくないですか?」
「暖かいというより暑い気がするんだが。歩いたからという訳でもないな」
融雪仕様の水が高温なのか足元には消えない湯気が停滞し、膝から下が生暖かい霧で隠れてしまっていた。いつのまにか雪も止んでいる。
妙に粘っこい霧が二人の動きで渦巻いた。見る間に霧は濃度と嵩を増し二人を閉じ込めて辺りを覆い隠してゆく。
「視界一メートルもないですよ、これ……気持ち悪いかも」
「大丈夫か、お前。顔色悪いぞ」
胸を圧するような霧を呼吸しつつ、京哉は愛し人の体温が感じられるほど傍に寄り添った。霧島が左腕で細い腰を支える。そうしながら霧島自身も僅かに眩暈を感じた。
「移動しよう。少しは霧が晴れるかも知れん」
「ん……すみません」
支えた腰と支えてくれる腕とを互いに確かなものに感じながら、ゆっくりと霧の中に歩を進めた。五十メートルも歩かないうちに粘性のある霧がいきなり晴れ渡る。
「わあ、何です、これは……?」
「どうなっているんだ?」
右側の針葉樹林が途切れ、百メートルほど先に灌木に囲まれた湖があった。湖はふちに立つオレンジ色のガス灯に照らされているだけではなく、星の輝く中天にかかった金色の大きな満月を鏡のように映している。湖のさざ波が金色の粉を含んでいるようだった。
思わず目を奪われる美しい光景だが、先程まで無かった筈のものばかりだ。
支えてくれている霧島の腕を京哉はぎゅっと掴む。
「忍さん、ここはタブリズじゃない!」
「タブリズじゃないって、どういうことだ?」
「ううん、ここは地球じゃない!」
「……ああ?」
「だってアール島で見たでしょう、今の月は三日月で満月じゃないんですよ!」
「って、では――」
と、霧島は夜空を仰ぎ、
「まさか、よその星なのか?」
大きな金色の円盤は存在感たっぷりで、見間違えるような代物ではない。
「もしかして昨日アール島で見た方が催眠術だったんじゃないか?」
「違いますよ。日本だって今は満月じゃなかったですもん」
だからといって急にSFチックに他星などと言われても信じられない。困る。
「ところで、もう何処にも雪が積もっていないのに気付いているか?」
言いつつ霧島自身も振り返る。針葉樹林の小径はドライアイスのような濃い霧を吐き出していた。あの中に戻れば雪があるかも知れないと霧島は思ったが、眩暈を誘うあそこに戻っても何も得るものはなさそうだ。それにあそこに戻れば地球に戻れる保証もない。
それよりここの空気はしっとり暑く、熱帯か亜熱帯にでもなってしまったらしい。
「お前、気分はどうだ?」
「もう平気ですよ。何だったんでしょう、あの眩暈って」
「もしかして私たちはワープしたんじゃないのか?」
「まさか……?」
訝しげな顔で京哉が霧島を見た。霧島は大真面目に重ねて訊く。
「さっきの眩暈はワープではないのか?」
「未だにワープできる装置なんて誰かが開発したとは聞いてないですよ。それよりも僕らは眠ってる間に宇宙ロケットに乗せられたんじゃないでしょうか? SF的な設定なら現代ではその方が可能性は高いような気が……」
「冷凍睡眠か何かで寝ていたというのか?」
「何十年か何百年経ったのかは分からないですけど」
「それならあれは何なんだ?」
霧島が指したのは湖の向こう、灌木の上に遠くシルエットとなった尖塔だった。遠目にも分かる、あれはタブリズの目抜き通りの先に建っていたものだ。尖塔上部にある鐘は数時間前に見たものと同一である。だが混乱しつつも京哉は首を横に振った。
「建物は似せて造れるけど、月は作れないんじゃないですかね?」
口にしながら京哉とて、まるきり他星へ宇宙ロケットで移動説を支持しきってはいないらしいのが霧島にも感じ取れた。何もかもが上手く作られたニセモノ臭かった。
「パラレルワールドに取り込まれたみたいですね」
「誰か捕まえられたらいいのだがな」
湖の方へと歩き出しながら霧島は再度瑞樹への通信を試みる。京哉も積極的にGPS経由で自位置の確認だ。だが雪も降ってはいないのに相変わらず通じなかった。
仕方なく歩き続けると直径百メートルもあろうかという湖と灌木を取り囲んで、ここにも小径があった。他に往くべき道も見当たらず二人は小径を辿り始めた。
暫く進むと湖畔に降りられるスロープを発見する。
湖をしみじみ眺めている場合でないのは承知していたが、湖畔に小屋らしきものが建っているのを認めて霧島と京哉はスロープを下りた。
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