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第14話
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「本部に通報しながら、俺たちは近くの五色会事務所へと走った」
「五色会って樫原組と繋がってた、元は今里が若頭補佐だった、あの五色会?」
「そうだ。今は解散して跡形もないが、当時は武闘派ながら梅谷とも同格だったか」
五色会事務所が見える位置に辿り着いた恭介たちは、耳に仕込んだ受令機に入る組対本部からの指令を待つべきだった。だがそこで遠目に見たのは、衣服を血に染めて事務所に連れ込まれる女性の姿だったのだ。
事務所前に現着してみると地面には血痕もあった。
「一刻の猶予もなかったが俺はためらった。だが正義感の強かったバディは事務所に踏み込むと主張した。令状がなくても現行犯ならいける。結局は俺も頷いた」
そうして受令機からの指令を待つことなく二人で事務所に突入したのだ。
強引に入り込んだ事務所でバディが『県警組対だ!』と大喝した途端に明かりが消された。窓に掛かったブラインドの隙間からの僅かな光で銃口を認めた刹那、恭介はバディに突き飛ばされた。同時に銃声が二射連続で響き、マズルフラッシュなる銃口が吐いた燃焼炎が一瞬、事務所内を照らし出した。
屋内射撃特有のガーンと尾を引く銃声を耳にしながら、恭介は思い切りぶん殴られたような衝撃を左肩に感じ、背中から壁に叩きつけられていた。すぐには自分が撃たれたとは思わなかった。それどころではない、バディが床に倒れ伏して動かなくなっていたのだ。反射的に恭介は右腰のヒップホルスタから銃を引き抜いた。
小競り合い程度だが銃の絡んだ抗争があったばかりで、組対の私服にも警邏時の銃の所持許可が出ていた最中だったのだ。
だが怒号と喚きが席捲する混乱の中でチラリと見えたのは、トカレフを手に裏へと走る蛇の入れ墨をした男の背だけだった。
「今でも後悔している。何故あのとき蛇の入れ墨に一発でも見舞わなかったのかと」
「そっか。それでバディさんはどうなったのかな?」
自分よりかなり小柄なバディを抱き起こすと、その左胸から温かな血が噴き出していた。絶望的な想いで救急要請しつつその胸を押さえたが、そんなことで血が止まる筈もない。
自分が何を言ったか覚えていない。だがバディの酷く優しい声は耳に残っている。
『無茶したのは僕だ。それにこの世で一番大切な者を護るのは当然だろう?』
意外なほど滑らかな口調でそう言ってバディは目を閉じた。微笑んだ気がして揺さぶったが、もう二度と瞳を見せることはなかった。
「……それで蛇の入れ墨の男は捕まったの?」
「五色会のチンピラがトカレフを持って出頭した。トカレフのライフルマークと相棒の躰から摘出された弾丸のライフルマークは一致。だがそいつに入れ墨はなかった」
殆ど上の空で応えながら恭介は何千、何万回も繰り返してきた疑問を脳裏に浮かべる。俺だってあいつが一番大事だった。常人より自分は夜目も利いた。それなのに何故俺はあいつを護れなかったのか――。
気付くと薫が恭介の左腕をそっと撫でながら見上げていた。
「ごめん……本当にごめんね」
「どうしてお前が謝る?」
「五色会ってゆうか暴力団。僕はそっち側の人間。まるで関係ない訳じゃないから」
「とっくに潰れた五色会とお前は関係ない。何でも謝ればいいというものじゃない」
「ん、そうだね」
なお見上げてくる透明感のある茶色い瞳から恭介は目を逸らす。そのときホテル・ホワイトリリーの付近に赤い傘を差した若い女性とターゲットの男が姿を現した。
◇◇◇◇
画像を撮って二時間近く待ち、『出』も首尾良く画像に収めた恭介は薫と事務所に引き上げるべく駅に向かった。いつもなら途中で喫茶店にでも寄ってニコチン補給するのだが、梅谷や滝本のシマの近くでのんびりするのもリスキーである。
各駅停車の電車に揺られながら薫を窺うと、何を考えているのか傘の雫を見つめていた。昏い目つきを続けているのが哀れを誘い、恭介は声を投げる。
「しつこいようだが、ずっと逃げ回っていても仕方ないだろう」
「じゃあ、どうしろって?」
「分かっている筈だ」
「警察に被害届ね。でもそれじゃあ映像データを流されるのと変わらないよ」
「非公開捜査にして貰えばいい。お前の名前は表沙汰にならない、一切な」
鈍い動きで顔を上げた薫が恭介を見返して溜息をつく。
「でも間違いなく組長には知られる。梅谷だって組対に細いパイプくらいは持ってるからね。組対の刑事だった恭介は知ってるだろうけど、マル暴は持ちつ持たれつ。だから結局は若頭にも知られて梅谷は樫原組を向こうに回しての抗争に突入するよ」
「樫原による梅谷殲滅戦が始まるという寸法か」
「そう。実質四人になった梅谷なんて樫原の敵じゃない。まあ、うちの若頭なら先代の宝物だった同田貫で樫原組組員の二、三人は斬り殺すだろうけど」
話がリアルになって恭介は黙った。だがどう考えても被害届しか薫が現状から抜け出す手段はないように思われる。それにこれは口にしないが、元・組対の刑事としては樫原組の今里と手下たちを一網打尽にできるこの上ないチャンスでもあるのだ。
「いいんだよ。きっと僕は暫くしたら梅谷の本家に戻るから」
「諦めて今里に骨までしゃぶり尽くされるつもりか?」
「油断した僕が悪い。でも少しだけ……ちょっとの間だけ、休ませ、て――」
ずっと気を張ってきて疲れがまだ残っているのか、薫は恭介に凭れてウトウトし始める。恭介は左腕で薫の肩を抱いてやった。細い躰の線を感じながら色々と方策を考える。そうして思いつくまま何ヶ所かにメールを打った。どれもすぐには返事が来るようなものではないので、ポケットに携帯を仕舞う。
そこで薫の躰が酷く熱いのに気が付いた。
「おい、薫。大丈夫か、薫!」
「ん……何か僕、変かも。頭がぐらぐらする……ゲホッ、ゴホゴホッ!」
高熱を発した上に咳き込み始めた薫は意識も朦朧としているようだった。ここで喘息発作まで併発しては命に関わるかも知れない。細い躰を抱き支えて次の駅で降り、改札を抜けるなり横抱きにして構内を出るとタクシーに乗る。二十分ほどでマンションに辿り着いた。
寝室のベッドに薫を寝かせ、エアコンの温度を高めに設定してから、湿気を吸った衣服を脱がせてパジャマに着替えさせる。本人に保険証を持っていることを確認し、近所の医院に電話を掛けて往診を頼んだ。年配の医師は二十分ほどでやってきた。
熱を測ると三十九度を超えていて、早速コートハンガーを使い点滴が開始される。
「咳も良くないですねえ。肺炎かも知れませんなあ」
入院させた方がいいということだったが、医院には入院施設はないらしく、医師は紹介状と点滴用輸液パックに飲み薬を置いて帰っていった。そこで恭介は市民病院に電話を掛けたが、ベッドの空きを確認して貰う間に薫が目を開けて訴える。
「入院はいや……いやだよ」
「俺の手に余るんだ、素直に入院してくれ」
「明日には治すからお願い、ここにいさせて」
熱で潤んだ目で懇願され、恭介は巨大な溜息をつき電話を切った。上着を羽織る。
「大人しく寝ていろ、俺は買い物に行ってくる」
縋るような目に背を向け、部屋を出るとスーパーまで傘も差さずに走った。体温計だのアイス枕だの額に貼り付けるタイプの冷却剤だのを買い込んで戻る。薫は眠っていたようだが、キッチンの椅子を持ち込んで枕許に腰掛けると目を見開いた。
「何か飲めそうならスポーツドリンク買ってきたぞ」
「今はいい。ごめん……でも、少しでいいんだ、休ませて」
「分かっているから、ゆっくり休め」
まだ汗もかけない白い額に冷却剤を貼り付けてやる。咳は止まっているようで肺炎の可能性は低そうなのに少々安堵を得た。風邪を引いたのもあるだろうが、心身ともに疲れ果て神経が擦り切れる寸前で躰がSOSを発信したのだろう。
「眠い……けど、傍にいて。お願いだから、恭介、傍に」
「ああ、俺はここにいる」
「ありが、と――」
「五色会って樫原組と繋がってた、元は今里が若頭補佐だった、あの五色会?」
「そうだ。今は解散して跡形もないが、当時は武闘派ながら梅谷とも同格だったか」
五色会事務所が見える位置に辿り着いた恭介たちは、耳に仕込んだ受令機に入る組対本部からの指令を待つべきだった。だがそこで遠目に見たのは、衣服を血に染めて事務所に連れ込まれる女性の姿だったのだ。
事務所前に現着してみると地面には血痕もあった。
「一刻の猶予もなかったが俺はためらった。だが正義感の強かったバディは事務所に踏み込むと主張した。令状がなくても現行犯ならいける。結局は俺も頷いた」
そうして受令機からの指令を待つことなく二人で事務所に突入したのだ。
強引に入り込んだ事務所でバディが『県警組対だ!』と大喝した途端に明かりが消された。窓に掛かったブラインドの隙間からの僅かな光で銃口を認めた刹那、恭介はバディに突き飛ばされた。同時に銃声が二射連続で響き、マズルフラッシュなる銃口が吐いた燃焼炎が一瞬、事務所内を照らし出した。
屋内射撃特有のガーンと尾を引く銃声を耳にしながら、恭介は思い切りぶん殴られたような衝撃を左肩に感じ、背中から壁に叩きつけられていた。すぐには自分が撃たれたとは思わなかった。それどころではない、バディが床に倒れ伏して動かなくなっていたのだ。反射的に恭介は右腰のヒップホルスタから銃を引き抜いた。
小競り合い程度だが銃の絡んだ抗争があったばかりで、組対の私服にも警邏時の銃の所持許可が出ていた最中だったのだ。
だが怒号と喚きが席捲する混乱の中でチラリと見えたのは、トカレフを手に裏へと走る蛇の入れ墨をした男の背だけだった。
「今でも後悔している。何故あのとき蛇の入れ墨に一発でも見舞わなかったのかと」
「そっか。それでバディさんはどうなったのかな?」
自分よりかなり小柄なバディを抱き起こすと、その左胸から温かな血が噴き出していた。絶望的な想いで救急要請しつつその胸を押さえたが、そんなことで血が止まる筈もない。
自分が何を言ったか覚えていない。だがバディの酷く優しい声は耳に残っている。
『無茶したのは僕だ。それにこの世で一番大切な者を護るのは当然だろう?』
意外なほど滑らかな口調でそう言ってバディは目を閉じた。微笑んだ気がして揺さぶったが、もう二度と瞳を見せることはなかった。
「……それで蛇の入れ墨の男は捕まったの?」
「五色会のチンピラがトカレフを持って出頭した。トカレフのライフルマークと相棒の躰から摘出された弾丸のライフルマークは一致。だがそいつに入れ墨はなかった」
殆ど上の空で応えながら恭介は何千、何万回も繰り返してきた疑問を脳裏に浮かべる。俺だってあいつが一番大事だった。常人より自分は夜目も利いた。それなのに何故俺はあいつを護れなかったのか――。
気付くと薫が恭介の左腕をそっと撫でながら見上げていた。
「ごめん……本当にごめんね」
「どうしてお前が謝る?」
「五色会ってゆうか暴力団。僕はそっち側の人間。まるで関係ない訳じゃないから」
「とっくに潰れた五色会とお前は関係ない。何でも謝ればいいというものじゃない」
「ん、そうだね」
なお見上げてくる透明感のある茶色い瞳から恭介は目を逸らす。そのときホテル・ホワイトリリーの付近に赤い傘を差した若い女性とターゲットの男が姿を現した。
◇◇◇◇
画像を撮って二時間近く待ち、『出』も首尾良く画像に収めた恭介は薫と事務所に引き上げるべく駅に向かった。いつもなら途中で喫茶店にでも寄ってニコチン補給するのだが、梅谷や滝本のシマの近くでのんびりするのもリスキーである。
各駅停車の電車に揺られながら薫を窺うと、何を考えているのか傘の雫を見つめていた。昏い目つきを続けているのが哀れを誘い、恭介は声を投げる。
「しつこいようだが、ずっと逃げ回っていても仕方ないだろう」
「じゃあ、どうしろって?」
「分かっている筈だ」
「警察に被害届ね。でもそれじゃあ映像データを流されるのと変わらないよ」
「非公開捜査にして貰えばいい。お前の名前は表沙汰にならない、一切な」
鈍い動きで顔を上げた薫が恭介を見返して溜息をつく。
「でも間違いなく組長には知られる。梅谷だって組対に細いパイプくらいは持ってるからね。組対の刑事だった恭介は知ってるだろうけど、マル暴は持ちつ持たれつ。だから結局は若頭にも知られて梅谷は樫原組を向こうに回しての抗争に突入するよ」
「樫原による梅谷殲滅戦が始まるという寸法か」
「そう。実質四人になった梅谷なんて樫原の敵じゃない。まあ、うちの若頭なら先代の宝物だった同田貫で樫原組組員の二、三人は斬り殺すだろうけど」
話がリアルになって恭介は黙った。だがどう考えても被害届しか薫が現状から抜け出す手段はないように思われる。それにこれは口にしないが、元・組対の刑事としては樫原組の今里と手下たちを一網打尽にできるこの上ないチャンスでもあるのだ。
「いいんだよ。きっと僕は暫くしたら梅谷の本家に戻るから」
「諦めて今里に骨までしゃぶり尽くされるつもりか?」
「油断した僕が悪い。でも少しだけ……ちょっとの間だけ、休ませ、て――」
ずっと気を張ってきて疲れがまだ残っているのか、薫は恭介に凭れてウトウトし始める。恭介は左腕で薫の肩を抱いてやった。細い躰の線を感じながら色々と方策を考える。そうして思いつくまま何ヶ所かにメールを打った。どれもすぐには返事が来るようなものではないので、ポケットに携帯を仕舞う。
そこで薫の躰が酷く熱いのに気が付いた。
「おい、薫。大丈夫か、薫!」
「ん……何か僕、変かも。頭がぐらぐらする……ゲホッ、ゴホゴホッ!」
高熱を発した上に咳き込み始めた薫は意識も朦朧としているようだった。ここで喘息発作まで併発しては命に関わるかも知れない。細い躰を抱き支えて次の駅で降り、改札を抜けるなり横抱きにして構内を出るとタクシーに乗る。二十分ほどでマンションに辿り着いた。
寝室のベッドに薫を寝かせ、エアコンの温度を高めに設定してから、湿気を吸った衣服を脱がせてパジャマに着替えさせる。本人に保険証を持っていることを確認し、近所の医院に電話を掛けて往診を頼んだ。年配の医師は二十分ほどでやってきた。
熱を測ると三十九度を超えていて、早速コートハンガーを使い点滴が開始される。
「咳も良くないですねえ。肺炎かも知れませんなあ」
入院させた方がいいということだったが、医院には入院施設はないらしく、医師は紹介状と点滴用輸液パックに飲み薬を置いて帰っていった。そこで恭介は市民病院に電話を掛けたが、ベッドの空きを確認して貰う間に薫が目を開けて訴える。
「入院はいや……いやだよ」
「俺の手に余るんだ、素直に入院してくれ」
「明日には治すからお願い、ここにいさせて」
熱で潤んだ目で懇願され、恭介は巨大な溜息をつき電話を切った。上着を羽織る。
「大人しく寝ていろ、俺は買い物に行ってくる」
縋るような目に背を向け、部屋を出るとスーパーまで傘も差さずに走った。体温計だのアイス枕だの額に貼り付けるタイプの冷却剤だのを買い込んで戻る。薫は眠っていたようだが、キッチンの椅子を持ち込んで枕許に腰掛けると目を見開いた。
「何か飲めそうならスポーツドリンク買ってきたぞ」
「今はいい。ごめん……でも、少しでいいんだ、休ませて」
「分かっているから、ゆっくり休め」
まだ汗もかけない白い額に冷却剤を貼り付けてやる。咳は止まっているようで肺炎の可能性は低そうなのに少々安堵を得た。風邪を引いたのもあるだろうが、心身ともに疲れ果て神経が擦り切れる寸前で躰がSOSを発信したのだろう。
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