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依頼主はお嬢様のメイド長
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紅い路地裏から響く銃声。ガラスに映る頬には傷跡が見えた。だが,そんなことは関係ない
依頼を終えた俺はすぐさまスマホを取り出し処理班に連絡を入れる。連絡が返ってきた事を確認し,本部に帰る。
「やぁ。無事に依頼は終わったかな?」
本部の扉を開けた瞬間に話しかけてくる依頼主。ちなみにこの依頼主は今回が初めての依頼ではない。確か佐倉財閥のお嬢さんに仕えているメイド長だったはずだ。なんとも財閥の対組織ができてしまったから叩いているらしい。
「心配しなくても無事に終えましたよ」
ここが最後の組織だったらしい。ここの組織の連中は腕が立つからという理由でどこに行っても依頼を受けてくれなかったと言っていた。 と,そんなことを考えていると
「最後の依頼だ。君お嬢様のボディガードになってくれないか」
突然そんなことを言い出す依頼主に俺は頭が痛くなった。だが,依頼は依頼なので気は乗らないが受けることにした。
「あの依頼主ふざけんなよ」
佐倉財閥に来て1週間。俺は依頼を受けたことを後悔している。なんとも依頼主…いや,メイド長は有給を使っているからあと1ヶ月ぐらい戻ってこないという。ちなみに俺はと言うと殺し屋ということを隠して生活している。明日はお嬢様とやらに会うらしい。なんとも俺の教育がほぼほぼ完了下したしたからだそうだ。明日も明日で面倒な日になるのだろうと思いながら眠りについた。
いつもどうり朝早く起きて鏡に映る仮面を付けた自分を睨む。この仮面は俺にとって大事な物だから,簡単に外すことはできない。仮面を外すことはもう出来ないと思う。ちなみに俺は裏世界で有名らしい。屋敷では裏世界で情報収集を行う者もいるということだ。まったく,表でも気が抜けないものだな。
「起きていましたか。そろそろお嬢様が お見えになりますご準備を」
「ああ。分かっている」
屋敷の者がどうして俺に対して敬語を使っているかと言うと,メイド長が前に仕えていた飛鳥財閥の血縁者だと紹介したそうだ。位としては飛鳥財閥のひとつ上に佐倉財閥がある感じだ。確か佐倉財閥の上に那原財閥という財閥があったはずだ。とにかく,そんな身分の者が佐倉財閥のお嬢様に仕えるボディガードとなるのだ,屋敷に仕えるメイド達は大騒ぎ。常に鳥が鳴いているような感覚だ。
「お待ちしておりました。瑠哉様」
飛鳥 瑠哉(るいや)これが俺のコードネーム。俺にコードネーム等なかったからメイド長がコードネームとしてこれを使えとくれたものだ。必要ないと思っていたがこんなところで使うことになるとはな。よく知りもしない場で本名をら名乗ることにならなくてよかった。
「お嬢様がもうそろそろお見えになられますのでご準備を。」
「分かっている」
お嬢様…ねぇ。佐倉財閥のご令嬢
佐倉 麗乃(うらの)。跡継ぎ争いの末に勝ち残った,唯一佐倉財閥の血を引く者。そりゃあ屋敷の者たちが大切にするわけだ
「お嬢様がお見えです。」
お嬢様とやらと目が合う。すぐさま面を下げ,挨拶をする。
「これからお嬢様のボディガードとして仕えさせていただく飛鳥 瑠哉と申します。」
「面を上げなさい。」
そう言われ面を上げると綺麗な黄色い暖かな瞳に目を奪われた。
「佐倉 麗乃よ。これからよろしくね」
「もったいないお言葉にございます」
「今日はもう下がっていいわ」
「はっ」
下がるよう命じられたので仕方なく下がることにした。もっと見ていたかったのに残念だ。お嬢様は黄色い瞳で暖かい雰囲気があり,ピンクのふんわりとした髪だ
メイド達によるとこの間16歳の誕生日を迎えたという。俺と同年代だ。だから適任だったのだろうメイド達は学校でも仕えて欲しいと言っていたからな。ちなみに勉学は依頼主に叩き込まれたためそこら辺の偏差値は軽く超えているそうだ。
お嬢様と顔合わせを終え,今は紅茶を飲でいる。窓から入ってくる暖かな春風,殺し屋として働いている頃とは同じ風ではないように感じる。俺がこんなにも暖かな風を感じてしまっていいのだろうか。そう考えていると,飲んでいる紅茶に少し塩味を感じる。この季節は嫌いだ,俺には重すぎる。人の笑顔が溢れかえっているという季節だと言うのに俺の手は…こういった事は考えない方がいいな。俺は手元にあったナイフと腰元にある拳銃を確認し,立ち上がる。先程依頼主から連絡が来たのだ。本部に戻ってきて欲しいという。俺が居ない間に結構な量の依頼が届いているらしい。あそこは俺しかいなかったので,たまたまいた依頼主が対処をしてくれている。さっさと伝えて本部に帰らなければ。誰に伝えるのが手っ取り早いだろうか。そんなことを考えながら扉を開けると,お嬢様が居た。俺はお嬢様に伝えることにしたから,まっすぐ向かっていく。
「お嬢様,少し春風に当たりたいので外出の許可を頂けないでしょうか。」
「もちろんいいわよ。夕食までには戻ってね」
「ありがとうございますお嬢様。」
夕食か…つまり10時までには何があっても戻れということか。今は5時…なるほど,少し出かけると思っているのか。まぁそれはそれで都合がいい。許可を得た俺はすぐさま屋敷の外に出ると本部に向かっていく。本部があるのは薄暗い森の奥。さっきまで感じていた暖かな風はすぐに感じれなくなる。風が運んでくるのは生臭い血の香りだけ。本部の扉を開ければメイド長が待ち構えていた。向こうは何も言わずに書類の束を渡してきた。ざっと目を通すと,今回みたいに殺しではないイレギュラーな仕事内容は含まれていなかった。
「君が依頼を受けてくれている間にたくさんの新たな依頼が届いているよ…」
「なるほど。片付けてくる」
「ああ…」
なんとも歯切れの悪い返事だ。
ちなみにメイド長は有給中暇だからと言って本部に住み着いている。その代わり書類仕事をしてくれるそうだ。処理班とも仲良くなったとか言っていたな。そんなことはどうでもいい。俺はスマホを取り出し依頼の確認をする。なるほど…メイド長の歯切れが悪かった理由はこれか
依頼を終えた俺はすぐさまスマホを取り出し処理班に連絡を入れる。連絡が返ってきた事を確認し,本部に帰る。
「やぁ。無事に依頼は終わったかな?」
本部の扉を開けた瞬間に話しかけてくる依頼主。ちなみにこの依頼主は今回が初めての依頼ではない。確か佐倉財閥のお嬢さんに仕えているメイド長だったはずだ。なんとも財閥の対組織ができてしまったから叩いているらしい。
「心配しなくても無事に終えましたよ」
ここが最後の組織だったらしい。ここの組織の連中は腕が立つからという理由でどこに行っても依頼を受けてくれなかったと言っていた。 と,そんなことを考えていると
「最後の依頼だ。君お嬢様のボディガードになってくれないか」
突然そんなことを言い出す依頼主に俺は頭が痛くなった。だが,依頼は依頼なので気は乗らないが受けることにした。
「あの依頼主ふざけんなよ」
佐倉財閥に来て1週間。俺は依頼を受けたことを後悔している。なんとも依頼主…いや,メイド長は有給を使っているからあと1ヶ月ぐらい戻ってこないという。ちなみに俺はと言うと殺し屋ということを隠して生活している。明日はお嬢様とやらに会うらしい。なんとも俺の教育がほぼほぼ完了下したしたからだそうだ。明日も明日で面倒な日になるのだろうと思いながら眠りについた。
いつもどうり朝早く起きて鏡に映る仮面を付けた自分を睨む。この仮面は俺にとって大事な物だから,簡単に外すことはできない。仮面を外すことはもう出来ないと思う。ちなみに俺は裏世界で有名らしい。屋敷では裏世界で情報収集を行う者もいるということだ。まったく,表でも気が抜けないものだな。
「起きていましたか。そろそろお嬢様が お見えになりますご準備を」
「ああ。分かっている」
屋敷の者がどうして俺に対して敬語を使っているかと言うと,メイド長が前に仕えていた飛鳥財閥の血縁者だと紹介したそうだ。位としては飛鳥財閥のひとつ上に佐倉財閥がある感じだ。確か佐倉財閥の上に那原財閥という財閥があったはずだ。とにかく,そんな身分の者が佐倉財閥のお嬢様に仕えるボディガードとなるのだ,屋敷に仕えるメイド達は大騒ぎ。常に鳥が鳴いているような感覚だ。
「お待ちしておりました。瑠哉様」
飛鳥 瑠哉(るいや)これが俺のコードネーム。俺にコードネーム等なかったからメイド長がコードネームとしてこれを使えとくれたものだ。必要ないと思っていたがこんなところで使うことになるとはな。よく知りもしない場で本名をら名乗ることにならなくてよかった。
「お嬢様がもうそろそろお見えになられますのでご準備を。」
「分かっている」
お嬢様…ねぇ。佐倉財閥のご令嬢
佐倉 麗乃(うらの)。跡継ぎ争いの末に勝ち残った,唯一佐倉財閥の血を引く者。そりゃあ屋敷の者たちが大切にするわけだ
「お嬢様がお見えです。」
お嬢様とやらと目が合う。すぐさま面を下げ,挨拶をする。
「これからお嬢様のボディガードとして仕えさせていただく飛鳥 瑠哉と申します。」
「面を上げなさい。」
そう言われ面を上げると綺麗な黄色い暖かな瞳に目を奪われた。
「佐倉 麗乃よ。これからよろしくね」
「もったいないお言葉にございます」
「今日はもう下がっていいわ」
「はっ」
下がるよう命じられたので仕方なく下がることにした。もっと見ていたかったのに残念だ。お嬢様は黄色い瞳で暖かい雰囲気があり,ピンクのふんわりとした髪だ
メイド達によるとこの間16歳の誕生日を迎えたという。俺と同年代だ。だから適任だったのだろうメイド達は学校でも仕えて欲しいと言っていたからな。ちなみに勉学は依頼主に叩き込まれたためそこら辺の偏差値は軽く超えているそうだ。
お嬢様と顔合わせを終え,今は紅茶を飲でいる。窓から入ってくる暖かな春風,殺し屋として働いている頃とは同じ風ではないように感じる。俺がこんなにも暖かな風を感じてしまっていいのだろうか。そう考えていると,飲んでいる紅茶に少し塩味を感じる。この季節は嫌いだ,俺には重すぎる。人の笑顔が溢れかえっているという季節だと言うのに俺の手は…こういった事は考えない方がいいな。俺は手元にあったナイフと腰元にある拳銃を確認し,立ち上がる。先程依頼主から連絡が来たのだ。本部に戻ってきて欲しいという。俺が居ない間に結構な量の依頼が届いているらしい。あそこは俺しかいなかったので,たまたまいた依頼主が対処をしてくれている。さっさと伝えて本部に帰らなければ。誰に伝えるのが手っ取り早いだろうか。そんなことを考えながら扉を開けると,お嬢様が居た。俺はお嬢様に伝えることにしたから,まっすぐ向かっていく。
「お嬢様,少し春風に当たりたいので外出の許可を頂けないでしょうか。」
「もちろんいいわよ。夕食までには戻ってね」
「ありがとうございますお嬢様。」
夕食か…つまり10時までには何があっても戻れということか。今は5時…なるほど,少し出かけると思っているのか。まぁそれはそれで都合がいい。許可を得た俺はすぐさま屋敷の外に出ると本部に向かっていく。本部があるのは薄暗い森の奥。さっきまで感じていた暖かな風はすぐに感じれなくなる。風が運んでくるのは生臭い血の香りだけ。本部の扉を開ければメイド長が待ち構えていた。向こうは何も言わずに書類の束を渡してきた。ざっと目を通すと,今回みたいに殺しではないイレギュラーな仕事内容は含まれていなかった。
「君が依頼を受けてくれている間にたくさんの新たな依頼が届いているよ…」
「なるほど。片付けてくる」
「ああ…」
なんとも歯切れの悪い返事だ。
ちなみにメイド長は有給中暇だからと言って本部に住み着いている。その代わり書類仕事をしてくれるそうだ。処理班とも仲良くなったとか言っていたな。そんなことはどうでもいい。俺はスマホを取り出し依頼の確認をする。なるほど…メイド長の歯切れが悪かった理由はこれか
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