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第一章
5 強引な要求
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リオに届けてもらうはずの、
大切な指輪が見つからない。
アイレンとジュアンは、
大慌てで周囲を探しまくった。
「来る途中、見せてもらった時には確かにあったわよね。
……それから、あの後……」
ジュアンが眉をひそめながら言うと
アイレンはうんうんとうなずき、
「じゃあ、あの場所まで探しながら戻ってみる!」
と叫び、すぐに引き返そうとした。
その腕をつかんで、ジュアンが理知的な瞳を細め、
アイレンに小声で告げる。
「ちょっと待って。
その前に、することがあるでしょ」
不思議そうな顔をするアイレンの手を引きながら、
ジュアンは元来た道ではなく、
全然別の場所へと向かっていったのだった。
太鼓担当の男に、一言だけ言い添えて。
ーーーーーーーーーーーー
翌日、アイレンは両親と家で話し合っていた。
「安心しなさい、アイレン。
指輪の捜索を、帝都にいる友人に頼んでおいたよ。
彼は優れた探査能力を持っているからね、
きっとすぐに見つけてくれるよ」
彼女の父が力強い口調ではげましてくれる。
「万が一見つからなくても、気にしなくて良いの。
結婚指輪を無くしちゃう人だっているのだから」
指輪なんて単なる象徴や記念品に過ぎないのよ、と
アイレンの母も笑顔をみせる。
アイレンの母 舞蓮は、
艶やかな流れるような黒髪に、紫水晶の瞳をした
”月影の女神”と称されたほどの美女だ。
しかしその優美で繊細な美貌からは想像できないほど
その性質は竹を割ったようなサッパリしたものだった。
そんな両親に、アイレンは弱々しい笑いを見せる。
彼女の不安は、指輪が見つからないことよりも、
あの後、ジュアンの告げた言葉だった。
まさか……そんな。
そう思った瞬間、侍女が三人のところにやってきて、
来客を告げたのだ。
「素野原ご夫妻とツグロさまがお見えです。
……あの、大切な話があるから、
是非ともお会いしたいと」
アイレンは目を見開いた。嘘でしょう!
先ぶれもなく来るなど、通常ではあり得ない。
しかし旧知の仲ということもあり、
父は彼らを客間へと押すように告げた。
アイレンは大慌てで、執事の元に駆け出していく。
ーーーーーーーーーーーー
アイレンが遅れて客間に入ると、
すでに挨拶を済ませた後だった。
美しい礼をするアイレンを見て、
「いやあ、大きくなりましたなあ」
と、狡猾そうな小男の素野原氏がニヤニヤしながらうなずく。
その横で夫人は、キョロキョロしながら
この家の客間の素晴らしさに上機嫌となっていた。
そしてツグロは、真っ直ぐにアイレンを見ていた。
彼は何故か怪我をしているようで
腕にも足にも包帯を巻いている。
「あら、お怪我なさったの?」
アイレンの母が心配そうに言うと、
素野原氏はアゴを上げ、
小さな体をふんぞり返らせて言い放ったのだ。
「ええ、大怪我ですよ……アイレンのためにね」
「ええっ?!」
驚くアイレンたちの前に、
素野原夫妻に押し出されるようにツグロが立った。
彼はちょっと気まずいような顔をした後、
何か言いかけ、黙り込む。
「さあさあ、早く」
「そうよツグロ。まずはお見せなさいな」
自分の親にせっつかれ、ツグロはふところから何かを取り出した。
それは。
「アイレンのシグネットリングじゃないか!」
「まあ! 本当に?!」
驚く両親に、得意げな素野原夫妻。
アイレンも驚いてはいたが、
そこに指輪があったからではなかった。
ジュアンの予想通りになったから、だ。
「拾ってくれたのか、それを」
お礼を言おうとするアイレンの父を制し、
素野原氏は急に厳しい顔になって首を横に振った。
「道に落ちているのを拾ったのではないぞ?
山中、崖の途中で引っかかっているのを
ツグロが必死に取りに行ったそうだ」
「まあ、なんてことでしょう」
両手を口に当ててショックを受けるアイレンの母。
アイレンはますます、驚いていた。
”すごい……すごいわ、ジュアン!
今度会ったら名探偵って呼ばなくちゃ”
嬉しそうな顔で興奮しているアイレンを
ものすごく喜んでいると誤解したツグロは
そこでやっと言葉を発した。
「すごく大変だったよ、アイレン。
でも、君のためにがんばったんだ」
「ええ、ええ、こんな大ケガまでして、ねえ?」
ツグロの母が彼の頭を撫でる。
普段は彼の低い”能力”を嘆き、
可愛がることなんて絶対しなかった母の振る舞いに、
ツグロは嬉しそうな顔でうつむく。
アイレンの両親がツグロに頭を下げる。
「君が怪我をしてしまったのは本当に残念だが。
ありがとう、ツグロ君」
「ええ、心からお礼を言うわ」
すると素野原氏は馬鹿にしたように首をかしげて尋ねる。
「おや? それだけでしょうか?」
「まああ! ツグロは命がけで頑張ったというのに!
あんまりじゃありませんこと?」
「落ち着きなさい、お前。
まさか天満院家ともあるものが、
このような大恩に対し
言葉ひとつで済ますなぞ、あり得ないだろう?」
「ええ、当たり前ですわよねえ!
そんな不義理なこと、世間が何と言うか!」
夫婦漫才のように続く二人のやりとりを、
アイレンたち親子は冷めた顔で見続けていた。
そして苦笑いしながらアイレンの父が彼らに言う。
「……もちろん、形としてのお礼をご用意いたしますよ」
とたんに素野原家の三人は動きを止め、
パアアっと顔を明るくする。
しかし意外なことに、素野原氏は首を横に振ったのだ。
「いやいや! お金や品物なぞ、いりませんよ」
「ええ、ええ、ツグロはアイレンちゃんへの愛のために
がんばったんですもの!」
「そうです! お金のためじゃない、アイレンのためです!」
三人は用意していたかのような言葉を吐き、
アイレンに詰め寄ってきたのだ。
アイレンは必死に考える。
あれ? 名探偵は確かに、
”何かを要求してくるだろう”って予想してたけど。
「それではこちらの気が済みません。
ぜひお礼をさせていただきたい」
アイレンの父がそう言うと、今だ! といわんばかりに
ツグロは指輪の入ったケースをかかげ、
アイレンに向かって叫んだのだ。
「では、このシグネットリングを僕にください!
……僕を、アイレンの正式な婚約者にしてください!」
あぜんとするアイレンの両親に向かって
素野原氏は嬉しそうに語り出す。
「シグネットリングを捧げることは、
華族の娘にとって、相手にその身を差し出すことですな?」
「古来より、そういう習わしですわよねえ?」
素野原夫人も得意げに相槌をうつ。
素野原氏はツグロの後ろに回り、
両肩を手で押さえ、勝ち誇ったように言い放った。
「今、これを持っているのは、ツグロだ。
ツグロが命がけで取り戻さなければ、失ったままだったのだ。
我が子への報酬にもっともふさわしいのは、
アイレンの夫になる権利だろう!」
不快さで顔をゆがめる父と、
呆れたように目を細める母。
金も品も要らない、と言いながら、
彼らは財産も地位も、アイレンまでもを要求してきたのだ。
幼い頃から見てきたツグロの態度からは、
アイレンに対する誠実な愛情を感じたことなど
一度も無かったから。
……あの、リオという少年と違って。
怒りにふるえる両親に反して、
アイレンは胸元の龍笛を押さえ、微笑んでいた。
大丈夫、大丈夫よ。
というか、探偵小説の中にいるみたいで
面白くなってきたかも。
アイレンの口元がほころんでいるのを、
”同意してくれている”と思ったツグロは
彼女に向かって懇願する。
「君からも、ご両親を説得してくれよ。
僕と正式に婚約したい、って。
ゆくゆくはこの家を彼に任せるのが安心だって」
その言葉を無視してアイレンは
部屋の入り口に立つ執事に向かって尋ねる。
「……作動してます?」
「もちろんでございます、お嬢様」
映像や音声を記録をしてくれる魔道具が
今、この場で作動していることを確認したアイレンは
笑顔でツグロへと振り向いて言う。
「見つけてくれてありがとう、ツグロ」
ツグロはニコニコしながらうなずいた。
「全ては君のためだよ。
いや、二人の未来のため、だ」
アイレンは心配そうな顔で尋ねる。
「こんなに怪我をして、痛々しいわ。
そんなに危険な思いをするなんて……
あれはどこにあったの?」
ツグロは包帯を巻いた腕を反対の手で押さえつつ
苦し気に答えた。
「あの日、僕らが別れた後、君たちを追いかけて
山道に向かったんだ。
そうしたら、あのつり橋の横の断崖絶壁に
これが引っかかっているのが見えたんだ」
アイレンはうなずき、言葉を繰り返す。
「あのクヌギ林の先? オレンジのつり橋のある」
「そうだよ? あの先を進むと、
リオの楽団の定宿があるんだし」
ふう、と息を着くアイレン。
そんな彼女をイライラとしながらツグロはうながした。
「あんな危険な場所だったんだぞ?!
だから僕こそが君にふさわしい……」
「不思議ね」
「はあ? 何がだよ」
アイレンは後ろに下がりながら、ツグロに告げる。
「私とジュアン、あの道を通ってないのよ」
言葉を失ったツグロに、アイレンは断言したのだ。
「あの崖に落ちているなんて、絶対にあり得ないの」
大切な指輪が見つからない。
アイレンとジュアンは、
大慌てで周囲を探しまくった。
「来る途中、見せてもらった時には確かにあったわよね。
……それから、あの後……」
ジュアンが眉をひそめながら言うと
アイレンはうんうんとうなずき、
「じゃあ、あの場所まで探しながら戻ってみる!」
と叫び、すぐに引き返そうとした。
その腕をつかんで、ジュアンが理知的な瞳を細め、
アイレンに小声で告げる。
「ちょっと待って。
その前に、することがあるでしょ」
不思議そうな顔をするアイレンの手を引きながら、
ジュアンは元来た道ではなく、
全然別の場所へと向かっていったのだった。
太鼓担当の男に、一言だけ言い添えて。
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翌日、アイレンは両親と家で話し合っていた。
「安心しなさい、アイレン。
指輪の捜索を、帝都にいる友人に頼んでおいたよ。
彼は優れた探査能力を持っているからね、
きっとすぐに見つけてくれるよ」
彼女の父が力強い口調ではげましてくれる。
「万が一見つからなくても、気にしなくて良いの。
結婚指輪を無くしちゃう人だっているのだから」
指輪なんて単なる象徴や記念品に過ぎないのよ、と
アイレンの母も笑顔をみせる。
アイレンの母 舞蓮は、
艶やかな流れるような黒髪に、紫水晶の瞳をした
”月影の女神”と称されたほどの美女だ。
しかしその優美で繊細な美貌からは想像できないほど
その性質は竹を割ったようなサッパリしたものだった。
そんな両親に、アイレンは弱々しい笑いを見せる。
彼女の不安は、指輪が見つからないことよりも、
あの後、ジュアンの告げた言葉だった。
まさか……そんな。
そう思った瞬間、侍女が三人のところにやってきて、
来客を告げたのだ。
「素野原ご夫妻とツグロさまがお見えです。
……あの、大切な話があるから、
是非ともお会いしたいと」
アイレンは目を見開いた。嘘でしょう!
先ぶれもなく来るなど、通常ではあり得ない。
しかし旧知の仲ということもあり、
父は彼らを客間へと押すように告げた。
アイレンは大慌てで、執事の元に駆け出していく。
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アイレンが遅れて客間に入ると、
すでに挨拶を済ませた後だった。
美しい礼をするアイレンを見て、
「いやあ、大きくなりましたなあ」
と、狡猾そうな小男の素野原氏がニヤニヤしながらうなずく。
その横で夫人は、キョロキョロしながら
この家の客間の素晴らしさに上機嫌となっていた。
そしてツグロは、真っ直ぐにアイレンを見ていた。
彼は何故か怪我をしているようで
腕にも足にも包帯を巻いている。
「あら、お怪我なさったの?」
アイレンの母が心配そうに言うと、
素野原氏はアゴを上げ、
小さな体をふんぞり返らせて言い放ったのだ。
「ええ、大怪我ですよ……アイレンのためにね」
「ええっ?!」
驚くアイレンたちの前に、
素野原夫妻に押し出されるようにツグロが立った。
彼はちょっと気まずいような顔をした後、
何か言いかけ、黙り込む。
「さあさあ、早く」
「そうよツグロ。まずはお見せなさいな」
自分の親にせっつかれ、ツグロはふところから何かを取り出した。
それは。
「アイレンのシグネットリングじゃないか!」
「まあ! 本当に?!」
驚く両親に、得意げな素野原夫妻。
アイレンも驚いてはいたが、
そこに指輪があったからではなかった。
ジュアンの予想通りになったから、だ。
「拾ってくれたのか、それを」
お礼を言おうとするアイレンの父を制し、
素野原氏は急に厳しい顔になって首を横に振った。
「道に落ちているのを拾ったのではないぞ?
山中、崖の途中で引っかかっているのを
ツグロが必死に取りに行ったそうだ」
「まあ、なんてことでしょう」
両手を口に当ててショックを受けるアイレンの母。
アイレンはますます、驚いていた。
”すごい……すごいわ、ジュアン!
今度会ったら名探偵って呼ばなくちゃ”
嬉しそうな顔で興奮しているアイレンを
ものすごく喜んでいると誤解したツグロは
そこでやっと言葉を発した。
「すごく大変だったよ、アイレン。
でも、君のためにがんばったんだ」
「ええ、ええ、こんな大ケガまでして、ねえ?」
ツグロの母が彼の頭を撫でる。
普段は彼の低い”能力”を嘆き、
可愛がることなんて絶対しなかった母の振る舞いに、
ツグロは嬉しそうな顔でうつむく。
アイレンの両親がツグロに頭を下げる。
「君が怪我をしてしまったのは本当に残念だが。
ありがとう、ツグロ君」
「ええ、心からお礼を言うわ」
すると素野原氏は馬鹿にしたように首をかしげて尋ねる。
「おや? それだけでしょうか?」
「まああ! ツグロは命がけで頑張ったというのに!
あんまりじゃありませんこと?」
「落ち着きなさい、お前。
まさか天満院家ともあるものが、
このような大恩に対し
言葉ひとつで済ますなぞ、あり得ないだろう?」
「ええ、当たり前ですわよねえ!
そんな不義理なこと、世間が何と言うか!」
夫婦漫才のように続く二人のやりとりを、
アイレンたち親子は冷めた顔で見続けていた。
そして苦笑いしながらアイレンの父が彼らに言う。
「……もちろん、形としてのお礼をご用意いたしますよ」
とたんに素野原家の三人は動きを止め、
パアアっと顔を明るくする。
しかし意外なことに、素野原氏は首を横に振ったのだ。
「いやいや! お金や品物なぞ、いりませんよ」
「ええ、ええ、ツグロはアイレンちゃんへの愛のために
がんばったんですもの!」
「そうです! お金のためじゃない、アイレンのためです!」
三人は用意していたかのような言葉を吐き、
アイレンに詰め寄ってきたのだ。
アイレンは必死に考える。
あれ? 名探偵は確かに、
”何かを要求してくるだろう”って予想してたけど。
「それではこちらの気が済みません。
ぜひお礼をさせていただきたい」
アイレンの父がそう言うと、今だ! といわんばかりに
ツグロは指輪の入ったケースをかかげ、
アイレンに向かって叫んだのだ。
「では、このシグネットリングを僕にください!
……僕を、アイレンの正式な婚約者にしてください!」
あぜんとするアイレンの両親に向かって
素野原氏は嬉しそうに語り出す。
「シグネットリングを捧げることは、
華族の娘にとって、相手にその身を差し出すことですな?」
「古来より、そういう習わしですわよねえ?」
素野原夫人も得意げに相槌をうつ。
素野原氏はツグロの後ろに回り、
両肩を手で押さえ、勝ち誇ったように言い放った。
「今、これを持っているのは、ツグロだ。
ツグロが命がけで取り戻さなければ、失ったままだったのだ。
我が子への報酬にもっともふさわしいのは、
アイレンの夫になる権利だろう!」
不快さで顔をゆがめる父と、
呆れたように目を細める母。
金も品も要らない、と言いながら、
彼らは財産も地位も、アイレンまでもを要求してきたのだ。
幼い頃から見てきたツグロの態度からは、
アイレンに対する誠実な愛情を感じたことなど
一度も無かったから。
……あの、リオという少年と違って。
怒りにふるえる両親に反して、
アイレンは胸元の龍笛を押さえ、微笑んでいた。
大丈夫、大丈夫よ。
というか、探偵小説の中にいるみたいで
面白くなってきたかも。
アイレンの口元がほころんでいるのを、
”同意してくれている”と思ったツグロは
彼女に向かって懇願する。
「君からも、ご両親を説得してくれよ。
僕と正式に婚約したい、って。
ゆくゆくはこの家を彼に任せるのが安心だって」
その言葉を無視してアイレンは
部屋の入り口に立つ執事に向かって尋ねる。
「……作動してます?」
「もちろんでございます、お嬢様」
映像や音声を記録をしてくれる魔道具が
今、この場で作動していることを確認したアイレンは
笑顔でツグロへと振り向いて言う。
「見つけてくれてありがとう、ツグロ」
ツグロはニコニコしながらうなずいた。
「全ては君のためだよ。
いや、二人の未来のため、だ」
アイレンは心配そうな顔で尋ねる。
「こんなに怪我をして、痛々しいわ。
そんなに危険な思いをするなんて……
あれはどこにあったの?」
ツグロは包帯を巻いた腕を反対の手で押さえつつ
苦し気に答えた。
「あの日、僕らが別れた後、君たちを追いかけて
山道に向かったんだ。
そうしたら、あのつり橋の横の断崖絶壁に
これが引っかかっているのが見えたんだ」
アイレンはうなずき、言葉を繰り返す。
「あのクヌギ林の先? オレンジのつり橋のある」
「そうだよ? あの先を進むと、
リオの楽団の定宿があるんだし」
ふう、と息を着くアイレン。
そんな彼女をイライラとしながらツグロはうながした。
「あんな危険な場所だったんだぞ?!
だから僕こそが君にふさわしい……」
「不思議ね」
「はあ? 何がだよ」
アイレンは後ろに下がりながら、ツグロに告げる。
「私とジュアン、あの道を通ってないのよ」
言葉を失ったツグロに、アイレンは断言したのだ。
「あの崖に落ちているなんて、絶対にあり得ないの」
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一方、本物の知識と実力を持っていたアメリアを王宮から追放したことで、主核の魔力水晶石が致命的な誤作動を起こしてカスケード王国は未曽有の大災害に陥ってしまう。
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だが、誰よりも優しい心と気高い信念を持っていたアメリアは違った。
カスケード王国全土を襲った未曽有の大災害を鎮めるべく、すべての原因だったミーシャとアントンのいる王宮に、アメリアはリヒトを始めとして旅先で出会った弟子の少女や伝説の魔獣フェンリルと向かう。
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