72 / 299
カイウスの話15
しおりを挟む
「マリーの事、ご存知ですか?」
「マリー?どうかしたのか?」
「もう日付が変わっているので、昨日の事です…買い物途中で何者かに襲われました」
マリーが襲われた?誰に、なんでもっと早くに言ってくれないんだ!
エーデルハイド家の俺のメイドだ、ライムにもマリーを見といてと言われてたのに主人である俺の責任だ。
ローズにマリーの怪我について聞くとかすり傷程度だと言っていて安堵した。
俺が騎士団長としての仕事中だったから知らせるのが遅くなったとローズは頭を下げた。
かすり傷だったから、そこまでローズを責めていない…椅子から降りてローズの前で膝をついた。
これがローズの話したかった事か、今すぐでなくても朝なら話のついでにマリーの様子を伺えたのに…
ローズはまだ頭を下げていて、上げるつもりがないのかそのまま口を開いた。
「ローベルト家です」
「……は?」
「マリーを襲ったのはローベルト家のご令嬢のようです」
ローベルト家のご令嬢って、ライムの妹か?そういえばマリーの事をあまりいいようには思っていないように感じた。
ローズはローベルト家が嫌いだ、だから怒りを露わにして拳を握りしめていた。
俺だってローベルト家はライム以外嫌いだ、好きな子をあんな暗い地下牢に閉じ込めるような奴ら嫌いにならない方が可笑しい。
でもローズはライムもまとめてローベルト家としているからライムの事も同じくらい嫌いなのだろう。
家を襲ったアレだって、ライムは何も悪くないと言っても証拠がないから信用しない。
ローベルト家が屋敷に不法侵入した事実はあるから、ライムの身の潔白を証明するのは難しい。
ライムがローベルト家と何の繋がりもないという証拠しか無理だろう。
「カイ様、あのローベルト家の令嬢はマリーを始末する兵器を隠していると言っていたようです…あの悪魔の男の事です」
「……」
「カイ様の友人だとは承知しております、ですが…カイ様、貴方はあの男に騙されています!この家を守るためなのです…お願いします、目を覚まして」
「目を覚ますのはお前の方だ、ローズ…自分の部屋で頭を冷やしてこい」
「カイ様っ」
「…疲れてるんだ」
そう言うと、ローズは立ち上がり俺に頭を下げて部屋から出て行った。
「モテモテだなぁ、カイ様は…」
「……」
「ちょっと落ち着けよ、アレも一応友人なんだろ」
いつから起きていたのか、リーズナがベッドの上から床に座る俺を見つめていた。
指先がビリビリと電気が通ったようにまとっている、ぐっと力を込める。
ローズは古くからの付き合いで、俺のよき理解者でもある友人だ。
その友人を魔力でねじ伏せて従わせようと思っていた、リーズナがいなかったら俺はまた暴走してしまったかもしれない。
リーズナは見えない魔力で俺の力を押さえつけている、だんだん気分が楽になっていく。
ローズは昔から、俺の事を過大評価しすぎている…神の子だと周りは俺をそう呼ぶ…ローズも例外ではない。
だから、神とは真逆の力の悪魔の力であるライムが気に入らないのだろう。
…俺からしたら、俺の方が感情で人を殺す悪魔の力だ…ライムはそんな俺を止める天使の力か。
『カイ、お前もう分かってるんじゃないか?あの頑固なメイド長の事…』
「…ローズは神の子という肩書きを持つ俺を守るためなら、俺の言葉を無視して暴走しかねない…リーズナ、ローズを見張っていろ」
『分かってる、あのガキにもカイがどんな事になっても傍にいられるか試したんだよ…メイド長に何されてもカイの事裏切らないか』
ガキってライムの事か?ライムはガキではない、ちゃんとライムと可愛い名前があるんだ。
リーズナを睨むと、背中をびくつかせて「…ライムに」と言い直した。
俺が何に怒ってるのか、口に出さずに分かったようだ…しかし、呼び捨ても腹立たしい…「ライムさん」だろ。
まぁそれはいい、ライムの前ではちゃんとさん付けするなら…
リーズナは上から目線で合格だと言っていた、愛を試されていたのか…あんな脅すような事をしなくても他に方法があっただろ。
ライムの愛の深さを知って嬉しかったが、ライムが俺に殺されるのを望んでいた事は嬉しくなかった。
俺は何があってもライムを殺すどころか、傷付けたりしない。
ライムを守っているつもりが、あんな風に思われていた事がショックだった。
フリとはいえ、ライムを殺そうとしたのはリーズナだがライムは俺をリーズナと重ねていた。
確かに俺とリーズナは繋がっている同一人物のようなものだ、でも…リーズナは俺ではない。
もっと命を大切にしてほしい、ライムの生まれた環境がそうさせているのかもしれない。
…だとしたら、ローベルト家はとても重い罪を犯したんだ…アイツらがいる限り、ライムは心から笑えない。
俺は、ベランダのカーテンを開くと俺を待っていたライムが手すりから身を乗り出して手を振っている。
そんなに前のめりになったら危ない、そう思うが嬉しくて顔がニヤける。
そういえば、俺がリーズナとライムのところに向かう前に感じた殺気と敵意は何だったんだ?
リーズナはライムに敵意を向けていたが、殺気は向けていない。
…気になるが、今気にしていてももうその殺気の相手は居なくなっていたし…俺達とは関係ない相手なのかもしれない。
明日、もう一度精霊について調べるとして…今は癒しがほしい。
ベランダに出ると、すぐにライムの部屋のベランダに飛んだ。
ベランダとベランダの間の隙間が俺とライムを邪魔していて嫌だ。
「マリー?どうかしたのか?」
「もう日付が変わっているので、昨日の事です…買い物途中で何者かに襲われました」
マリーが襲われた?誰に、なんでもっと早くに言ってくれないんだ!
エーデルハイド家の俺のメイドだ、ライムにもマリーを見といてと言われてたのに主人である俺の責任だ。
ローズにマリーの怪我について聞くとかすり傷程度だと言っていて安堵した。
俺が騎士団長としての仕事中だったから知らせるのが遅くなったとローズは頭を下げた。
かすり傷だったから、そこまでローズを責めていない…椅子から降りてローズの前で膝をついた。
これがローズの話したかった事か、今すぐでなくても朝なら話のついでにマリーの様子を伺えたのに…
ローズはまだ頭を下げていて、上げるつもりがないのかそのまま口を開いた。
「ローベルト家です」
「……は?」
「マリーを襲ったのはローベルト家のご令嬢のようです」
ローベルト家のご令嬢って、ライムの妹か?そういえばマリーの事をあまりいいようには思っていないように感じた。
ローズはローベルト家が嫌いだ、だから怒りを露わにして拳を握りしめていた。
俺だってローベルト家はライム以外嫌いだ、好きな子をあんな暗い地下牢に閉じ込めるような奴ら嫌いにならない方が可笑しい。
でもローズはライムもまとめてローベルト家としているからライムの事も同じくらい嫌いなのだろう。
家を襲ったアレだって、ライムは何も悪くないと言っても証拠がないから信用しない。
ローベルト家が屋敷に不法侵入した事実はあるから、ライムの身の潔白を証明するのは難しい。
ライムがローベルト家と何の繋がりもないという証拠しか無理だろう。
「カイ様、あのローベルト家の令嬢はマリーを始末する兵器を隠していると言っていたようです…あの悪魔の男の事です」
「……」
「カイ様の友人だとは承知しております、ですが…カイ様、貴方はあの男に騙されています!この家を守るためなのです…お願いします、目を覚まして」
「目を覚ますのはお前の方だ、ローズ…自分の部屋で頭を冷やしてこい」
「カイ様っ」
「…疲れてるんだ」
そう言うと、ローズは立ち上がり俺に頭を下げて部屋から出て行った。
「モテモテだなぁ、カイ様は…」
「……」
「ちょっと落ち着けよ、アレも一応友人なんだろ」
いつから起きていたのか、リーズナがベッドの上から床に座る俺を見つめていた。
指先がビリビリと電気が通ったようにまとっている、ぐっと力を込める。
ローズは古くからの付き合いで、俺のよき理解者でもある友人だ。
その友人を魔力でねじ伏せて従わせようと思っていた、リーズナがいなかったら俺はまた暴走してしまったかもしれない。
リーズナは見えない魔力で俺の力を押さえつけている、だんだん気分が楽になっていく。
ローズは昔から、俺の事を過大評価しすぎている…神の子だと周りは俺をそう呼ぶ…ローズも例外ではない。
だから、神とは真逆の力の悪魔の力であるライムが気に入らないのだろう。
…俺からしたら、俺の方が感情で人を殺す悪魔の力だ…ライムはそんな俺を止める天使の力か。
『カイ、お前もう分かってるんじゃないか?あの頑固なメイド長の事…』
「…ローズは神の子という肩書きを持つ俺を守るためなら、俺の言葉を無視して暴走しかねない…リーズナ、ローズを見張っていろ」
『分かってる、あのガキにもカイがどんな事になっても傍にいられるか試したんだよ…メイド長に何されてもカイの事裏切らないか』
ガキってライムの事か?ライムはガキではない、ちゃんとライムと可愛い名前があるんだ。
リーズナを睨むと、背中をびくつかせて「…ライムに」と言い直した。
俺が何に怒ってるのか、口に出さずに分かったようだ…しかし、呼び捨ても腹立たしい…「ライムさん」だろ。
まぁそれはいい、ライムの前ではちゃんとさん付けするなら…
リーズナは上から目線で合格だと言っていた、愛を試されていたのか…あんな脅すような事をしなくても他に方法があっただろ。
ライムの愛の深さを知って嬉しかったが、ライムが俺に殺されるのを望んでいた事は嬉しくなかった。
俺は何があってもライムを殺すどころか、傷付けたりしない。
ライムを守っているつもりが、あんな風に思われていた事がショックだった。
フリとはいえ、ライムを殺そうとしたのはリーズナだがライムは俺をリーズナと重ねていた。
確かに俺とリーズナは繋がっている同一人物のようなものだ、でも…リーズナは俺ではない。
もっと命を大切にしてほしい、ライムの生まれた環境がそうさせているのかもしれない。
…だとしたら、ローベルト家はとても重い罪を犯したんだ…アイツらがいる限り、ライムは心から笑えない。
俺は、ベランダのカーテンを開くと俺を待っていたライムが手すりから身を乗り出して手を振っている。
そんなに前のめりになったら危ない、そう思うが嬉しくて顔がニヤける。
そういえば、俺がリーズナとライムのところに向かう前に感じた殺気と敵意は何だったんだ?
リーズナはライムに敵意を向けていたが、殺気は向けていない。
…気になるが、今気にしていてももうその殺気の相手は居なくなっていたし…俺達とは関係ない相手なのかもしれない。
明日、もう一度精霊について調べるとして…今は癒しがほしい。
ベランダに出ると、すぐにライムの部屋のベランダに飛んだ。
ベランダとベランダの間の隙間が俺とライムを邪魔していて嫌だ。
281
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】悪役令息の従者に転職しました
* ゆるゆ
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
透夜×ロロァのお話です。
本編完結、『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけを更新するかもです。
『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も
『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です!(笑)
大陸中に、かっこいー激つよ従僕たちを輸出して、悪役令息たちをたすける透夜(笑)
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる