108 / 299
過去編・カイトという男
しおりを挟む
湖に行くと、カップルや家族連れが多かった。
この中で湖に飛び込む勇気はない、人が居なくなってからまた行こう。
俺がずっと湖をウロウロしても、姿が見えないから不審人物として通報される事はない。
そして、だんだん日が落ちていき…人も居なくなってきた。
人は居なくなったが、魚も見えなくなってしまった。
このまま入っても、捕まえられるのか?
魚なんて捕まえた事はないけど、やらないとリーズナと仲良くなれない。
この世界が恋愛ゲームの世界だからって、まさか俺が好感度上げる事になるなんて思わなかった……リーズナは攻略キャラクターではないけど…
姿は見えないとはいえ、服は濡れるだろうなと思いローブを脱いだ。
まさか、こんな外で全裸になるなんて思わなかったな。
下着も全て脱いで、軽くストレッチをしていた。
準備運動しないと、足をつって溺れても誰も助けてはくれない。
足を伸ばして、手を回して勢いよく湖に飛び込んだ。
目が開けられず、腕をばたつかせて魚を掴もうと思ったが空回りだ。
見ないと分からないんだろうけど、ゴーグルとか持ってなくて…準備もろくにしていない。
息が苦しくなってきた、一度上に上がってから改めて魚を探そう。
そう思っていたら、少し大きな波が身体を揺らした。
そして、突然俺の身体が引っ張られて水面から顔を出した。
「っ…はぁっ、な…なに?」
「馬鹿野郎!!死ぬなんてやめろ!?」
いきなりの事に頭が付いていかず、目を丸くして目の前の人物に怒られた。
誰だ?なんで俺は怒られているんだろう。
肩を痛いくらいに掴まれて、腕を引かれて地面に足が付いた。
俺、自殺しようとしてるように見えたのか?
死ぬ気なんてなくて、ただ魚を……
そこで俺は血の気が引き、慌てて脱ぎ捨てた服を手探りで探した。
全裸なのもヤバいが、一番ヤバいのは俺の正体が見えている事だ。
暗がりでよく顔は分からない、もしかしてカイウスか?
だとしたら今顔が見えている状態でカイウスに接触するわけにはいかない。
慌ててその場を離れようと、走り出そうとしたら腕を掴まれた。
「そんな格好で出歩くつもりなのか!?」
「俺は精霊だから?大丈夫!誰にも見られないから!カイウス!!」
「…………は?カイウス?」
その場から離れたくて、自分でも何を言ってるのか分からないがとにかく叫んだ。
すると、間が抜けたような声が聞こえた。
そういえばカイウスの声じゃない、慌てていたからよく聞いていなかった。
カイウスじゃないとしたら、彼はいったい誰なんだ?
俺とカイウス以外に精霊が見える人……それっていったい…
俺はずっと裸だと、風邪を引いてしまうから服を着ながら震える声で聞いてみた。
「……だ、誰?」
「誰って、俺の事知らないのに話してたのか?」
随分自信のある声だな、有名人なのか?
でもこの帝国でカイウス以外の有名人といえばローベルト卿と、後は王族…
そこで、もしかしたら…と思い付いた。
背格好はカイウスと似ているこの人の名前は…
シャツのボタンを閉じて、ローブを着れば元の格好に戻る。
ローブを着る前に、ギュッと握りしめて…目の前の人を見つめた。
「カイト……様?」
なんでここに帝国の第三王子がいるんだ?この湖は街外れなのに…
いや、そんな事より俺の姿が見える事が可笑しいんだ。
俺は姿を見ただけで、カイトとは知り合いでも何でもない。
だから俺がライムだと知られる事はないから、身バレはしない。
だからこのまま適当な理由で立ち去ってしまえば、元の時間に戻った時すっかり忘れているだろう。
カイトは正義感があるキャラではないし、たまたま自殺しようとしてる奴を見かけただけだ。
内心では面倒な奴を見てしまった程度だろう。
「ちょっと水遊びを……失礼しました!!」
そそくさと立ち去ろうと思ったが、足が前に進まなかった。
ずっと腕を掴まれているからだという事は分かっている。
何故引き止めるのかは、全く分からない…俺には寄り道をしている時間がないんだ!
カイトは女好きで男嫌いなキャラの筈なのに、男と手を繋いでていいのかよ!?……手じゃなくて腕だけど…
カイトが小さな声で「…お前今、カイウスって言わなかったか?」と言っていた。
そうだ、男嫌いになった原因を作ったのは他でもないカイウスだったんだ!
「俺は王子だからたとえ男だろうと自殺しようとしている奴を止めなくてはいけない、ポイントになるからな……ポイントになる、筈だったのに」
ブツブツとなんか怖い感じに呟いていて、俺の顔が引き攣る。
カイトにとって「カイウス」は禁止ワードだったようだ。
王子はポイント、ポイント…と言っていた…ポイントって何だったっけ。
ゲームの内容を思い出そうと口を閉ざしていたら、肩を掴まれた。
ビックリして、カイトを見ると俺を助けてくれた筈なのに俺を睨みつけていた。
そして、さっきはビクともしなかったのに呆気なく解放された。
「カイウス・エーデルハイドの信者にポイントなんて貰いたくもねぇ!自殺の邪魔して悪かったな!じゃあな!」
「…あ、はい」
爽やかに見捨てられた、まぁ…いいんだけどね。
よほどカイウスが嫌いなんだろうな、俺の事カイウスの信者だと思っているらしい。
俺に背を向けて、歩き出したカイトとは反対方向を歩こうと思っていた。
しかし、足が前に行く事はなく…またなにかに邪魔されていた。
カイトは去った筈だ、じゃあ今度はいったい誰だ?
後ろを振り返っても、そこには誰もいなくて…下の方から荒い息遣いが聞こえる。
視線を下に向けると、そこにいたのは俺の手に持っているローブを咥えている犬だった。
試しにローブを引いても、全然離そうとしない。
「ベンちゃん!!急に走らないの!」
犬の飼い主だろう女性が現れて、ベンちゃんと呼ばれた犬の首輪を引っ張っていた。
女性には俺が見えていないから「なんで来ないのよ!」と不思議そうにしていた。
俺もローブを引っ張ると、やっとベンちゃんはローブを離してくれて尻餅をついた。
そのままベンちゃんに上にのしかかられて、顔をベロベロと舐めていた。
女性からしたらベンちゃんは地面を舐めているように見えるだろう。
必死に止めようとしていて、やっと満足したのか止めてくれた。
俺の顔はベンちゃんの唾液まみれになってしまった。
この中で湖に飛び込む勇気はない、人が居なくなってからまた行こう。
俺がずっと湖をウロウロしても、姿が見えないから不審人物として通報される事はない。
そして、だんだん日が落ちていき…人も居なくなってきた。
人は居なくなったが、魚も見えなくなってしまった。
このまま入っても、捕まえられるのか?
魚なんて捕まえた事はないけど、やらないとリーズナと仲良くなれない。
この世界が恋愛ゲームの世界だからって、まさか俺が好感度上げる事になるなんて思わなかった……リーズナは攻略キャラクターではないけど…
姿は見えないとはいえ、服は濡れるだろうなと思いローブを脱いだ。
まさか、こんな外で全裸になるなんて思わなかったな。
下着も全て脱いで、軽くストレッチをしていた。
準備運動しないと、足をつって溺れても誰も助けてはくれない。
足を伸ばして、手を回して勢いよく湖に飛び込んだ。
目が開けられず、腕をばたつかせて魚を掴もうと思ったが空回りだ。
見ないと分からないんだろうけど、ゴーグルとか持ってなくて…準備もろくにしていない。
息が苦しくなってきた、一度上に上がってから改めて魚を探そう。
そう思っていたら、少し大きな波が身体を揺らした。
そして、突然俺の身体が引っ張られて水面から顔を出した。
「っ…はぁっ、な…なに?」
「馬鹿野郎!!死ぬなんてやめろ!?」
いきなりの事に頭が付いていかず、目を丸くして目の前の人物に怒られた。
誰だ?なんで俺は怒られているんだろう。
肩を痛いくらいに掴まれて、腕を引かれて地面に足が付いた。
俺、自殺しようとしてるように見えたのか?
死ぬ気なんてなくて、ただ魚を……
そこで俺は血の気が引き、慌てて脱ぎ捨てた服を手探りで探した。
全裸なのもヤバいが、一番ヤバいのは俺の正体が見えている事だ。
暗がりでよく顔は分からない、もしかしてカイウスか?
だとしたら今顔が見えている状態でカイウスに接触するわけにはいかない。
慌ててその場を離れようと、走り出そうとしたら腕を掴まれた。
「そんな格好で出歩くつもりなのか!?」
「俺は精霊だから?大丈夫!誰にも見られないから!カイウス!!」
「…………は?カイウス?」
その場から離れたくて、自分でも何を言ってるのか分からないがとにかく叫んだ。
すると、間が抜けたような声が聞こえた。
そういえばカイウスの声じゃない、慌てていたからよく聞いていなかった。
カイウスじゃないとしたら、彼はいったい誰なんだ?
俺とカイウス以外に精霊が見える人……それっていったい…
俺はずっと裸だと、風邪を引いてしまうから服を着ながら震える声で聞いてみた。
「……だ、誰?」
「誰って、俺の事知らないのに話してたのか?」
随分自信のある声だな、有名人なのか?
でもこの帝国でカイウス以外の有名人といえばローベルト卿と、後は王族…
そこで、もしかしたら…と思い付いた。
背格好はカイウスと似ているこの人の名前は…
シャツのボタンを閉じて、ローブを着れば元の格好に戻る。
ローブを着る前に、ギュッと握りしめて…目の前の人を見つめた。
「カイト……様?」
なんでここに帝国の第三王子がいるんだ?この湖は街外れなのに…
いや、そんな事より俺の姿が見える事が可笑しいんだ。
俺は姿を見ただけで、カイトとは知り合いでも何でもない。
だから俺がライムだと知られる事はないから、身バレはしない。
だからこのまま適当な理由で立ち去ってしまえば、元の時間に戻った時すっかり忘れているだろう。
カイトは正義感があるキャラではないし、たまたま自殺しようとしてる奴を見かけただけだ。
内心では面倒な奴を見てしまった程度だろう。
「ちょっと水遊びを……失礼しました!!」
そそくさと立ち去ろうと思ったが、足が前に進まなかった。
ずっと腕を掴まれているからだという事は分かっている。
何故引き止めるのかは、全く分からない…俺には寄り道をしている時間がないんだ!
カイトは女好きで男嫌いなキャラの筈なのに、男と手を繋いでていいのかよ!?……手じゃなくて腕だけど…
カイトが小さな声で「…お前今、カイウスって言わなかったか?」と言っていた。
そうだ、男嫌いになった原因を作ったのは他でもないカイウスだったんだ!
「俺は王子だからたとえ男だろうと自殺しようとしている奴を止めなくてはいけない、ポイントになるからな……ポイントになる、筈だったのに」
ブツブツとなんか怖い感じに呟いていて、俺の顔が引き攣る。
カイトにとって「カイウス」は禁止ワードだったようだ。
王子はポイント、ポイント…と言っていた…ポイントって何だったっけ。
ゲームの内容を思い出そうと口を閉ざしていたら、肩を掴まれた。
ビックリして、カイトを見ると俺を助けてくれた筈なのに俺を睨みつけていた。
そして、さっきはビクともしなかったのに呆気なく解放された。
「カイウス・エーデルハイドの信者にポイントなんて貰いたくもねぇ!自殺の邪魔して悪かったな!じゃあな!」
「…あ、はい」
爽やかに見捨てられた、まぁ…いいんだけどね。
よほどカイウスが嫌いなんだろうな、俺の事カイウスの信者だと思っているらしい。
俺に背を向けて、歩き出したカイトとは反対方向を歩こうと思っていた。
しかし、足が前に行く事はなく…またなにかに邪魔されていた。
カイトは去った筈だ、じゃあ今度はいったい誰だ?
後ろを振り返っても、そこには誰もいなくて…下の方から荒い息遣いが聞こえる。
視線を下に向けると、そこにいたのは俺の手に持っているローブを咥えている犬だった。
試しにローブを引いても、全然離そうとしない。
「ベンちゃん!!急に走らないの!」
犬の飼い主だろう女性が現れて、ベンちゃんと呼ばれた犬の首輪を引っ張っていた。
女性には俺が見えていないから「なんで来ないのよ!」と不思議そうにしていた。
俺もローブを引っ張ると、やっとベンちゃんはローブを離してくれて尻餅をついた。
そのままベンちゃんに上にのしかかられて、顔をベロベロと舐めていた。
女性からしたらベンちゃんは地面を舐めているように見えるだろう。
必死に止めようとしていて、やっと満足したのか止めてくれた。
俺の顔はベンちゃんの唾液まみれになってしまった。
173
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】悪役令息の従者に転職しました
* ゆるゆ
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
透夜×ロロァのお話です。
本編完結、『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけを更新するかもです。
『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も
『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です!(笑)
大陸中に、かっこいー激つよ従僕たちを輸出して、悪役令息たちをたすける透夜(笑)
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【完結】婚約破棄したのに幼馴染の執着がちょっと尋常じゃなかった。
天城
BL
子供の頃、天使のように可愛かった第三王子のハロルド。しかし今は令嬢達に熱い視線を向けられる美青年に成長していた。
成績優秀、眉目秀麗、騎士団の演習では負けなしの完璧な王子の姿が今のハロルドの現実だった。
まだ少女のように可愛かったころに求婚され、婚約した幼馴染のギルバートに申し訳なくなったハロルドは、婚約破棄を決意する。
黒髪黒目の無口な幼馴染(攻め)×金髪青瞳美形第三王子(受け)。前後編の2話完結。番外編を不定期更新中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる