127 / 299
過去編・助ける者
しおりを挟む
「お前、何する気なんだよ」
「リーズナを助けに行く」
「バカじゃねぇのか!?アイツらはお前を殺そうとしてんだぞ!!自殺行為だろ!!」
「俺のせいでリーズナが捕まったんだ、俺が助けるのが当たり前だろ」
「お前一人でなにが出来るんだよ!!」
確かに三人を相手にするのは無理だ、でも俺は戦いに行くんじゃない。
リーズナを助けに行くんだ…それだけなら俺でも出来る。
壁に寄りかかっている華奢な男の横に、筋肉質の男が窓付近に座っている。
その横にリーズナが気絶したまま放置されている。
大丈夫だ、俺は一人じゃない…頼もしい人が傍にいる。
俺はカイウスに向かって走り出した。
ゆっくり話している暇はなかった。
いつでも戦闘態勢な敵が近くにいて、一瞬の気の緩みも見せてはいけない。
大丈夫、きっとカイウスならやってくれる…俺は信じてる。
俺はカイウスにだけ聞こえるほどの小さな声で「援護よろしく」と短く伝えた。
カイウスが俺の方を振り返る前に、俺はリーズナに向かって走り出した。
他は気にするな、リーズナの事だけを考えろ。
距離が近い筈なのに、リーズナまでの道が遠くに感じた。
神が俺に向かって、手をかざしているのが視界の端から見えた。
しかしすぐにカイウスが水魔法を出して弾いていた。
リーズナに向かって、思いっきり手を伸ばす。
あと少しだ、あと…少し…
「いい度胸してるじゃねぇか、クソガキ」
腕を掴まれて、筋肉質の男がニヤリと笑った。
身体が宙に浮いて、投げ飛ばされた。
カイウスに身体を受け止められて、痛みは少ししかなかったが…あと少しのところで邪魔された。
その間にリーズナは神に抱き抱えられていた。
筋肉質の男は華奢な男に「なんであっちに投げるんだ!バカなのか!?」と怒られていた。
俺的には、カイウスのところに戻れて安心した。
「じゃあな、カイウス…未来など変えられんよ」
そう神が言い残し、三人とリーズナは消えていった。
リーズナが居なくなった時点で、この世界は変わってはいないだろうかと心配だった。
そして、後ろにいたカイウスが俺をギュッと抱きしめた。
何の説明もしていなかったから、カイウスに悪い事をしてしまった。
「ごめんね、カイウス…」と言うと「もう、勝手に離れていかないでくれ」と震えた声で言われた。
カイウスの表情は見えないが、どんな顔をしているのか何となく想像出来た。
もう一度謝り、カイウスの腕に触れた。
部屋の外から声が聞こえて、俺達は部屋のドアに視線が向いた。
「…失礼致します、カイ様……あれ?」
「もう、出かけられたのか」というローズの声が遠くから聞こえた。
カイウスの家の壁に俺達三人はへばりついていた。
ちょっと、カイトが登っていた気持ちが分かった……経験はしたくなかったけど…
カイウスが神経を研ぎ澄まして、ローズの動きを感じていた。
俺達がへばりついている壁の近くの窓からローズが離れたところでカイウスに合図されて、壁から地面に降りた。
俺はカイウスと手を繋いでいたから、上手く着地出来たがカイトは尻を地面に強打していた。
「…だ、大丈夫?」
「………う、うぅ」
「また誰かに見つかったら厄介だ、この場を離れよう」
カイウスに言われて、俺達はすぐに離れた。
俺達が寮の空き部屋に戻る前に、カイトを城まで送る事になった。
カイトの顔が曇っている、あんな怖い目にあったら当然だよな。
カイウスも「あのリーズナを見て分かるように関わってはいけないんです、カイト様は城で大人しくして下さい」と少し強めに言っていた。
カイトの手が微かに震えていた。
カイトに対して声を掛けたかったけど、俺もカイウスと同じ気持ちだった。
今ならまだカイトは引き返せる、俺やカイウスみたいに神達と戦う理由もない。
カイトは何も言わず、城の中に走っていった。
俺とカイウスは寮の空き部屋まで力を使ってワープした。
やっと安全な場所に戻ってこれて、足から力が抜けた。
カイウスに支えられて床に座り込んた。
「ライム、平気か?」
「うん、大丈夫…」
まさかリーズナが敵になるなんて想像していなかった。
リーズナはカイウスの姿をしていた…そしてカイウスがこの過去の世界に来た理由…
カイウスが俺を殺して英雄になった。
もし、そのカイウスが操られたリーズナだとしたら…
俺は、リーズナに殺されるのか?
カイウスも分かったのか「リーズナをどうにかしないとな」と言っていた。
苦しげな顔をするカイウスを見て、心が痛かった。
カイウスはリーズナとずっと一緒にいたんだ、いくら操られてもリーズナは家族だ。
俺だってリーズナのおかげでいろいろと救われたんだ。
傷付けずリーズナを助ける方法は一つだけだ。
リーズナを操る元凶……神をどうにかすればきっとリーズナも助けられる筈だ。
「リーズナを助けるためには、神と戦うしかない」
「……そうだな、それしかない」
「でもリーズナがいなくなって、未来は変わらないの?」
「リーズナはたまにいなくなるからな、この時の俺は気にもしていないだろう」
「そっか、でもずっと不在ってわけにはいかないね」
「あぁ、明日…神と戦いに行く」
俺も、カイウスが神と戦えるように二人を引きつけよう……今度こそちゃんと…
グッと拳を握りしめると、カイウスが俺の手を包み込むように握りしめた。
自分の拳を見つめていたが、横を見てカイウスを見つめた。
唇が重なり、深く深く舌を絡ませて口付けされた。
カイウスの服をキュッと掴み、愛を受けた。
絶対帰ってくるんだ、俺達は無事に…元の世界に…
「これはおまじないだ」
「…うん」
少し唇を外して、再び唇を合わせた。
硬く、強く、手を握りしめた。
この世界の未来を変える…なんて大きな事は考えない、ただ…自分の未来を守るんだ。
ギュッと抱きしめ合って、眠りについた。
「リーズナを助けに行く」
「バカじゃねぇのか!?アイツらはお前を殺そうとしてんだぞ!!自殺行為だろ!!」
「俺のせいでリーズナが捕まったんだ、俺が助けるのが当たり前だろ」
「お前一人でなにが出来るんだよ!!」
確かに三人を相手にするのは無理だ、でも俺は戦いに行くんじゃない。
リーズナを助けに行くんだ…それだけなら俺でも出来る。
壁に寄りかかっている華奢な男の横に、筋肉質の男が窓付近に座っている。
その横にリーズナが気絶したまま放置されている。
大丈夫だ、俺は一人じゃない…頼もしい人が傍にいる。
俺はカイウスに向かって走り出した。
ゆっくり話している暇はなかった。
いつでも戦闘態勢な敵が近くにいて、一瞬の気の緩みも見せてはいけない。
大丈夫、きっとカイウスならやってくれる…俺は信じてる。
俺はカイウスにだけ聞こえるほどの小さな声で「援護よろしく」と短く伝えた。
カイウスが俺の方を振り返る前に、俺はリーズナに向かって走り出した。
他は気にするな、リーズナの事だけを考えろ。
距離が近い筈なのに、リーズナまでの道が遠くに感じた。
神が俺に向かって、手をかざしているのが視界の端から見えた。
しかしすぐにカイウスが水魔法を出して弾いていた。
リーズナに向かって、思いっきり手を伸ばす。
あと少しだ、あと…少し…
「いい度胸してるじゃねぇか、クソガキ」
腕を掴まれて、筋肉質の男がニヤリと笑った。
身体が宙に浮いて、投げ飛ばされた。
カイウスに身体を受け止められて、痛みは少ししかなかったが…あと少しのところで邪魔された。
その間にリーズナは神に抱き抱えられていた。
筋肉質の男は華奢な男に「なんであっちに投げるんだ!バカなのか!?」と怒られていた。
俺的には、カイウスのところに戻れて安心した。
「じゃあな、カイウス…未来など変えられんよ」
そう神が言い残し、三人とリーズナは消えていった。
リーズナが居なくなった時点で、この世界は変わってはいないだろうかと心配だった。
そして、後ろにいたカイウスが俺をギュッと抱きしめた。
何の説明もしていなかったから、カイウスに悪い事をしてしまった。
「ごめんね、カイウス…」と言うと「もう、勝手に離れていかないでくれ」と震えた声で言われた。
カイウスの表情は見えないが、どんな顔をしているのか何となく想像出来た。
もう一度謝り、カイウスの腕に触れた。
部屋の外から声が聞こえて、俺達は部屋のドアに視線が向いた。
「…失礼致します、カイ様……あれ?」
「もう、出かけられたのか」というローズの声が遠くから聞こえた。
カイウスの家の壁に俺達三人はへばりついていた。
ちょっと、カイトが登っていた気持ちが分かった……経験はしたくなかったけど…
カイウスが神経を研ぎ澄まして、ローズの動きを感じていた。
俺達がへばりついている壁の近くの窓からローズが離れたところでカイウスに合図されて、壁から地面に降りた。
俺はカイウスと手を繋いでいたから、上手く着地出来たがカイトは尻を地面に強打していた。
「…だ、大丈夫?」
「………う、うぅ」
「また誰かに見つかったら厄介だ、この場を離れよう」
カイウスに言われて、俺達はすぐに離れた。
俺達が寮の空き部屋に戻る前に、カイトを城まで送る事になった。
カイトの顔が曇っている、あんな怖い目にあったら当然だよな。
カイウスも「あのリーズナを見て分かるように関わってはいけないんです、カイト様は城で大人しくして下さい」と少し強めに言っていた。
カイトの手が微かに震えていた。
カイトに対して声を掛けたかったけど、俺もカイウスと同じ気持ちだった。
今ならまだカイトは引き返せる、俺やカイウスみたいに神達と戦う理由もない。
カイトは何も言わず、城の中に走っていった。
俺とカイウスは寮の空き部屋まで力を使ってワープした。
やっと安全な場所に戻ってこれて、足から力が抜けた。
カイウスに支えられて床に座り込んた。
「ライム、平気か?」
「うん、大丈夫…」
まさかリーズナが敵になるなんて想像していなかった。
リーズナはカイウスの姿をしていた…そしてカイウスがこの過去の世界に来た理由…
カイウスが俺を殺して英雄になった。
もし、そのカイウスが操られたリーズナだとしたら…
俺は、リーズナに殺されるのか?
カイウスも分かったのか「リーズナをどうにかしないとな」と言っていた。
苦しげな顔をするカイウスを見て、心が痛かった。
カイウスはリーズナとずっと一緒にいたんだ、いくら操られてもリーズナは家族だ。
俺だってリーズナのおかげでいろいろと救われたんだ。
傷付けずリーズナを助ける方法は一つだけだ。
リーズナを操る元凶……神をどうにかすればきっとリーズナも助けられる筈だ。
「リーズナを助けるためには、神と戦うしかない」
「……そうだな、それしかない」
「でもリーズナがいなくなって、未来は変わらないの?」
「リーズナはたまにいなくなるからな、この時の俺は気にもしていないだろう」
「そっか、でもずっと不在ってわけにはいかないね」
「あぁ、明日…神と戦いに行く」
俺も、カイウスが神と戦えるように二人を引きつけよう……今度こそちゃんと…
グッと拳を握りしめると、カイウスが俺の手を包み込むように握りしめた。
自分の拳を見つめていたが、横を見てカイウスを見つめた。
唇が重なり、深く深く舌を絡ませて口付けされた。
カイウスの服をキュッと掴み、愛を受けた。
絶対帰ってくるんだ、俺達は無事に…元の世界に…
「これはおまじないだ」
「…うん」
少し唇を外して、再び唇を合わせた。
硬く、強く、手を握りしめた。
この世界の未来を変える…なんて大きな事は考えない、ただ…自分の未来を守るんだ。
ギュッと抱きしめ合って、眠りについた。
180
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【完結】婚約破棄したのに幼馴染の執着がちょっと尋常じゃなかった。
天城
BL
子供の頃、天使のように可愛かった第三王子のハロルド。しかし今は令嬢達に熱い視線を向けられる美青年に成長していた。
成績優秀、眉目秀麗、騎士団の演習では負けなしの完璧な王子の姿が今のハロルドの現実だった。
まだ少女のように可愛かったころに求婚され、婚約した幼馴染のギルバートに申し訳なくなったハロルドは、婚約破棄を決意する。
黒髪黒目の無口な幼馴染(攻め)×金髪青瞳美形第三王子(受け)。前後編の2話完結。番外編を不定期更新中。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる