最強の白龍使いはお金がない!だって魔物倒せないし。~龍もゴブ達もテイムしてやたら仲間が増えるんだけど… やっぱお金より愛と友情でしょ !

ギフト

文字の大きさ
4 / 19

04 何を争っているんだい ?

しおりを挟む

 少し横になると朝はすぐにやって来た。

 昨日の出来事は精神的な疲労となり、朝の気だるさを倍増させた。

 それでも時は刻まれる。

 お腹も減る。

 あゝそういえば、昨日から何も食べていないな。

 だけどアイテムは全て取り上げられて、お金もわずかしかない。食べものは何も持っていないんだ。

 「お腹空いたなぁ。困ったぞ ! どうしよっか ?」

 「アイテムどころか、パンひと切れも持ってこれなかったんだよね」

 「リョーマ可愛そう !!」


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 


 頑張って作った干し肉も、苦労して集めた数々の調味料も、最高級の蜂蜜はちみつにお酒も、全部僕が集めた物だったのになぁ。

 彼らが持っていても宝の持ち腐れだろうけど……
 考えると暗くなるので、もうやめておこう。

 ところが、皆がどこに行ったのかと思っていたら、コタローとウルフ達は、一頭、二頭と次第に帰ってきて、それぞれあっという間に獲物を集めてきたんだ。

 ホントに優秀だなぁ ! コタローとウルボスを褒めてやると、彼らはスゴく喜んだんだよ。

 すると、獲物をとってきた他のウルフも褒めて欲しそうに近付いてきた。

 けっこうたくさん集まってきたぞ。

 仕方がないので順番に全員褒めてあげたんだ。まったく可愛い奴らだよ !

 獲物をとれなかったウルフはしょんぼりしていたので慰めてあげたんだよ。

 カワイイ奴らだが、ちょっと面倒くさいところもあるね ! ハハッ ⤴⤴

 でもみんなのお陰で、少し元気を取り戻すことができたのかな ?

 みんな頑張って、たくさん集めてくれたようだね。

 んっ ? 

 これは……  ゴブリンばっかりじゃん !!

 それに……  スケルトンにマミーにゲジゲジかよー !! 

 食べられないモノばっかりじゃないかよ ! えっ ? コイツらひょっとして…  コレ、食べるのかな ? 好きなのかな ? 

 あーーー !! ウサギと鳥が隠れてた。良かったよーー ! 

 あっ、ライトボアもとれたようだね。みんなの食欲を考えると物足りないかも知れないけれど、コレならどうにか腹の足しにはなりそうかな ?

 火魔法で、手早く火をおこして肉を焼いたんだ。 

 俺は生肉で、という子には生にしたよ。

 焼いた肉も一口くらいは食べてみなさい、と言って、好き嫌いをしないように教育したからね。いちおうね !

 全員の肉を焼くのは大変だったけど、あれこれ好みはうるさくて、変なこだわりの強いボルト達に比べれば、単純で可愛いコイツらの世話の方が随分と楽しいかな。

 ……あっ ‼   楽しいよ、楽しい !! 

 「みんなっ、ありがとう。
 この森で君たちと一緒だったなら、どうにかやって行けそうな気がしてきたよ !!」

 「急にどうしたの ? リョーマ、だいじょうぶ~ ?」

 「バウ~~ ?」

 スラクとウルボスたちが見つめる。涙がこぼれそうになっていた。


 軽い食事で、ささくれたような空腹をいくらか満たした僕は、ウルフ達と一緒に横になっていた。するとなんだか若干じゃっかんけものくさーい、独特な臭いがすることに気が付いたんだ。

 うーん、これは若干を超えて、なかなかかもね ?

 「お前達、ちょっと匂うよ。水浴びしようか ?」

 「みずあび ? それおいしいバウ ?」
 
 コイツら、あんなに鼻がよくて、わずかな匂いでもかぎ分けるのに、自分の臭さは分からないのかよ ?

 仕方なしに僕は、ダークウルフの群れを率いて小川にやって来た。
 この日は暖かい日差しが降り注いで、水浴びには丁度良かったんだよね。

 最初にコタロー、次はウルボス、その次はウルト、ウルコ、と順番にブラシで洗っていくと、気持ち良い、とかサイコー、とか言って皆、メチャクチャ喜んでくれたよ。

 ウルフは水浴びも、ブラシで洗ってもらうのも大好きなようだね。

 スラクもクリーニングのスキルで、ウルフ達をキレイにするのを手伝ってくれたんだ。

 スラクのクリーニングで洗われたウルフは、嫌な臭いが全然しなくなっていたよ。これは素晴らしいスキルだ !! 
 ちゃんと後で、僕もキレイに洗ってもらったんだ。

 洗濯機に入れられるようになるのかと心配したけれど、そんなことは無くてね、スラクに包まれると、その部分はシューーーッと、キレイになったんだ。スゴかったよ。

 
 あっ、そうそう。彼らには彼らなりに、ヒエラルキーがあるようで、強い奴から順に並んでいるようだな。まー、仲良くやれよ !
 大変だったけど全員が綺麗になったんだ。

 さっきまではガサガサだったけど、それが嘘みたいに毛並みも良くなったから、この子達の綺麗になったモフモフに顔を突っ込んで、サワサワすると気持ち良いんだよ。この子達も喜んでるしね。サイコー !!
 
 大仕事が終わって一緒にたわむれていると、コタローがしっぽでペシペシしてきた。コレが案外痛い。
 "敵だ !!"
 
 リラックス状態から、一瞬で気持ちは切り替わった。
 コタローの教えてくれた方へ向かい、息を殺して近づいていく。
 すると、わめくような声や、争う声がした。魔法も飛び交っているのかな ?
 どうやら、ゴブリンがたくさんいて、仲間同士で争っているようだった。

 前の方では下っ端ゴブリン同士が殴り合い、メイジゴブリンの風魔法や土魔法も飛び交っているね。あっちもこっちも、かなり怒りをあらわにして完全にヤリあっている…

 いったいどうなっているんだ ? 気でも狂ったのか ? ゴブリン同士の戦争なのか ?

 それにしても、10匹や20匹じゃないんだよ。スゴい数なんだ。こんな群れに襲われたら僕らなんてひとたまりもないよ。
 バレないうちに、逃げたほうが良いね !
 だけどさ、こういう時って、何がどうしてこうなったのかとか、知りたい気分になるよね。

 自分では訳が分からなかったので、ウルボスに聞いたんだ。

 「この森はゴブリン同士の争いが多いのか ?」

 すると、「バウー ? 」と答えたよ。これは多分、わかんない、だな。
 聞いた相手が悪かったかな ? しかし、都合が悪いと狼語かよ。
 
 しょうがないから、もう少し近くに行って調べてみることにした。
 木の陰に隠れてゴブリンの様子を窺っていると、すぐ後ろに居たウルボスが聞いてきたんだ。

 「コイツら食べて良いか ?」
 「えっ、もしかしてお前達の好物なのか ? とても旨そうには見えないけど……」
 「マズい ! でも、腹へって死ぬは、食べる」

 そっ、そうなのか ? エサの少ない、この森の暮らしでは仕方がないのかな ?

 
 しっかりと隠れて、僕自身としては完璧だ ! 絶対に見つかって無いだろう ? 
 って思っていたけれど、実際は僕の後から後から、ダークウルフ達がゾロゾロと付いて来ていたので、ゴブリンの集団にあっさりと見付かっていたんだ。
 あ~あ、なんてことだよーー !?
 
 わーーーーーーっと争って、もの凄くさわがしかったゴブリン達に、緊張きんちょうが走り、一瞬の静寂せいじゃくが訪れた。

 実は、知らなかったんだけど、ゴブリンにとってダークウルフは天敵だったんだ。
 これだけの数のダークウルフが来たら、ゴブリンにとっては、絶体絶命のピンチだったんだ。

 しかも、それを率いるのは魔狼なのだ。最悪だ ! 
 近くに居るゴブリンはきっと、恐怖で震えが止まらないだろうね。

 しかし、そこに普通の人間が一人、ポツンと居たのだ。

 何故だ ? 魔狼の活き餌か ? 彼らは理解に苦しんだ、それが静寂に輪をかけたのだった。
 あんなに騒がしかったというのに、これだけの集団(100匹あまり)が急に静まり返ってしまったんだ。

 僕は一心に注目を浴びてしまい、とても嫌ーーな感じになってしまった。

 ゴブリン達は静止し固唾かたずを呑んで見守っている。こうなると、見つかってしまったものは、もうしょうがないと思い、

 "やぁ、こんにちは。何を争っているんだい ? "  

 と、ゴブリン全員にむけて、念話で挨拶をしてみたんだ。
 
 「「「「「 グモーーー ?! 」」」」」
     ( はあーーー ?! )


 この緊張感の中で、何を言ってるんだ ! と、ゴブリン達は、ずっこけそうだった。
 いや、何匹かはずっこけていた。
 ゴブリン語は解らないのに理解できてしまった。

  しかし、最初にハイゴブリンが、嫌な沈黙を乗り越えて、"コイツらがこっちナワバリ来る" と、念話で答えた。

 すると、反対側のゴブリンジェネラルも素早く反応した。 "アイツのナワバリの見識が違うんだよ" と、答えたんだ。

 どうやら彼らは縄張り争いをしていたようだね。

 改めてここの土地を見回してみると、右側の小山のふもとには小さな穴が空いていて、中が洞窟のようになっているようだ。

 そこを守るようにゴブリンが配置されているな。

 そしてまた、左側を良く見ると森の繁みの中にメチャクチャすき間風が入ってきそうだけど、小屋らしき物がいくつかあり、やっぱり多くのゴブリンが守っているね。

 この右と左の双方が対立しているのだろうなと理解できたんだ。

 それならばと、お互いの話を「こっちか ?」「この辺か ?」などと聞いていくと、ゴブリンジェネラルの方はいろいろ主張をしてきた。

 ジェネラルはこの中では別格で知性が高いみたいだね。カタコトではなくて、人間でも、かなり賢い人と同じほどの語学力があるようだ。

 対するハイゴブリンも負けられないぞと、"コイツここ、ここはダメ" という感じで身ぶり手振りもまじえて頑張って主張してきた。

 そのお陰で、大体どんな具合なのか判ってきたんだ。

 そこで、ゴブリンにロープを持ってこさせて、木と木の間にロープを張って縄張りを分かりやすくしてやったんだよ。

 "このロープからこっちはお前達のナワバリで、こっち側はお前達のナワバリだぞ"

 すると、あれこれ話し合って決めた結果、どちらのゴブリン達も大筋で納得してくれたようだ。ではこれで戦争は終結したのだろうか ?

 また、全員がボクの方を見て注目している。
 ……で ? これどうすんの ? もう、これで帰っていいの ? みたいな感じで、じーと様子をうかがっていたんだよね。
 又、イヤな空気だ !

 えええー ? 何だ ? ならば、ハッキリと仲直りをした感じにしてやろうじゃあないかと、ちょっぴりムキになって、ゴブリンのコミュりょく向上に精一杯の努力をしてみたんだ。

 さっきまで殺し合いの喧嘩ケンカをしていたゴブリン達に握手あくしゅをさせて、リーダー同士でハグをさせて、和解を盛り上げてみたのだ。

 彼らは握手やハグなどしたことが無いので、
 "手を出して" から"はいはい、あーしてこーして" 
 まで、やり方からしっかりと教えてあげたんだよ。

 すると、最初はぎこちなかったゴブ達も、初めて覚えたコミュニケーションがよっぽど気に入ったみたいで、何度も、何度も、繰り返してやり出した。

 「ウォーー ! ウォーー !」と、ハグをして喜んでいる姿を見るのは教育者としては、やりきった感があって良いものだね。


 ☆☆☆☆☆ゴブリン達は新しい親愛の表現方法を覚えた。

 その内に双方のゴブリン同士で仲良くなってしまったんだ。
 何だ、やれば出来るじゃないか、お前達ーーー !!!!

 ナワバリもせっかく決めたけど、何かこれ要らないんじゃね ? みたいな感じになっているんだ。

 うおーーーーーー !! ナンダナンダ ? お前らの意見をまとめるの、中々に大変だったんだぞ ! 僕の苦労を返してくれー !

 "良いか ? 皆、よく聞けよ ! 今日みたいに腹が立っても殴り合いや戦いじゃ無くてね、相手の意見を聞いて、良く話し合って、握手やハグをすれば解決するんだからね"

 言いたいことは言わせてもらったよ。念話でね ! もうホンの少しだって、無駄な争いはやめて欲しいからさ。

 すると、何故だかゴブリン達は皆、感動して握手を求めてきたんだよ。

 ☆☆……うんうん握手の使い方は完璧ですね。
 泣いている奴も居るね。分かってくれたようで先生は嬉しいよ。

 すると、ゴブリンのリーダー二人は感動をあらわにして、僕の前に願い出たんだ。

 ""リョーマの手下になりたい""

 「えーーーー !! 何でそうなったーー ??」

 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

異世界カントリーライフ ~妖精たちと季節を楽しむ日々~

楠富 つかさ
ファンタジー
 都会で忙しさに追われる日々を送っていた主人公は、ふと目を覚ますと異世界の田舎にいた。小さな家と畑、そして妖精たちに囲まれ、四季折々の自然に癒されるスローライフが始まる。時間に縛られず、野菜を育てたり、見知らぬスパイスで料理に挑戦したりと、心温まる日々を満喫する主人公。現代では得られなかった安らぎを感じながら、妖精たちと共に暮らす異世界で、新しい自分を見つける物語。

追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~

ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。 そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。 「荷物持ちでもいい、仲間になれ」 その言葉を信じて、俺は必死についていった。 だけど、自分には何もできないと思っていた。 それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。 だけどある日、彼らは言った。 『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』 それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。 俺も分かっていた。 だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。 「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」 そう思っていた。そのはずだった。 ――だけど。 ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、 “様々な縁”が重なり、騒がしくなった。 「最強を目指すべくして生まれた存在」 「君と一緒に行かせてくれ。」 「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」 穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、 世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい―― ◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

ゴミスキル【生態鑑定】で追放された俺、実は動物や神獣の心が分かる最強能力だったので、もふもふ達と辺境で幸せなスローライフを送る

黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティの一員だったカイは、魔物の名前しか分からない【生態鑑定】スキルが原因で「役立たず」の烙印を押され、仲間から追放されてしまう。全てを失い、絶望の中でたどり着いた辺境の森。そこで彼は、自身のスキルが動物や魔物の「心」と意思疎通できる、唯一無二の能力であることに気づく。 森ウサギに衣食住を学び、神獣フェンリルやエンシェントドラゴンと友となり、もふもふな仲間たちに囲まれて、カイの穏やかなスローライフが始まった。彼が作る料理は魔物さえも惹きつけ、何気なく作った道具は「聖者の遺物」として王都を揺るがす。 一方、カイを失った勇者パーティは凋落の一途をたどっていた。自分たちの過ちに気づき、カイを連れ戻そうとする彼ら。しかし、カイの居場所は、もはやそこにはなかった。 これは、一人の心優しき青年が、大切な仲間たちと穏やかな日常を守るため、やがて伝説の「森の聖者」となる、心温まるスローライフファンタジー。

聖女の力は「美味しいご飯」です!~追放されたお人好し令嬢、辺境でイケメン騎士団長ともふもふ達の胃袋掴み(物理)スローライフ始めます~

夏見ナイ
恋愛
侯爵令嬢リリアーナは、王太子に「地味で役立たず」と婚約破棄され、食糧難と魔物に脅かされる最果ての辺境へ追放される。しかし彼女には秘密があった。それは前世日本の記憶と、食べた者を癒し強化する【奇跡の料理】を作る力! 絶望的な状況でもお人好しなリリアーナは、得意の料理で人々を助け始める。温かいスープは病人を癒し、栄養満点のシチューは騎士を強くする。その噂は「氷の辺境伯」兼騎士団長アレクシスの耳にも届き…。 最初は警戒していた彼も、彼女の料理とひたむきな人柄に胃袋も心も掴まれ、不器用ながらも溺愛するように!? さらに、美味しい匂いに誘われたもふもふ聖獣たちも仲間入り! 追放令嬢が料理で辺境を豊かにし、冷徹騎士団長にもふもふ達にも愛され幸せを掴む、異世界クッキング&溺愛スローライフ! 王都への爽快ざまぁも?

追放された悪役令嬢、農業チートと“もふもふ”で国を救い、いつの間にか騎士団長と宰相に溺愛されていました

黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢のエリナは、婚約者である第一王子から「とんでもない悪役令嬢だ!」と罵られ、婚約破棄されてしまう。しかも、見知らぬ辺境の地に追放されることに。 絶望の淵に立たされたエリナだったが、彼女には誰にも知られていない秘密のスキルがあった。それは、植物を育て、その成長を何倍にも加速させる規格外の「農業チート」! 畑を耕し、作物を育て始めたエリナの周りには、なぜか不思議な生き物たちが集まってきて……。もふもふな魔物たちに囲まれ、マイペースに農業に勤しむエリナ。 はじめは彼女を蔑んでいた辺境の人々も、彼女が作る美味しくて不思議な作物に魅了されていく。そして、彼女を追放したはずの元婚約者や、彼女の力を狙う者たちも現れて……。 これは、追放された悪役令嬢が、農業の力と少しのもふもふに助けられ、世界の常識をひっくり返していく、痛快でハートフルな成り上がりストーリー!

処理中です...