最強の白龍使いはお金がない!だって魔物倒せないし。~龍もゴブ達もテイムしてやたら仲間が増えるんだけど… やっぱお金より愛と友情でしょ !

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12 前友ボルトは10人の美女とパーティーを組む!そのジョブは?

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 7人のうたげは宿屋の大部屋に移って、狂喜乱舞のお泊り会に派生した。 

 なんで7人 ? 
 まず、ルイとブルックリンは食事だけで早々に帰りました。
 
 それで、さっきまでは4人だったんだけどね……
 しかし、7人で間違いない。
 実は、その後ボルトのファンが3人乱入していたのだ。

 「ああ、ボルト樣とこんな夜を過ごせるなんて最高よ !」

 「俺もだよ !」

 「ねえ、私たちもパーティーに入れて欲しいわ❤」

 「そりゃあ、ありがたいぜ ! Sランクパーティーラビアンローズは最高だぜ !」

 「本当に ! 嬉しい~~ !!」

 酔った勢いとはいえ彼女たちはしたたかで、憧れのSランクパーティーに入るというこの約束を、忘れることなど絶対に無かったんだ。

 更に追加で二人来た。
 うわあい ! 期待を裏切らないね。
 順調に彼女らとの加入を約束してしまい、ラビアンローズのメンバーはあれよあれよいう間に、なんと11人になってしまった。

 男はボルト一人で若い女の子が10人だ。
 この前、僕リョーマが心配していた、ボルトと100人の女の子のパーティーに一歩近付いた感じがするよね !

 ボルトは先日のレッドベア討伐の件で、パーティーの火力不足を強く感じたので、とにかくメンバーを増やし、攻撃力を上げたいと思っていたのだ。

 ただし、可愛いことが一番大事だというボルトの判断基準で、職種も構成も人柄も考えずに酔っぱらって適当に決めてしまったのだ。

 もしも僕が審査員なら全員不合格だっただろう。だけど全員がもれなく美人だった。さすがはボルトだ、酔っていてもそっちの目は素晴らしい !! 

 
 翌日
 さて、ボルトと女の子たちは昼過ぎに起きて、酒くさい息でギルドへ出掛けた。
 次の討伐依頼を見つけようと思っていたのだ。

 
 夜は大宴会を繰り広げ、それから宿屋に場所を移して乱痴気騒ぎを楽しんだボルトとたくさんの女の子たちは昼過ぎになってやっと目を覚ました。

 遅い朝を迎えた彼らは眠い目を擦りながらも連れ立ってギルドへ出掛けた。

 「やあ ! ルイ、ブルックリン ! この5人は新加入のメンバーだが、よろしく頼むな。これで火力不足も解消だぜ !」

 「リーダーのボルトが決めたなら、私はそれで良いけど、ずいぶん大人数になるのね ! ドラゴンとでも戦うの ?」

 「まあ、いずれな !!」

 「ええ~~~ ! すご~~い ! しびれちゃう~~ !」

 美女軍団からは適当な感嘆の声がもれたが……
 おいおい大丈夫なのか ? 君たちが闘うことになるのだが、ご理解していらっしゃるのだろうか !?

 ルイとブルックリンと合流してギルドへやって来た。次の討伐依頼を見つけなければならないからだ。

 ボルトと10人の美女たちはゾロゾロとギルドに入り、リーダーのボルトが先頭を歩き奥のカフェのテーブルに着くと、後に続く者たちも全員座ってしまった。

 そして、それぞれに酔いざましのお茶やジュースなどを頼んでいた。
 ボルトは二日酔いでとてもダルかったんだが、ルイとブルックリンを除く女の子たちも同様だった。

 彼らは何をしに来たのか覚えているのだろうか ? と、こちらが心配になってしまう。
 眠気とダルさで、ボケーッとしている。

 これまでは依頼を探すのも、依頼を選別するのも、受付の応対もすべて僕がしていた。

 誰かがその役を務めなければならないのだけど、まずリーダーのボルトは戦いは強いけれど、そういった細かいことはてんで苦手だった。そう考えれば、僕とボルトは相性が良かったんだろうね。
 
 しかし、彼らは誰が何をするでもなくボケーっと座って飲んで、更に軽食を食べていた。

 「おーい リョーマ !! もう決まったのか ?」 

 「何を言ってるのボルト ? リョーマなんてとっくに居なくなったじゃないの !」

 エメリアが答えると、ボルトはやっと我にかえった。
 いつものように、知らないうちに依頼が決まって申請されて、自分に「コレでいいかい ?」と、聞きに来るものだろうと思っていた。
 しかし、提案してくれる人は…  居なかった。
 
 「ああー そうだったな。くそっ、じゃあエメリアかカエラ、依頼を探してくれよ」

 「えーー ? 私たちは戦うだけの契約だよね !」

 ボルトは他のメンバーたちにも頼んだものの、誰も良い返事をしなかった。
 
 仕方なく自分で探すことになった。しかし、依頼の票を見ても全然勝手がわからなかった。
 そもそも文字なんて、見るのも書くのも苦手だった。

 一緒に探すのを手伝ってくれたのは気の合う絶世の美女ポトスだけだ。それと渋々ルイが来た。

 「レッドドラゴンはちょっと無理そうだし、大きな蜘蛛の魔物は私たち女子には無理だし、ヘビもイヤよ !」

 なかなか良い依頼はなかった。そもそも依頼の魔物の名前を見ても知らないモノが多かった。

 「ハーーア。リョーマがいればな~ 」

 「ルイちゃん。それは言いっこ無しだぜー !」

 「これなんかどう ?」

 ポトスが見付けたのはキメラの討伐Bランク相当で報酬は10万ギルだった。

 昨日よりも近くて手頃な依頼だ。
 「おおっ ポトスやるな ! 良いの見つけたじゃないか ?」

 「うん。キメラってよくわかんないけど、何とかなるんじゃない ? 近いしね !」

 満場一致で決まって、受付に持っていった。

 「あら ボルトさん ! お体はもう大丈夫ですか ?」

 昨日の依頼失敗は体調不良の為だと言い訳したのだ。

 「あっ、ああ。なんとかな」

 「このキメラの討伐依頼を受けたいのよね…… 」

 ポトスが窓口になって何とか受付を済ますことができた。
 ポトスにしてもボルトと同じでこういうことは苦手な分野だった。

 こんなダメな二人が協力しても1と1を足して、せいぜい1.2か1.3にでもなれば良い方だろう。

 ポトスが向いているのは夜遊びと、外向けの宣伝や、せいぜい簡単な外交くらいだったのだ。

 それでも彼らは依頼を受けて、ギルドを出ることにした。

 「さあ行くぞみんなーー !」

 「「はーーーーい !」」

 席を立って出ようとした。

 「ちょっとーーーー !! ボルトさん、お金、お金 !!」

 いつも会計はリョーマが済ませていたので、誰も支払いをせずに食い逃げするところだった。

 「くうっ ! いくらだ ?」

 「4万と8百ギル(日本円で約40800円)だよ !」

 「おっ、けっこういったな ?」

 テーブルにはたくさんの空になったグラスと酒、そして果物や食事の皿が散乱していた。11人で好きにやれば、すぐにこのぐらいの金額になってしまう。

 ボルトは納得して金を払った。
 彼は最高ランクの冒険者だ。この何年間、お金に不自由することなど、まったく無かった。


 さて、依頼は近場だったので、ギルドから出てそのまま現地に向かった。彼らは何も準備せず、そのまま出発してしまったのだ。

 今更だが、道中で新入りの5人の子たちにジョブを聞いてみた。 
 ボルトは酒に酔った勢いで決めてしまったから、ジョブなんて聞いてなかったのだ。
 もちろん、ステータスやスキルなんかも知るはずもないよね。

 まず最初は魔法戦士、ここまでは良かった。
 
 次の子は治癒術師だった。

 ああ、何てことだろう。僧侶、賢者、聖女に続いて4人目の回復系だった。

 続いて次の子に期待したけど、追い討ちのように、

 マッサージ師だった。残念すぎる !!

 どうにか、残りの二人で挽回したかった。
 だいたい決まっているんだよストーリーなんて。
 分かってる、分かってる ! 
 チートなスゲージョブは最初か最後だって決まってるんだからな ! 

 しかし、なんということだろうか ?
 残りの二人のジョブは娼婦と遊び人だったのだ。

 「くっ、くあああああああっ !!! イヤ待てよ ! 娼婦と遊び人 ? ムフフフッ !! 悪くない ‼」

 「あーーーあ 残念 ! えっ ? ボルトさん正気ですか ?」

 まあ、逆に魔法戦士がいたのが奇跡なような気がするのだが、メンバーもボルトもここまでダメダメだとルイはアホらしくて逆に笑いが込み上げてきた。

 「ブハハハハハッ ! 遊び人だって ! さすがはボルト先生、やってくれるわね !!! キャハハハハ サイコー !!」

 

 
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