13 / 23
お仕事編
13 夢と現実の違い
しおりを挟む
「まったく!侯爵なんだからオルランドの親父が来ている事ぐらい、想像できただろうが」
私たち三人、ヤコブさんから額にチョップをもらう。
「なんかあのクソ親父見てたら、腹が立ってたまらなかったんだよ」
「俺は任務をとことん追求して演じきったぜ。みんな、俺たち二人見て破廉恥な想像してただろうが!」
「すいません。父はまだ想定内だったのですが、シルビア様を見たらつい怒りが湧き上がってしまって。で、でもギフトは使ってないですからね。」
グレイ、ゲオルク、私の三人は、それぞれチョップを喰らって痛む額をさすって言った。
女性にチョップって酷すぎないかしら?
むうっと手鏡で額を見る。
「で、あれから、オルランド侯爵からは何か言ってきたのか?」
ヤコブは心配そうにグレイの顔を覗き込む。
「執事を通じて家に帰るように連絡はありますけど、無視です。今まで散々リリアのことを言った時にはあっちが無視してきたんですからお互い様です。ただ、執事のヴァンから家の情報は少し入ってきました。」
「ヴァンは、お父様の味方じゃないの?」
私の不安を感じたのかグレイはふっと口の端を上げる。
「我が妹は品行方正な素敵なお嬢様だったらしいから、屋敷の大半のものが、お前たちのことを心配してるよ。特にヴァンとマーサはギフトの事情を唯一知っていたからね」
そう聞いて、私のことを今でも心配してくれた人たちはいたのだわと胸がいっぱいになる。
それだけのことがこんなに嬉しいなんて。
「それに、シルビアは評判が良くない。散財も激しいし、メイドに対して態度が悪いらしくてね。
母上はああ見えても、屋敷の切り盛りはしていたらしい。お前を隠そうと思ったのも理由にあるんだろうがね」
少しでも私のことが疑われたらいけないのだ。
だからこそ、使用人の管理はきっちりしていた。
貴族教育だけではなく、学ぶ名目で私に使用人の仕事もさせていたのもカモフラージュの一面もあったんだわ。
侯爵家の娘を働かせるなんて誰も想像もしないわよね。
「メイドはお母様が揃えていた人材だもの。シルビア様の息のかかった人に全員入れ替えたら屋敷は回らない。敵に回れば使用人も怖い存在だわ。」
お母様もしたたかだわ。お父様は、全て屋敷のことはお母様に任せていた。
ヴァンとマーサを味方にしなかったら、あの家は回らないって知っているし、自分がいないと困る状況をちゃんと作り上げていたのね。
「あと、シルビアの妊娠は間違いないそうだ。出産予定日は三ヶ月後。離婚した時期とうまく出産日の帳尻を合わせようと思ったみたいだが、舞踏会の件で世間はそうみなくなった」
「まあ、そうだろうな。俺としては、グレイが廃嫡にならないようにも動いたつもりだよ」
ゲオルクは悪びれずに、グレイの報告を頷いて聞いている。
大事なのは世間がどう思うのか?
生まれてくる子に罪はないが、不貞の時の子供となれば父の子がどうかも怪しいという目で見るだろう。
侯爵家の嫡男にとお兄様を押し退けようと画策することもできない。
「まあそんなわけで、父上とシルビアも日々言い争いが続いていて、夫婦関係も破綻寸前だ。
今更ながらに、父は、過去の馬車で、シルビアに殺されかけた話を出して言い争うこともあるらしいよ。」
「まあ、本当に今更だわ」
思わず眉をきゅっと寄せる。
ギフトで助けてあげた娘にした仕打ちが、家から追い出すことだったのに、殺そうとした相手を選んだんだもの。
わかって結婚したわけじゃないの?
「なのに、君のギフトで、いつ命が脅かされるかわからないと恐れているらしいよ。俺からしたら、前妻と娘を殺そうとした女と結婚する方がイカれていると思うけどね」
お兄様も同意見だったらしい。
肩をすくめてグレイは皮肉げに微笑みながらも呆れ顔をしている。
「いろいろあれから試したんだけど、私のギフトは願いのものに触れないといけないみたい。──例えば枯れた花に触れるとか、二人が生き返るように願った時の遺体もそうよね。」
「じゃあ、会うことがない父上やシルビアには効かないじゃないか」
ゲオルクは勝手に怯えている二人に呆れ顔だ。
「せめて隠すんだから、娘だった人間のギフトの範囲ぐらい把握しておけばよかったんだよ」
グレイも、父親に対して全く同情の余地はないと話す。
「恐れてるって人聞きが悪いわ。極悪非道なことをしてきたのはお父様とお母様とシルビアなんですからね。」
私はぷんぷんむくれるが、ゲオルクはそんな私の頭をよしよしと撫でた。
そんなゲオルクにヤコブは噛み付く。
「ゲオルクもいつも以上に目立ちすぎだ!おかげでリリアは話題の的になりすぎた。埃はたたないようにしているが、いろんな奴らがリリアの出自を調べ回っているからな。」
「へえ、早速か。」
ヒューっと口笛を吹いてゲオルクが面白そうに笑い始めた。
「リリア、お前も嫌なことなんて全部笑って吹き飛ばしてしまえ。その方がいろんなハプニングも楽しめるってもんだ」
楽しそうに話すのは、ゲオルクなりの優しさだ。
私は目を細めて、ぎゅっとゲオルクに引っ付いた。
「うぉっ!」
「何がうおっ!よ。せっかく、あなたの愛するリアが抱擁してあげたのに。あーあ、私こうみえても社交界の世界に憧れてたんですけど、こんな裏の男たちの顔は見たくなかったわ」
優しいハンサムな男性に甘い言葉を囁かれて、みんなドキドキしながらやり取りをするって聞いたのにね。
「現実の両親は仮面夫婦だったし、父は実子を押し退けて愛人と結婚しても上手くいってないし、甘い言葉をかけるハンサムな兄と王子は腹黒だしね。」
私はゲオルクの言う通り、ニイッと口角を上げて面白おかしくしてしまえと笑いかけた。
ううん、少し泣き笑いだったかもしれない。
それを見て、ゲオルクも少し切なそうな顔をしたがすぐに、
「そうだそうだ!笑っちまえ」
私の髪をぐしゃぐしゃにして笑い飛ばした。
グレイお兄様が
「こらっ!俺は腹黒じゃない。泣きたければお兄様の広い胸で泣きたまえ」
ふざけて、参戦する。
そんな私たち三人をヤコブは何も言わずにしばらく見ていたが、次の爆弾を落としてきた。
「リリアーナ、君が次に潜り込むのは、第一王妃の私的な王宮のお茶会なんだ」
三人はピタッと止まる。
第一王妃のお茶会って、絶対に逃げられないやつじゃない?
招待状があるってことよね。
しかも、私的というのは...ゲオルクのことがあるからよ。
ゲオルクの表情も険しくなる。
第一王妃に良い印象がないことがそれだけでわかる。
「そこには妊娠中の第五王妃もくる。問題は──」
ヤコブは、メガネを外し、眉間に指を当てて呟くように伝えてきた。
「第五王妃の侍女の中に、グレイとリリアーナの母親がいることだ」
えっ??
私とお兄様は思わずふざけ合っていた手を止めて、お互いに顔を見合わせる。
「お母様が?実家に帰ったわけじゃなかったの?
なんで王宮にいるの?それも第五王妃の侍女に?」
グレイお兄様も慌てたように、なんだそれ!聞いてないぞと呆然としたまま呟いていた。
私たち三人、ヤコブさんから額にチョップをもらう。
「なんかあのクソ親父見てたら、腹が立ってたまらなかったんだよ」
「俺は任務をとことん追求して演じきったぜ。みんな、俺たち二人見て破廉恥な想像してただろうが!」
「すいません。父はまだ想定内だったのですが、シルビア様を見たらつい怒りが湧き上がってしまって。で、でもギフトは使ってないですからね。」
グレイ、ゲオルク、私の三人は、それぞれチョップを喰らって痛む額をさすって言った。
女性にチョップって酷すぎないかしら?
むうっと手鏡で額を見る。
「で、あれから、オルランド侯爵からは何か言ってきたのか?」
ヤコブは心配そうにグレイの顔を覗き込む。
「執事を通じて家に帰るように連絡はありますけど、無視です。今まで散々リリアのことを言った時にはあっちが無視してきたんですからお互い様です。ただ、執事のヴァンから家の情報は少し入ってきました。」
「ヴァンは、お父様の味方じゃないの?」
私の不安を感じたのかグレイはふっと口の端を上げる。
「我が妹は品行方正な素敵なお嬢様だったらしいから、屋敷の大半のものが、お前たちのことを心配してるよ。特にヴァンとマーサはギフトの事情を唯一知っていたからね」
そう聞いて、私のことを今でも心配してくれた人たちはいたのだわと胸がいっぱいになる。
それだけのことがこんなに嬉しいなんて。
「それに、シルビアは評判が良くない。散財も激しいし、メイドに対して態度が悪いらしくてね。
母上はああ見えても、屋敷の切り盛りはしていたらしい。お前を隠そうと思ったのも理由にあるんだろうがね」
少しでも私のことが疑われたらいけないのだ。
だからこそ、使用人の管理はきっちりしていた。
貴族教育だけではなく、学ぶ名目で私に使用人の仕事もさせていたのもカモフラージュの一面もあったんだわ。
侯爵家の娘を働かせるなんて誰も想像もしないわよね。
「メイドはお母様が揃えていた人材だもの。シルビア様の息のかかった人に全員入れ替えたら屋敷は回らない。敵に回れば使用人も怖い存在だわ。」
お母様もしたたかだわ。お父様は、全て屋敷のことはお母様に任せていた。
ヴァンとマーサを味方にしなかったら、あの家は回らないって知っているし、自分がいないと困る状況をちゃんと作り上げていたのね。
「あと、シルビアの妊娠は間違いないそうだ。出産予定日は三ヶ月後。離婚した時期とうまく出産日の帳尻を合わせようと思ったみたいだが、舞踏会の件で世間はそうみなくなった」
「まあ、そうだろうな。俺としては、グレイが廃嫡にならないようにも動いたつもりだよ」
ゲオルクは悪びれずに、グレイの報告を頷いて聞いている。
大事なのは世間がどう思うのか?
生まれてくる子に罪はないが、不貞の時の子供となれば父の子がどうかも怪しいという目で見るだろう。
侯爵家の嫡男にとお兄様を押し退けようと画策することもできない。
「まあそんなわけで、父上とシルビアも日々言い争いが続いていて、夫婦関係も破綻寸前だ。
今更ながらに、父は、過去の馬車で、シルビアに殺されかけた話を出して言い争うこともあるらしいよ。」
「まあ、本当に今更だわ」
思わず眉をきゅっと寄せる。
ギフトで助けてあげた娘にした仕打ちが、家から追い出すことだったのに、殺そうとした相手を選んだんだもの。
わかって結婚したわけじゃないの?
「なのに、君のギフトで、いつ命が脅かされるかわからないと恐れているらしいよ。俺からしたら、前妻と娘を殺そうとした女と結婚する方がイカれていると思うけどね」
お兄様も同意見だったらしい。
肩をすくめてグレイは皮肉げに微笑みながらも呆れ顔をしている。
「いろいろあれから試したんだけど、私のギフトは願いのものに触れないといけないみたい。──例えば枯れた花に触れるとか、二人が生き返るように願った時の遺体もそうよね。」
「じゃあ、会うことがない父上やシルビアには効かないじゃないか」
ゲオルクは勝手に怯えている二人に呆れ顔だ。
「せめて隠すんだから、娘だった人間のギフトの範囲ぐらい把握しておけばよかったんだよ」
グレイも、父親に対して全く同情の余地はないと話す。
「恐れてるって人聞きが悪いわ。極悪非道なことをしてきたのはお父様とお母様とシルビアなんですからね。」
私はぷんぷんむくれるが、ゲオルクはそんな私の頭をよしよしと撫でた。
そんなゲオルクにヤコブは噛み付く。
「ゲオルクもいつも以上に目立ちすぎだ!おかげでリリアは話題の的になりすぎた。埃はたたないようにしているが、いろんな奴らがリリアの出自を調べ回っているからな。」
「へえ、早速か。」
ヒューっと口笛を吹いてゲオルクが面白そうに笑い始めた。
「リリア、お前も嫌なことなんて全部笑って吹き飛ばしてしまえ。その方がいろんなハプニングも楽しめるってもんだ」
楽しそうに話すのは、ゲオルクなりの優しさだ。
私は目を細めて、ぎゅっとゲオルクに引っ付いた。
「うぉっ!」
「何がうおっ!よ。せっかく、あなたの愛するリアが抱擁してあげたのに。あーあ、私こうみえても社交界の世界に憧れてたんですけど、こんな裏の男たちの顔は見たくなかったわ」
優しいハンサムな男性に甘い言葉を囁かれて、みんなドキドキしながらやり取りをするって聞いたのにね。
「現実の両親は仮面夫婦だったし、父は実子を押し退けて愛人と結婚しても上手くいってないし、甘い言葉をかけるハンサムな兄と王子は腹黒だしね。」
私はゲオルクの言う通り、ニイッと口角を上げて面白おかしくしてしまえと笑いかけた。
ううん、少し泣き笑いだったかもしれない。
それを見て、ゲオルクも少し切なそうな顔をしたがすぐに、
「そうだそうだ!笑っちまえ」
私の髪をぐしゃぐしゃにして笑い飛ばした。
グレイお兄様が
「こらっ!俺は腹黒じゃない。泣きたければお兄様の広い胸で泣きたまえ」
ふざけて、参戦する。
そんな私たち三人をヤコブは何も言わずにしばらく見ていたが、次の爆弾を落としてきた。
「リリアーナ、君が次に潜り込むのは、第一王妃の私的な王宮のお茶会なんだ」
三人はピタッと止まる。
第一王妃のお茶会って、絶対に逃げられないやつじゃない?
招待状があるってことよね。
しかも、私的というのは...ゲオルクのことがあるからよ。
ゲオルクの表情も険しくなる。
第一王妃に良い印象がないことがそれだけでわかる。
「そこには妊娠中の第五王妃もくる。問題は──」
ヤコブは、メガネを外し、眉間に指を当てて呟くように伝えてきた。
「第五王妃の侍女の中に、グレイとリリアーナの母親がいることだ」
えっ??
私とお兄様は思わずふざけ合っていた手を止めて、お互いに顔を見合わせる。
「お母様が?実家に帰ったわけじゃなかったの?
なんで王宮にいるの?それも第五王妃の侍女に?」
グレイお兄様も慌てたように、なんだそれ!聞いてないぞと呆然としたまま呟いていた。
1
あなたにおすすめの小説
婚約破棄? 私、この国の守護神ですが。
國樹田 樹
恋愛
王宮の舞踏会場にて婚約破棄を宣言された公爵令嬢・メリザンド=デラクロワ。
声高に断罪を叫ぶ王太子を前に、彼女は余裕の笑みを湛えていた。
愚かな男―――否、愚かな人間に、女神は鉄槌を下す。
古の盟約に縛られた一人の『女性』を巡る、悲恋と未来のお話。
よくある感じのざまぁ物語です。
ふんわり設定。ゆるーくお読みください。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
【完結】悪役令嬢ですが、断罪した側が先に壊れました
あめとおと
恋愛
三日後、私は断罪される。
そう理解したうえで、悪役令嬢アリアンナは今日も王国のために働いていた。
平民出身のヒロインの「善意」、
王太子の「優しさ」、
そしてそれらが生み出す無数の歪み。
感情論で壊されていく現実を、誰にも知られず修正してきたのは――“悪役”と呼ばれる彼女だった。
やがて訪れる断罪。婚約破棄。国外追放。
それでも彼女は泣かず、縋らず、弁明もしない。
なぜなら、間違っていたつもりは一度もないから。
これは、
「断罪される側」が最後まで正しかった物語。
そして、悪役令嬢が舞台を降りた“その後”に始まる、静かで確かな人生の物語。
婚約破棄された際もらった慰謝料で田舎の土地を買い農家になった元貴族令嬢、野菜を買いにきたベジタリアン第三王子に求婚される
さら
恋愛
婚約破棄された元伯爵令嬢クラリス。
慰謝料代わりに受け取った金で田舎の小さな土地を買い、農業を始めることに。泥にまみれて種を撒き、水をやり、必死に生きる日々。貴族の煌びやかな日々は失ったけれど、土と共に過ごす穏やかな時間が、彼女に新しい幸せをくれる――はずだった。
だがある日、畑に現れたのは野菜好きで有名な第三王子レオニール。
「この野菜は……他とは違う。僕は、あなたが欲しい」
そう言って真剣な瞳で求婚してきて!?
王妃も兄王子たちも立ちはだかる。
「身分違いの恋」なんて笑われても、二人の気持ちは揺るがない。荒れ地を畑に変えるように、愛もまた努力で実を結ぶのか――。
一途に愛した1周目は殺されて終わったので、2周目は王子様を嫌いたいのに、なぜか婚約者がヤンデレ化して離してくれません!
夢咲 アメ
恋愛
「君の愛が煩わしいんだ」
婚約者である王太子の冷たい言葉に、私の心は砕け散った。
それから間もなく、私は謎の襲撃者に命を奪われ死んだ――はずだった。
死の間際に見えたのは、絶望に顔を歪ませ、私の名を叫びながら駆け寄る彼の姿。
……けれど、次に目を覚ました時、私は18歳の自分に戻っていた。
「今世こそ、彼を愛するのを辞めよう」
そう決意して距離を置く私。しかし、1周目であれほど冷酷だった彼は、なぜか焦ったように私を追いかけ、甘い言葉で縛り付けようとしてきて……?
「どこへ行くつもり? 君が愛してくれるまで、僕は君を離さないよ」
不器用すぎて愛を間違えたヤンデレ王子×今世こそ静かに暮らしたい令嬢。
死から始まる、執着愛の二周目が幕を開ける!
【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ
恋愛
侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!
冷遇妃ライフを満喫するはずが、皇帝陛下の溺愛ルートに捕まりました!?
由香
恋愛
冷遇妃として後宮の片隅で静かに暮らすはずだった翠鈴。
皇帝に呼ばれない日々は、むしろ自由で快適——そう思っていたのに。
ある夜、突然現れた皇帝に顎を掴まれ、深く口づけられる。
「誰が、お前を愛していないと言った」
守るための“冷遇”だったと明かされ、逃げ道を塞がれ、甘く囲われ、何度も唇を奪われて——。
これは冷遇妃のはずだった少女が、気づけば皇帝の唯一へと捕獲されてしまう甘く濃密な溺愛物語。
元婚約者からの嫌がらせでわたくしと結婚させられた彼が、ざまぁしたら優しくなりました。ですが新婚時代に受けた扱いを忘れてはおりませんよ?
3333(トリささみ)
恋愛
貴族令嬢だが自他ともに認める醜女のマルフィナは、あるとき王命により結婚することになった。
相手は王女エンジェに婚約破棄をされたことで有名な、若き公爵テオバルト。
あまりにも不釣り合いなその結婚は、エンジェによるテオバルトへの嫌がらせだった。
それを知ったマルフィナはテオバルトに同情し、少しでも彼が報われるよう努力する。
だがテオバルトはそんなマルフィナを、徹底的に冷たくあしらった。
その後あるキッカケで美しくなったマルフィナによりエンジェは自滅。
その日からテオバルトは手のひらを返したように優しくなる。
だがマルフィナが新婚時代に受けた仕打ちを、忘れることはなかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる