【本編完結】【R18】新米冒険者くんの溺愛〜高嶺の花である私が夜は年下男子にひんひん泣かされているだなんて、絶対誰にも知られたくない!〜

鈴木 桜

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第4章 普通のデートがしてみたいだなんて、絶対誰にも知られたくない!

第16話 ボクも、想像してます(※)

「……んっ。……してた」
『上手にイケなかったんですか?』
「サイラスくんのせいだよ……」

 素直に言うと、サイラスくんがクスリと笑ったの伝わってきた。

『はい、これもボクのせいですね。……責任とります』
「せきにん?」
『ちゃんとイケるように、お手伝いしますね』

 通信の向こうで、衣擦れの音が聞こえた。

『一緒に、気持ちよくなりましょう』

 想像して、また身体が熱くなった。

『想像しました? 今、ボクがなにしてるか』
「……っ!」
『目瞑って。思い出してください。ボクの、どんな臭いでした? どんな形でした?』
「ぁ……」

 もじもじと膝を擦り合わせると、そこがクチュっと音を立てた。

『ボクも、想像してます。エミリーさんの、っ』
「んっ」
『はは。もうこんなになっちゃいました。バッキバキだ。エミリーさんは?』
「ぁ、んっ、ぬ、濡れてる……っ」

 息が上がる。興奮しているのだ。声を聞きながら想像しただけで。

『触って?』
「ん」
『昨日は、どうやって触ったんですか?』
「く、クリトリス、を、こうやって……」

 言いながら、ふるふると震える指で秘豆に触れると大げさな程に身体が日くんと震えた。

「あっ、あっ、あぁ……!」

(さっきまでと、ぜんぜん違う……! きもちいい……っ)

『んっ。ちゃんと思い出してくださいね、ボクの指』
「サイラスくんのっ……、あっ、んんっ」
『コリコリってなぶってあげます。ねっ、小刻みに動かすの好きでしょ?』

 サイラスくんにされていることを想像して、自分の指を小刻みに動かす。

「あっ、あっ、これ、きもちいい……!」
『上手ですよ。……ナカは?』
「なか、ぁ?」
『指、挿れてみました?』
「してない、こ、こわくて……」
『じゃあ、今日は挿れてみましょ?』
「え、でも、ぉ」
『もっと気持ち良くなりたいでしょ?』
「んんっ、んっ、わかった……」
『うつ伏せになって』
「んっ」

 言われた通りにベッドにうつ伏せになった。

『ボクの枕、そこにあります?』
「ん、ある」
『そこに、顔、埋めてください』
「んっ」

 彼の枕に顔を埋めると、彼の匂いに包まれた。ブワリと何かが一気に脳天にあふれる。

「あっ、これ、あぁ……!」
『今、ボクの匂いかいで興奮しましたね』
「んっ、ぁ」
『かわいい。かわいい。エミリーさん、かわいい』

 通信機の向こうから、シュッシュッとなにかを擦る音と、クチュクチュという水音が聞こえてくる。

(あ、自分で擦ってるんだ……)

 また想像して、腰が震えた。

『膝立てて、お尻を上げて』
「ん」
『ちょっと足を広げて』
「ぁ、こん、なの……」
『恥ずかしい?』
「ん」
『そうですね。……ぜんぶ、見えてますよ』
「あぁ……!」

 後ろから彼に見られていることを想像した。蜜が溢れて、ポタリとシーツを濡らす。

『見られるの想像して、また溢れさせたでしょ。かわいい』
「んっ、ああ、ね、も、さわって、いい?」
『まだ、だめ』
「や、ぁ……!」
『左手で、広げて』
「あ、そんなの、できない、ぃ……」
『できますよ。人指し指と中指で、エミリーさんのいやらしいところ、広げて見せてください』
「ぁ、んっ」

 言われた通りにそこを広げて。言われてもいないのに、見せつけるように腰が揺れた。

「した、ぁ、ひろげた……!」
『ん。上手。かわいい』
「ぁ、ん」
『触っていいですよ。右手の中指にしましょう。そこに擦ってみて?』
「んっ」

 もう、言われるがままだ。

(もっと、気持ちよくなりたい)

 その欲求だけが、私の意識を支配している。

「あっ、あっ、あ、んんっ!」
『すごい。こっちまでっ、聞こえてきますよ。クチュクチュって……っ』
「あ、っ、きもちいい……」
『あふれてる』
「んっ、だって、ぁ、きもちいい……!」
『じゃあ、ゆび、挿れて』

 よしと言われて、餌に飛びつく犬みたいだった。

「ん、ん、あ、ああぁぁっ!」

 指を入れると、ぎゅうっと膣が締まったのがわかった。また蜜が溢れ出して、私の右手がすぐにビチャビチャに濡れてしまう。

『はっ、かわいい。動かして』
「ん」

 確かに自分の指なのに、まるで彼になぶられているような錯覚に襲われた。動かす度に増していく快感に、声がどんどん高くなる。

「あっ、あっ、あっ、あぁ、んんんッ」
『きもちいい?』
「ん、きもち、いぃ……!」
『じゃあ、左手で、クリ擦って』
「え、できないぃ……」
『できますよ。ほら、ヒクヒクって物欲しそうに震えてる勃起クリトリス。触ってあげないと可愛そうですよ』
「ん、ん、あっ、ん、わか、った、ぁ……!」

 あまりにも必死で、思わず押しつぶしてしまった。

「ああああ!」

 ガクガクと膝が震える。全身を鋭い痙攣が駆け抜けていく。その波の向かう先を知っている私の指は、そこへたどり着くために必死だ。

『かわいい。かわいい。ナカもじゅぼじゅぼって擦って。そう。お腹側の、気持ちいいトコロ。覚えてますか?』
「んっ、ここ、ここ……!」
『上手。右手の指、増やしましょ? 薬指も挿れて』
「んっ、あ、あぁ、あああっ!」

 下品な音が一人きりの寝室に響く。通信機の向こうからも、同じように下品な音と荒い息遣いが聞こえてきて。

「あっ、あっ、あっ、も、ダメッ! イク、イク……!」
『ボクも、ボクも……!』
「イク、イクぅっ、あああっ!!!!!!」
『くっ、ぅ……!』

 通信の向こうで、サイラスくんも果てたようだ。ぐっと喉を鳴らして、次いで、はっはっと息を吐いている。

「はっ、ふっ、んっ、ぁ」

 私も同じだ。短く息を吐きながら、絶頂が収まるのを待っている。

『んっ、エミリーさん』
「うん」
『かわいかった。最高です』
「……言わなくても、いい……っ」
『うん。でも、言わせてください』
「……ん」

 今度は、ウトウトと眠気が襲ってきた。最後の気力を振り絞って、ごそごそと上掛けを探る。枕はそのまま、サイラスくんの匂いに顔を埋めた。

『眠くなってきました?』
「ぅん」
『ふふふ。かわいい』
「ね、明日も?」
『ん?』
「明日も、連絡してくれる?」
『はい。夜になったら、必ず』
「ん」

 ウトウトと瞼を揺らしながら、優しく微笑んでくれるサイラスくんを想像する。胸が温かくなって、満たされていくのがわかる。

『帰ったら、もっとしましょうね』
「……やだ」
『え』

 意識は半分夢の中で、普段なら言わないような子供っぽいことを言っているという自覚はある。それでも、言いたかった。ちゃんと、伝えなきゃならないと思った。

「普通のデート、したい」
『普通のデート?』
「買い物したり、景色の良いところ見に行ったり、お芝居を見に行くのもいいね」
『……そうですね』
「私、そういうの、したことないから」
『デートも、ボクが初めて?』
「そう。……サイラスくんと、手、繋いで歩きたい」

 通信の向こうでサイラスくんが息を飲んでから、クスリと笑った。きっとまた、うっとりと微笑んでいるんだと分かった。

『はい。しましょう、普通のデート』
「約束ね」
『はい』

(普通のデートがしてみたいだなんて、そんな子供っぽいところ、絶対誰にも知られたくなかったんだけどな……)

 襲ってくる眠気に、そのまま身を委ねながら思った。

(悪くない、かも……)
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