1 / 12
1話 War battle
しおりを挟む
「このゲーム面白い!」
そのゲームとは今一大ブームを巻き起こしている〈War battle〉略してウォーバト。
このゲームは何チームかに分かれて殺しあうと言うVRゲームだ、日本だけで五千万ダウンロードされている人気作品。
そのウォーバトはVRゲームで本当にそこで戦っていると言う臨場感も楽しめる。
「ああ、今日も楽しかった! また明日やろう!」
私の名前は甘城 結愛 (あまき ゆあ)
高校2年部活はゲーム部に入ってる、家でもゲーム学校でもゲームというなんとも言えない生活を送っております。
「もう三時だから寝ないとなあ」
そして部屋の電気を消し寝る準備に入ると、すぐに携帯が鳴る。
「ああ! もう! 寝ようと思ったのに!」
そう言いつつも携帯を手にし内容を確認する。
「あウォーバトの運営からだ!」
〈明後日に過去最大級の大会を開催いたします。締め切りは明日の夜0時までとなってます。賞金は一位十億、二位五億、三位一億。となっています、どしどしご参加お待ちしています〉
内容を読み終えたすぐにバイブが鳴る。
〈ぶるぶる〉
「いや! びっくりした! なになに? まーやんからだ!」
まーやんとはウォーバトでいつも一緒にプレイしている仲間だ。
「何何?」
〈私もう応募しちゃった!〉
「にゃんだと!」
〈ゆあたんも一緒にね!〉
「私強制なの!」
〈でも心配しないで!キャンセルも出来るし後から追加で入れることも可能だから!〉
「そこじゃないんだよお!」
そうツッコミしつつ私は初めて返信した。
〈ありがと、でもその日空いてるか分からないから出れない可能性も〉
すぐに返事が来た。
〈そのことは心配することないのだよ! なぜならその日が祝日になるからなのだよ!〉
その返事に驚いた、カレンダーを見ても祝日とは書かれていない。
〈でもカレンダーには〉
それと同時に返事が来た。
〈カレンダーにないって? なぜなら今決まったからなのだ! ということで! 今から練習しよう! 先に向こうで待ってるね!〉
私はその返事を見て終わった、と思った。
「今日オールかな?」
そのゲームを一度やってしまうとなかなかやめることが出来ない、何回このゲームで徹夜をしたか。
そして携帯を一度置いてそのゲーム専用の機械を携帯に繋げてその機械を買った時に付属されているヘッドフォンみたいな物を耳にかけゲームを始める。
「ま! しゃーないか!」
「バトル!」
それと同時に意識がゲームの方に飛ぶ。
---
ゲームを開始する、そこには洋風な建物が並んでいる、少し前に進むと酒場がある、そこがいつも待ち合わせしているところだ。
ゆっくりと酒場に近づき扉を開ける、私が来たのを気づき、髪が真っ赤で綺麗なアバターのまーやんが走って来た。
「待ってたよん! ゆあたん!」
私の手を強く握りしめた、テンションマックスのようだ。
「お待たせ、まーや、真彩(まあや)」
彼女から真彩と呼ぶよう頼まれたからそう呼んでいる、リアルではまーやんと呼んでいる。
「じゃあ二人で行きますか!」
そう酒場を出ようとすると、男の人から声をかけられた。
「そこのお嬢ちゃんたち、僕らと勝負しないか?」
そう言いながら入り口に付近に近づいて来た。
私は断ろうとすると真彩が先に断る。
「あーごめんね! 時間ないから出来ない」
その男性からはお酒の匂いがする、このゲームにもお酒はあるが飲んでも影響はない、リアルで飲んでいるとゲームにも反映される。
「いやーそんなこと言うなよ! 二人でならいつでもできるだろう? 一戦だけだから!」
そう攻められ渋々勝負することになった。
「ところでおじさん、もう一人はどこにいるの?」
真彩が周りをキョロキョロしていると私の背後から声が聞こえた。
「俺だ、綺麗な赤の髪の子と、黄色髪で目が黄色と緑の子か中々かわいいな」
すると画面に挑戦状が届いた。
「送ったから承諾お願いね」
真彩がこちらに近づいてきて小声で話す。
「いつも通りでおね!」
「りょ!」
同時に承諾ボタンを押すと待機場所にテレポートされた。
---
真っ暗な待機場所でモニターが付いている、そこに書かれているのは今までのダブルの通算戦績だ。
「相手はどんな感じなのかな?」
「ま! この真彩様に挑むくらいだから相当強いんだよ!」
戦績を見ると、勝ち0 負け九
この戦績に驚いた真彩が指をさして笑う。
「ええ何この戦績! こんな相手余裕で勝ってしまう、ね? ゆあたん!」
私はモニターをじっと見ていて呼ばれているのが気づかなくて少し遅れて返事した。
「あ! そだね! 余裕だね!」
少し心配そうに顔をのぞかせてくる。
「どったの?」
気になったことがあったがそのことはとりあえず気にしないことにしゲームに集中する。
「大丈夫だよ! ボコボコにしようね!」
「そそ! そのいきだ!」
そして開始まで十秒のカウントダウンが始まる。
そのゲームとは今一大ブームを巻き起こしている〈War battle〉略してウォーバト。
このゲームは何チームかに分かれて殺しあうと言うVRゲームだ、日本だけで五千万ダウンロードされている人気作品。
そのウォーバトはVRゲームで本当にそこで戦っていると言う臨場感も楽しめる。
「ああ、今日も楽しかった! また明日やろう!」
私の名前は甘城 結愛 (あまき ゆあ)
高校2年部活はゲーム部に入ってる、家でもゲーム学校でもゲームというなんとも言えない生活を送っております。
「もう三時だから寝ないとなあ」
そして部屋の電気を消し寝る準備に入ると、すぐに携帯が鳴る。
「ああ! もう! 寝ようと思ったのに!」
そう言いつつも携帯を手にし内容を確認する。
「あウォーバトの運営からだ!」
〈明後日に過去最大級の大会を開催いたします。締め切りは明日の夜0時までとなってます。賞金は一位十億、二位五億、三位一億。となっています、どしどしご参加お待ちしています〉
内容を読み終えたすぐにバイブが鳴る。
〈ぶるぶる〉
「いや! びっくりした! なになに? まーやんからだ!」
まーやんとはウォーバトでいつも一緒にプレイしている仲間だ。
「何何?」
〈私もう応募しちゃった!〉
「にゃんだと!」
〈ゆあたんも一緒にね!〉
「私強制なの!」
〈でも心配しないで!キャンセルも出来るし後から追加で入れることも可能だから!〉
「そこじゃないんだよお!」
そうツッコミしつつ私は初めて返信した。
〈ありがと、でもその日空いてるか分からないから出れない可能性も〉
すぐに返事が来た。
〈そのことは心配することないのだよ! なぜならその日が祝日になるからなのだよ!〉
その返事に驚いた、カレンダーを見ても祝日とは書かれていない。
〈でもカレンダーには〉
それと同時に返事が来た。
〈カレンダーにないって? なぜなら今決まったからなのだ! ということで! 今から練習しよう! 先に向こうで待ってるね!〉
私はその返事を見て終わった、と思った。
「今日オールかな?」
そのゲームを一度やってしまうとなかなかやめることが出来ない、何回このゲームで徹夜をしたか。
そして携帯を一度置いてそのゲーム専用の機械を携帯に繋げてその機械を買った時に付属されているヘッドフォンみたいな物を耳にかけゲームを始める。
「ま! しゃーないか!」
「バトル!」
それと同時に意識がゲームの方に飛ぶ。
---
ゲームを開始する、そこには洋風な建物が並んでいる、少し前に進むと酒場がある、そこがいつも待ち合わせしているところだ。
ゆっくりと酒場に近づき扉を開ける、私が来たのを気づき、髪が真っ赤で綺麗なアバターのまーやんが走って来た。
「待ってたよん! ゆあたん!」
私の手を強く握りしめた、テンションマックスのようだ。
「お待たせ、まーや、真彩(まあや)」
彼女から真彩と呼ぶよう頼まれたからそう呼んでいる、リアルではまーやんと呼んでいる。
「じゃあ二人で行きますか!」
そう酒場を出ようとすると、男の人から声をかけられた。
「そこのお嬢ちゃんたち、僕らと勝負しないか?」
そう言いながら入り口に付近に近づいて来た。
私は断ろうとすると真彩が先に断る。
「あーごめんね! 時間ないから出来ない」
その男性からはお酒の匂いがする、このゲームにもお酒はあるが飲んでも影響はない、リアルで飲んでいるとゲームにも反映される。
「いやーそんなこと言うなよ! 二人でならいつでもできるだろう? 一戦だけだから!」
そう攻められ渋々勝負することになった。
「ところでおじさん、もう一人はどこにいるの?」
真彩が周りをキョロキョロしていると私の背後から声が聞こえた。
「俺だ、綺麗な赤の髪の子と、黄色髪で目が黄色と緑の子か中々かわいいな」
すると画面に挑戦状が届いた。
「送ったから承諾お願いね」
真彩がこちらに近づいてきて小声で話す。
「いつも通りでおね!」
「りょ!」
同時に承諾ボタンを押すと待機場所にテレポートされた。
---
真っ暗な待機場所でモニターが付いている、そこに書かれているのは今までのダブルの通算戦績だ。
「相手はどんな感じなのかな?」
「ま! この真彩様に挑むくらいだから相当強いんだよ!」
戦績を見ると、勝ち0 負け九
この戦績に驚いた真彩が指をさして笑う。
「ええ何この戦績! こんな相手余裕で勝ってしまう、ね? ゆあたん!」
私はモニターをじっと見ていて呼ばれているのが気づかなくて少し遅れて返事した。
「あ! そだね! 余裕だね!」
少し心配そうに顔をのぞかせてくる。
「どったの?」
気になったことがあったがそのことはとりあえず気にしないことにしゲームに集中する。
「大丈夫だよ! ボコボコにしようね!」
「そそ! そのいきだ!」
そして開始まで十秒のカウントダウンが始まる。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる