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第 二 話
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オレたちは、オカルトサークルのメンバーでも仲の良い連中で集まり、怪奇スポットを見に行こうと言う話になったんだ。
当時三年生だった南条奨先輩。
彼は部長で筆頭だった。先輩の話に寄ると、G県の山奥にある湖水の上に白い服を来た女性が現れると言う。
その近くには廃ホテル。そこにも怪奇現象が起こると言う話だった。
電気もないのに点きっぱなしの非常ランプ。
そこで写真をとると、子どもの霊体が映ると言う話だった。
近くに旅館をとって、夜になったらそこを見に行こうと、いわゆる合宿だな。今日みたいに。
オレたちは先輩の車に乗り込んだ。
メンバーは副部長で南条先輩の恋人だった、三年生の東志津子先輩。
オカルトには懐疑的ですぐに科学的に分析をする二年生の西森圭先輩。
だけど西森先輩は人一倍オカルト好きで、一番怪奇な目に会いたがっていたんだ。
カメラマンの二年生の中瀬聖衣先輩。
女性だけどハンディカメラをいつも持ち歩いて怪異をカメラに収めたがっていた。
霊感の強い一年の九曜翠里。
彼女は人が感じられないものを感じる力があった。
だがそれはいつも証明できないものだから、西森先輩とぶつかることがしょっちゅうだった。
そして、一年のオレ。北藤恒哉。
正直オカルトには興味がない。だけど高校から一緒の翠里がサークルに入ったもんだからのこのこ付いて入ったんだ。
今だから言うけど、翠里の事が好きだったんだ。
それで彼女の側にいたかったってのが真相だ。
南条先輩の車は大きめのSUV。
3列シートで、一番後部は狭いが、そこにオレと翠里で乗り込んだ。
2列目には、西森さんと中瀬さん。そこにクーラーボックスを置いて中には酒。悪い旅だろ?
南条先輩は、運転手だから飲めないことに恨み言を言ってたよ。だけど先輩しか免許持ってなかったんだ。
ましてや、大きくて四駆なんて傷でも付けたら大変だ。オレたちは謝りながら缶ビールの封を切っていた。
旅館について、チェックインし18時にそこで食事。
地場産品の味噌味中心の食事に舌鼓を打ち、20時には山中の廃ホテルに向けて出発した。
当然、旅館の仲居さんには止められたよ。
危ないですよってな。そんな忠告なんて気安め程度にしか受け取らなかったオレたち6人。
悔やんでも悔やみきれないよ。
南条先輩が旅館の駐車場でナビ設定した。ランドマークは廃ホテルしかないが、それも住所入力しか受け付けられなかった。
山道に入るとポツリポツリとあった街灯も消え、申し訳程度にされた舗装道路も両脇が崩れている。
右手側に大きな黒い湖が見えてきた。
「ここが白い女の霊が出るところね」
中瀬さんはさっそくハンディカメラを取り出し湖面に向けて撮影を始めた。
「取り敢えずホテルに車停めるぞ」
「およそ 300メートル先 左方向です」
南条先輩がそう言うと、ちょうどナビが道案内したので、オレたちの心臓は飛び跳ねた。
「マジかよ。ビックリしたぁ~」
「先輩、運転気を付けて下さいよ~。お尻浮いてましたよ」
「マジで焦ったわ~。今まで黙ってたくせによ~」
先輩が左側にウインカーを上げる。
チカチカという光に黒い木々が照らされて不気味だった。
そして左に折れる。
「あっ」
ナビを見続けていた東先輩の声。
その声に引かれてオレたちもナビを見る。
コースから外れていた。
手前の枝道に入ってしまったのだ。
数メートルで舗装がなくなり、砂利と草を踏む音に変わった。
「コースから外れましたよ。南条先輩」
「分かってるよ……。バック苦手だから車回せるところまで行こう。ひょっとしたらホテルに通じるかも知れないし」
南条先輩はそのまま車を走らせた。
当時三年生だった南条奨先輩。
彼は部長で筆頭だった。先輩の話に寄ると、G県の山奥にある湖水の上に白い服を来た女性が現れると言う。
その近くには廃ホテル。そこにも怪奇現象が起こると言う話だった。
電気もないのに点きっぱなしの非常ランプ。
そこで写真をとると、子どもの霊体が映ると言う話だった。
近くに旅館をとって、夜になったらそこを見に行こうと、いわゆる合宿だな。今日みたいに。
オレたちは先輩の車に乗り込んだ。
メンバーは副部長で南条先輩の恋人だった、三年生の東志津子先輩。
オカルトには懐疑的ですぐに科学的に分析をする二年生の西森圭先輩。
だけど西森先輩は人一倍オカルト好きで、一番怪奇な目に会いたがっていたんだ。
カメラマンの二年生の中瀬聖衣先輩。
女性だけどハンディカメラをいつも持ち歩いて怪異をカメラに収めたがっていた。
霊感の強い一年の九曜翠里。
彼女は人が感じられないものを感じる力があった。
だがそれはいつも証明できないものだから、西森先輩とぶつかることがしょっちゅうだった。
そして、一年のオレ。北藤恒哉。
正直オカルトには興味がない。だけど高校から一緒の翠里がサークルに入ったもんだからのこのこ付いて入ったんだ。
今だから言うけど、翠里の事が好きだったんだ。
それで彼女の側にいたかったってのが真相だ。
南条先輩の車は大きめのSUV。
3列シートで、一番後部は狭いが、そこにオレと翠里で乗り込んだ。
2列目には、西森さんと中瀬さん。そこにクーラーボックスを置いて中には酒。悪い旅だろ?
南条先輩は、運転手だから飲めないことに恨み言を言ってたよ。だけど先輩しか免許持ってなかったんだ。
ましてや、大きくて四駆なんて傷でも付けたら大変だ。オレたちは謝りながら缶ビールの封を切っていた。
旅館について、チェックインし18時にそこで食事。
地場産品の味噌味中心の食事に舌鼓を打ち、20時には山中の廃ホテルに向けて出発した。
当然、旅館の仲居さんには止められたよ。
危ないですよってな。そんな忠告なんて気安め程度にしか受け取らなかったオレたち6人。
悔やんでも悔やみきれないよ。
南条先輩が旅館の駐車場でナビ設定した。ランドマークは廃ホテルしかないが、それも住所入力しか受け付けられなかった。
山道に入るとポツリポツリとあった街灯も消え、申し訳程度にされた舗装道路も両脇が崩れている。
右手側に大きな黒い湖が見えてきた。
「ここが白い女の霊が出るところね」
中瀬さんはさっそくハンディカメラを取り出し湖面に向けて撮影を始めた。
「取り敢えずホテルに車停めるぞ」
「およそ 300メートル先 左方向です」
南条先輩がそう言うと、ちょうどナビが道案内したので、オレたちの心臓は飛び跳ねた。
「マジかよ。ビックリしたぁ~」
「先輩、運転気を付けて下さいよ~。お尻浮いてましたよ」
「マジで焦ったわ~。今まで黙ってたくせによ~」
先輩が左側にウインカーを上げる。
チカチカという光に黒い木々が照らされて不気味だった。
そして左に折れる。
「あっ」
ナビを見続けていた東先輩の声。
その声に引かれてオレたちもナビを見る。
コースから外れていた。
手前の枝道に入ってしまったのだ。
数メートルで舗装がなくなり、砂利と草を踏む音に変わった。
「コースから外れましたよ。南条先輩」
「分かってるよ……。バック苦手だから車回せるところまで行こう。ひょっとしたらホテルに通じるかも知れないし」
南条先輩はそのまま車を走らせた。
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