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第1章 インディカー初参戦。そして友の死を乗り越えて。(2018年)
Round3 灼熱BONFIRE
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前回は見事にギャンブルが成功して優勝をもぎ取った。そして今回はロングビーチ市街地コースが戦いの舞台だ。ここからあと6戦までロードコース3連戦という地獄みたいなスケジュールを乗り切った先には伝統のインディアナポリス500マイルが待っている。そしてロングビーチはとにかく暖かい。俺もついコックピット内でウトウトしてしまうレベルだ。これくらいならまだいいんだけどねぇ…実際そうもいかないんだこれがまた。だけどホンダの皆もAJフォイトの皆とワイワイしてる様で何よりだ。もしかしたら近いうちに俺の一つ下で愛弟子の後輩がホンダから送り込まれてくる頃なんだけどなぁ~。まぁいっか。天候もレースウィーク通して全て晴れ。路面温度は高めと少しタイヤにはキツいコンディションになっている。こうなった以上戦略も少し変えないといけない。これまでは単にブレーキバランスをフロント寄りにして半ば無理矢理曲げていたが、今回からはブレーキバランスをフロント寄りにするのもそうだけど足回りも少しだけ柔らかくしてみる事にした。これで少しは状況が良くなるはずだ。そしてセッション開始となり各車両一斉にコースイン。そしてタイヤチョイスも大きなカギになる。俺は前後左右共にソフトタイヤで行くことにした。これはGP3でもやった事だけど最初ソフトで行ってそこからハードまで試すというやり方だ。そしてこのセッティングが上手くいってくれたおかげでトップになる事が出来た。ロングビーチ市街地コースも俺のお気に入りコースのひとつになりそうだ。そしてフリー走行も終わりかなり大満足な出だしでレースウィークをスタート出来た。そして予選では何と大波乱の展開となった。それは俺もあり得ないと憤慨してしまったくらいだ。それは何と俺が第1セッションで姿を消すという前代未聞の事態が起きた。これは単に俺のミスではなく前にいたトラフィックが悪い。それはラスト1分の時に起きた。俺はこのアタックで次に行けるかどうかのレベルだった。そしたらまぁ前に遅いマシンが居て俺のアタックを妨害するする。これには流石の俺も抗議のジェスチャーをして怒りを露にした。そしてセッションが終わり結果は15位と撃沈。俺はマシンを降りて妨害した野郎がいるチームへと殴り込みに行こうかと思ったくらいだ。だけどこれを察してかチームの皆がどうにかして俺を止めようとあの手この手を使い出してきた。そう、俺は1度キレだすと自制心というリミッターが外れてしまいやすい性格の為、色々気を使っているらしい。でも俺はそんな事気にもせずに「アンガーコントロール」というのを実践している。簡単に言ってしまえば「深呼吸」だ。深くゆっくり時間をかけて息を吸い、同じくらいの時間をかけて息を吐き出すという方法だ。俺はとにかく自分を落ち着かせる事に集中していた。だけどロングビーチ特有の気候も相まって落ち着くどころか眠くなってしまった。いっそ予選終わるまで寝ようかと考えたくらいだ。でもここで寝ると流石に迷惑かけそうだからと思いとどまることにした。寝て自分の怒り沈めるとかやった事ないけど今度やってみようかな。多分その勢いで必要な事まで忘れそうだけど(笑)。そんな事もあった予選は終わり決勝当日を迎えた。俺は三連勝を目標に掲げていた。そして国歌斉唱も終わりマシンに乗り込んだ。やがてエンジンがかかり、フォーメーションラップの時が来た。俺はここぞとばかりにマシンを左右に揺さぶりタイヤに熱を入れていた。そしてセーフティーカーが離れ、隊列が乱れてグリーンフラッグ。俺はアウトから誰もが無茶だというやり方で強引にだけど2台をぶち抜き13位に。あとはタイヤと燃料にさえ注意すれば三連勝も夢ではない。そしてここでフルコースコーションとなりそろそろタイヤと燃料がキツくなった俺はピットインする事にした。そしてピットアウトしてしばらくしたらリスタート。その間に一気にペースを上げてトップ10に入った。レースも終盤に突入し、さらにペースアップ。バックストレートで2台を仕留めて8位、そこから更にコーナーで1台仕留めて7位ととにかく前に居る車を抜く事にした。そしてホワイトフラッグが振られる頃には2位にまで浮上していた。そしてバックストレート手前でトップをパスして1位に。そしてそのままフィニッシュ。結果は俺の三連勝ともう完全に波に乗った状態だ。
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