Verizon,NTT-Data IndyCar series extreme Speed

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第2章 スランプ、そして、輝き放つ。

インディ500オープンテスト

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前回のロングビーチから、舞台は伝統の一戦、「インディアナポリス500マイル」の舞台「インディアナポリス・モータースピードウェイ」に移し、インディ500に向けたオープンテストを行っている。俺も2度目の挑戦となり、今年こそはインディ500の王者になると気合い十分だった。晴南は初のインディ500の為、色々やらなければいけないが、まずは「聖地」を走れるだけ走って欲しい。そしてこのラウンドから俺のマシンのエンジンエントラントネームが「ホンダ」から、パイオニアとかの承諾を得て、「ホンダ・スタァライト」になった。その為チームの正式名称が「スタァライト九九組・レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングWithオーディオテクニカ・HFDP・チーム郷」とかなり長ったるい名前になった。ちなみにポイントはあくまでもホンダのカウントの為ホンダに配当される。そしてエンジン名称も「HSL-R V6TT2.2」という名称になった。その為、カムカバーにも「HONDA STARLIGHT」というカバーに変更された。そして新たにこのラウンドから「デンソー」もスポンサーに加わり、晴南のチームエントランスも「ラブライブ!スクールアイドル・プロジェクト・レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングWith オーディオテクニカ・HFDP デンソー・チーム郷」となった。そして俺もスポンサードしてくれるということで、俺のマシンやスーツにも「DENSO」のロゴが加わった。そして晴南のエンジンエントラントネームは「ホンダ・ラブライブ!」となり、エンジン名称も「HLL-V6TT2.2」となった。カムカバーも「HONDA LoveLive!」というカムカバーに変更された。そして、マシンカラーも俺と晴南はなんと「痛車」をインディ500でやる事にした。俺のマシンのデザインは「少女歌劇レビュースタァライト」のスタァライト九九組の皆が織り成す疾走感をデザインしている。晴南はラブライブのキャラクターが織り成す疾走感溢れるデザインを。ちなみにマシンデザインは何と俺ら2人が担当した。そして、オープンテストが始まると、晴南はロンさんから当日はどんな流れで動くのかを教えて貰っていた。俺は2年目だから分かっているが、安田さんと再確認の為に、もう一度当日の流れを話し合っていた。そして、走行時間が始まり、俺は2度目の「聖地」を走り出した。そして、練習走行ながらいきなり390キロ前後を出してトップに。でも予定では、個人走行半分、決勝前提走行半分の為、そんなに時間を割けなかった。そして、決勝前提走行では、晴南も終始安定したペースで走り、感覚を掴んでいた。そして、スポッターエリアから見てた2人も「見てたら、久しぶりに走りたくなってきたな。今から乱入する?」とロンさんが言うと「それは、ダメだってwww」と笑いながら安田さんが話していた。そして、ひとしきり終えた後に第4戦バーバーに備えて移動を開始した。
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