転生先が綿毛

直哉

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転生

元精霊女王との出会い

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あれから、何日経っただろうか。

驚くべきことに、この身体
食べ物も睡眠も必要としない。

そしてもう1つ、スキルについて分かったことがある。


相手の能力を吸収するために必要になるのがエネルギーだということである。

つまり、いくら強い相手に勝ったとしても
エネルギーが足りなけば、相手の能力を獲得できないのだ。

また、能力の獲得条件にも2つ存在する。

1つ目が相手を殺して奪うこと。

2つ目が相手から認められて能力を譲られること。

2つ目の存在に気づいたのは、

いま、おれの隣にいる、おれと同じ大きさほどの妖精のお陰だ。
この妖精は、おれが能力の吸収に勤しんでいるときにたまたま、怪我をしているところに出くわしたのだ。

妖精の名前はラミアという。

いまは、ニコニコしながら俺の周りを飛び回っているが、最初は警戒心むき出しで、、

それわまあ大変だった。

お前も薄汚いあの魔物たちと同じなのだろう。
私の命がそんなに欲しいのか。

初めは、なにを言われたのか分からなった。

命?

そんなものいらない。
変に向かってくる魔物なら殺すけど。

とまぁ、そんな濃ゆい出会いだったが、
俺の獲得した能力、上級回復で怪我を治してやった。

ちなみに、上級回復はここの奥の神殿に生えてた神々しい草を吸収したら身につけられた。

すると、態度は一変。
ずっとこの調子よ。

しまいには、私の能力も譲って上げると言われ、空間魔法と上級精霊召喚の能力を譲り受けた。

譲り受けたからといって、相手の能力が消えるわけではない。

この場合、魂の回廊というようなところで
能力をシェアするような形になる。

やったぁぁ。これで私たちはずっと一緒よぅ。

と言っていたのは聞かなかったことにしとこう。

ともあれ俺は、転生初日に比べ多くの能力をゲットしたのだ。

【名前】なし
 【種族】綿毛
 【称号】転生者  元妖精女王の加護
 【レベル】50
 【体力】1000
 【魔力】500000
 【能力】付着 吸収 上級回復魔法 
空間魔法  上級精霊召喚 毒霧 飛行 糸使い 魔鉱創造 影移動 幻覚 魔眼 念話
 熱耐 毒耐性 物理耐性 魔法耐性 
浮遊移動 雷耐性 
      
 【魔法】
  創造魔法 中級


いやぁ、ゴーレムやら蜘蛛やら幻覚を見せるヘビやら、なかなかに果てしない戦いだった。

ってそれにしても、ん??

おい、ラミア

なになにぃぃ

お前って元精霊女王なのか?

もぅ、何言ってるのよぅ。
昔よ昔。
いまはただの美しいな精霊よ。

うん。一言二言余計だが。
やっぱり元精霊女王らしい。

とゆうか、元精霊女王がなんで洞窟の隅で怪我してるんだよ。

えっとぉ、それわ、、、、

ふむふむ。なるほど
要は、暇だったから神殿内部を散策してたら、運悪く魔物たちに見つかって、怪我をしたと。

こいつは、あれだな。
アホだな。

まあ、それわおいといて。

なぁ、ひょっとしてここの神殿って凄いところなのか?
元妖精女王がいるような場所だし。

え?あんた知らずにここにいたの?
ここは、世界最強の竜種が封印されている場所なのよ。
だから、ここは魔素が濃くて、私たち精霊からしたら最高の場所なのよ。

なるほど。世界最強の竜種か、、。
会ってみたいな、、

じゃあ会ってみる??
封印されているから、危険じゃないし

そんな簡単に行けるのか、、。
とりあえずせっかくだし行ってみるか!

ラミア!つれっててくれ!

おっけーー






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