169 / 272
第十五章 再会
6 精霊術を指導いたしますわ
しおりを挟む
翌日の夜、アリツェは約束どおり、帰還した精霊教徒のための宴を領館のホールで開催した。
シャンデリアからこぼれる光がホール中をきらびやかに照らし、中央に置かれた広い机の上にはお菓子でできた家や教会、馬車などが置かれている。子供たちが喜びそうな演出を、アリツェは心がけた。食事もかしこまったものではなく、子供向けにするように厨房には指示を送っている。
「アリツェお姉ちゃん、ご招待ありがとう!」
孤児院でかつてアリツェが勉強を教えた子供たちが、余所行きの服で着飾り次々と会場に入ってくる。ハキハキとかわされる挨拶に、アリツェはたくさんの元気をもらった気がした。
「皆さま、よくお越しいただきましたわ。今日は皆さまのための宴ですの。存分に楽しんでいってくださいませ」
一通り孤児院の子供たちがそろったところで、アリツェは子供たちだけを集めて挨拶をし、ジュースを振舞った。
「姉ちゃん、最高!」
小さな男の子が完成を上げ、アリツェに抱き着いた。男の子に触発されるように他の子もアリツェを囲み、アリツェはもみくちゃにされた。
「うふふ」
子供たちの愛情表現に、アリツェは自然と笑みがこぼれる。忙しい中、無理やりにでも宴を開いた甲斐があったとアリツェは思った。
「あ、ガブリエラ、シモン。あとでわたくしの私室にいらっしゃい。以前約束したとおり、少し精霊術の手ほどきをいたしますわ」
アリツェは少し遠巻きに様子を見ていた少年と少女に声をかけた。かつて孤児院時代に最も仲よく遊んでいた、同い年の霊素持ちだ。
「アリツェ、本当かい?」
シモンが少し訝しんだ様子で答える。
「約束、覚えていてくれたのね。嬉しいわ!」
一方で、ガブリエラは素直に手を叩いて喜んだ。
「もちろんですわ。それと、その時にちょっと相談といいますか、お願いと言いますか、お話したい件もございますの」
二人は顔を見合わせ、首をかしげた。
「あ、そんなに構えないでくださいませ。あなた方にとっても、良いお話だと思いますので」
戸惑っている様子のシモンとガブリエラに、アリツェは慌てて補足した。
宴の後、アリツェはシモンとガブリエラを私室に招いた。
シモンはきょろきょろと周囲を見回し、見慣れないものを見るや手に取って歓声を上げている。横でガブリエラが無作法だと注意をしているが、シモンは聞く耳を持っていない。そんな二人のやり取りを見て、アリツェは思わず相好を崩した。
しばらくしてシモンが落ち着いたのを見計らい、アリツェは約束どおり精霊術の手ほどきを始める。最初に実演して見せようと、あらかじめ用意しておいたカンテラを取り出し、霊素を注入して火を灯した。
「おぉー! これが精霊術!」
火元が何もなかったのにカンテラに突然炎が灯り、シモンは目を輝かせている。ガブリエラも驚いてぽかんと口を開けていた。
「基礎はこんな感じですわ。本当は使い魔の使役までお教えしたいところなのですが、何分今は時間がありませんの」
「アリツェ、忙しいの? ごめんね、手間をかけさせちゃって」
ガブリエラが申し訳なさげに声を上げる。
「構いませんわ。精霊術の普及も、わたくしの人生の目標の一つですので」
アリツェの意志としてやっていることなので、二人に気に病んでもらっても困ると思い、アリツェはニコリと微笑みながら頭を振った。
「とりあえずわたくしの時間が取れるようになるまでは、簡単なマジックアイテムを作れるように練習するのがよろしいかと思いますわ。ちょうどお兄様から、帝国謹製の魔術の初期訓練用プログラムを教えていただいておりますので、それをもとに自習もなさってくださいませ」
アリツェは修練の仕方をまとめた用紙を机の引き出しから取り出し、二人に渡した。孤児院時代にしっかりと読み書きを教えていたので、孤児院の子供たちは皆問題なく文字が読めた。
「あれ? 魔術って何? これ、精霊術だよね?」
ガブリエラが首をかしげている。
「あ、魔術も精霊術も同じものですわ。世界再生教では精霊術を魔術って呼んでいるんですの」
普通に生活している分には、両者の違いなんて知っているはずもない。アリツェは慌てて説明を加えた。
「ふーん、別に同じならわざわざ別の名前を付ける必要ないじゃん」
シモンはつまらなそうに口をとがらせる。
「大人の世界にはいろいろとあるのですわ。シモンにもそのうちわかりますわ」
確かにシモンの言うとおりではあった。実際、アリツェも馬鹿げていると思う。だが、憎き相手の使う名称とはあえて違う名称を付けることで、相手を攻撃する材料にし、信者を獲得しやすくしている世界再生教側の意図も、わからないではなかった。本当に滑稽だとは思うが。
「そういえばアリツェ、さっき言っていた話って?」
ガブリエラがふと思い出したとばかりにアリツェに問うた。
「実は、お二人の将来についてなのですわ。もし嫌でなければ、領政府に入ってわたくしの直属になりませんか?」
以前ドミニクと話したとおり、二人を傍に置いて、精霊術で領の発展に寄与してもらいたいとアリツェは考えていた。精霊術の普及活動や大規模精霊術行使のために、アリツェ自身が領を離れざるを得ない場面も増える。そんな時に、領内に精霊術が使える人材が残っていれば、アリツェとしても安心できる。
「願ってもない申し出だけれど、なぜ俺たちを?」
孤児からいきなり領政の重要な地位に就く。シモンが戸惑うのも当たり前の反応だろう。
「霊素持ちは貴重ですわ。できれば領のために力をふるってもらいたいという気持ちがあるんですの。それにあなた方お二人の人となりは、わたくし良く存じ上げておりますし、安心してお仕事を任せられますわ」
アリツェの言葉に、二人は顔を見合わせる。
「どうする、ガブリエラ」
どうしたものかと思案顔で、シモンはガブリエラに尋ねた。
「悩むまでもないわ。私はアリツェの申し出を受ける」
ガブリエラは迷うそぶりも見せずに即答した。
「じゃ、俺も」
ガブリエラに後押しをされたかのように、シモンもうなずく。こういった場面では女性の方が思い切りがいいと聞くが、本当だなとアリツェはふと思った。
「ありがとうございますわ。この戦争が終わったら、精霊術の指導をしつつ、今後の方針などについてご説明いたしますわね」
この日はここで、精霊術の講義はお開きとなった。アリツェが前線に戻るまでは引き続き、折を見て指導を続ける話にはなったものの、忙しい中どこまで時間が取れるだろうか。二人が自習でも問題なく実力を向上できるようになる程度には、今のうちに教え込んでおきたかった。人に教えてもらうのと独学とでは、効率が全然違うのだから。なんとか時間をやりくりして頑張ろうと、アリツェは心に誓った。
シャンデリアからこぼれる光がホール中をきらびやかに照らし、中央に置かれた広い机の上にはお菓子でできた家や教会、馬車などが置かれている。子供たちが喜びそうな演出を、アリツェは心がけた。食事もかしこまったものではなく、子供向けにするように厨房には指示を送っている。
「アリツェお姉ちゃん、ご招待ありがとう!」
孤児院でかつてアリツェが勉強を教えた子供たちが、余所行きの服で着飾り次々と会場に入ってくる。ハキハキとかわされる挨拶に、アリツェはたくさんの元気をもらった気がした。
「皆さま、よくお越しいただきましたわ。今日は皆さまのための宴ですの。存分に楽しんでいってくださいませ」
一通り孤児院の子供たちがそろったところで、アリツェは子供たちだけを集めて挨拶をし、ジュースを振舞った。
「姉ちゃん、最高!」
小さな男の子が完成を上げ、アリツェに抱き着いた。男の子に触発されるように他の子もアリツェを囲み、アリツェはもみくちゃにされた。
「うふふ」
子供たちの愛情表現に、アリツェは自然と笑みがこぼれる。忙しい中、無理やりにでも宴を開いた甲斐があったとアリツェは思った。
「あ、ガブリエラ、シモン。あとでわたくしの私室にいらっしゃい。以前約束したとおり、少し精霊術の手ほどきをいたしますわ」
アリツェは少し遠巻きに様子を見ていた少年と少女に声をかけた。かつて孤児院時代に最も仲よく遊んでいた、同い年の霊素持ちだ。
「アリツェ、本当かい?」
シモンが少し訝しんだ様子で答える。
「約束、覚えていてくれたのね。嬉しいわ!」
一方で、ガブリエラは素直に手を叩いて喜んだ。
「もちろんですわ。それと、その時にちょっと相談といいますか、お願いと言いますか、お話したい件もございますの」
二人は顔を見合わせ、首をかしげた。
「あ、そんなに構えないでくださいませ。あなた方にとっても、良いお話だと思いますので」
戸惑っている様子のシモンとガブリエラに、アリツェは慌てて補足した。
宴の後、アリツェはシモンとガブリエラを私室に招いた。
シモンはきょろきょろと周囲を見回し、見慣れないものを見るや手に取って歓声を上げている。横でガブリエラが無作法だと注意をしているが、シモンは聞く耳を持っていない。そんな二人のやり取りを見て、アリツェは思わず相好を崩した。
しばらくしてシモンが落ち着いたのを見計らい、アリツェは約束どおり精霊術の手ほどきを始める。最初に実演して見せようと、あらかじめ用意しておいたカンテラを取り出し、霊素を注入して火を灯した。
「おぉー! これが精霊術!」
火元が何もなかったのにカンテラに突然炎が灯り、シモンは目を輝かせている。ガブリエラも驚いてぽかんと口を開けていた。
「基礎はこんな感じですわ。本当は使い魔の使役までお教えしたいところなのですが、何分今は時間がありませんの」
「アリツェ、忙しいの? ごめんね、手間をかけさせちゃって」
ガブリエラが申し訳なさげに声を上げる。
「構いませんわ。精霊術の普及も、わたくしの人生の目標の一つですので」
アリツェの意志としてやっていることなので、二人に気に病んでもらっても困ると思い、アリツェはニコリと微笑みながら頭を振った。
「とりあえずわたくしの時間が取れるようになるまでは、簡単なマジックアイテムを作れるように練習するのがよろしいかと思いますわ。ちょうどお兄様から、帝国謹製の魔術の初期訓練用プログラムを教えていただいておりますので、それをもとに自習もなさってくださいませ」
アリツェは修練の仕方をまとめた用紙を机の引き出しから取り出し、二人に渡した。孤児院時代にしっかりと読み書きを教えていたので、孤児院の子供たちは皆問題なく文字が読めた。
「あれ? 魔術って何? これ、精霊術だよね?」
ガブリエラが首をかしげている。
「あ、魔術も精霊術も同じものですわ。世界再生教では精霊術を魔術って呼んでいるんですの」
普通に生活している分には、両者の違いなんて知っているはずもない。アリツェは慌てて説明を加えた。
「ふーん、別に同じならわざわざ別の名前を付ける必要ないじゃん」
シモンはつまらなそうに口をとがらせる。
「大人の世界にはいろいろとあるのですわ。シモンにもそのうちわかりますわ」
確かにシモンの言うとおりではあった。実際、アリツェも馬鹿げていると思う。だが、憎き相手の使う名称とはあえて違う名称を付けることで、相手を攻撃する材料にし、信者を獲得しやすくしている世界再生教側の意図も、わからないではなかった。本当に滑稽だとは思うが。
「そういえばアリツェ、さっき言っていた話って?」
ガブリエラがふと思い出したとばかりにアリツェに問うた。
「実は、お二人の将来についてなのですわ。もし嫌でなければ、領政府に入ってわたくしの直属になりませんか?」
以前ドミニクと話したとおり、二人を傍に置いて、精霊術で領の発展に寄与してもらいたいとアリツェは考えていた。精霊術の普及活動や大規模精霊術行使のために、アリツェ自身が領を離れざるを得ない場面も増える。そんな時に、領内に精霊術が使える人材が残っていれば、アリツェとしても安心できる。
「願ってもない申し出だけれど、なぜ俺たちを?」
孤児からいきなり領政の重要な地位に就く。シモンが戸惑うのも当たり前の反応だろう。
「霊素持ちは貴重ですわ。できれば領のために力をふるってもらいたいという気持ちがあるんですの。それにあなた方お二人の人となりは、わたくし良く存じ上げておりますし、安心してお仕事を任せられますわ」
アリツェの言葉に、二人は顔を見合わせる。
「どうする、ガブリエラ」
どうしたものかと思案顔で、シモンはガブリエラに尋ねた。
「悩むまでもないわ。私はアリツェの申し出を受ける」
ガブリエラは迷うそぶりも見せずに即答した。
「じゃ、俺も」
ガブリエラに後押しをされたかのように、シモンもうなずく。こういった場面では女性の方が思い切りがいいと聞くが、本当だなとアリツェはふと思った。
「ありがとうございますわ。この戦争が終わったら、精霊術の指導をしつつ、今後の方針などについてご説明いたしますわね」
この日はここで、精霊術の講義はお開きとなった。アリツェが前線に戻るまでは引き続き、折を見て指導を続ける話にはなったものの、忙しい中どこまで時間が取れるだろうか。二人が自習でも問題なく実力を向上できるようになる程度には、今のうちに教え込んでおきたかった。人に教えてもらうのと独学とでは、効率が全然違うのだから。なんとか時間をやりくりして頑張ろうと、アリツェは心に誓った。
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる