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ヴァンパイア1 血を吸われた!

血を吸われた!

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今。私は、棹音(さおと)に呼び出されて屋上にいる。


何の用だろう?・・・・・・まさか?期待に胸を膨(ふく)らませる。


「お待たせっ」
「棹音!」
「スマフォにアプリインストールさせたいんだけど、やり方教えて」

なんだ。そんな事か。私は心の中で舌打ちをする。


「えーとね、・・・」

私は棹音に近付き、そっとスマフォを覗き込む。


「う~んとね。まず画面の中にある、・・・・・・痛っ。えっ?!」

私は、首筋を噛まれ、血を吸われた。

「1週間以内に俺様を捕まえられなければ、お前も俺様のしもべだ。あばよっ!」
「ちょっ、ちょっと待ちなさいよー」

ヴァンパイアは空に舞い、そして華麗に消えた。

「私、どうなっちゃうの?」






話はさかのぼる。
かれこれ1週間前にと。
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