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第1章 そして、男爵のもとへと嫁に
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しおりを挟む♪デュルルルーン、デュルルルーン、デュ、ルルル、デュ、ルルル、デュ、ルルル、デュ、デュ、ルルル、デュ、ルルル、デュ、ルルル、デュデュデュ、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルル・・・・・・♪
お決まりの結婚式の音楽が奏(かな)でられている。
今、わたしは、姉の結婚式に参加している。
再び姉を見る。純白のウエディングドレス。
「きれい。幸せにね」
お相手は「レスタ」。
わたしの好きだった人。
でも報(むく)われず、わたしは、たいして好きでもない「ギリジャ」と結婚することになる。
、、、、、、イヤだけど、。
でもしょうがない。
私はいらぬ濡れ衣を着せられこのありさま。弁解の余地はない。
・・・・・・。
そう思って再び、姉の幸せそうな顔を見ていたら・・・・・・―。
―・・・・・・想像してしまった。
好きな人うばわれて、好きでもない人と結婚して、つまらない毎日に、嫌気がさして、井戸に飛び込み自殺。
・・・・・・そうだ。
「このまま、井戸に飛び込んで自殺!?」
「そんなことさせるものですか?」
「わたしは、この危機的状況で、ようやくやる気を取り戻したのだから」
「見てなさいよ!」
わたしのやり直し劇が、今、ようやく幕をあける。
時はさかのぼる。
(本編に続く。)
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