新・三国志 

明日ハレル

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第1章 争乱編

第1章 第3節 争乱編 その6

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新・三国志 第1章 争乱編 その6 

そんな事も知らずに劉備一行は暢気に領内の巡察を行い、領民との楽しい時を過ごしていた。 

ただ秦王の元にある7忍者部隊の一つ劉備宋王を守るカゲロウ隊の部隊長刑部が急に現れ、劉備の背後から報告する。 

宋王様至急徐州城に戻られますよう!如何やら燕王と呉王は内戦を行うつもりですぞ! 

護衛部隊の指揮官厳弘と麹義は顔色を変えて、劉備たちを城迄送ろうとする。 

何と浅はかな!我が死んでも我が一族の誰かが立つだろうに! 

先代の宋王劉林殿も暗殺を恐れて逃げられたのです。劉備閣下が討ち取られれば次に就任する者等誰もいないでしょう。 

側近たる唐旬も兎も角避難されるべきですと言って巡察を中止し城に向かう事になった。 

向かう途中林の陰から円岳が編成した暗殺部隊の1隊弓兵百余名が襲い掛かって来た! 

弓兵の奇襲を受け背後を守っていた麹義の騎馬隊100余名の数十名が打倒される。 

麹義も負傷したが太刀を抜き弓兵に襲い掛かる。 

厳弘率いる100名余りはそれらを無視して劉備を守って城に向かう。 

厳弘!麹義を助けよ! 

すると側近の唐旬がなりません!今は御身が大事!城へ向かいましょう! 

厳弘も城へと向かうスピードを落とすことは無い、ほぼ全力で疾走していた。 

そこへ騎兵の伏兵が両脇より500騎づつで襲い掛かってくる。 

劉備一行は200名余りだ。南無さん今は突っ切るのみ! 

厳弘が右の部隊に突っ込む!切り抜かるしか生き残る道は無い! 

劉備も剣を抜く、すると厳弘が敵の先頭にあった武将を討ち取り、一角を崩した! 

劉備の一行の中には趙雲子龍らが潜んでいた。 

万が一に備えていたのだった。 

何とか騎馬隊を振り切り、徐州城へ急ぐ一行。 

其処へ騎馬千騎余りが前方より現れる! 

後方よりも先程の部隊千騎余りが追い付いて来る。 

劉備は絶体絶命の危機に陥った! 






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