日本には1942年当時世界最強の機動部隊があった!

明日ハレル

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第3章 謀略編

第1章 謀略編 その10

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第1章 謀略編 その10

1941年11月1日

第1章 謀略編 その10

1941年11月1日

遂にこの日が来た!早朝、実は深夜だが、ルーズベルト大統領はこの日までに悪夢のようなダバオの事故について日本帝国より一切の謝罪や賠償は無かったとして

アメリカ合衆国はこの蛮行を許す事は出来ないとし。00:00を持って日本帝国に宣戦を布告すると宣言した!

相手は日本1国であり、経済的な組織であるアジアの植民地諸国は相手にしない事を明言し、日本帝国のみを相手にするそうだ。

ただ衛星国である北朝鮮、満州合衆国、モンゴル共和国は日本側に付き参戦すると表明した。

昨日の会議通り、他の5連盟(アメリカやヨーロッパ諸国はその存在を知らない)諸国は静観した。

03:00 第1護衛隊はウェーク島に強襲攻撃を掛け海兵第21及び22海兵旅団が上陸作戦を開始する。

守備隊3千名は一応待機していたが、巡洋艦部隊の砲撃で宿舎事殆どが吹き飛ばされる。

飛行場も待機していた航空機と共に炎上していた。02:00頃急にレーダーが作動しなくなり、原因を調べている所だった。

無線施設が一番最初に狙われ、SOSを打電する事も出来なかった。

生き残った少数の守備隊は炎上する基地付近にバリケードを築き守ろうとしたが、

2万余の海兵旅団が包囲したので守備隊長スミス少佐は降伏した。

基地司令官のトーマス大佐は混乱した中行方不明でスミス少佐が指揮を執っていた。

後トーマス大佐の遺体が見つかり、その他の戦死者と共に近くに墓が建てられ埋められる。

06:00ウェーク島は陥落した。

日本軍最初の勝利である。

これは全世界へその直後に通信として全回線で知らされる。

一番衝撃を受けたのはアメリカのハワイにいる太平洋陸軍司令官ショート大将だ。

開戦初日に日本帝国が先手を打って来た。恐らくこの為に周到な準備をしていたのだろう。

直ちに本国へ知らせると共に太平洋全域に緊急体制を取るよう命じた。

キンメル大将率いる太平洋艦隊も昨日よりハワイを出港し、近傍で訓練を早朝より開始するつもりだった。

ハルゼー中将率いる機動部隊も同様であり、

フレチャー率いる第3任務部隊もオーストラリアへの輸送を終えて帰還しハワイで休養していた。

アメリカとしては日本が何らかの戦争回避行動を取るものと思い、本格的な戦争は来年からと予想していた。

この為戦争開始の準備は行われていなかった。宣戦布告したアメリカの痛恨もミスとなる。

アジアの小国日本がアメリカに敵うわけがない、戦争を回避すると大統領以下国民までもがそう思っていた。

ルーズベルト大統領から直ちにウェーク島を奪還するように命令が飛ぶ!

陸軍司令部はハワイにいる第22師団2万名27旅団5千名をウェーク島攻略に参加させる。

フレチャー少将率いる第3任務部隊がこれを運ぶ段取りとなり、

キンメル率いる第1任務部隊とハルゼー率いる第2任務部隊がこれを援護する。

一旦第1・2任務部隊もハワイに帰還して長期戦に備えた補給を行う。

更に西海岸より陸軍3個師団がハワイ強化の為輸送されることになり、サンディエゴで第4任務部隊が編成されることになる。

スプレイグ少将率いる護衛空母4隻軽巡洋艦4隻駆逐艦8隻護衛駆逐艦12隻輸送船54隻タンカー2隻のかなりの規模になり、

ハワイへの軍需物資即ち燃料、食料、戦闘車両等の物資が運ばれることになる。

ハワイへ援軍たる3個師団が到着後攻略部隊は出動する予定だった。

ハルゼー中将は直ぐに出撃せよと癇癪を起し、キンメル大将達と口論になるがハワイを陸軍戦力無しには出来ませんの参謀の静止で要約矛を収めた。





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