愛されたいと…願って生きていた人間が愛されるまで

りぃ

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第1章

2 お兄様に会う03

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お兄様が来た!
ドキドキする。緊張する。
内心アワアワだが見た目は平成を装っている。
「どうぞ、入っていただいて」
ドアが開きまず侍女さんが入り、横にそれてから、お兄様が入ってくる。
「お茶をお持ち致しますね。」
そう言って侍女さんが出ていく。
お兄様は侍女が出ていった後、わたしを初めて見た。そして私のもとへと歩いてくる。

わたしはその時まで何も言葉を発することが出来ず、ただお兄様の一挙一動を見てるだけ、お兄様が私の椅子の前にきて、しゃがみわたしと目を合わせた。
その時わたしは、お兄様と見つめあったとき、何故だろう。涙を流していた。
わたしはこの人を知っている気がする。
当然だ、お兄様だから知っているに決まっている。でも、違うのだ。それとは別にこの人にずっと会いたかったのだ。
でも誰なのかわからない。
またこれだ…既視感。
だが、それとは別にこの人を知っている。
ああ、胸が苦しい。息が苦しい。わたしは涙を流すと共に現実を上手く受け止められずに、いつもの発作をお腰掛けていた。
その時お兄様はというと、お兄様も涙を流していた。
「レイン?ああ、何故だろう、僕は君にずっと会いたかった。」
「え?」
「君が生まれる前から、僕は待っていたんだ…。やっと会えた。」
そう言って涙を流しながら、お兄様は笑ってわたしの手を握って頬に触れてきた。まるで壊れ物に扱うような仕草で…
「大丈夫だよ。ゆっくりと息を吸って…」
そう言ってお兄様が頬を撫でてくれる。
そうしていると涙と発作は徐々に収まってきた。
わたしが落ち着くまで、お兄様はずっと待っていてくださった。
「ねぇ、レイン…君も覚えているんじゃない?いや、思い出したのでは?」
「え?なんのことですか?何を?」
わたしはお兄様が何を言っているのかわからなかった。
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