愛されたいと…願って生きていた人間が愛されるまで

りぃ

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第1章

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10歳になった。
わたしはロイと契約したことによって魔法を少しだが流すことに成功し、ほんの少しだけだが前よりも発作が起きなくなった。
あれからも、森にはかよい続け、体力も少しだがついたので剣の修行も始めた。
なんと!わたしは剣の才能がものすごくあった。
力は弱いが、動きが早いので上手く交わしたり捌いたりとできているみたい。力が弱い部分は魔法で強化することもできるそう。
ここまで剣の才能があれば、日々練習することは無いだろうと…これからはもう少し大きく成長してからの方がいいとマリアは言っていた。
今日もマリアと一緒に稽古をしていて一段落着いた所。
「レイン様今日は大事なお話があります。」
「なーに?」
マリアはあまり感情を表にださない。無表情がデフォルトである。
「レイン様、今日でわたしとの剣の稽古は終わりです。」
「え…」
「レイン様にはこれから騎士がつきます。レイン様のパートナーとなるお方です。その方がレイン様を守ってくださいます。ですから、レイン様は自分の身の危険を守れる程度で問題ないでしょう。レイン様にはロイもいます。もうわたしから教わる必要はありません。」
「え、でもでも…」
わたしはマリアとのお別れが寂しくて、もう二度と会えないんじゃないかと思う。ここはただでさえ人の出入りが少ない。わたし1人でなんて他の人に会うなんてことできない。わたしは涙を溜めてマリアにすがった。
「レイン様泣かないでください。大丈夫です。わたしはこれからレイン様の侍女になるのです。わたしには護衛もできます。レイン様は大きくなられました。これからはミーナだけでは護衛もレイン様のお世話もできなくなっていきます。ですから、わたしもミーナと一緒にレイン様のそばにいますので…どうか泣かないで。」
マリアが珍しく、困ったように笑って涙を拭ってくれる。
「そうなんだ。マリアと一緒にいられるなら嬉しい。でも騎士ってどんな人?」
「それは陛下からお聞きした方がいいかと思います。おそらく今日陛下からお話があるでしょう。」
「そう、わかったわ」

今日の夜、お父様に呼ばれてわたしは騎士の話を聞いた。
わたしの魔力を流すこともでき、執事、教師、わたしを守ること全てのことをできる人材がやっと見つかったそう…
わぁ…全部できるんだ…
その人はお父様が死んだ後、魔王候補にもあがっている人みたい。そんな人がわたしに付きっきりでいいのだろうか?
そう思ったが、その人はわたしを守るのが仕事になる、それにその人の仕事は他の人でもできるからいいんだと…
わたしを守る任務の方が大事だなんて…わたしってどんだけ過保護に扱われてるんだ…

後日わたしのお披露目もかねて、舞踏会があるらしい。
楽しみだ。
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