完璧な淑女の私、女友達と親友夫婦との撮影会で、身も心もとろとろに蕩かされるまで

Yu_mei_mai

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第三章 「告白ゲーム」

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梅雨の季節が近づくある週末の夜、雛、楓、由美の三人は六本木のおしゃれなワインバーで女子会を楽しんでいた。

店内は落ち着いた照明に包まれ、シックな雰囲気が漂っている。

「もう三回目の女子会ね。早いわね」楓が赤ワインを口に運びながら言った。

「そうですね。気がつけばすっかり仲良くなってました」由美が微笑む。

(由美: 楓さんの、この余裕のある微笑み…本当に素敵。雛ちゃんの、この純粋な眼差しも…愛おしい。ああ、二人に挟まれて、幸せ…)

雛は二人の会話を聞きながら、グラスを傾けた。最初は気恥ずかしさもあったが、今では自然と会話が弾むようになっていた。

「そういえば、由美さんのギャラリーの準備はどうですか?」
雛が尋ねた。

「ありがとう。おかげさまで順調よ。来月にはオープンできそうなの」

「それは良かったわ。オープニングパーティーには私たちも呼んでくれるわよね?」
楓が冗談めかして言う。

「もちろんです!ぜひ来てください」由美は嬉しそうに答えた。

会話が弾む中、楓が不意に提案した。
「ねえ、みんな。ちょっと面白いゲームをしない?」

「ゲーム?」雛と由美が顔を見合わせる。

「そう。お互いの秘密を暴露し合うの。ちょっとスリリングだけど、もっと親密になれるかもしれないわ」

雛は一瞬戸惑ったが、由美が「面白そう!やってみましょう」と即答した。

「ルールは簡単よ。順番に質問をして、答えたくない場合は罰ゲームね」楓が説明する。

三人は顔を見合わせ、少し緊張した面持ちで頷いた。

最初は軽いトピックから始まった。好きな人のタイプ、学生時代の失敗談、ちょっとした恥ずかしい体験。グラスが空になり、注ぎ足されるたびに、話題は徐々に深いものへと変わっていった。

「じゃあ、私から本当の秘密を一つ」

由美は少し緊張した様子で、ワインを一口飲んでから言葉を選ぶように話し始めた。

「実は私…女性にも興味があるの」

彼女の声は小さく、しかし凛として響いた。由美が二人の反応をうかがうと、予想外にも二人は動揺した様子もなく、ただ温かく微笑んでいた。

「私もよ」楓が自然に返した。

「…私も、です」
楓に続き、雛が頬を染めながら、しかしはっきりと頷いた。

由美は目を丸くして、「え、二人とも?」と驚いた様子を見せた。

一瞬の沈黙の後、三人は顔を見合わせて、堪えきれずに笑い出した。張り詰めていた空気が一気に和らぎ、そこには共犯者のような温かい連帯感が生まれていた。

その心地よい沈黙の中、由美がぽつりと呟く。

「なんだか…二人になら、話せる気がする…。もう一つ、ずっと誰にも言えずに悩んでいたことがあるの」

さっきまでの悪戯っぽい雰囲気は消え、その声には切実さが滲んでいた。雛と楓は、黙って彼女の次の言葉を待つ。

「実は私…この前、私を紹介してくれた高橋先輩…聡さんのことなんだけど…」

由美は一度言葉を切り、二人の反応をうかがうように視線を落とした。

「…実は、結婚を前提にお付き合いをしてるの。人としてはとても尊敬してる。でも…」 由美は恥ずかしそうに視線を落とした。

「その…夜の相性っていうのかな…。なんだか、あまりうまくいかなくて…。彼が求めるものと、私が心の奥で求めているものが、少し違う気がして…ずっと一人で悩んでて…」

その告白に、雛と楓は同情するように、そして真剣に耳を傾けていた。

「だからかもしれない…。最近、なんだか満たされなくて…女性のしなやかな身体とかに、ふと惹かれてしまうことがあるの。私、おかしいのかな…」

か細い声でそう言って顔を上げた由美を、二人はただ、温かく包み込むような眼差しで見つめていた。

「おかしくなんてないわよ」楓が優しく、しかしきっぱりと言った。

「相性って、すごく大事なことだもの。それで悩むのは当然よ」 

「私もそう思う」雛も静かに頷いた。

由美は少し安心したように息をついた。

「じゃあ、次は楓さんの番ね」由美が言った。

「楓さん、旦那さんとの関係はどう?」

楓は少し照れくさそうに、しかし悪戯っぽく微笑んで答えた。

「うちはね、その点だけは心配ないっていうか…ありすぎるくらいなの。うちの旦那、まことって言うんだけど、実はそういうことに関しては、少し…タフすぎるくらいで、なんていうのかな、えっと、絶倫?で...朝まで何回でもいける人なの」

「まあ!」由美が上げた声には、先ほどまでの悩みとは裏腹な、隠しきれない好奇心と羨望が混じっていた。

(由美:絶倫…なんて、はしたない響き…。でも、この楓さんを満足させる男性って、一体どれほどなの?楓さんのこの知的な顔が、激しい快感に歪むところを、見てみたい…)

由美は意外そうな表情を見せた。「楓さんのご主人、どんな方なの?今度会ってみたいわ」

「ITの会社を経営してるんだけど、外見からは全然想像できないほど…」楓の言葉は含みを持たせたまま途切れた。

「雛ちゃんの番よ」楓が促した。

雛は深呼吸をして、決意を固めたように言った。

「私...実は三人で付き合っているの」

部屋に静寂が訪れた。

「三人...?」由美が小さく呟いた。

(雛ちゃんが…?三人で…?誰と…?)

楓は何も言わず、ただ温かい目で雛を見つめていた。

「そう...私と楓さんと...まことさん」
雛の声は震えていたが、はっきりと告白した。

由美の目が大きく開いた。
「まさか...楓さんも?」

楓はゆっくりと頷いた。
「そうよ。私たち三人は特別な関係なの」

由美の頭の中は、真っ白になった。信じられない、という衝撃と同時に、熱い何かが腹の底からせり上がってくる。 

(三人で…?楓さんと、まことさんと、この雛ちゃんが…?どういうこと?楓さん夫婦の間に、この子が…?一体、どんなことをしているの…?)

由美の脳裏に、具体的な光景が、見たくもないのに鮮明に浮かび上がってくる。 

(楓さんが雛ちゃんの自由を奪って、まことさんがその無防備な体に…?どんなことをするの?楓さんが見ている前で、まことさんの激しい熱が、雛ちゃんのすべてを、何度も何度も…。それだけじゃない。きっと楓さんも加わるはず。雛ちゃんの口を自分の唇で塞いで、逃げ場をなくして…二人がかりで、このか細い体を貪り尽くす…?ああ、なんて…なんて美しい…!)

「どうして…そうなったの?」
由美の声には好奇心と驚きが混じっていた。

楓は視線を交わし、穏やかに語り始めた。

「私と雛ちゃんは元恋人同士でね。私がまことと結婚した後、久しぶりに三人で会った夜に、関係を持ってしまったの」

楓の言葉を受け、雛がはにかみながらも、幸せを噛みしめるように続けた。

「いろいろありましたけど…二人が私を受け入れてくれて、今はすごく良い関係なんです」

楓は愛おしそうに雛の頭を撫でた。
「雛ちゃんの勇気で、私たち三人の関係を始めることができたの」

「信じられないわ…でも、なんだか羨ましい」
由美は素直な感想を口にした。

「三人で支え合える関係って、素敵だと思う」

(由美:羨ましい…。私も、その輪の中に入れたら…。聡さんでは決して満たされない、私のこの渇きを、この二人となら…満たせるかもしれない…)

「今度、まことも交えて一緒に食事でもどう?」楓が提案した。

「もっと理解してもらえると思うし」

由美は少し考え込んだ後、微笑んで頷いた。

「ぜひお願いします。興味あるわ…その、絶倫な方にも会ってみたいし」

彼女の言葉は冗談めかしていたが、一瞬湧き上がった常識と理性はかき消され、心の中は一つの願いで焼き尽くされそうだった。

(由美:4人で会う…?そしたら、私も…?この私が、雛ちゃんと同じように…?楓さんの冷たい指に素肌を弄ばれて、絶倫だというまことさんの激情を、聡さんではありえないほど乱暴に、身体の奥まで刻み込まれて…雛ちゃんが、その光景を、すぐそばで見ている…?ああ、お願い…!私も仲間に入れてほしい!あの二人みたいに、あなたの旦那様にめちゃくちゃにされて、あなたにはその全部を見届けてほしい…!私も、三人と同じように、堕ちていきたい…!)

楓も頷いた。「それじゃあ、次の週末はどう?」

三人は顔を見合わせ、新たな関係への期待に胸を膨らませた。



そして、約束の週末の夜。由美は楓とまことの暮らすマンションの、高層階の一室に招かれていた。

「由美さん、来てくれてありがとう!ささやかだけど、歓迎のつもり。今日は楽しんでいってね」

エプロン姿の雛が、人懐っこい笑顔で由美をリビングへと案内する。

ダイニングテーブルには、彩り豊かな野菜やキノコが並べられ、中央に置かれた土鍋からは湯気が立ち上っていた。

肩肘の張らない、気楽な鍋パーティー。それは、由美という存在の警戒心を解くには、これ以上ないほど効果的な舞台設定だった。

「こちらこそ、お招きありがとう。楓さん、雛さん。…そして、はじめまして、まことさん。由美と申します」

ソファから立ち上がったまことに、由美は優雅に微笑みかけた。

彼が、楓と雛が自慢する男。値踏みするように、しかし決して悟られぬよう、由美の視線が彼の全身を滑る。

(なるほど…。ラフなニットを着ているせいか、むしろ、線が細く見えるわね。でも、少し童顔のせいかしら、目が優しすぎる。この男はまだ、本当の獣になっていない…)

食事が始まると、場の空気はすぐに和んだ。楓と雛が巧みに会話を回し、由美がそれに知的な相槌を打つ。

まことは、妻とその友人たちの楽しげな様子に、最初は少し照れたように、しかし心地よさそうに耳を傾けていた。

宴が中盤に差し掛かり、全員の緊張がすっかり解けた頃、由美は「そういえば」と、傍らのハンドバッグに手を伸ばした。

「この間の女子会のお礼と、今日のお招きのお礼を兼ねて。二人のおかげで、毎日が本当に楽しいわ」

そう言って、まずは楓と雛に、それぞれ小さな紙袋を手渡した。

楓にはパリのギャラリーで見つけたというアートブックを、雛にはウィーンの工房で作られたというアンティークの小物入れを。

「…信じられない。これ、写真家アラン・ベルナールの初期作品集じゃない。パリのあのギャラリーでしか手に入らないって聞いてたのに…。由美さん、すごすぎるわ」

アートブックを手に取った楓が、興奮を隠せない様子で声を上げる。

「わぁ…!きれい…。すごく繊細な絵付け…。私のことを考えて選んでくれたなんて、本当に嬉しいな…ありがとう、由美さん!」

小物入れを両手でそっと包み込むように持ち、雛が心からの笑顔で感謝を述べた。

その盛り上がりを微笑ましげに眺めていた由美は、ふと、思い出したかのように、もう一つ、簡素な作りの小さな箱を取り出した。

「そして、まことさん。はじめまして、のご挨拶。つまらないものですけれど」

彼女はまことの正面に回り込み、その箱を差し出した。

「スペインの銀細工の工房で見つけたの。この力強い雄牛ブル、お二人が話してくれたまことさんのイメージに、なんだかぴったりだと思って」

由美の手のひらに乗っているのは、銀で作られた雄牛の頭部を模したキーホルダーだった。

力強く彫り込まれた角、猛々しく見開かれた目。その精巧な銀細工には、厚みのある小さな黒い革のストラップが繋がれている。

由美はストラップの先端を指で示し、悪戯っぽく微笑んだ。

「ここ、USBメモリにもなっているの。お仕事でも、使えそうでしょう?」

まことが「あ、すみません、わざわざ…」と手を伸ばし、銀のキーホルダーを受け取ろうとした、その瞬間。

由美は、すぐにそれを手放さなかった。彼女の白く細い指先が、まことの武骨な指に、微かに、しかし意図的に触れる。

電気が走ったような微かな衝撃に、まことが顔を上げる。

そこにいたのは、先ほどまでの優雅で社交的な由美ではなかった。

彼女は、何も言わない。ただ、じっと、まことの瞳の奥を見つめている。

それは、獰猛どうもうさとは違う、もっと静かで、深く、そして抗いがたい引力を持つ眼差しだった。

まるで、心の最も柔らかな部分を、細く鋭い針で的確に射抜かれたかのような感覚。彼の知らない、彼自身ですら気づいていない欲望の在り処を、すべて見透かされているかのような、官能的な視線。

「……ッ」

まことの心臓が、大きく音を立てて跳ねた。

呼吸が一瞬止まり、喉が渇く。自分が今、何を考え、どんな顔をしているのか、全く分からなかった。ただ、目の前の女から、目が離せない。

数秒だったか、あるいは数分だったか。濃密な沈黙の後、由美はふっと表情を緩め、いつもの魅惑的な微笑みに戻った。

「…お気に召すと、嬉しいのだけれど」

そう言ってキーホルダーを彼に手渡すと、由美はすっと身を引き、何事もなかったかのように自分の席に戻った。

まことは、手の中に残された銀の雄牛の冷たい感触と、胸に残る確かな動悸を抱えたまま、しばらく呆然としている。

楓は、そんな二人の間に流れた一瞬の濃密な空気を、面白そうに、そしてどこか満足げな笑みを浮かべて見つめていた。

雛は、ただ新しい友人と大切なパートナーが打ち解けていく様子を、嬉しそうに頬を染めて見守っている。

鍋から立ち上る優しい湯気が部屋を暖かく満たし、時折聞こえる楽しそうな笑い声が、和やかな食卓を彩っていた。

新しい友情が芽生えた、幸福な夜のひとときだった。

+++

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