13 / 61
【第一話】
★紫煙に巻かれる俺たちは.VII
しおりを挟む
仲間の合図とともに、彼は俺の性器の根元を握った。
しっかりと上向きに固定した後、自らの窄まった奥に俺の亀頭を当て、腰を落としていく。
ヤバい、こんなの、経験したことがない。
本当に性器が入るのかと心配していたのはついさっきの出来事。
けれどいまこうして、少しずつ仲間のナカは、ぬちゅっ、ぬちゅっと俺の屹立を飲み込んでいく。
自慰では絶対に味わう事の出来ない締め付けと熱い感触に、少しでも動かれただけで達しそうになってしまう。
「ンンッ、はっ、ァっ、なか、まっ……、それ、ヘンッ……!」
「大丈夫だよ。ン、ァっ……ほら、肩の力、ふっ、抜いていて……?」
「仲間のナカ、あっついッ……! ンぅっ!?」
「可愛いね。彼方くん。ふッ……奥まで、挿れるね?」
「奥までって、そん、な……あぁッ?!」
じわじわと仲間の奥へと侵入していくのと同時に、俺の射精感は見る見るうちに高まっていく。
信じられないことに、あれだけ狭かった仲間の秘められた蕾はぱっくりと俺の事を吞み込んだ。
ずりゅ、ずりゅ、と仲間の内壁と俺の昂ぶりが擦れあい、より二人の距離は近くなる。
「あぁッ、ダメ、だ……ッ、ヘン、だからッ……んぁッ!」
「ふふ。本当に、彼方くんって人を煽るのが上手だね? そんな事言われたら、もっと激しくしたくなっちゃうよ」
とうとう根元まで繋がってしまうのか。そう思っていたら、俺の性器の半分ほどのところで、仲間は自らの腰を持ち上げ、一度俺のそれを抜いてみせた。
カリ首が仲間の事を離したくないという様に引っかかるが、それすらも快感に変わる。
ずぼっ、と音が立ち、仲間との繋がりが失われたと思えば、すぐにずんっ、と彼は俺の昂ぶりを再度自らの内壁へと受け入れた。
「やぁ! 抜くの、ダメ、だっ……!」
「どうして? ……そっか、気持ちよくなっちゃうのが怖いんだ。それならもっと、夢中にさせてあげないと、ね……ッ」
「あっ、はぁっ、ふぁ、アッ、ンンッ!」
俺の静止の声も聴かず、仲間は器用に腰を揺らし、身体全体で俺の性器を扱き上げてくる。
「んッ、彼方くんの……ふふっ、大きいん、だね? ッ」
「から、かう、なッ、ンンッ!」
「あはは。もっと大きくなった。勿体ないな、こんなにいいものを持ってるのに、使わないなんて」
「アッ、や、ンゥッ、ンーッ!」
最初はスローペースだったのに、仲間はどんどん腰を動かすスピードを速める。
次第に俺の先走りと仲間のローションが絡み合い、部屋中にいやらしい水音が響いた。
最初は余裕に見えていた仲間も、眉間に皺を寄せ、顔全体がぽっと赤く染まっている。
その姿が煽情的で、俺のそこは更に膨張した。
こんなのはしたないと思うのに、仲間の前ではその恥じらいすらもすべてさらけ出してしまっていた。
「ァっ、ふっ……、あはっ、ンンッ、彼方くん。イきたい?」
そんな俺を見抜いたように、仲間はこんなことを聞いてくる。
最初は確かに恐怖もあったはずだ。それなのに今は快楽に支配されている。
俺の根元と仲間の尻たぶがぶつかり合う音と、結合部から二人が混ざり合う音。
それらは俺を耳からも犯してくるようだ。
「仲、間ッ……!」
だから俺は思わず彼の名前を呼んでしまった。
それを肯定と受け取ったのだろう。仲間はこれ以上ない極上で淫靡な笑みで俺を見下ろす。
「いいよ、そのまま出して」
まるで搾り取るかのように、仲間は自らの内側をギュッと締めた。
もうだめだ。与えられる快楽が強すぎて、視界に靄が掛かっているようだ。
イきたい。その事で頭がいっぱいになって、それ以外のことは考えられなかった。
俺の下半身に跨りながら腰を振る仲間の汗が彼の頬を伝う。
俺はその雫を拭ってあげたかったけれど、そんな余裕はない。
とうとう自らの性器の先端まで精液がせりあがって来たら、もう後はすぐそこにある絶頂を待つだけだ。
「も、俺、無理っ……! ンァっ、アッ、ンゥ~~~~!」
ホワイトアウトされる視界の中、最後に瞳に映ったのは、いたずらに口角を上げる、仲間の満足そうな表情だった。
しっかりと上向きに固定した後、自らの窄まった奥に俺の亀頭を当て、腰を落としていく。
ヤバい、こんなの、経験したことがない。
本当に性器が入るのかと心配していたのはついさっきの出来事。
けれどいまこうして、少しずつ仲間のナカは、ぬちゅっ、ぬちゅっと俺の屹立を飲み込んでいく。
自慰では絶対に味わう事の出来ない締め付けと熱い感触に、少しでも動かれただけで達しそうになってしまう。
「ンンッ、はっ、ァっ、なか、まっ……、それ、ヘンッ……!」
「大丈夫だよ。ン、ァっ……ほら、肩の力、ふっ、抜いていて……?」
「仲間のナカ、あっついッ……! ンぅっ!?」
「可愛いね。彼方くん。ふッ……奥まで、挿れるね?」
「奥までって、そん、な……あぁッ?!」
じわじわと仲間の奥へと侵入していくのと同時に、俺の射精感は見る見るうちに高まっていく。
信じられないことに、あれだけ狭かった仲間の秘められた蕾はぱっくりと俺の事を吞み込んだ。
ずりゅ、ずりゅ、と仲間の内壁と俺の昂ぶりが擦れあい、より二人の距離は近くなる。
「あぁッ、ダメ、だ……ッ、ヘン、だからッ……んぁッ!」
「ふふ。本当に、彼方くんって人を煽るのが上手だね? そんな事言われたら、もっと激しくしたくなっちゃうよ」
とうとう根元まで繋がってしまうのか。そう思っていたら、俺の性器の半分ほどのところで、仲間は自らの腰を持ち上げ、一度俺のそれを抜いてみせた。
カリ首が仲間の事を離したくないという様に引っかかるが、それすらも快感に変わる。
ずぼっ、と音が立ち、仲間との繋がりが失われたと思えば、すぐにずんっ、と彼は俺の昂ぶりを再度自らの内壁へと受け入れた。
「やぁ! 抜くの、ダメ、だっ……!」
「どうして? ……そっか、気持ちよくなっちゃうのが怖いんだ。それならもっと、夢中にさせてあげないと、ね……ッ」
「あっ、はぁっ、ふぁ、アッ、ンンッ!」
俺の静止の声も聴かず、仲間は器用に腰を揺らし、身体全体で俺の性器を扱き上げてくる。
「んッ、彼方くんの……ふふっ、大きいん、だね? ッ」
「から、かう、なッ、ンンッ!」
「あはは。もっと大きくなった。勿体ないな、こんなにいいものを持ってるのに、使わないなんて」
「アッ、や、ンゥッ、ンーッ!」
最初はスローペースだったのに、仲間はどんどん腰を動かすスピードを速める。
次第に俺の先走りと仲間のローションが絡み合い、部屋中にいやらしい水音が響いた。
最初は余裕に見えていた仲間も、眉間に皺を寄せ、顔全体がぽっと赤く染まっている。
その姿が煽情的で、俺のそこは更に膨張した。
こんなのはしたないと思うのに、仲間の前ではその恥じらいすらもすべてさらけ出してしまっていた。
「ァっ、ふっ……、あはっ、ンンッ、彼方くん。イきたい?」
そんな俺を見抜いたように、仲間はこんなことを聞いてくる。
最初は確かに恐怖もあったはずだ。それなのに今は快楽に支配されている。
俺の根元と仲間の尻たぶがぶつかり合う音と、結合部から二人が混ざり合う音。
それらは俺を耳からも犯してくるようだ。
「仲、間ッ……!」
だから俺は思わず彼の名前を呼んでしまった。
それを肯定と受け取ったのだろう。仲間はこれ以上ない極上で淫靡な笑みで俺を見下ろす。
「いいよ、そのまま出して」
まるで搾り取るかのように、仲間は自らの内側をギュッと締めた。
もうだめだ。与えられる快楽が強すぎて、視界に靄が掛かっているようだ。
イきたい。その事で頭がいっぱいになって、それ以外のことは考えられなかった。
俺の下半身に跨りながら腰を振る仲間の汗が彼の頬を伝う。
俺はその雫を拭ってあげたかったけれど、そんな余裕はない。
とうとう自らの性器の先端まで精液がせりあがって来たら、もう後はすぐそこにある絶頂を待つだけだ。
「も、俺、無理っ……! ンァっ、アッ、ンゥ~~~~!」
ホワイトアウトされる視界の中、最後に瞳に映ったのは、いたずらに口角を上げる、仲間の満足そうな表情だった。
0
あなたにおすすめの小説
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
優しい檻に囚われて ―俺のことを好きすぎる彼らから逃げられません―
無玄々
BL
「俺たちから、逃げられると思う?」
卑屈な少年・織理は、三人の男から同時に告白されてしまう。
一人は必死で熱く重い男、一人は常に包んでくれる優しい先輩、一人は「嫌い」と言いながら離れない奇妙な奴。
選べない織理に押し付けられる彼らの恋情――それは優しくも逃げられない檻のようで。
本作は織理と三人の関係性を描いた短編集です。
愛か、束縛か――その境界線の上で揺れる、執着ハーレムBL。
※この作品は『記憶を失うほどに【https://www.alphapolis.co.jp/novel/364672311/155993505】』のハーレムパロディです。本編未読でも雰囲気は伝わりますが、キャラクターの背景は本編を読むとさらに楽しめます。
※本作は織理受けのハーレム形式です。
※一部描写にてそれ以外のカプとも取れるような関係性・心理描写がありますが、明確なカップリング意図はありません。が、ご注意ください
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
完結|好きから一番遠いはずだった
七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。
しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。
なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。
…はずだった。
悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第3巻 - 甘美な檻と蹂躙の獣
大の字だい
BL
失われかけた家名を再び背負い、王都に戻った参謀レイモンド。
軍務と政務に才知を振るう彼の傍らで、二人の騎士――冷徹な支配で従わせようとする副団長ヴィンセントと、嗜虐的な激情で乱そうとする隊長アルベリック――は、互いに牙を剥きながら彼を奪い合う。
支配か、激情か。安堵と愉悦の狭間で揺らぐ心と身体は、熱に縛られ、疼きに飲まれていく。
恋か、依存か、それとも破滅か――。
三者の欲望が交錯する先に、レイモンドが見出すものとは。
第3幕。
それぞれが、それぞれに。
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
俺にだけ厳しい幼馴染とストーカー事件を調査した結果、結果、とんでもない事実が判明した
あと
BL
「また物が置かれてる!」
最近ポストやバイト先に物が贈られるなどストーカー行為に悩まされている主人公。物理的被害はないため、警察は動かないだろうから、自分にだけ厳しいチャラ男幼馴染を味方につけ、自分たちだけで調査することに。なんとかストーカーを捕まえるが、違和感は残り、物語は意外な方向に…?
⚠️ヤンデレ、ストーカー要素が含まれています。
攻めが重度のヤンデレです。自衛してください。
ちょっと怖い場面が含まれています。
ミステリー要素があります。
一応ハピエンです。
主人公:七瀬明
幼馴染:月城颯
ストーカー:不明
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
人気アイドルグループのリーダーは、気苦労が絶えない
タタミ
BL
大人気5人組アイドルグループ・JETのリーダーである矢代頼は、気苦労が絶えない。
対メンバー、対事務所、対仕事の全てにおいて潤滑剤役を果たす日々を送る最中、矢代は人気2トップの御厨と立花が『仲が良い』では片付けられない距離感になっていることが気にかかり──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる