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【第八話】
あいのかたちは十人十色
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とうとうやってきたお家訪問。
食事中に次回の約束をして、当日は学校からそのまま咲の家へと向かった。
けれどまだ咲は周りに関係が知られることを恐れているようで、待ち合わせは学校近くのカフェだ。そんな事気にしなくても良いのに、なんて思うけれど、咲には咲の事情があるだろうから、それは大事にするべきだろう。
その日の咲は着飾ることはせず、重い前髪に分厚い眼鏡。それにファストファッションのブランドの服で全身を固めている。
こう見ると、やっぱり繁華街で見るのとはガッツリ印象変わるな。
けど、こっちの咲もメッチャ良い。前まではよく見たことは無い、気にも留めないクラスメイトだった。けれど今見ると、こんな格好でもキラキラ光って見える。恋の力、恐るべし。
連れていかれたのは、大学近くのマンション。
駅から徒歩五分、学校から徒歩一〇分という立地の良さだ。
それに、新築のオートロックマンションと来た。下世話な話ではあるけど、どこからどう見ても、家賃が高そうだ。
「すっげー。良いところに住んでるんだな~」
思わず俺はそんな声が漏れる。
俺は実家暮らしだし、一人暮らしは今までしたことは無い。
やっぱりオートロックとか、そういうのって大事なんだよな。きっと。
「もしかして咲って、お坊ちゃんだったりする?」
「……そうだね。お金だけは、ある家だから」
「そうか? でもこんな良い住居を用意してくれるってことは、愛されてると思うんだけどな」
「これは、きっと僕を実家に近づき過ぎないための予防線だと思うよ。……僕、家では居場所がなかったから。不出来な息子を隔離するのに丁度良いんだ」
咲はこれ以上この話はしたくないと言わんばかりに顔を背ける。
それなら聞かない方が良いよな。家庭の事情なんて、そう簡単に踏み込まない方が良い。
無言のまま咲はカードキーをかざしてオートロックを解除すると、エレベーターに乗り込み、六のボタンを押した。
ごうんごうんと揺られ目的地に着けば、彼はまっすぐ角部屋へと歩みを進めていく。
目的地に到着すると彼は開錠して、中に入るよう促してきた。
すっげー。めちゃくちゃピカピカだ。
床とかも綺麗に磨かれてるし、玄関だってほこり一つない。
「お邪魔しまーす」
「何もないところだけど、どうぞ」
靴を脱ぎ揃えれば、俺は咲の後ろについていく形で部屋へと上がっていく。
廊下の突き当りにある扉を開けば、かなり広いリビングルームが俺を迎えた。
テレビも何型あるのか分からないし、ソファだってL字型の五人は座れるだろう。
俺ならここで絶対寝落ちする。
隣を見れば、アイランドキッチンが併設されており、そこも使用されているのは分かるのに、確かに手入れが行き届いている。
「咲って綺麗好きなんだなー」
「そうかな? 普通だと思うけど。ただ掃除は欠かさずするようにはしているかも」
「それを綺麗好きって言うと思うんだけどな」
部屋だって、ざっと数えて二つ。
一人暮らしで二LDKってマジですごいよな。
けど、広いのに物が全然ないから、ある種のもの寂しさも感じてしまう。
「上着、預かるね。ソファにでも座っていて。今飲み物を用意するから」
「何から何まで悪いな。じゃあ、失礼して」
そう言って俺は咲にジャケットを渡し、ソファへと腰かける。
スッゲー。硬すぎるわけでもなく、柔らかすぎるわけでもなく。優しく身体を包み込むようなフィット感。どう考えても高級そうだ。
「お茶とコーヒー、どっちが良い?」
「じゃあお茶で。何か手伝うことはあるか?」
「ううん、大丈夫だよ。お気遣いありがとう」
そういう咲はずっと何かを考えこんでいるようだ。
もうそろそろ、聞いても良いよな?
「お待たせ。これ、お茶請けに。羊羹って食べられる?」
そう言って咲は俺の正面のソファに座り、お盆に乗っけていたマグカップとお菓子をローテーブルの上に広げた。
「おう! むしろ好きだぞ。すごいな。これ、羊羹なんだ」
「四勝手屋っていう所のものでね。横に糸が付いてると思うんだけど、底を押し出して、糸で羊羹を切りながら食べるんだ」
「へぇー。面白い食べ方するんだな! じゃあ早速、いただきます!」
「どうぞ、召し上がれ」
俺は袋を開けて早速食べようとするけれど、咲は全くコーヒーも羊羹も手に取る様子は無い。
だから俺は咲の隣に移動し、その手をぎゅっと握った。
「咲、ずっと何かを考えてるよな。もしよかったら、俺に教えてくれないか? お前が何に悩んでるのか、知りたい」
そういうと、とうとう咲は覚悟が決まったと言わんばかりに、俺を正面から見据えた。
眼鏡の奥からでも伝わる、真剣な瞳。
かと思えば、彼は深々と頭を下げた。
「ごめん、剛」
「なんで謝るんだ?」
どうしたんだろう。咲は何も悪いことをしてないのに。
不思議がっていると、彼は震える声で俺の手を握り返す。
「僕に身体しか価値がないことは分かってる。それでも、試したいことがあって」
「咲に身体しか価値がないっていうのははっきり否定させてもらうけど、どんなことを試したいんだ?」
身体にしか価値がないなんて、そんな寂しいこと言うなんて。
咲は数えきれないほどの魅力がある。なのに、なぜそう思い込んでしまっているのだろう。
それに、これから何を言われるのか。
張り詰めた空気に、思わず息を呑む。
「……」
「そんなに言いづらいことなのか? まぁゆっくりで――」
その言葉を遮るように、咲ははっきりと、こう言ってみせた。
「僕と、セックス抜きにした付き合いをして欲しいんだ」
その言葉に俺は拍子抜けする。
なにかもっと怖いことを言われるんじゃないかと思っていた。
けれど、咲にとっては一大決心だったんだよな。
それにしても、肩の力が抜けた事には間違いない。
「なんだ! そんな事かよ。もちろん付き合うに決まってるだろ? だから身体しか自分に価値はないって言うなよ。俺が楽しいところにいっぱい連れていってやるからな!」
「よかっ、た……」
そういう咲は俺にもたれかかるから、強く抱きしめる。
咲のその言葉を、しっかりと受け止めたということを、この腕で伝えられたら良い。
「ありがとな。そう結論が出るまで、色々考えたよな。俺は身体だけの関係なんて、本当は嫌だったんだ。たくさんデートして、色んなものを見て、一緒に楽しいを共有したい。身体の関係なんてなくても良いって思えるくらい、咲のこと、大切にしてみせるから!」
すると、咲の緊張が一気に解れたようだ。
彼が見せるのは花が綻ぶような笑顔。俺はどんな咲も好きだけど、こうして笑ってくれている姿が一番好きだ。
曇り空が晴れて、太陽が顔を覗かせる。そんな風に表情も変わってくれた。
「あはは。本当に剛は変わってるね」
「そうか? 俺は咲を大事にしたいだけだ」
「今までそういってくれる人は居なかった。剛が初めて」
「じゃあ俺が最初で最後の男だな! なぁ、どこか行きたいところはあるか?」
咲と行くならきっとどんな所でも楽しいけど、咲の意思も尊重したい。
きっと彼は今まで肉体関係を抜きにした関係なんて考えられなかったのだろうから。
咲は逡巡した後、俺を上目遣いで見てきた。
それ、マジでずるい。胸がキュンとした。
「うーん……そうだな。遊園地、とか?」
「デートっぽくて最高じゃん! あ、それならズズニーとか行こうぜ! クリスマスも終わったから、今なら人も落ち着いてると思うし。ガイドは任せとけ!」
すると咲は大きな目をぱちりと瞬かせた後、ふっと口角を柔らかく上げた。
「いいね。僕、ズズニーランドって行った事ないから。案内を任せちゃっても良い?」
「おう! あー、楽しみだなー! 咲とのデート! 今から浮かれてる、俺。なぁ! いつ行く? 来週とか?」
「良いね。それなら来週にしようか。僕も、楽しみにしてるよ」
咲とズズニーデート。そんなの、楽しいに決まってる。
一緒にカチューシャを付けて、チュロスとかポップコーンを食べたり。
グリーティングも出来ると良いな。それに色んな所でいっぱい写真を撮ったり。
そうだ、咲、絶叫系って行けんのかな。それなら急流すべりタイプのアトラクションも乗りたいな。
で、最後にはパレードを見て。その時に手を繋いじゃったりしたらどうしよう。
ヤバい、妄想が止まらない。
今からちゃんとプラン立てとかないと。絶対、咲の事を楽しませたいもんな!
「剛? ニコニコしてどうしたの?」
「今、咲とどうやってズズニーデートしようか考えてた。咲、絶叫マシンっていける?」
「うーん。どうだろう。乗ったことがないから、試してみたいな」
「オッケー! 俺、完璧なプランを立てるから、楽しみにしてろよな!」
「流石、心強いね。勿論初めてテーマパークに行くのもそうだけど、きっと君と一緒だから、ここまで楽しみなんだ」
「咲……! 俺も! 今までで一番楽しみかも。ヤバ、にやけ止まんねー」
「ふふ、剛は本当に可愛らしいね」
マジでこんなん、恋人同士の会話じゃん。
等身大の恋愛をしてるってカンジで、たまらないな。
俺たちのはじまりは肉体関係だった。でも今こうして、咲は心で繋がろうとしてくれている。
それなら俺も全力でそれに応えたい。咲の事を、めいっぱい愛したいから。
食事中に次回の約束をして、当日は学校からそのまま咲の家へと向かった。
けれどまだ咲は周りに関係が知られることを恐れているようで、待ち合わせは学校近くのカフェだ。そんな事気にしなくても良いのに、なんて思うけれど、咲には咲の事情があるだろうから、それは大事にするべきだろう。
その日の咲は着飾ることはせず、重い前髪に分厚い眼鏡。それにファストファッションのブランドの服で全身を固めている。
こう見ると、やっぱり繁華街で見るのとはガッツリ印象変わるな。
けど、こっちの咲もメッチャ良い。前まではよく見たことは無い、気にも留めないクラスメイトだった。けれど今見ると、こんな格好でもキラキラ光って見える。恋の力、恐るべし。
連れていかれたのは、大学近くのマンション。
駅から徒歩五分、学校から徒歩一〇分という立地の良さだ。
それに、新築のオートロックマンションと来た。下世話な話ではあるけど、どこからどう見ても、家賃が高そうだ。
「すっげー。良いところに住んでるんだな~」
思わず俺はそんな声が漏れる。
俺は実家暮らしだし、一人暮らしは今までしたことは無い。
やっぱりオートロックとか、そういうのって大事なんだよな。きっと。
「もしかして咲って、お坊ちゃんだったりする?」
「……そうだね。お金だけは、ある家だから」
「そうか? でもこんな良い住居を用意してくれるってことは、愛されてると思うんだけどな」
「これは、きっと僕を実家に近づき過ぎないための予防線だと思うよ。……僕、家では居場所がなかったから。不出来な息子を隔離するのに丁度良いんだ」
咲はこれ以上この話はしたくないと言わんばかりに顔を背ける。
それなら聞かない方が良いよな。家庭の事情なんて、そう簡単に踏み込まない方が良い。
無言のまま咲はカードキーをかざしてオートロックを解除すると、エレベーターに乗り込み、六のボタンを押した。
ごうんごうんと揺られ目的地に着けば、彼はまっすぐ角部屋へと歩みを進めていく。
目的地に到着すると彼は開錠して、中に入るよう促してきた。
すっげー。めちゃくちゃピカピカだ。
床とかも綺麗に磨かれてるし、玄関だってほこり一つない。
「お邪魔しまーす」
「何もないところだけど、どうぞ」
靴を脱ぎ揃えれば、俺は咲の後ろについていく形で部屋へと上がっていく。
廊下の突き当りにある扉を開けば、かなり広いリビングルームが俺を迎えた。
テレビも何型あるのか分からないし、ソファだってL字型の五人は座れるだろう。
俺ならここで絶対寝落ちする。
隣を見れば、アイランドキッチンが併設されており、そこも使用されているのは分かるのに、確かに手入れが行き届いている。
「咲って綺麗好きなんだなー」
「そうかな? 普通だと思うけど。ただ掃除は欠かさずするようにはしているかも」
「それを綺麗好きって言うと思うんだけどな」
部屋だって、ざっと数えて二つ。
一人暮らしで二LDKってマジですごいよな。
けど、広いのに物が全然ないから、ある種のもの寂しさも感じてしまう。
「上着、預かるね。ソファにでも座っていて。今飲み物を用意するから」
「何から何まで悪いな。じゃあ、失礼して」
そう言って俺は咲にジャケットを渡し、ソファへと腰かける。
スッゲー。硬すぎるわけでもなく、柔らかすぎるわけでもなく。優しく身体を包み込むようなフィット感。どう考えても高級そうだ。
「お茶とコーヒー、どっちが良い?」
「じゃあお茶で。何か手伝うことはあるか?」
「ううん、大丈夫だよ。お気遣いありがとう」
そういう咲はずっと何かを考えこんでいるようだ。
もうそろそろ、聞いても良いよな?
「お待たせ。これ、お茶請けに。羊羹って食べられる?」
そう言って咲は俺の正面のソファに座り、お盆に乗っけていたマグカップとお菓子をローテーブルの上に広げた。
「おう! むしろ好きだぞ。すごいな。これ、羊羹なんだ」
「四勝手屋っていう所のものでね。横に糸が付いてると思うんだけど、底を押し出して、糸で羊羹を切りながら食べるんだ」
「へぇー。面白い食べ方するんだな! じゃあ早速、いただきます!」
「どうぞ、召し上がれ」
俺は袋を開けて早速食べようとするけれど、咲は全くコーヒーも羊羹も手に取る様子は無い。
だから俺は咲の隣に移動し、その手をぎゅっと握った。
「咲、ずっと何かを考えてるよな。もしよかったら、俺に教えてくれないか? お前が何に悩んでるのか、知りたい」
そういうと、とうとう咲は覚悟が決まったと言わんばかりに、俺を正面から見据えた。
眼鏡の奥からでも伝わる、真剣な瞳。
かと思えば、彼は深々と頭を下げた。
「ごめん、剛」
「なんで謝るんだ?」
どうしたんだろう。咲は何も悪いことをしてないのに。
不思議がっていると、彼は震える声で俺の手を握り返す。
「僕に身体しか価値がないことは分かってる。それでも、試したいことがあって」
「咲に身体しか価値がないっていうのははっきり否定させてもらうけど、どんなことを試したいんだ?」
身体にしか価値がないなんて、そんな寂しいこと言うなんて。
咲は数えきれないほどの魅力がある。なのに、なぜそう思い込んでしまっているのだろう。
それに、これから何を言われるのか。
張り詰めた空気に、思わず息を呑む。
「……」
「そんなに言いづらいことなのか? まぁゆっくりで――」
その言葉を遮るように、咲ははっきりと、こう言ってみせた。
「僕と、セックス抜きにした付き合いをして欲しいんだ」
その言葉に俺は拍子抜けする。
なにかもっと怖いことを言われるんじゃないかと思っていた。
けれど、咲にとっては一大決心だったんだよな。
それにしても、肩の力が抜けた事には間違いない。
「なんだ! そんな事かよ。もちろん付き合うに決まってるだろ? だから身体しか自分に価値はないって言うなよ。俺が楽しいところにいっぱい連れていってやるからな!」
「よかっ、た……」
そういう咲は俺にもたれかかるから、強く抱きしめる。
咲のその言葉を、しっかりと受け止めたということを、この腕で伝えられたら良い。
「ありがとな。そう結論が出るまで、色々考えたよな。俺は身体だけの関係なんて、本当は嫌だったんだ。たくさんデートして、色んなものを見て、一緒に楽しいを共有したい。身体の関係なんてなくても良いって思えるくらい、咲のこと、大切にしてみせるから!」
すると、咲の緊張が一気に解れたようだ。
彼が見せるのは花が綻ぶような笑顔。俺はどんな咲も好きだけど、こうして笑ってくれている姿が一番好きだ。
曇り空が晴れて、太陽が顔を覗かせる。そんな風に表情も変わってくれた。
「あはは。本当に剛は変わってるね」
「そうか? 俺は咲を大事にしたいだけだ」
「今までそういってくれる人は居なかった。剛が初めて」
「じゃあ俺が最初で最後の男だな! なぁ、どこか行きたいところはあるか?」
咲と行くならきっとどんな所でも楽しいけど、咲の意思も尊重したい。
きっと彼は今まで肉体関係を抜きにした関係なんて考えられなかったのだろうから。
咲は逡巡した後、俺を上目遣いで見てきた。
それ、マジでずるい。胸がキュンとした。
「うーん……そうだな。遊園地、とか?」
「デートっぽくて最高じゃん! あ、それならズズニーとか行こうぜ! クリスマスも終わったから、今なら人も落ち着いてると思うし。ガイドは任せとけ!」
すると咲は大きな目をぱちりと瞬かせた後、ふっと口角を柔らかく上げた。
「いいね。僕、ズズニーランドって行った事ないから。案内を任せちゃっても良い?」
「おう! あー、楽しみだなー! 咲とのデート! 今から浮かれてる、俺。なぁ! いつ行く? 来週とか?」
「良いね。それなら来週にしようか。僕も、楽しみにしてるよ」
咲とズズニーデート。そんなの、楽しいに決まってる。
一緒にカチューシャを付けて、チュロスとかポップコーンを食べたり。
グリーティングも出来ると良いな。それに色んな所でいっぱい写真を撮ったり。
そうだ、咲、絶叫系って行けんのかな。それなら急流すべりタイプのアトラクションも乗りたいな。
で、最後にはパレードを見て。その時に手を繋いじゃったりしたらどうしよう。
ヤバい、妄想が止まらない。
今からちゃんとプラン立てとかないと。絶対、咲の事を楽しませたいもんな!
「剛? ニコニコしてどうしたの?」
「今、咲とどうやってズズニーデートしようか考えてた。咲、絶叫マシンっていける?」
「うーん。どうだろう。乗ったことがないから、試してみたいな」
「オッケー! 俺、完璧なプランを立てるから、楽しみにしてろよな!」
「流石、心強いね。勿論初めてテーマパークに行くのもそうだけど、きっと君と一緒だから、ここまで楽しみなんだ」
「咲……! 俺も! 今までで一番楽しみかも。ヤバ、にやけ止まんねー」
「ふふ、剛は本当に可愛らしいね」
マジでこんなん、恋人同士の会話じゃん。
等身大の恋愛をしてるってカンジで、たまらないな。
俺たちのはじまりは肉体関係だった。でも今こうして、咲は心で繋がろうとしてくれている。
それなら俺も全力でそれに応えたい。咲の事を、めいっぱい愛したいから。
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