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9【:promise】
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しおりを挟む「何それ?シン……居なくならないよね?」
「は?何言ってんだよ?居なくなんねーよ。でもさ、どっちみちこうやってずっと一緒に居られるとは限んねーだろ?ってこと。──どうする?約束、してくれるか?」
「そっか。そうだよね……うん。わかった。頑張る」
「相変わらずはっきりしねーな?」
「ごめんごめん。約束するよ。ほらっ?」
「は?なに?」
「え?約束と言えばこれでしょ?指切り?」
「ははっ……子供みたいだな?」
大人になんかなれなくても良かった。子供みたいに小指を絡ませて「指切りげんまん嘘ついたら……」なんて、二人で浮かれてみる。
でも本当は、このままこの時がずっと続けばいいと、そう強く願っていた。
変われない僕は、今までの記憶を一切無視してその約束を飲み込んだ。
シンがついているかもしれない嘘も、見なかったことにした。
もう少し、僕らの時間が続いてくれると思っていたから。
僕らになら、制限時間内に夢を叶えられると信じていたかったから。
何度繰り返しても、いつもその選択を間違えてしまう僕らを、
その約束が守ってくれる様な気になってしまったから……
「俺さ、約束するのって何か嫌いだったんだ。だって交わした時の価値観のままいられるわけなんて無いし、縛られるってゆうか、何だかそれを守らなきゃいけないと思うと、約束じゃなくて、呪いみたいな気もしたりして……でもさ、俺らの約束は違うよな?なんて言うか、こう……未来を、明日が来ることを約束してくれるような……」
「うん……そうだね。僕らの約束は、きっとそうだよ。それに、呪いなんかじゃなくて、お守りみたい。これからまたもし僕らがすれ違っちゃっても、会えない時も、この約束を思い出せばさ、この時間に戻れるような気がする。二人で一緒に笑い合える……僕もそんな気がするよ」
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