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第5章 ~ペイン海賊団編~

主な登場人物紹介 アドリアナ王国 王族ならびその関係者

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●ジョセフ
 21才。189cm。
 アドリアナ王国 第一王子であり、マリアの兄。
 何事もなければ、彼が次期アドリアナ王国の国王となる人物。

 白い肌、金色の髪と青い瞳、整った凛々しい眉、高い鼻梁、一目見ただけでもなみなみならぬ高貴さを感じさせる近寄りがたい美貌の持ち主。彼とマリアは一目見ただけで、兄妹であると分かるほどよく似ている。

 幼い頃からの国を治める者としての教育と自身の生まれ持った資質により、彼は非常に生真面目で責任感の強い人物である。彼もまたヴィンセントと同じく、大抵のことはそつなくこなせるタイプであると思われる。

 幼き頃より、妹マリアの残虐なふるまいに心を痛め続け、一日たりとも気が休まる時がなかった。元々落ち着いた雰囲気の彼であるが、そのたまりにたまった心労によってか、実年齢よりも少し年長に見える。
 第2章において、幼き頃よりずっと自分の側におり、また愛しくも思っていた魔導士アンバーを妹マリアに殺害されて失い、慟哭を天に響かせた。
 第4章にて、ルークたち「希望の光を運ぶ者たち」に国王とともに宣旨をさずけ、ユーフェミア国へと送り出した。


●マリア
 17才。168cm。
 アドリアナ王国 第一王女であり、ジョセフの妹。
 現在、レイナの魂が入っている肉体の本来の持ち主。

 波打つ金色の髪、白く透き通った肌、青く輝く瞳、まるで天使か妖精、あるいは女神か――生も死も、過去も未来も、善も悪も、彼女の前では何もかも意味をなさなくなるような絶世の美貌の持ち主。そのうえ、スタイルも良い。
 おそらく作中の女性キャラの美貌ランキングでは、これからも不動の1位であり続けるであろう人物。

 だが、傾国の美貌を誇る彼女の魂は、残虐で淫乱な悪魔のごときものであり、彼女が過去にしでかした罪によって”レイナ”が殺されそうになったことは一度や二度ではない。
 男性経験も多数あり、またその性癖も近親相姦好きの凌辱好きといった幾重にも歪んだものである描写も見られた。

 第2章にて、アンバーを殺害したことにより、フランシスの逆鱗にふれ、その魂をも八つ裂きにされた。だが、人形職人のオーガストのあまりにも献身的な愛によって、彼女は魂のひとかけら(オーガストが作った人形の頭部)の状態のまま、その命を今もなんとか紡いでいる。
 第1章ならび第2章においては、相当の悪女ぶりであったが、神人の船にいる今の彼女はちょっと大人しい。


●アンバー
 第2章において、マリア王女に刺殺され、「この世を守る大きな存在」=「アポストル」となった人物であり、レイナを「星呼び」と呼ばれる魔術により、遠く離れたこの異世界へと誘った魔導士でもある。

 享年19才。生前の身長は168cm。
 肩までで切り揃えられた艶やかなストレートの茶色の髪、意志の強さを感じさせる澄んだ茶色の瞳、引き締まったやや薄い唇の聡明さを感じさせる理知的な美人でもあった。スタイルも非常に良く、まっすぐな長い脚、くびれた腰、そのうえ美巨乳。

 アドリアナ王国に仕える魔導士の中でも抜きん出た力を持ち、カールやダリオともにジョセフ王子の側近であった。
 優しい性格であるが、ジョセフ王子と同じく生真面目で責任感が強い女性。レイナが彼女と過ごすことができた時間は、非常に短いものであったが、アンバーはレイナにとって、正義の象徴であり、強さと優しさを教えてくれた存在である。

 自分の計画に必要であった彼女を、ネチネチと狙っていた、いやらしいフランシスも、彼女の死を非常に残念に思っている。
 そのフランシスは第4章のある場面において、”アポストルとなった人の気配”を感じ取っていた。それは、もしかして……?


●カール
 22才。185cm。
 アドリアナ王国に仕える魔導士。
 現在ダリオとともに若い魔導士のツートップであり、王子ジョセフの側近。

 橙がかった黒髪、美しいというよりも賢そうな顔立ちをしている。魔導士のダリオとは、親類でもないのに、双子と言っても大抵の人は騙せるほどに外見がよく似ている。
 彼はダリオに比べると、わずかに目がクリッとして、前髪を重く垂らしている。
 
 彼の背筋はしっかりと伸び、顔つきからも知性が感じられ、ルークたちとはタメ口で話をするが、大事なところでの話し方や立ち振る舞いなどは、見た目から受ける印象通りのいわゆる正統派の魔導士である。
 第4章の港町における襲撃事件にも、首都シャノンにいながら気づき、ダリオとともに瞬間移動し、ルークたちの元に駆け付けた。


●ダリオ
 22才。185cm。
 アドリアナ王国に仕える魔導士。
 現在カールとともに若い魔導士のツートップであり、王子ジョセフの側近。

 橙がかった黒髪、美しいというよりも賢そうな顔立ちをしている。魔導士のカールとは、親類でもないのに、双子と言っても大抵の人は騙せるほどに外見がよく似ている。
 彼はカールに比べると、わずかに角ばった顎をしてやや面長である。
 
 彼の背筋はしっかりと伸び、顔つきからも知性が感じられ、ルークたちとはタメ口で話をするが、大事なところでの話し方や立ち振る舞いなどは、見た目から受ける印象通りのいわゆる正統派の魔導士である。
 第4章の港町における襲撃事件にも、首都シャノンにいながら気づき、カールとともに瞬間移動し、ルークたちの元に駆け付けた。


★おまけ★
 第3章にて、生意気なネイサンに、その外見のそっくりさを「気持ち悪い」と言われたカールとダリオ。
 彼らを双子だと思ったヴィンセントには、ダリオが兄、カールが弟に見えていた。それぞれの性格的にもダリオが兄ポジションなら、カールが弟ポジションにあると思われる。
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