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☆連載中☆『人生は彼女の物語のなかに』

王女マリア・エリザベス

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【名前】マリア・エリザベス
【性別】女
【年齢】17才
【職業】王女様
*登場作品*
『人生は彼女の物語のなかに(今風タイトル:生真面目JKの魂が異世界の絶世の美人王女の肉体に?!運命の恋?逆ハーレム?それどころじゃありません!)』


 本作『人生は彼女の物語のなかに』のみならず、なずみ智子が製造したサイコの中では、一番美貌のサイコである。
 波打つ金色の髪、白く透き通った肌、青く輝く瞳、まるで天使か妖精、あるいは女神か――生も死も、過去も未来も、善も悪も、彼女の前では何もかも意味をなさなくなるような絶世の美貌の持ち主。

 一番美しいが、性格的にも一番ブッ飛んでいると言えよう。
 単に”性格が悪い”という次元などはゆうに飛び越え、残虐で淫乱な悪魔のごとき彼女の魂には、人間としてあるべきものが最初からない。
 彼女が過去にしでかした罪によって、”彼女の肉体の中にいる主人公・レイナ”が殺されそうになったことは一度や二度ではない。

 拷問などにも強い興味を示し、またその性癖も近親相姦好きの凌辱好きといった幾重にも歪んだものである。魔導士フランシスとの肉体関係はもちろん、その他の男性経験も多数あり(おそらく2ケタいっている)、しかし、彼女の歪んだ性欲の一番の対象は、実の兄のジョセフ王子であるだろう。

 ※余談であるが、作者はこの強烈なマリア・エリザベスを軸とするエピソードを書いている時が一番筆が早く進む。突き抜けたキャラは動かしやすい。というか、頭の中で勝手に動き出し始める。
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