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Episode12 はいはいサイコサイコ! 2020年ラストは、サイコホラー3品をお届けいたします。
Episode12-A 鬼 ※残酷&胸糞注意!
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妻となって十年目、可愛い男の子の母となって八年目。
私は本当に良き妻であり良き母、そして良き嫁であると自分でも思う。
義実家、とは言っても姑はすでに鬼籍に入っているため、舅との付き合いが主であるも、非常に上手くいってくる。
舅は少し堅苦しい喋り方というか、時代がかった独特の喋り方をする人であったも、大変な物知りで”渋み”だけでなく”面白み”をも持っていた。
だが、夫は実父である舅のことを好きではないようだった。
どうやら、”過去”に何やら事件があったらしい。
それについては、夫が詳しく語りたがらなかったので、私も根掘り葉掘り聞こうとはしなかったが。
良好とは言えなかった親子関係も、私が嫁となり、息子――舅にとっては初めての孫――が誕生したことで、やや柔らかなものに変化したのは明らかだ。
しかし、前述したように、やはり夫は私と息子のように舅を心から慕うわけではない。
ある夜、私はついに夫に聞いてみた。
「ねえ、あなたはどうしてお義父さんをそんなに嫌うの? もしかして、戦国武将みたいな名前を付けられたこと怨んでるの? 今流行りの読めない名前よりかはずっといいじゃない」
頬を強張らせた夫が、苦々しい顔で答える。
「俺の名前のことは別に大したことじゃない……お前も知っているだろう? 親父がどれだけ歴史が好きかってことを。特に戦国時代が……」
「ええ、それはとっくに知ってるわ。でも、歴史が好きな人なんて、結構多いじゃないの? 知的でいい趣味だわ。確かに、お義父さんたら歴史について喋り出すと止まらなくなっちゃうみたいだけど……たったそれだけのことでお義父さんを嫌うなんて、お義父さんが可哀想だわ。今夜の月だって、私たちの目に見えている所だけが月の全てじゃないのよ。人を見る時だって、それと同じことよ」
私は続ける。
我ながらとても良いことを言っていると少しばかり悦に入りながら。
「あなたはお義父さんがいたからこそ、無事に成人できたんでしょ。お義父さんは、酒浸りのギャンブル狂だったり、全く家庭を顧みない人なわけでもなかったみたいだし。お義父さんと全く血の繋がりのない私だって、家族として上手くやれているのよ。だから実の親子であるあなたが、お義父さんと分かり合えないはずがないわ。あなたは、良い父親の元に生まれてくることができたという幸運な星の巡り合わせに感謝しなきゃ」
「……本当におめでたい奴だな、お前は……とにかく、息子だけは親父に必要以上に近づけないようにしてくれ。親父ももう年寄りだし、”昔みたいなことはしない”と思うが……親父の歴史好き、いや、歴史狂いは半端じゃないんだ」
と、夫はそんなことを言っていたけど、やっぱり息子本人の意思を尊重すべきだと私は思う。
息子はおじいちゃんが大好きなのだから。
舅から聞かされたちょっとした歴史の蘊蓄を、同級生の友達に披露して「すげー!!」「歴史博士になれるんじゃね?」なんて感心されることも、息子は気持ち良いらしい。
舅の歴史教育を切り口とし、このまま勉強好きな子に、つまりは成績優秀な子に成長してくれれば母として何よりだ。
それに加え、舅の家には息子の大好きな犬と猫がいる。
犬が五匹に、猫が四匹。
息子が生まれた年に、舅は”生まれたばかりの彼ら”をどこからか一気に貰ってきたらしい。
犬の名前は、直親(なおちか)、昌秀(まさひで)、隆宗(たかむね)、義景(よしかげ)、時就(ときなり)、猫の名前は菊治(きくじ)、永盛(ながもり)、玻璃丸(はりまる)、仁之丞(じんのじょう)だ。
洋菓子っぽい片仮名の名前ではなく、漢字での渋い響きの名付けをするところにもお義父さんらしさを感じずにはいられず、思わずクスリとしてしまう。
一気に多頭飼いのうえ犬と猫を一緒に飼うのは難しいのではと私は思っていたが、赤ちゃんの時から一緒に育ったからであろうか、彼ら九匹は非常に仲が良かった。
私や息子ともすっかり顔見知りになった彼らは、私たちが遊びに行くたびに、うれしそうに鼻を鳴らしてじゃれてくるし、喉をゴロゴロ鳴らしながらすり寄ってもきてくれる。
息子が舅の家に頻繁に遊びに行くのも、舅から歴史の面白い話が聞けることに加えて、大好きな犬や猫と遊べるのも大きな理由であった。
歴史教育だけでなく、情緒教育もまでしてくれているお義父さんには大感謝だ。
ある日のこと。
私は息子を一人で舅の家に遊びに行かせた。
服に犬や猫の毛をいっぱいつけて帰ってくるだろうと思っていたけど、息子はなかなか帰って来ない。
あまりにも楽しくて時間を忘れているのだろうか?
それとも、あと一週間後に、九歳の誕生日を迎える息子は、このところ、しきりに話題にしていた――つまりは誕生日プレゼントのリクエストと同義である――”小学生向けの歴史辞典(全二十巻)”を、舅にしつこくおねだりして困らせているのだろうか?
まさか、うちのお行儀の良い息子に限って、そんなこと……
私は舅の家へと急いだ。
先に電話の一本でも入れておくべきだっかと後悔した時、家の中から何やら奇妙な声が響いてきた。
これは泣き声?
それとも笑い声?
人間の声には違いない。
だが、完全に狂ってしまった者の声だ。
私は、靴を玄関で揃えることもせず、舅の家の長い廊下を走った。
尋常ならざるこの声は、一番奥の間から聞こえてくる。
襖を勢いよく開けた私の目に飛び込んできたのは、息子と舅だった。
息子は笑っていた。
尻餅をついたまま、股間を黄色と茶色で湿らせ、カッと見開かれたままの目から滝のごとき涙を流しながら、ケタケタギャハギャハと笑い続けていた。
私は気づく。
部屋の中に、息子の失禁や脱糞による臭いだけでなく、また別の種類の臭いまでもが漂っていることを。
動物の臭いと血の臭い。
完全に壊れて笑い続ける息子が指を差す先を見てしまった私の口から悲鳴が迸った。
私の股間から溢れ出した生暖かく黄色い液体が、畳を濡らしていく。
犬と猫の生首がずらりと並んでいた。
犬の生首が五つに、猫の生首が四つ。
これは、ただの犬や猫の生首ではなかった。
私や息子にとっても、”家族にも等しい存在であった”直親、昌秀、隆宗、義景、時就、菊治、永盛、玻璃丸、仁之丞の生首だ。
愛らしい小さな命たちの惨たらしい姿。
舅が重々しい声で言う。
「”首実検”(注1:下記に記載)を知っておるか? 時代は変われども人の世は変わらぬ。敵将だけでなく、愛しい者たちとの別れもいつの世も避けられぬ。我が孫のため、今日という日、わしはあえて鬼となった……大永三年、”毛利幸松丸”(注2)はショック死してしまったも、”平成八年、我が息子は泣き叫びながらも耐え得ることができた”。よって、この令和二年、我が孫も同じく耐え得ることができると信じ、ついに首実検に及んだ次第じゃ」
(完)
※注1「首実検」=戦場で討ち取った敵将の首を、大将自らが確認すること。兵たちの成功を確認する大切な儀式であったとのこと。
※注2「毛利幸松丸」=永正十二年(1515年)~大永三年(1523年)。
享年九。戦国武将・毛利興元の嫡男。大永三年「鏡山城の戦い」の後、首実検に参加したも、その後、体調を崩し病死した。首実検によって受けたトラウマが原因で、ショック死したとも考えられている。
【参考文献】
監修:小和田哲男『残念な死に方事典』株式会社ワニブックス.2020
私は本当に良き妻であり良き母、そして良き嫁であると自分でも思う。
義実家、とは言っても姑はすでに鬼籍に入っているため、舅との付き合いが主であるも、非常に上手くいってくる。
舅は少し堅苦しい喋り方というか、時代がかった独特の喋り方をする人であったも、大変な物知りで”渋み”だけでなく”面白み”をも持っていた。
だが、夫は実父である舅のことを好きではないようだった。
どうやら、”過去”に何やら事件があったらしい。
それについては、夫が詳しく語りたがらなかったので、私も根掘り葉掘り聞こうとはしなかったが。
良好とは言えなかった親子関係も、私が嫁となり、息子――舅にとっては初めての孫――が誕生したことで、やや柔らかなものに変化したのは明らかだ。
しかし、前述したように、やはり夫は私と息子のように舅を心から慕うわけではない。
ある夜、私はついに夫に聞いてみた。
「ねえ、あなたはどうしてお義父さんをそんなに嫌うの? もしかして、戦国武将みたいな名前を付けられたこと怨んでるの? 今流行りの読めない名前よりかはずっといいじゃない」
頬を強張らせた夫が、苦々しい顔で答える。
「俺の名前のことは別に大したことじゃない……お前も知っているだろう? 親父がどれだけ歴史が好きかってことを。特に戦国時代が……」
「ええ、それはとっくに知ってるわ。でも、歴史が好きな人なんて、結構多いじゃないの? 知的でいい趣味だわ。確かに、お義父さんたら歴史について喋り出すと止まらなくなっちゃうみたいだけど……たったそれだけのことでお義父さんを嫌うなんて、お義父さんが可哀想だわ。今夜の月だって、私たちの目に見えている所だけが月の全てじゃないのよ。人を見る時だって、それと同じことよ」
私は続ける。
我ながらとても良いことを言っていると少しばかり悦に入りながら。
「あなたはお義父さんがいたからこそ、無事に成人できたんでしょ。お義父さんは、酒浸りのギャンブル狂だったり、全く家庭を顧みない人なわけでもなかったみたいだし。お義父さんと全く血の繋がりのない私だって、家族として上手くやれているのよ。だから実の親子であるあなたが、お義父さんと分かり合えないはずがないわ。あなたは、良い父親の元に生まれてくることができたという幸運な星の巡り合わせに感謝しなきゃ」
「……本当におめでたい奴だな、お前は……とにかく、息子だけは親父に必要以上に近づけないようにしてくれ。親父ももう年寄りだし、”昔みたいなことはしない”と思うが……親父の歴史好き、いや、歴史狂いは半端じゃないんだ」
と、夫はそんなことを言っていたけど、やっぱり息子本人の意思を尊重すべきだと私は思う。
息子はおじいちゃんが大好きなのだから。
舅から聞かされたちょっとした歴史の蘊蓄を、同級生の友達に披露して「すげー!!」「歴史博士になれるんじゃね?」なんて感心されることも、息子は気持ち良いらしい。
舅の歴史教育を切り口とし、このまま勉強好きな子に、つまりは成績優秀な子に成長してくれれば母として何よりだ。
それに加え、舅の家には息子の大好きな犬と猫がいる。
犬が五匹に、猫が四匹。
息子が生まれた年に、舅は”生まれたばかりの彼ら”をどこからか一気に貰ってきたらしい。
犬の名前は、直親(なおちか)、昌秀(まさひで)、隆宗(たかむね)、義景(よしかげ)、時就(ときなり)、猫の名前は菊治(きくじ)、永盛(ながもり)、玻璃丸(はりまる)、仁之丞(じんのじょう)だ。
洋菓子っぽい片仮名の名前ではなく、漢字での渋い響きの名付けをするところにもお義父さんらしさを感じずにはいられず、思わずクスリとしてしまう。
一気に多頭飼いのうえ犬と猫を一緒に飼うのは難しいのではと私は思っていたが、赤ちゃんの時から一緒に育ったからであろうか、彼ら九匹は非常に仲が良かった。
私や息子ともすっかり顔見知りになった彼らは、私たちが遊びに行くたびに、うれしそうに鼻を鳴らしてじゃれてくるし、喉をゴロゴロ鳴らしながらすり寄ってもきてくれる。
息子が舅の家に頻繁に遊びに行くのも、舅から歴史の面白い話が聞けることに加えて、大好きな犬や猫と遊べるのも大きな理由であった。
歴史教育だけでなく、情緒教育もまでしてくれているお義父さんには大感謝だ。
ある日のこと。
私は息子を一人で舅の家に遊びに行かせた。
服に犬や猫の毛をいっぱいつけて帰ってくるだろうと思っていたけど、息子はなかなか帰って来ない。
あまりにも楽しくて時間を忘れているのだろうか?
それとも、あと一週間後に、九歳の誕生日を迎える息子は、このところ、しきりに話題にしていた――つまりは誕生日プレゼントのリクエストと同義である――”小学生向けの歴史辞典(全二十巻)”を、舅にしつこくおねだりして困らせているのだろうか?
まさか、うちのお行儀の良い息子に限って、そんなこと……
私は舅の家へと急いだ。
先に電話の一本でも入れておくべきだっかと後悔した時、家の中から何やら奇妙な声が響いてきた。
これは泣き声?
それとも笑い声?
人間の声には違いない。
だが、完全に狂ってしまった者の声だ。
私は、靴を玄関で揃えることもせず、舅の家の長い廊下を走った。
尋常ならざるこの声は、一番奥の間から聞こえてくる。
襖を勢いよく開けた私の目に飛び込んできたのは、息子と舅だった。
息子は笑っていた。
尻餅をついたまま、股間を黄色と茶色で湿らせ、カッと見開かれたままの目から滝のごとき涙を流しながら、ケタケタギャハギャハと笑い続けていた。
私は気づく。
部屋の中に、息子の失禁や脱糞による臭いだけでなく、また別の種類の臭いまでもが漂っていることを。
動物の臭いと血の臭い。
完全に壊れて笑い続ける息子が指を差す先を見てしまった私の口から悲鳴が迸った。
私の股間から溢れ出した生暖かく黄色い液体が、畳を濡らしていく。
犬と猫の生首がずらりと並んでいた。
犬の生首が五つに、猫の生首が四つ。
これは、ただの犬や猫の生首ではなかった。
私や息子にとっても、”家族にも等しい存在であった”直親、昌秀、隆宗、義景、時就、菊治、永盛、玻璃丸、仁之丞の生首だ。
愛らしい小さな命たちの惨たらしい姿。
舅が重々しい声で言う。
「”首実検”(注1:下記に記載)を知っておるか? 時代は変われども人の世は変わらぬ。敵将だけでなく、愛しい者たちとの別れもいつの世も避けられぬ。我が孫のため、今日という日、わしはあえて鬼となった……大永三年、”毛利幸松丸”(注2)はショック死してしまったも、”平成八年、我が息子は泣き叫びながらも耐え得ることができた”。よって、この令和二年、我が孫も同じく耐え得ることができると信じ、ついに首実検に及んだ次第じゃ」
(完)
※注1「首実検」=戦場で討ち取った敵将の首を、大将自らが確認すること。兵たちの成功を確認する大切な儀式であったとのこと。
※注2「毛利幸松丸」=永正十二年(1515年)~大永三年(1523年)。
享年九。戦国武将・毛利興元の嫡男。大永三年「鏡山城の戦い」の後、首実検に参加したも、その後、体調を崩し病死した。首実検によって受けたトラウマが原因で、ショック死したとも考えられている。
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