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Episode12 はいはいサイコサイコ! 2020年ラストは、サイコホラー3品をお届けいたします。
Episode12-C 天から二物
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天に太陽がある時と月や星がある時の二つが存在するように、私自身も二つの顔を持っている。
普段は普通の主婦。さらには霊能者という、もう一つの顔を。
え?
このご時世に霊能者? 絶対にインチキだろ? 目に見えないものが視える、あるいは感じるとか、いくらでも適当なことを言ったり、でっちあげたりできるんじゃないかって?
そりゃあ、視えない&感じない人の方が大半なんだから、そんな風に言われても仕方がないとは思う。
けれども、私は天から授けられたこの力を”私自身の出来得る限り”役立てたいと霊能者としての仕事を続けてきたのだ。
雪交じりの冷たい風が吹きすさぶ年の瀬。
私の霊能力の口コミを聞きつけたのか、ある女性が自宅を訪ねてきた。
げっそりとやつれ、顔色が尋常じゃなく悪い彼女。
私は彼女を一目”視て”、それが霊障によるものだと分かった。
彼女の左手の薬指には、指輪が光っていた。
聞けば、彼女は新婚三か月だと言う。
結婚と同時に、今住んでいる家に引っ越してきた。
中古の一戸建てであるその家は、前の住人が敷地内で自殺をしたという曰くつきの物件――いわゆる心理的瑕疵物件――であったと。
いくら破格とはいえ、そのような家で結婚生活を始めるのは嫌だと意志表示したものの、彼女の旦那さんはそんなことは全く気にしない人――目に見えないものは一切信じない人――であり、家の中もリフォーム済であるからと説き伏せられ、嫌々ながらもそこに引っ越してくるしかなかったとも。
住み始めてから間もなく、彼女は数々の心霊現象に見舞われるようになった。
何者かに殺される悪夢ばかりを見るのは序の口。
夜、”家の中から”女の泣き叫ぶ声や断末魔が響いてくる。
自分の物ではない長い髪の毛が、キッチンやバスルームのシンクに詰まっている。
鏡に映った自分の顔が、一瞬、潰れて血まみれになっているように見える。
首だけとなった凄まじい形相の女が、天井に浮かんでいる。
彼女はこれらの恐怖体験を旦那さんに必死で訴えたが、”気のせいだ、疲れがたまっているだけだ”と一笑に付されただけであったらしい。
私は彼女を改めて霊視した。
やっぱり、と確信せずにはいられなかった。
彼女を悩ませている”哀れな霊たち”は、彼女が住んでいる家に憑いているのではない。
そして、彼女自身に憑いてるのでもない。
私は彼女の案内の元、彼女の家へと向かった。
仕事納めを終えたらしい旦那さんも在宅中だった。
例の旦那さんが目に見えないものは信じない人であるのは、彼女も理解しているからこそ、私のことは霊能者ではなく友達だと紹介していた。
彼女と旦那さんの年は一回り以上、離れていると推測できるも、旦那さんの見た目は普通の男性に見えた。
でも、奴の”中身”は普通ではない。
奴が殺害した幾人もの女性たちの恨みや憎しみ、無念が、家の中を満たす勢いで渦巻き、息苦しいぐらいなのだから。
諸悪の根源である奴を源泉とし、ここは地獄にも等しい場所と化しつつある。
いったい何人の女性を殺してきたのだろう。
女性たちの中には数人、私も見覚えのある人――テレビや新聞で報道されていた人――もいた。
彼女たちのニュースを見た時、私には彼女たちの死という結果は”視えていた”。
だが、まさか、彼女たちを殺した張本人と直接、顔を合わすことになるとは……!
皮肉なことに、憑りつかれている本人は顔色も良くピンピンしていた。
何の咎もない妻がとばっちりを受けて苦しんでいるのというのに。
あまりにも理不尽過ぎるが、そんなものなのかもしれない。
いや、奴だけでない。
身の毛もよだつ鬼畜の所業を行った者が裁きや報いを受けることもなく、ごく普通に暮らし、天寿を全うするなんてことは多々あるのだから。
だが、それはこの世にいる間だけの話であると願いたい。
”あの世へと赴いた後のこと”は、私にも分からないけれど……
というより、やっぱりこの家に来るんじゃなかった。
私は一刻も早く、猟奇殺人者の住んでいる巣から逃げ出したくなっていた。
そして、二度と関わり合いになるつもりはなかった。
え?
しっかり視えたなら、なぜ、その足で警察署に駆け込まないのかって?
被害者となった女性たちの帰りを今か今かと待っているご家族のことを考えないのかって?
事件の解決を望む気持ちや、さらに言うなら”新たなる事件”を阻止せんという選択はないのかって?
自分に火の粉がかからなければそれでいいのかって?
霊能者なのに、無念の死を遂げ怨霊と化さざるを得なかった被害者たちを救おうとする気持ちないのかって?
非難されるのも当たり前だ。
だが私がそうしてしまうことで、私自身も因縁に巻き込まれてしまう。
私だけでなく、家族の身まで危険が及ばないという保証はない。
これ以上、この件に踏み込んでしまうことは、”私の出来得る限り”の範囲を超えている。
応接室に通された私は、慎重に言葉を選びながら彼女に話した。
「ここには浮かばれない霊たちが集まってきているようです。あなたが一人でここを離れ、他の場所で暮らし始めたなら、霊障に悩まされることもなくなり、体調も元に戻るでしょう」
「……私に主人と別れろっていうんですか?」
”一人で”という言葉に、案の定、彼女はひっかかったらしい。
「まあ……正直なところ、あまり良いご縁だとは言えないです」
言葉を濁すしかない私。
まさか、”あなたの旦那さんは連続殺人鬼ですよ。あなたも早く逃げだした方がいいですよ”とストレートに伝えるわけにはいかないわけで。
それに私がどう言おうが、彼女だって今日会ったばかりの霊能者に一回言われたぐらいで配偶者と別れたりはしないだろう。
「決めるのはあなたです。それに被害者たちの怨念が強すぎて、私には祓うことはできません。ですから、本日のお代も結構です」
私はついうっかり”被害者たち”と口走ってしまったことに気付いたも、「失礼します」と頭を下げ、そそくさと帰ろうとした。
そんな私の後頭部にガツンと鈍い衝撃が走った。
私は何か硬い物で殴られたらしい。
それは、応接間のテーブルにあった灰皿か、それとも棚にあった置物か?
いや、そんなことはどっちでもいい。
呻きながら床へと倒れ込んだ私の首に、”彼女”の細い指が、尖った爪が、本物の殺意が、食い込んできた!
「あんた! 本当は全部、分かってるんでしょ! 女たちの霊はこの家に憑いているんじゃないってことを!! ……今まで数人の霊能者に見てもらった。でも、そいつらは皆、全く見当違いなことを神妙な顔をして言うだけだった……けれども、あんたはちゃんと視えている。つまり、あんただけは本物だってことよね! 女たちの霊を祓う気のないあんたは、これから警察署に駆け込むつもりなんでしょ?! そんなことはさせない……絶対にさせるもんですか!!!」
彼女は全てを知っていた?!
知っていたばかりか、自身も尋常じゃない霊障に悩まされながらも、日本の犯罪史上に残るほどの猟奇殺人者の妻として、一つ屋根の下で暮らし続けようと……
まさか、こんな……こんなことって…………!!!
こうして私は殺された。
けれども、私は三途の川の畔ではなく、夫と眠っていたベッドの中で悲鳴をあげながら飛び起きた。
そう、今までのは夢だったのだ。
私の尋常じゃない悲鳴に、夫も目を覚ましてしまったらしい。
優しい夫は文句を言うでもなく、汗びっしょりでゼエゼエと息を吐き続ける私を心配してくれ、キッチンから白湯を持ってきてくれた。
部屋の時計を見ると、時刻はまだ午前二時過ぎだった。
夫が私に問う。
「大丈夫? もしかして、また”あれ”?」
「ええ、その通りよ……」
私は頬に流れ続ける涙を左手の甲でぬぐった。
涙は止まらないし、白湯の入った湯飲みを持つ右手だけでなく、全身の震えもしばらく止まりそうになかった。
夢の中とはいえ、本物の殺意は確かに存在し、私はそれを尋常ならざる恐怖ともに味わった。
それに私にとって、あの夢は単なる夢じゃない。
私は夫に夢の内容を話した。
「だから……明日、ううん、もう日付は変わってるから今日よね。今日、家にやってくるお客さんは断ることにするわ。適当な言い訳をして、そのまま玄関先で帰ってもらう。まさか、夫婦そろってサイコだったなんて……もう”二度と”関わりたくないわ」
まだ震えている私の両肩を包み込むように、そっと手を置いた夫が言う。
「今夜、君の”もう一つの力”が働いたみたいで本当に良かった。君は霊能力の方がメインだけど、予知能力までも授けられて生まれてきたんだものなあ」
「そうね……あなたの言う通り、私は天から二物を授けられたことに感謝しなきゃね。霊能力だけだったら、完全にアウトだった……今日が私の最期の日になっていたでしょうね。後頭部を割られて、舌をダラリと垂らした絞殺死体になった私は、サイコ夫婦の家の下にでも埋められて、行方不明者のリストに加えられていたに違いないわ…………大好きなあなたと一緒に年が越せなくなってしまうなんて、本当にまっぴらごめんだもの」
(完)
普段は普通の主婦。さらには霊能者という、もう一つの顔を。
え?
このご時世に霊能者? 絶対にインチキだろ? 目に見えないものが視える、あるいは感じるとか、いくらでも適当なことを言ったり、でっちあげたりできるんじゃないかって?
そりゃあ、視えない&感じない人の方が大半なんだから、そんな風に言われても仕方がないとは思う。
けれども、私は天から授けられたこの力を”私自身の出来得る限り”役立てたいと霊能者としての仕事を続けてきたのだ。
雪交じりの冷たい風が吹きすさぶ年の瀬。
私の霊能力の口コミを聞きつけたのか、ある女性が自宅を訪ねてきた。
げっそりとやつれ、顔色が尋常じゃなく悪い彼女。
私は彼女を一目”視て”、それが霊障によるものだと分かった。
彼女の左手の薬指には、指輪が光っていた。
聞けば、彼女は新婚三か月だと言う。
結婚と同時に、今住んでいる家に引っ越してきた。
中古の一戸建てであるその家は、前の住人が敷地内で自殺をしたという曰くつきの物件――いわゆる心理的瑕疵物件――であったと。
いくら破格とはいえ、そのような家で結婚生活を始めるのは嫌だと意志表示したものの、彼女の旦那さんはそんなことは全く気にしない人――目に見えないものは一切信じない人――であり、家の中もリフォーム済であるからと説き伏せられ、嫌々ながらもそこに引っ越してくるしかなかったとも。
住み始めてから間もなく、彼女は数々の心霊現象に見舞われるようになった。
何者かに殺される悪夢ばかりを見るのは序の口。
夜、”家の中から”女の泣き叫ぶ声や断末魔が響いてくる。
自分の物ではない長い髪の毛が、キッチンやバスルームのシンクに詰まっている。
鏡に映った自分の顔が、一瞬、潰れて血まみれになっているように見える。
首だけとなった凄まじい形相の女が、天井に浮かんでいる。
彼女はこれらの恐怖体験を旦那さんに必死で訴えたが、”気のせいだ、疲れがたまっているだけだ”と一笑に付されただけであったらしい。
私は彼女を改めて霊視した。
やっぱり、と確信せずにはいられなかった。
彼女を悩ませている”哀れな霊たち”は、彼女が住んでいる家に憑いているのではない。
そして、彼女自身に憑いてるのでもない。
私は彼女の案内の元、彼女の家へと向かった。
仕事納めを終えたらしい旦那さんも在宅中だった。
例の旦那さんが目に見えないものは信じない人であるのは、彼女も理解しているからこそ、私のことは霊能者ではなく友達だと紹介していた。
彼女と旦那さんの年は一回り以上、離れていると推測できるも、旦那さんの見た目は普通の男性に見えた。
でも、奴の”中身”は普通ではない。
奴が殺害した幾人もの女性たちの恨みや憎しみ、無念が、家の中を満たす勢いで渦巻き、息苦しいぐらいなのだから。
諸悪の根源である奴を源泉とし、ここは地獄にも等しい場所と化しつつある。
いったい何人の女性を殺してきたのだろう。
女性たちの中には数人、私も見覚えのある人――テレビや新聞で報道されていた人――もいた。
彼女たちのニュースを見た時、私には彼女たちの死という結果は”視えていた”。
だが、まさか、彼女たちを殺した張本人と直接、顔を合わすことになるとは……!
皮肉なことに、憑りつかれている本人は顔色も良くピンピンしていた。
何の咎もない妻がとばっちりを受けて苦しんでいるのというのに。
あまりにも理不尽過ぎるが、そんなものなのかもしれない。
いや、奴だけでない。
身の毛もよだつ鬼畜の所業を行った者が裁きや報いを受けることもなく、ごく普通に暮らし、天寿を全うするなんてことは多々あるのだから。
だが、それはこの世にいる間だけの話であると願いたい。
”あの世へと赴いた後のこと”は、私にも分からないけれど……
というより、やっぱりこの家に来るんじゃなかった。
私は一刻も早く、猟奇殺人者の住んでいる巣から逃げ出したくなっていた。
そして、二度と関わり合いになるつもりはなかった。
え?
しっかり視えたなら、なぜ、その足で警察署に駆け込まないのかって?
被害者となった女性たちの帰りを今か今かと待っているご家族のことを考えないのかって?
事件の解決を望む気持ちや、さらに言うなら”新たなる事件”を阻止せんという選択はないのかって?
自分に火の粉がかからなければそれでいいのかって?
霊能者なのに、無念の死を遂げ怨霊と化さざるを得なかった被害者たちを救おうとする気持ちないのかって?
非難されるのも当たり前だ。
だが私がそうしてしまうことで、私自身も因縁に巻き込まれてしまう。
私だけでなく、家族の身まで危険が及ばないという保証はない。
これ以上、この件に踏み込んでしまうことは、”私の出来得る限り”の範囲を超えている。
応接室に通された私は、慎重に言葉を選びながら彼女に話した。
「ここには浮かばれない霊たちが集まってきているようです。あなたが一人でここを離れ、他の場所で暮らし始めたなら、霊障に悩まされることもなくなり、体調も元に戻るでしょう」
「……私に主人と別れろっていうんですか?」
”一人で”という言葉に、案の定、彼女はひっかかったらしい。
「まあ……正直なところ、あまり良いご縁だとは言えないです」
言葉を濁すしかない私。
まさか、”あなたの旦那さんは連続殺人鬼ですよ。あなたも早く逃げだした方がいいですよ”とストレートに伝えるわけにはいかないわけで。
それに私がどう言おうが、彼女だって今日会ったばかりの霊能者に一回言われたぐらいで配偶者と別れたりはしないだろう。
「決めるのはあなたです。それに被害者たちの怨念が強すぎて、私には祓うことはできません。ですから、本日のお代も結構です」
私はついうっかり”被害者たち”と口走ってしまったことに気付いたも、「失礼します」と頭を下げ、そそくさと帰ろうとした。
そんな私の後頭部にガツンと鈍い衝撃が走った。
私は何か硬い物で殴られたらしい。
それは、応接間のテーブルにあった灰皿か、それとも棚にあった置物か?
いや、そんなことはどっちでもいい。
呻きながら床へと倒れ込んだ私の首に、”彼女”の細い指が、尖った爪が、本物の殺意が、食い込んできた!
「あんた! 本当は全部、分かってるんでしょ! 女たちの霊はこの家に憑いているんじゃないってことを!! ……今まで数人の霊能者に見てもらった。でも、そいつらは皆、全く見当違いなことを神妙な顔をして言うだけだった……けれども、あんたはちゃんと視えている。つまり、あんただけは本物だってことよね! 女たちの霊を祓う気のないあんたは、これから警察署に駆け込むつもりなんでしょ?! そんなことはさせない……絶対にさせるもんですか!!!」
彼女は全てを知っていた?!
知っていたばかりか、自身も尋常じゃない霊障に悩まされながらも、日本の犯罪史上に残るほどの猟奇殺人者の妻として、一つ屋根の下で暮らし続けようと……
まさか、こんな……こんなことって…………!!!
こうして私は殺された。
けれども、私は三途の川の畔ではなく、夫と眠っていたベッドの中で悲鳴をあげながら飛び起きた。
そう、今までのは夢だったのだ。
私の尋常じゃない悲鳴に、夫も目を覚ましてしまったらしい。
優しい夫は文句を言うでもなく、汗びっしょりでゼエゼエと息を吐き続ける私を心配してくれ、キッチンから白湯を持ってきてくれた。
部屋の時計を見ると、時刻はまだ午前二時過ぎだった。
夫が私に問う。
「大丈夫? もしかして、また”あれ”?」
「ええ、その通りよ……」
私は頬に流れ続ける涙を左手の甲でぬぐった。
涙は止まらないし、白湯の入った湯飲みを持つ右手だけでなく、全身の震えもしばらく止まりそうになかった。
夢の中とはいえ、本物の殺意は確かに存在し、私はそれを尋常ならざる恐怖ともに味わった。
それに私にとって、あの夢は単なる夢じゃない。
私は夫に夢の内容を話した。
「だから……明日、ううん、もう日付は変わってるから今日よね。今日、家にやってくるお客さんは断ることにするわ。適当な言い訳をして、そのまま玄関先で帰ってもらう。まさか、夫婦そろってサイコだったなんて……もう”二度と”関わりたくないわ」
まだ震えている私の両肩を包み込むように、そっと手を置いた夫が言う。
「今夜、君の”もう一つの力”が働いたみたいで本当に良かった。君は霊能力の方がメインだけど、予知能力までも授けられて生まれてきたんだものなあ」
「そうね……あなたの言う通り、私は天から二物を授けられたことに感謝しなきゃね。霊能力だけだったら、完全にアウトだった……今日が私の最期の日になっていたでしょうね。後頭部を割られて、舌をダラリと垂らした絞殺死体になった私は、サイコ夫婦の家の下にでも埋められて、行方不明者のリストに加えられていたに違いないわ…………大好きなあなたと一緒に年が越せなくなってしまうなんて、本当にまっぴらごめんだもの」
(完)
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