1 / 1
チエコ先生とキクちゃんの水平思考クイズ【10】『水泳の授業』
しおりを挟む
【問題】
小学校3年生のP介くんは、超がつくほどの運動音痴であり、体育の授業が大嫌いでした。
P介くんには、同じ小学校に通っている5年生の姉と2年生の妹がいましたが、不思議なことに彼女たちは超がつくほどスポーツ万能でボーイッシュな物が大好きな少女たちでした。
そのことも「姉ちゃんと妹はスポーツ万能なのに、男のお前は……」という風に、周りの同級生たちにからかわれ、虐められる要因にもなっていたのです。
今日は、P介くんの大嫌いな体育の授業がある日でした。
しかも水泳の授業です。
5メートル泳ぐのがやっとのP介くんのお腹がシクシクと痛み出しました。
仮病を使って保健室で休もうか、とも思ったP介くんでしたが、しぶしぶ更衣室へと向かいました。
水着に着替えようとしたP介くんですが、着替えることができませんでした。
P介くんの様子に気付いた同級生の1人が、P介くんが水着に着替えることができない理由に気付き、囃し立てました。
ついにキレたP介くんは真っ赤な顔で彼を突き飛ばしてしまい、更衣室の床で頭を強打させました。
さて、P介くんが水着に着替えることができなかった理由は何でしょうか?
【質問と解説】
チエコ先生 : この問題の真の問題は、P介くんが水着に着替えることができなかった理由ではなく、P介くんに対する同級生からの虐めだと思うわ。
キクちゃん : ……確かにそうですね。それに後半部でP介くんは、虐めてきた相手を突き飛ばして、頭を強打させてますから、被害者であったけど加害者にもなってしまいましたね。
チエコ先生 : ……そうね。この後、保護者同士の話し合いにもなるでしょう。
キクちゃん : ……小学校の頃って、なんだかんだいって、スポーツが得意な子が周りから一目置かれてしまうのは分かります。特に男の子の場合は……P介くんは同じ小学校にスポーツ万能な姉妹も通っているから、彼女たちと比較されて虐められてもいますし……やっぱり、P介くんは水泳の授業が嫌というか、運動音痴ぶりをからかわれて虐められるのが”怖くて”、着替えることができなかったんですか?
チエコ先生 : NO。
キクちゃん : となると……「P介くんのお腹がシクシクと痛み出しました。」という描写がありますから、P介くんは仮病ではなく本当に体調が悪くなり、着替えることができなかったんでしょうか。
チエコ先生 : NO。
キクちゃん : そうなると、なぜだろう? うーん、うーん……
チエコ先生 : 今回は先生が解説するわね。やっぱりいじめに関する問題を取り扱うのは先生もつらいわ。ねえ、キクちゃん……キクちゃんが小学生の頃に使っていたプールバッグって、どんな物だったか覚えている?
キクちゃん : ……はい。覚えています。確か、透明ビニールにパステル系でアイスクリームの絵がいっぱい描かれている巾着型のプールバックだったと思います。私、可愛いものが大好きだったんで、いえ、今も大好きですけど……
チエコ先生 : そうね。全体的に、女の子は可愛いものが好きな傾向にあるわよね。でも、同じ女の子でもそうじゃない子もいるのよ。
キクちゃん : あ! まさか……P介くんの姉妹は「超がつくほどスポーツ万能でボーイッシュな物が大好きな少女たち」とありますから、彼女たち2人のプールバッグもボーイッシュな物……つまりは、全体的に男の子が選ぶ傾向にあるプールバッグだったということでしょうか? P介くんは、彼女たちのどちらかのプールバッグを間違えて持ってきてしまった。当然、プールバッグの中に入っているのは女児用のスクール水着で、だからP介くんは水着に着替えることができなかったということですか?
チエコ先生 : YES。正解よ。プールバックの中の水着を見られてしまったP介くんは、「オトコオンナ!」とか「ヘンタイ!」とか囃し立てられて、ついにキレてしまったのよ。
(完)
小学校3年生のP介くんは、超がつくほどの運動音痴であり、体育の授業が大嫌いでした。
P介くんには、同じ小学校に通っている5年生の姉と2年生の妹がいましたが、不思議なことに彼女たちは超がつくほどスポーツ万能でボーイッシュな物が大好きな少女たちでした。
そのことも「姉ちゃんと妹はスポーツ万能なのに、男のお前は……」という風に、周りの同級生たちにからかわれ、虐められる要因にもなっていたのです。
今日は、P介くんの大嫌いな体育の授業がある日でした。
しかも水泳の授業です。
5メートル泳ぐのがやっとのP介くんのお腹がシクシクと痛み出しました。
仮病を使って保健室で休もうか、とも思ったP介くんでしたが、しぶしぶ更衣室へと向かいました。
水着に着替えようとしたP介くんですが、着替えることができませんでした。
P介くんの様子に気付いた同級生の1人が、P介くんが水着に着替えることができない理由に気付き、囃し立てました。
ついにキレたP介くんは真っ赤な顔で彼を突き飛ばしてしまい、更衣室の床で頭を強打させました。
さて、P介くんが水着に着替えることができなかった理由は何でしょうか?
【質問と解説】
チエコ先生 : この問題の真の問題は、P介くんが水着に着替えることができなかった理由ではなく、P介くんに対する同級生からの虐めだと思うわ。
キクちゃん : ……確かにそうですね。それに後半部でP介くんは、虐めてきた相手を突き飛ばして、頭を強打させてますから、被害者であったけど加害者にもなってしまいましたね。
チエコ先生 : ……そうね。この後、保護者同士の話し合いにもなるでしょう。
キクちゃん : ……小学校の頃って、なんだかんだいって、スポーツが得意な子が周りから一目置かれてしまうのは分かります。特に男の子の場合は……P介くんは同じ小学校にスポーツ万能な姉妹も通っているから、彼女たちと比較されて虐められてもいますし……やっぱり、P介くんは水泳の授業が嫌というか、運動音痴ぶりをからかわれて虐められるのが”怖くて”、着替えることができなかったんですか?
チエコ先生 : NO。
キクちゃん : となると……「P介くんのお腹がシクシクと痛み出しました。」という描写がありますから、P介くんは仮病ではなく本当に体調が悪くなり、着替えることができなかったんでしょうか。
チエコ先生 : NO。
キクちゃん : そうなると、なぜだろう? うーん、うーん……
チエコ先生 : 今回は先生が解説するわね。やっぱりいじめに関する問題を取り扱うのは先生もつらいわ。ねえ、キクちゃん……キクちゃんが小学生の頃に使っていたプールバッグって、どんな物だったか覚えている?
キクちゃん : ……はい。覚えています。確か、透明ビニールにパステル系でアイスクリームの絵がいっぱい描かれている巾着型のプールバックだったと思います。私、可愛いものが大好きだったんで、いえ、今も大好きですけど……
チエコ先生 : そうね。全体的に、女の子は可愛いものが好きな傾向にあるわよね。でも、同じ女の子でもそうじゃない子もいるのよ。
キクちゃん : あ! まさか……P介くんの姉妹は「超がつくほどスポーツ万能でボーイッシュな物が大好きな少女たち」とありますから、彼女たち2人のプールバッグもボーイッシュな物……つまりは、全体的に男の子が選ぶ傾向にあるプールバッグだったということでしょうか? P介くんは、彼女たちのどちらかのプールバッグを間違えて持ってきてしまった。当然、プールバッグの中に入っているのは女児用のスクール水着で、だからP介くんは水着に着替えることができなかったということですか?
チエコ先生 : YES。正解よ。プールバックの中の水着を見られてしまったP介くんは、「オトコオンナ!」とか「ヘンタイ!」とか囃し立てられて、ついにキレてしまったのよ。
(完)
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる