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なずみのホラー便 ※公開順
★【R18】第35弾 不慣れな幹事
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山の麓の、とある山小屋にて、宇宙からやってきた異星人美女たちとの合コンが開催される。期待に、鼻の穴だけでなく、その他もろもろを膨らませずにはいられない、ケン、シュウジ、タクロウの若い男3人。
今回の合コンをセッティングしてくれた幹事(異星人の若い男性)は、日本語にまだ相当に不慣れであるらしかったため、一抹の不安もよぎらないでもなかったが、今のところケンたちの要望はちゃんと聞き入れてくれているようであった。
会場である山小屋の一室には、異星人美女6人が既に勢ぞろい。
エルフのごとき彼女たちの美貌と、扇情的にもほどがある格好(上半身には何も身に付けておらず、ユッサユッサと重たげに揺れる乳房の左右の頂きにはメタリックな星型シールだけを貼っている)に、ケンたちは喉をゴクリと鳴らす。
ケン、シュウジ、タクロウは、各自、両手に半裸の超絶美女状態となってしまった。美女たちは、肉を串から外してケンたちに食べさせてくれるなど、甲斐甲斐しい世話まで焼いてくれているる。
そのうえ、美女たちは異星人ではあるも、日本語はなめらかな響きでお気に入りの言語であるらしく、日常会話も日本語で行っているため、コミュニケーションにも支障はない。
しかし……
彼女たち異星人と自分たち人間――いや、日本の世俗や倫理の面から見て、”大きな壁”を実感せざるを得ない一幕があった。
”例の男性幹事”を、消耗品のごとくいくらでも替えのきく奴隷として扱っていた。彼がうっかり転んでしまった時にも、もはや虐めのごとき激しい叱責の言葉を6人の美女全員が彼に次々と浴びせていたため、ケン、シュウジ、タクロウもドン引きしてしまう。
美女の1人が、幹事へと「そろそろ”いつもの”を用意してくれるかしら?」」を指示を出した。
部屋を出ていく彼の背中が単なる緊張感でなく妙なはりつめ方をしているのが、ケンも、シュウジも、タクロウも気にはなった。
けれども、だ。
彼らの両サイドの美女たちはついに発情モードに突入し始めたらしく、乳房や芳しい唇を押し付けてくる。
なんという、肉食系な異星人美女なのか!
ついに始まるめくるめく刺激的な時間への期待は膨らむなんてもんじゃない
( ´艸`)
男1人に女2人という構図であったため、1人の美女は上――口内をほぐすことをを担当し、もう1人の美女は下を――ア〇ル舐めを担当することに。
このままでは、1対2で攻略されてしまう。もしかしたら、後ほど相手が次々に入れ替わっての2戦目や3戦目も始まってしまうのかもしれない。
ケンの口内をほぐしていた美女が、蠱惑的な眼差しで彼へと問う。
「私たちとあなたたちは”今夜限り”の関係よ。ねえ……準備はいいかしら?」と。
”ええ、もちろん!”と、頷いたケンであったが……串刺しとなってしまった!!!
女の喉の奥よりズバッと伸びてきた”槍のごとき先端の銀色の棒”によって、ケン自身の喉の奥のさらにその奥まで深く貫かれてしまった。
さらに、ケンの肛門までもが、ケンの下側担当の女の喉の奥より伸びてきた”槍のごとき先端の銀色の棒”によって、貫かれてしまったのだ。
ケンの血だらけの口からほとばしった惨たらしい絶叫によって、シュウジもタクロウも”偽りの淫らな夢”から覚めた。
2人の女は、自らが串刺しにしたケンの肉体をそのまま――自分たちの銀色の棒で固定した彼の肉体を、グググと持ち上げた。
そして、吸い始めた。ストローで飲物を飲むかのように。
ジュウウウウウと盛大な啜り音とともに、ケンの体の内部のありとあらゆるものを吸い始めた。
シュウジとタクロウは、自分たちの体へと取り掛かっていた女たち――自分たちをもケンと同じく串刺しにし、体の中身をジュウウウウウと吸って殺害するつもりである人殺しのエイリアン女たちを突き飛ばし、逃げようとした。
シュウジは、間一髪、2人の女たちの銀色の棒より逃れることができた。
しかし、タクロウは腰を上げるのが少しばかり遅かった。下半身担当の美女に、深々と腸まで貫かれ、血をゴバゴバ吐き続けるタクロウに、上半身担当の美女が口を近づけていく……
ケンもタクロウも、もう助からない。そして、自分も殺される。
全裸のまま、喚きながら部屋を飛び出したシュウジ。
廊下の曲がり角で、シュウジはあの”不慣れな幹事”にぶつかってしまう。幹事が床へとドサッと倒れ込むと同時に、彼が腕に抱えていた物までもがガランガランと床に散らばった。
ゆうにシュウジの背丈以上の長さの銀色の棒が3本。つまりは、この合コンに参加した自分たち3人の男を串刺しにして、晒し者にしておくための”3人分”の棒。
静まり返った夜空の下、シュウジは逃げ続けた。
剥き出しの陰茎と睾丸を揺らしながら、生存することだけを祈り、逃げ続けたシュウジであったが、背後からの風を裂く音とズチュルウウウという気味の悪い音とほぼ同時に、シュウジの腹部には穴が開いた。
オリンピッククラスのアスリートもビックリの身体能力である異星人美女の1人が、幹事が持ってきた銀色の棒を投げ、背後からシュウジを仕留めた。
シュウジは即死ではなかった。
激痛などを通り越した死の痛みが、彼を安らかに眠らせてはくれなかった。
だが、討ち取られた自分へと近づいてくる、異星人美女2人と不慣れな幹事の足音と話し声は、しっかりと聞こえてきていた。
シュウジをみすみす山小屋より逃してしまった幹事は、美女2人より連続で強烈なビンタを食らっていた。
そのうえ、美女の1人は言う。
「私たちがこの食事をジュルジュルと食べた後は、”いつものように”銀色の棒に串刺しにして、私たちの船の保存庫にちゃんと入れておくことね。次の食事たちに出す”串刺し料理”として再利用する必要があるんだから」
つまり、先刻まで食べさせられていた肉料理は、以前の被害者たちの人肉であった。
「さらに、それにねぇ、お前……今回の食事たちに出した案内が間違っていたわよ。お前は『宇宙からやって来た美女たち”との”食事会』なんて案内してたようだけど、正しく言うなら『宇宙からやって来た美女たち”の”食事会』でしょ? ”と”はいらないのよ。全く、案内も段取りも、不慣れにもほどがあるわよ。ほんと、不慣れな幹事」とも……
女王様な殺人エイリアンの溜息とともに、銀色の棒によって地球の大地へと”ピン留め”されていたついにシュウジは事切れた。
不慣れな幹事が、シュウジたちに正確な言葉で案内さえしてくれていれば、このヤリコンどころか、”美女たちの喉の奥から突き出てくる槍のごとき殺人道具による殺(や)りコン”を避けることができていたかもしれない……
⇒【ややホラー風味な】不慣れな幹事【ショートショート第35弾】
(公開日:2019年5月4日)
★作者コメント★
”合コンホラー”の2作目です。
異星人美女たちとの合コンは、やっぱりお約束の結末となりました。
人間の男3人のうち、最初はケンにカメラ(物語の焦点)があてられておりましたが、一番最初に上と下からジュルジュル吸われて退場となりました。
そして、シュウジへとカメラ(物語の焦点)が切り替わり……必死で逃げ続けたシュウジでしたが、結局助かりませんでした。
しかし、ケンやタクロウのように、上と下両方から生きたまま串刺しにされてジュルジュルと吸われなかっただけ、遥かにマシな死に方であったように思います。
今回の合コンをセッティングしてくれた幹事(異星人の若い男性)は、日本語にまだ相当に不慣れであるらしかったため、一抹の不安もよぎらないでもなかったが、今のところケンたちの要望はちゃんと聞き入れてくれているようであった。
会場である山小屋の一室には、異星人美女6人が既に勢ぞろい。
エルフのごとき彼女たちの美貌と、扇情的にもほどがある格好(上半身には何も身に付けておらず、ユッサユッサと重たげに揺れる乳房の左右の頂きにはメタリックな星型シールだけを貼っている)に、ケンたちは喉をゴクリと鳴らす。
ケン、シュウジ、タクロウは、各自、両手に半裸の超絶美女状態となってしまった。美女たちは、肉を串から外してケンたちに食べさせてくれるなど、甲斐甲斐しい世話まで焼いてくれているる。
そのうえ、美女たちは異星人ではあるも、日本語はなめらかな響きでお気に入りの言語であるらしく、日常会話も日本語で行っているため、コミュニケーションにも支障はない。
しかし……
彼女たち異星人と自分たち人間――いや、日本の世俗や倫理の面から見て、”大きな壁”を実感せざるを得ない一幕があった。
”例の男性幹事”を、消耗品のごとくいくらでも替えのきく奴隷として扱っていた。彼がうっかり転んでしまった時にも、もはや虐めのごとき激しい叱責の言葉を6人の美女全員が彼に次々と浴びせていたため、ケン、シュウジ、タクロウもドン引きしてしまう。
美女の1人が、幹事へと「そろそろ”いつもの”を用意してくれるかしら?」」を指示を出した。
部屋を出ていく彼の背中が単なる緊張感でなく妙なはりつめ方をしているのが、ケンも、シュウジも、タクロウも気にはなった。
けれども、だ。
彼らの両サイドの美女たちはついに発情モードに突入し始めたらしく、乳房や芳しい唇を押し付けてくる。
なんという、肉食系な異星人美女なのか!
ついに始まるめくるめく刺激的な時間への期待は膨らむなんてもんじゃない
( ´艸`)
男1人に女2人という構図であったため、1人の美女は上――口内をほぐすことをを担当し、もう1人の美女は下を――ア〇ル舐めを担当することに。
このままでは、1対2で攻略されてしまう。もしかしたら、後ほど相手が次々に入れ替わっての2戦目や3戦目も始まってしまうのかもしれない。
ケンの口内をほぐしていた美女が、蠱惑的な眼差しで彼へと問う。
「私たちとあなたたちは”今夜限り”の関係よ。ねえ……準備はいいかしら?」と。
”ええ、もちろん!”と、頷いたケンであったが……串刺しとなってしまった!!!
女の喉の奥よりズバッと伸びてきた”槍のごとき先端の銀色の棒”によって、ケン自身の喉の奥のさらにその奥まで深く貫かれてしまった。
さらに、ケンの肛門までもが、ケンの下側担当の女の喉の奥より伸びてきた”槍のごとき先端の銀色の棒”によって、貫かれてしまったのだ。
ケンの血だらけの口からほとばしった惨たらしい絶叫によって、シュウジもタクロウも”偽りの淫らな夢”から覚めた。
2人の女は、自らが串刺しにしたケンの肉体をそのまま――自分たちの銀色の棒で固定した彼の肉体を、グググと持ち上げた。
そして、吸い始めた。ストローで飲物を飲むかのように。
ジュウウウウウと盛大な啜り音とともに、ケンの体の内部のありとあらゆるものを吸い始めた。
シュウジとタクロウは、自分たちの体へと取り掛かっていた女たち――自分たちをもケンと同じく串刺しにし、体の中身をジュウウウウウと吸って殺害するつもりである人殺しのエイリアン女たちを突き飛ばし、逃げようとした。
シュウジは、間一髪、2人の女たちの銀色の棒より逃れることができた。
しかし、タクロウは腰を上げるのが少しばかり遅かった。下半身担当の美女に、深々と腸まで貫かれ、血をゴバゴバ吐き続けるタクロウに、上半身担当の美女が口を近づけていく……
ケンもタクロウも、もう助からない。そして、自分も殺される。
全裸のまま、喚きながら部屋を飛び出したシュウジ。
廊下の曲がり角で、シュウジはあの”不慣れな幹事”にぶつかってしまう。幹事が床へとドサッと倒れ込むと同時に、彼が腕に抱えていた物までもがガランガランと床に散らばった。
ゆうにシュウジの背丈以上の長さの銀色の棒が3本。つまりは、この合コンに参加した自分たち3人の男を串刺しにして、晒し者にしておくための”3人分”の棒。
静まり返った夜空の下、シュウジは逃げ続けた。
剥き出しの陰茎と睾丸を揺らしながら、生存することだけを祈り、逃げ続けたシュウジであったが、背後からの風を裂く音とズチュルウウウという気味の悪い音とほぼ同時に、シュウジの腹部には穴が開いた。
オリンピッククラスのアスリートもビックリの身体能力である異星人美女の1人が、幹事が持ってきた銀色の棒を投げ、背後からシュウジを仕留めた。
シュウジは即死ではなかった。
激痛などを通り越した死の痛みが、彼を安らかに眠らせてはくれなかった。
だが、討ち取られた自分へと近づいてくる、異星人美女2人と不慣れな幹事の足音と話し声は、しっかりと聞こえてきていた。
シュウジをみすみす山小屋より逃してしまった幹事は、美女2人より連続で強烈なビンタを食らっていた。
そのうえ、美女の1人は言う。
「私たちがこの食事をジュルジュルと食べた後は、”いつものように”銀色の棒に串刺しにして、私たちの船の保存庫にちゃんと入れておくことね。次の食事たちに出す”串刺し料理”として再利用する必要があるんだから」
つまり、先刻まで食べさせられていた肉料理は、以前の被害者たちの人肉であった。
「さらに、それにねぇ、お前……今回の食事たちに出した案内が間違っていたわよ。お前は『宇宙からやって来た美女たち”との”食事会』なんて案内してたようだけど、正しく言うなら『宇宙からやって来た美女たち”の”食事会』でしょ? ”と”はいらないのよ。全く、案内も段取りも、不慣れにもほどがあるわよ。ほんと、不慣れな幹事」とも……
女王様な殺人エイリアンの溜息とともに、銀色の棒によって地球の大地へと”ピン留め”されていたついにシュウジは事切れた。
不慣れな幹事が、シュウジたちに正確な言葉で案内さえしてくれていれば、このヤリコンどころか、”美女たちの喉の奥から突き出てくる槍のごとき殺人道具による殺(や)りコン”を避けることができていたかもしれない……
⇒【ややホラー風味な】不慣れな幹事【ショートショート第35弾】
(公開日:2019年5月4日)
★作者コメント★
”合コンホラー”の2作目です。
異星人美女たちとの合コンは、やっぱりお約束の結末となりました。
人間の男3人のうち、最初はケンにカメラ(物語の焦点)があてられておりましたが、一番最初に上と下からジュルジュル吸われて退場となりました。
そして、シュウジへとカメラ(物語の焦点)が切り替わり……必死で逃げ続けたシュウジでしたが、結局助かりませんでした。
しかし、ケンやタクロウのように、上と下両方から生きたまま串刺しにされてジュルジュルと吸われなかっただけ、遥かにマシな死に方であったように思います。
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