37 / 38
第十六節
第5話 また、年は越す
しおりを挟む
お祭りを楽しんだ後は、いよいよフィナーレ。
シルバーウイーク最終日。
紅華達は、蓬の家で年越しのカウントダウンを始めていた。家の主とその幼なじみはお茶菓子を用意しているので部屋にはいない。
「だあぁ~......! やっと年越しそばの用意終わったわ~!!」
「お疲れ様~! こっちもジュースの準備終わったよ! めちゃくちゃ重たかった~」
「黒糖饅頭作りましたよ~。2人の分も残しておいてくだ」
「「食べる!!」」
紅華と鈴菜の甘党には困ったものだと、美埜音はため息を付いた。
(......いや、甘党は他にもいましたね。蓬君と煌が来るまで、余れば良いのですが)
紅華と鈴菜が饅頭を食べようとしていた所に、蓬と煌が襖を勢いよく開けた。
「言い忘れていたけど、あけましておめでとう!!」
「......あっ、あけましておめでとう! そういえば言い忘れていたわね」
「そうですね。何か忘れていた気がしていたんですけど」
「年越しお蕎麦食べたーい」
「もう年越してるけどいいのか?」
「年明け蕎麦~」
「脳溶けてんじゃないのかコイツ」
「ですよね」
「あへ~」
夜更かしをして顔も頭もふにゃふにゃになった鈴菜の言葉に、一同は爆笑した。
続く。
シルバーウイーク最終日。
紅華達は、蓬の家で年越しのカウントダウンを始めていた。家の主とその幼なじみはお茶菓子を用意しているので部屋にはいない。
「だあぁ~......! やっと年越しそばの用意終わったわ~!!」
「お疲れ様~! こっちもジュースの準備終わったよ! めちゃくちゃ重たかった~」
「黒糖饅頭作りましたよ~。2人の分も残しておいてくだ」
「「食べる!!」」
紅華と鈴菜の甘党には困ったものだと、美埜音はため息を付いた。
(......いや、甘党は他にもいましたね。蓬君と煌が来るまで、余れば良いのですが)
紅華と鈴菜が饅頭を食べようとしていた所に、蓬と煌が襖を勢いよく開けた。
「言い忘れていたけど、あけましておめでとう!!」
「......あっ、あけましておめでとう! そういえば言い忘れていたわね」
「そうですね。何か忘れていた気がしていたんですけど」
「年越しお蕎麦食べたーい」
「もう年越してるけどいいのか?」
「年明け蕎麦~」
「脳溶けてんじゃないのかコイツ」
「ですよね」
「あへ~」
夜更かしをして顔も頭もふにゃふにゃになった鈴菜の言葉に、一同は爆笑した。
続く。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
6
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる