勇者の師匠はやる気なしのD級冒険者?!~僕の師匠は最強ですっ!~

A

文字の大きさ
9 / 87
1章    徒然クラッシャー、現る

8話 セオドアお前、何言ってんだ? それよりこれからについて話し合おうぜ!

しおりを挟む




「では、第一回『栄光の祝福』パーティー会議を始めるッ!」

「わーい」

「……………」

 


 場所は、ギルドから一番近い場所にあるグスカンの宿。B級冒険者だけあって、いい所に泊まっている。
 
 やたらテンションの高い二人に比べセオドアのテンションはダダ下がりだった。

 パーティーを組んだとき、できるだけバレないようにするつもりだったのに、おしゃべりな冒険者に早速バレたのだ。
 その冒険者が誇張して触れ回ったせいで、騒がしさは想像以上だった。
 その時は、隅の方によって無関係を装うことで事なきを得たが、精神的に疲れた。
 それに何なんだ、栄光の祝福って、面倒だから『お前の好きなようにしろ』と言った報いが来てしまった。
 こいつもネーミングセンスが無かった。



 
「じゃあ、まず自己紹介から始めようか!
では、レオンから!」

 機嫌良さげなグスカンがノリノリで仕切る。
 
「はい! レオンハルト・リペクトラーですっ! 勇者やってます! 主な武器は少し長めの剣、最初の勇者の愛、天使の愛、守護者の愛を持っています!」


 愛、というのは、英霊から愛された者に与えられる加護のようなものだ。
 これがある事で、魔力が強くなったり、何かしらの才能を得ることができる。
 愛が全てという訳では無いが、歴史に名を残すような人物は、愛を持っている者が多い。

 愛、と呼ばれている理由は、諸説ありでよく分かっていない。
 一つ持っている者は世界に十分の一、二つ持っている者は、百分の一と言われている。
 三つ持っているレオンハルトは正に規格外だと言えるだろう。



「どんな愛なんだ?」

「最初の勇者の愛は、戦闘の才能が上がることと、勇者オーラが出すことですね。
 天使の愛は、神聖魔法の強い才能が得られます。
 そして、守護者の愛は、体が非常に丈夫になります。
 狼に噛られた程度では問題ありませんし、毒物なども殆ど効きません」

「すっげーな! やっぱ愛は強いな……
 つーか、勇者オーラってなんだ?」

「僕もよく分かりませんが、何でしょう……カリスマとか、溢れる才能とかだと言われていますが教会の人たちもわからない様子でした」

「ふーん、あっても悪いもんじゃねーだろうな……。
 んじゃ、次は俺だ。名前はグスカン・べベス! 愛は持ってねえな。
 そして、俺の武器はこの大剣だ!」

 隣に置いてある大剣を掲げるグスカン。
それは、大きくて無骨なように見えるが、しっかしとした材質の、とても良い代物であった。
 高位の冒険者でもここまでの物を持っている者は少ないだろう。

「おお~立派ですね!…………でも、よく考えたら僕達のパーティーのバランスって悪くないですか? 後衛いないですよね?」

「その点に関しては大丈夫だ。
 こいつ──グスカンの本職は魔法使いだからな」

 今まで黙っていたセオドアが口を開く。
しかしその発言は、レオンハルトを大いに驚かせたようだ。

「えっえええっ! グスカンさん、魔法使いなんですか!? てっきり剣士だと……」

 レオンハルトの驚きっぷりを面白そうに見ていたグスカンが説明する。

「おうよ、俺は愛は持ってねえけど、魔法使いの才能がスゲーにあってな。
 俺の両親は冒険者で、将来魔法の使いの冒険者にさせようと思って俺に魔法の練習をさせまくったんだ。
 だかなぁ、俺は魔法も好きだけど、剣でブッ叩く方が性に合ってたんだよ。
 だからよ、この魔法剣で戦うことにしたんだ」

 グスカンがサッと大剣を抜く。
よく見るとそれは、いたるところに魔法陣が書いてある特別製だった。
 柄の部分にも、赤い魔石がはまっている。

「へぇー! すごいですね!」

「おうよ! この“火焔剣・エターナルフレイム”は俺の全財産はたいて作った特注品だぜ! 
 剣としても杖としても一流品として使える優れ物! 改造もドンドンしているから常に最高の状態だぜ!
 特にこの魔石! オグタニア火山でしか取れない火系統の魔石の中でも上ランクである朱炎石しゅえんせきを使っている! 
 いやぁ~これを見つけるのは大変だった。しかし、わざわざ自分でオグタニア火山に行って正解だったぜ! 
 お陰で気の済むまで魔石を探せたからな!
思った通りの配置にすることができた。
 魔法陣にもこだわりがあってだな!──」 

 どうやらグスカンは、自分の剣に痛い名前を付けて愛用しているらしい。
 図体はデカくても、脳みそは十四歳のようだ。

「師匠……グスカンさん、とまらなくなっちゃいました…………」

「ほっとけ、こうなったらこいつは何も聞こえなくなるからな」

「へぇ、そうなんですか……そういえば、師匠とグスカンさんは同期なんですよね?」

「あぁ、申請試験を受けた日が同じでな。その頃から騒がしい奴だった。
 特にあの剣のことになると煩かった。同じ目に何度あったことか……」

 セオドアが当時の事を思い出すように遠い目をする。しかし、その眉間はしかめられていた。

「師匠って、グスカンさんと何かあったんですか?」

 レオンハルトの質問に、少し困ってしまう。セオドア自身、グスカンが何をしたいのかが分からないからだ。


「何かあったってよりは……あいつはなんのつもりか知らんが、あの街にいた時はよく俺に突っかかってきたな。
 後、それ以降も出会うたびに一々絡まれるんだ……俺は何もしてないのだがな……」
 
 それを聞いたレオンハルトがクスッと笑う。
 その顔は、秘密を知っていることが嬉しくて仕方のない子供のように見えた。
 彼には、グスカンがセオドアに絡む気持ちがなんとなく分かる。彼も同じだからだ。
 そのことに気が付いていないセオドアの口ぶりも面白く感じられた。



「きっと、グスカンさんも師匠の事が好きなんですよ!」 

「それは気持ち悪いな」

 セオドアが更に期限が悪そうな顔をする。


「い、いえっ! そういう意味ではなく友人としてです! 友人として!」

「俺は友人になった覚えはないのだがな……」

「じゃあ、これから友達ですね!」

「意味がわからん」

(友人か……)



 友、その言葉を聞くと思い出してしまう人がいる。









 『■■■■、貴方の、友達、になれて……良かった……最後に、頭を撫でてね……いつも、みたいに………

   ねえ、■■■■…だいすきだよ』






 かつての友人の最後の言葉を思い出す。

 彼女が己の手を握る感触、小さな声、そして、自分の腕の中で命が消えていく無力感が甦ってくる。



(嗚呼、何もしてないな、俺)


誓ったのだ。


 誓った筈なのに、何もできていない。
ただの情けない男がここにいる。

(ああ、■■■■に会いたい)

 彼女の菫色の髪、紅い瞳が懐かしい。
また、一緒にいたい。
 あの聞き心地の良いソプラノの声を聞きたい。


 助けを待つばかりの情けない男に愛想を尽かさないだろうか。



 まだ、約束は続いているだろうか



 何もできない自分が、途轍もなく、嫌だった。


 

 あぁ、面倒だ。もう眠ってしまおう。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





2時間後……



「───それからこの術式も、って……アレッ? 二人とも寝てるのか…………?」

 グスカンが気づいた時には、話に飽きて寝てしまった二人がいた。

「あれま、またやっちまったか……いけねえ、いけねえ……おい、起きろ!」 

 彼は剣の事になると周りがみえなくなという自分の悪癖を彼も十分理解している。

 セオドアの肩を揺すろうとする。
触る直前、目を覚ますセオドア。

「何だか凄い嫌な予感がしたら案の定だな」

「相変わらず失礼なこと言う奴だな……」

 ふと、自分がセオドアと初めて会ったときの戦いを思い出す。
 あの時セオドアと本気で戦って負けた。
接戦だったからセオドアも本気だったはずだ。
 しかし、グスカンはもっと得体の知れない
“何か”を感じたのだ。 

(そん時、こいつに興味を持ったんだよな)
 
 その興味は、まだ続いている。

「変わんねえなぁ、お前は」

「何を言っているんだ唐突に」

「そういや見た目も変わっていないし、何者だよ」

「どこにでもいる人間だ。お前は俺が人間以外に見えるか? もしそうなら医者に行け」

 五年前と変わらない不機嫌そうな顔だ。

 グスカンは、出会った頃に言われた言葉を思い出す。
 戦いの後、お前は何者だと聞いたのだ。
“何か”の正体を知りたかった。



『俺は只人だ。お前との差は無い。
もしこの戦いの結果の原因を上げるとすれ  
ば、経験だけだろう。
 俺はお前より、踏んでいる場数が多かっただけの話だ』 

 そしてこう言ったのだ。

『お前は俺が人間以外に見えるか? もしそうなら医者に行け』




「……やっぱ変わんねーわ、お前」

 見た目も、態度も、得体のしれ無さも

「そうか……そうかもしれないな……」

「それよりレオン起こさねーとな」

 その瞬間、レオンハルトが座っていた場所からバランスを崩して、ガタッと滑り落ちた。
 しかし、起きない。

「「……………」」

「……なぁ、生きてるか?」

「……さぁな、おい起きろ」

 セオドアが、レオンハルトの胸倉をつかみ、揺さぶる。

「うっぐえ!」

「やっと起きたな」
  
 外はまだ、明るかった。

「もう、昼過ぎだな」

「誰のせいだかなぁ?」

「すまねーな。つい夢中になっちまった」

「うう……師匠、あんまりですよぅ。
あんなにい揺さぶるなんて……ふぅ、元気になりました」

「早えな復活。俺から見てもかなり揺すってたのに」

「取り敢えず外に行くか、何かクエストをこなさなければならないだろう」

「そうだな、じゃあ、“栄光の祝福”初クエストに出発だ!」

「はい!」

「なぁ、その名前もっとどうにかならなかったのか?」



  “栄光の祝福” これは、永く伝えられる伝説のパーティーとなる。

 その、始まりの瞬間だった。


 



 


 
 
  
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!

ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。 ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!? 「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」 理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。 これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる

街風
ファンタジー
「お前を追放する!」 ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。 しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―

ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」 前世、15歳で人生を終えたぼく。 目が覚めたら異世界の、5歳の王子様! けど、人質として大国に送られた危ない身分。 そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。 「ぼく、このお話知ってる!!」 生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!? このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!! 「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」 生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。 とにかく周りに気を使いまくって! 王子様たちは全力尊重! 侍女さんたちには迷惑かけない! ひたすら頑張れ、ぼく! ――猶予は後10年。 原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない! お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。 それでも、ぼくは諦めない。 だって、絶対の絶対に死にたくないからっ! 原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。 健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。 どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。 (全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)

追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます

黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!

処理中です...