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第19話 微睡みの中で ★リオ SIDE
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朦朧とする意識の中、カミルが甲斐甲斐しく世話を焼いてくれていたのは分かっていた。
体が思うように動かず、喋るのも億劫で……小さく切られた果物を食べれるだけ食べたら薬を飲んで寝る。
部屋は一日中暗くしてあったため、何日過ぎたかすら分からなかった。
「んんっ……けほっけほっ」
「喉が渇いたのかい?ほら、お水だよ」
背中に手を回し、少し体を起こして水を飲ませてくれた。手の大きさ、声の優しさ、暖かさでカミルと分かる。
「ごめんね、カミル。迷惑をかけたわ……」
「気にしなくて良いよ。こちらこそ、ごめんね?僕も小さい時に魔法を使って熱を出した事があったんだけど忘れてたんだ。初めて体内の魔力を動かしたり、魔力量が増えた時に、体が驚いて出る熱なんだけどね」
「そうなのね。人にうつる病気じゃ無くて良かった……」
カミルは頭を優しく撫でてくれる。またウトウトし始めるが、まだカミルと話していたい。
「カミル、どれくらい経ったかしら」
「3日間だよ。今は真夜中だから、もう少し寝ると良い。明日の朝にまた会いに来るから安心しておやすみ」
カミルに髪を撫でて貰いながら、ゆっくりと深い眠りに落ちていった。
体が思うように動かず、喋るのも億劫で……小さく切られた果物を食べれるだけ食べたら薬を飲んで寝る。
部屋は一日中暗くしてあったため、何日過ぎたかすら分からなかった。
「んんっ……けほっけほっ」
「喉が渇いたのかい?ほら、お水だよ」
背中に手を回し、少し体を起こして水を飲ませてくれた。手の大きさ、声の優しさ、暖かさでカミルと分かる。
「ごめんね、カミル。迷惑をかけたわ……」
「気にしなくて良いよ。こちらこそ、ごめんね?僕も小さい時に魔法を使って熱を出した事があったんだけど忘れてたんだ。初めて体内の魔力を動かしたり、魔力量が増えた時に、体が驚いて出る熱なんだけどね」
「そうなのね。人にうつる病気じゃ無くて良かった……」
カミルは頭を優しく撫でてくれる。またウトウトし始めるが、まだカミルと話していたい。
「カミル、どれくらい経ったかしら」
「3日間だよ。今は真夜中だから、もう少し寝ると良い。明日の朝にまた会いに来るから安心しておやすみ」
カミルに髪を撫でて貰いながら、ゆっくりと深い眠りに落ちていった。
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