166 / 172
番外編②後編 - GOLEM / SHADOW編
番外編②-29 – 悲劇の香辛料
しおりを挟む
「(こいつなら分かってくれるかもしれない)」
内倉は瀧を見ながら本来ならば有り得ない感情が心の底から湧き上がる。戦闘時間はほんの僅か、自分の完敗と言っていい。瀧とも初対面で言葉を交わした時間もほぼ皆無。
––––では何故?
その感情と共に湧き上がった感情は、何故初めて出会った、自分よりも一回りも歳下の若者に話をしようという気になったのかという疑問とその様子を嘲笑う自分。
それぞれ異なる感情を内包する自分に困惑を覚える一方で、瀧に対して言葉を紡ぐ自分は冷静そのものである。
「お前、後天性超能力者の苦労、分かるか?」
内倉の質問に対して咄嗟に頭に浮かんだのは同僚の月島愛香の車椅子姿。4年前の両親殺害事件を機に非超能力者であった彼女は後天的にサイクスが出現した。その代償として下半身不随を患い、不便な生活を余儀なくされている。
「あぁ。身近にいるもんでね」
内倉は瀧が愛香と同僚であることを理解し、「なるほどな」と呟きそのまま話を続ける。
「俺には妹がいる」
そこから内倉は自身の過去について話し始める。
内倉祥一郎は47年前、東京都第10地区で生を受ける。そして彼は4歳下の妹、莉緒を持つ。
東京都第10地区は様々な日本環境保全団体が一丸となって一部地域を除いた大部分を『環境保全地域』として日本政府が登録し、『発展した科学技術とサイクスを利用した超能力の融合した現代社会から隔絶した、地球の本来あるべき姿を体現する』というある意味現代日本から独立した地域を形成している。
こうした地域は出稼ぎや超能力の利用に対して厳しい目を向けられ、それ故に経済的に芳しくない状況に直面している。
その第10地区の中でも内倉は比較的に科学技術とサイクスの利用に寛容な地域の出身で上記の地域よりもいくらか裕福な暮らしが可能で、第10地区から出て働くことにも理解を示す住民たちに囲まれて育った。
祥一郎は膨大なサイクス量から第10地区にある第5特別教育機関に入学、一方で莉緒は非超能力者として育つ。2人は家族からも平等に愛され、友人との関係も良好で一見幸せな毎日を送っていたかのように見えた。
––––齢16歳、莉緒はサイクスが発現し、後天性超能力者となった
原因は彼女の心を蝕んだ負の連鎖。
祥一郎はただの超能力者ではなく、その膨大なサイクス量から特別教育機関へと入学し、その才能を遺憾なく発揮、第十地区高等学校を経て第四地区大学へと入学した。
対して莉緒は超能力を持たず、成績も中位と平凡な暮らしを送っていた。兄の出来がなければそこから綻びが生じることは無かったであろうものの、そのあまりの差に徐々に劣等感が募っていった。
また幼い頃はよく2人でコミュニケーションを取っていたものの、祥一郎の多忙さが増していくに従って兄妹の関係は徐々に希薄なものへと変化していった。
「お兄ちゃん……」
莉緒は申し訳なさそうな表情を浮かべながらPCの前で作業を行っている祥一郎に声をかける。
「莉緒、すまない。大学のレポートの締め切りが迫ってるんだ、また今度にしてくれるか?」
祥一郎は妹の顔を見向きもせず、ひたすらにPC画面やARによって映し出されるデータを見ながら答える。
「うん、ごめんね」
莉緒の少し寂しげな表情にも気付かぬほどに追い込まれていた祥一郎は返事をせずにVRヘッドギアを装着して完全に1人の世界へと入り込んだ。
莉緒にとって優秀な兄は自慢であった。自分には無い才能を持ち、また、それを懸命に発揮するその姿に憧れを抱く幼少時代を過ごしていた。その関係は良好そのもの。
しかし、月日が経つにつれて祥一郎は優秀であるが故に膨大な課題が課せられ、それをこなすことに時間を取られてしまう。その様子が兄との圧倒的な差を痛感するキッカケとなった。
更に内倉家に悲劇が襲う。
2人の父、祥吾が出張先で交通事故のために命を落とす。これにより内倉家は稼ぎ頭を失い、祥一郎は大学の中退を余儀なくされる。
祥一郎は大学を中退した後、たった1人の妹と、夫を失ったことで心身に異常をきたした母・莉嘉子の生活のために直ちに就職した。
未だ16歳で義務教育の最中であり、仕方がないことではあると自覚しながらも家族の力になれず、才能ある兄の足枷となってしまっている自分。父を失ったことへのショックと母の変わり果てた姿。思春期特有の将来への不安。
これら複雑な状況を友人に相談することはできず、また、兄にこれ以上の負担をかけることは避けて莉緒は1人で行き場のない感情を抱え込んだ。
その重過ぎる負の連鎖は16歳の少女の心を破壊するまでにそこまでの時間を必要としなかった。
内倉莉緒は突如、膨大なサイクスを発現する。その量は彼女がコントロールできる許容範囲を大幅に超え、その固有の超能力の強力さも相まって大きな代償を支払うこととなる。
内倉莉緒は精神刺激型超能力者となり、自身の負の感情を内包したサイクスを取り出し、それを他人に移す超能力、"悲劇の香辛料"。
その超能力と発現した膨大なサイクスの代償として内倉莉緒は常に輸血状態を強いられる身体となり、大量の血液を必要とした。
つまり、内倉祥一郎の超能力・"俺の血となり肉となれ"には血液の採取を発動条件として課されていない。
––––彼はただ1人、妹のために
内倉は瀧を見ながら本来ならば有り得ない感情が心の底から湧き上がる。戦闘時間はほんの僅か、自分の完敗と言っていい。瀧とも初対面で言葉を交わした時間もほぼ皆無。
––––では何故?
その感情と共に湧き上がった感情は、何故初めて出会った、自分よりも一回りも歳下の若者に話をしようという気になったのかという疑問とその様子を嘲笑う自分。
それぞれ異なる感情を内包する自分に困惑を覚える一方で、瀧に対して言葉を紡ぐ自分は冷静そのものである。
「お前、後天性超能力者の苦労、分かるか?」
内倉の質問に対して咄嗟に頭に浮かんだのは同僚の月島愛香の車椅子姿。4年前の両親殺害事件を機に非超能力者であった彼女は後天的にサイクスが出現した。その代償として下半身不随を患い、不便な生活を余儀なくされている。
「あぁ。身近にいるもんでね」
内倉は瀧が愛香と同僚であることを理解し、「なるほどな」と呟きそのまま話を続ける。
「俺には妹がいる」
そこから内倉は自身の過去について話し始める。
内倉祥一郎は47年前、東京都第10地区で生を受ける。そして彼は4歳下の妹、莉緒を持つ。
東京都第10地区は様々な日本環境保全団体が一丸となって一部地域を除いた大部分を『環境保全地域』として日本政府が登録し、『発展した科学技術とサイクスを利用した超能力の融合した現代社会から隔絶した、地球の本来あるべき姿を体現する』というある意味現代日本から独立した地域を形成している。
こうした地域は出稼ぎや超能力の利用に対して厳しい目を向けられ、それ故に経済的に芳しくない状況に直面している。
その第10地区の中でも内倉は比較的に科学技術とサイクスの利用に寛容な地域の出身で上記の地域よりもいくらか裕福な暮らしが可能で、第10地区から出て働くことにも理解を示す住民たちに囲まれて育った。
祥一郎は膨大なサイクス量から第10地区にある第5特別教育機関に入学、一方で莉緒は非超能力者として育つ。2人は家族からも平等に愛され、友人との関係も良好で一見幸せな毎日を送っていたかのように見えた。
––––齢16歳、莉緒はサイクスが発現し、後天性超能力者となった
原因は彼女の心を蝕んだ負の連鎖。
祥一郎はただの超能力者ではなく、その膨大なサイクス量から特別教育機関へと入学し、その才能を遺憾なく発揮、第十地区高等学校を経て第四地区大学へと入学した。
対して莉緒は超能力を持たず、成績も中位と平凡な暮らしを送っていた。兄の出来がなければそこから綻びが生じることは無かったであろうものの、そのあまりの差に徐々に劣等感が募っていった。
また幼い頃はよく2人でコミュニケーションを取っていたものの、祥一郎の多忙さが増していくに従って兄妹の関係は徐々に希薄なものへと変化していった。
「お兄ちゃん……」
莉緒は申し訳なさそうな表情を浮かべながらPCの前で作業を行っている祥一郎に声をかける。
「莉緒、すまない。大学のレポートの締め切りが迫ってるんだ、また今度にしてくれるか?」
祥一郎は妹の顔を見向きもせず、ひたすらにPC画面やARによって映し出されるデータを見ながら答える。
「うん、ごめんね」
莉緒の少し寂しげな表情にも気付かぬほどに追い込まれていた祥一郎は返事をせずにVRヘッドギアを装着して完全に1人の世界へと入り込んだ。
莉緒にとって優秀な兄は自慢であった。自分には無い才能を持ち、また、それを懸命に発揮するその姿に憧れを抱く幼少時代を過ごしていた。その関係は良好そのもの。
しかし、月日が経つにつれて祥一郎は優秀であるが故に膨大な課題が課せられ、それをこなすことに時間を取られてしまう。その様子が兄との圧倒的な差を痛感するキッカケとなった。
更に内倉家に悲劇が襲う。
2人の父、祥吾が出張先で交通事故のために命を落とす。これにより内倉家は稼ぎ頭を失い、祥一郎は大学の中退を余儀なくされる。
祥一郎は大学を中退した後、たった1人の妹と、夫を失ったことで心身に異常をきたした母・莉嘉子の生活のために直ちに就職した。
未だ16歳で義務教育の最中であり、仕方がないことではあると自覚しながらも家族の力になれず、才能ある兄の足枷となってしまっている自分。父を失ったことへのショックと母の変わり果てた姿。思春期特有の将来への不安。
これら複雑な状況を友人に相談することはできず、また、兄にこれ以上の負担をかけることは避けて莉緒は1人で行き場のない感情を抱え込んだ。
その重過ぎる負の連鎖は16歳の少女の心を破壊するまでにそこまでの時間を必要としなかった。
内倉莉緒は突如、膨大なサイクスを発現する。その量は彼女がコントロールできる許容範囲を大幅に超え、その固有の超能力の強力さも相まって大きな代償を支払うこととなる。
内倉莉緒は精神刺激型超能力者となり、自身の負の感情を内包したサイクスを取り出し、それを他人に移す超能力、"悲劇の香辛料"。
その超能力と発現した膨大なサイクスの代償として内倉莉緒は常に輸血状態を強いられる身体となり、大量の血液を必要とした。
つまり、内倉祥一郎の超能力・"俺の血となり肉となれ"には血液の採取を発動条件として課されていない。
––––彼はただ1人、妹のために
0
あなたにおすすめの小説
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
竹林にて清談に耽る~竹姫さまの異世界生存戦略~
月芝
ファンタジー
庭師であった祖父の薫陶を受けて、立派な竹林好きに育ったヒロイン。
大学院へと進学し、待望の竹の研究に携われることになり、ひゃっほう!
忙しくも充実した毎日を過ごしていたが、そんな日々は唐突に終わってしまう。
で、気がついたら見知らぬ竹林の中にいた。
酔っ払って寝てしまったのかとおもいきや、さにあらず。
異世界にて、タケノコになっちゃった!
「くっ、どうせならカグヤ姫とかになって、ウハウハ逆ハーレムルートがよかった」
いかに竹林好きとて、さすがにこれはちょっと……がっくし。
でも、いつまでもうつむいていたってしょうがない。
というわけで、持ち前のポジティブさでサクっと頭を切り替えたヒロインは、カーボンファイバーのメンタルと豊富な竹知識を武器に、厳しい自然界を成り上がる。
竹の、竹による、竹のための異世界生存戦略。
めざせ! 快適生活と世界征服?
竹林王に、私はなる!
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
『悪役令嬢』は始めません!
月親
恋愛
侯爵令嬢アデリシアは、日本から異世界転生を果たして十八年目になる。そんな折、ここ数年ほど抱いてきた自身への『悪役令嬢疑惑』が遂に確信に変わる出来事と遭遇した。
突き付けられた婚約破棄、別の女性と愛を語る元婚約者……前世で見かけたベタ過ぎる展開。それを前にアデリシアは、「これは悪役令嬢な自分が逆ざまぁする方の物語では」と判断。
と、そこでアデリシアはハッとする。今なら自分はフリー。よって、今まで想いを秘めてきた片想いの相手に告白できると。
アデリシアが想いを寄せているレンは平民だった。それも二十も年上で子持ちの元既婚者という、これから始まると思われる『悪役令嬢物語』の男主人公にはおよそ当て嵌まらないだろう人。だからレンに告白したアデリシアに在ったのは、ただ彼に気持ちを伝えたいという思いだけだった。
ところがレンから来た返事は、「今日から一ヶ月、僕と秘密の恋人になろう」というものだった。
そこでアデリシアは何故『一ヶ月』なのかに思い至る。アデリシアが暮らすローク王国は、婚約破棄をした者は一ヶ月、新たな婚約を結べない。それを逆手に取れば、確かにその間だけであるならレンと恋人になることが可能だと。
アデリシアはレンの提案に飛び付いた。
そして、こうなってしまったからには悪役令嬢の物語は始めないようにすると誓った。だってレンは男主人公ではないのだから。
そんなわけで、自分一人で立派にざまぁしてみせると決意したアデリシアだったのだが――
※この作品は、『小説家になろう』様でも公開しています。
幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。
灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。
曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。
婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。
前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。
異世界で一番の紳士たれ!
だんぞう
ファンタジー
十五歳の誕生日をぼっちで過ごしていた利照はその夜、熱を出して布団にくるまり、目覚めると見知らぬ世界でリテルとして生きていた。
リテルの記憶を参照はできるものの、主観も思考も利照の側にあることに混乱しているさなか、幼馴染のケティが彼のベッドのすぐ隣へと座る。
リテルの記憶の中から彼女との約束を思いだし、戸惑いながらもケティと触れ合った直後、自身の身に降り掛かった災難のため、村人を助けるため、単身、魔女に会いに行くことにした彼は、魔女の館で興奮するほどの学びを体験する。
異世界で優しくされながらも感じる疎外感。命を脅かされる危険な出会い。どこかで元の世界とのつながりを感じながら、時には理不尽な禍に耐えながらも、自分の運命を切り拓いてゆく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる