=短編集=

仙 岳美

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灯火

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お題・キャンドル

=灯火=
 僕は暗い部屋で一本のキャンドルの灯火を見つめている……
何故なら蛍光灯の明かりは僕には眩しすぎるからだ、
明りは活動を促されてる気がしてヤなんだ!
太陽の光なんてとんでもない。
『お前、外に出ろよ!』
の全快の押し付けを感じる。
だから
昼間は締め切った部屋でキャンドル一本の優しい灯火が丁度いい、
夜は月の光が丁度いい……
でもこの生活をいつまで続けても良い訳では無い……
この最後のキャンドルが燃え尽き無くなったら、
終わりにするつもりだ。
僕も共に・・〆 2022・12・04
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