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『闇の世界』脱出編 ーオンブル国ー
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ロイとグルトが二十三番が放った光に翻弄されている間、二十三番は再びフルールに狙いを定めて鼻息を荒くしていた。
「…ミュールも限界かも…。」
「…フルール…。」
テヒニクがゆっくりと目を開けた。
「テヒニクさん!!まだ無理しないで。」
「…あいつは私が倒すから。」
起き上がろうと地に手を付くテヒニクに、フルールは声を震わせて言った。
「駄目ですよ!相手を斬ってもまた自分に返ってくるかもしれませんよ。何か…策を練らないと…。」
「…大丈夫よ。思い出したの、あの能力のこと…。」
二人が話をしている内に、二十三番は力強く地面を蹴って猛スピードでフルールに向かって走り出した。
「フルール!私の治療はいいから全力でバリアを張って!!」
フルールはテヒニクの治療を止め、両手でミュールを発動させた。
「ポーーーーーーッ!!」
「…え!?」
二十三番は、フルールたちの手前5メートル地点で大きくジャンプをした。そのジャンプの能力も凄まじく、高さは5メートル近く跳びはね、そのままフルールの真上に迫ってくる勢いだった。
「狙い通り。」
テヒニクはニヤリと微笑むと、上半身を起こした状態で宙の二十三番に向かって剣を構えた。
「シャンジュモン!!」
勢いよく伸びたテヒニクの剣身は、二十三番の心臓を突き破り、そのまま貫通した。
「テヒニクさん!?」
フルールは、慌てて振り返った。
「…あれ?」
「私は大丈夫よ。あいつのさっきの能力は、地に着いてないと使えないのよ。地を通じて一番近くにいた者を犠牲にする禁じ手の技なのよ。まさか、あんなやつが使える訳がないって油断してたわ。」
テヒニクの一撃を喰らった二十三番はそのまま地に落ち、身体をピクピクと痙攣させた。
「………ふん。」
デヴィルド王は、その様子を冷静に見ているだけだった。
一方、光から逃げ続けているロイとグルト。
「はぁ…はぁ…、攻撃できずに逃げるだけってのがツラいな。グルト大丈夫?」
「…あぁ、体力的にはツラいが。ロイ、見ろ!テヒニクたちがあいつを倒したぞ。やべ、またきた!」
グルトに向かった光は、ロイがグルトに言われて視線を向けた瞬間、急旋回し、ロイに狙いを変えた。
「ロイ!!」
ロイが慌てて振り向くと、光はすぐそこまで来ていた。
「うわぁぁぁ!!」
ロイがもうだめだと思った瞬間、自分の手が勝手に動いてゼロで光を受け止めた。
「ぐわぁぁぁ!…ぐぬぬぬぬ…。」
「ゼロ!!まさか君がボクの手を?」
「わいも妖剣や!こんな訳のわからん奴の攻撃に負ける訳には…。」
キンッ!!
ゼロは何とか光に競り勝ち、光は斜め後方へと吹き飛んでいった。
「ほらな、わいにこんな攻撃は効かへんのや。…ありゃ?」
ゼロは強気な言葉とは裏腹に、切っ先から徐々に溶けるように消滅し始めていた。
「ちょ、ゼロ!?」
「なんや…くそ。いいか、ロイ。わいが消滅仕切る前にわいを折るんや!グルト!!早う力を貸せや!」
呆然としてグルトは、名を呼ばれて我に帰り、剣身の半分が消滅してしまっているゼロに向かってトュルビオンダガーを使い、真空の力で柄の手前で剣身を折った。
「…はぁはぁ、消滅が止まった。」
「ヒャハハハハハ、中々のスリルやったさかい。恩に着るでグルト。けど、まだ光は消えてへんで。そろそろ、どうにかせんと全滅やで。」
「あぁ、わかってる。…ロイ、こっちに来い。」
グルトはロイを近くに呼び、さっき思い付いた作戦を伝えた。
「…ヒャハハハハハ、上手くいったらおもろいわな。…来たで!!」
死の光が、再び二人目掛けて迫ってきていた。
「…ミュールも限界かも…。」
「…フルール…。」
テヒニクがゆっくりと目を開けた。
「テヒニクさん!!まだ無理しないで。」
「…あいつは私が倒すから。」
起き上がろうと地に手を付くテヒニクに、フルールは声を震わせて言った。
「駄目ですよ!相手を斬ってもまた自分に返ってくるかもしれませんよ。何か…策を練らないと…。」
「…大丈夫よ。思い出したの、あの能力のこと…。」
二人が話をしている内に、二十三番は力強く地面を蹴って猛スピードでフルールに向かって走り出した。
「フルール!私の治療はいいから全力でバリアを張って!!」
フルールはテヒニクの治療を止め、両手でミュールを発動させた。
「ポーーーーーーッ!!」
「…え!?」
二十三番は、フルールたちの手前5メートル地点で大きくジャンプをした。そのジャンプの能力も凄まじく、高さは5メートル近く跳びはね、そのままフルールの真上に迫ってくる勢いだった。
「狙い通り。」
テヒニクはニヤリと微笑むと、上半身を起こした状態で宙の二十三番に向かって剣を構えた。
「シャンジュモン!!」
勢いよく伸びたテヒニクの剣身は、二十三番の心臓を突き破り、そのまま貫通した。
「テヒニクさん!?」
フルールは、慌てて振り返った。
「…あれ?」
「私は大丈夫よ。あいつのさっきの能力は、地に着いてないと使えないのよ。地を通じて一番近くにいた者を犠牲にする禁じ手の技なのよ。まさか、あんなやつが使える訳がないって油断してたわ。」
テヒニクの一撃を喰らった二十三番はそのまま地に落ち、身体をピクピクと痙攣させた。
「………ふん。」
デヴィルド王は、その様子を冷静に見ているだけだった。
一方、光から逃げ続けているロイとグルト。
「はぁ…はぁ…、攻撃できずに逃げるだけってのがツラいな。グルト大丈夫?」
「…あぁ、体力的にはツラいが。ロイ、見ろ!テヒニクたちがあいつを倒したぞ。やべ、またきた!」
グルトに向かった光は、ロイがグルトに言われて視線を向けた瞬間、急旋回し、ロイに狙いを変えた。
「ロイ!!」
ロイが慌てて振り向くと、光はすぐそこまで来ていた。
「うわぁぁぁ!!」
ロイがもうだめだと思った瞬間、自分の手が勝手に動いてゼロで光を受け止めた。
「ぐわぁぁぁ!…ぐぬぬぬぬ…。」
「ゼロ!!まさか君がボクの手を?」
「わいも妖剣や!こんな訳のわからん奴の攻撃に負ける訳には…。」
キンッ!!
ゼロは何とか光に競り勝ち、光は斜め後方へと吹き飛んでいった。
「ほらな、わいにこんな攻撃は効かへんのや。…ありゃ?」
ゼロは強気な言葉とは裏腹に、切っ先から徐々に溶けるように消滅し始めていた。
「ちょ、ゼロ!?」
「なんや…くそ。いいか、ロイ。わいが消滅仕切る前にわいを折るんや!グルト!!早う力を貸せや!」
呆然としてグルトは、名を呼ばれて我に帰り、剣身の半分が消滅してしまっているゼロに向かってトュルビオンダガーを使い、真空の力で柄の手前で剣身を折った。
「…はぁはぁ、消滅が止まった。」
「ヒャハハハハハ、中々のスリルやったさかい。恩に着るでグルト。けど、まだ光は消えてへんで。そろそろ、どうにかせんと全滅やで。」
「あぁ、わかってる。…ロイ、こっちに来い。」
グルトはロイを近くに呼び、さっき思い付いた作戦を伝えた。
「…ヒャハハハハハ、上手くいったらおもろいわな。…来たで!!」
死の光が、再び二人目掛けて迫ってきていた。
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