136 / 202
先遣隊
しおりを挟む
「これで、終わりだ」
正義のヒーローとして戦い続けて、今日、ようやく敵の将軍を倒した。
だが、悪の将軍は大の字に倒れながら、にやりと笑っていた。
「これで終わりだと、空を見てみろ」
「空?」
俺たちの頭上には美しい夜空が広がっていたが、急に流星がたくさん流れ始めた。
「みろ、我らの本隊が到着だ」
「本隊?」
「ああ、そうだ。我々は地球の戦力を計るための先遣隊だ。強行偵察というのを知らんのか。貴様の能力等、すべて本隊に伝えてある。我ら先遣隊相手に勝利したところで、皇帝陛下率いる本隊に捻りつぶされるがいい」
「なに」
たった今苦労して手に入れた勝利が急に虚しくなる。
数えきれないほどの無数の流星が空から地上に落ちてくるのを、俺はひとり、ただ茫然と見守るしかなった。
正義のヒーローとして戦い続けて、今日、ようやく敵の将軍を倒した。
だが、悪の将軍は大の字に倒れながら、にやりと笑っていた。
「これで終わりだと、空を見てみろ」
「空?」
俺たちの頭上には美しい夜空が広がっていたが、急に流星がたくさん流れ始めた。
「みろ、我らの本隊が到着だ」
「本隊?」
「ああ、そうだ。我々は地球の戦力を計るための先遣隊だ。強行偵察というのを知らんのか。貴様の能力等、すべて本隊に伝えてある。我ら先遣隊相手に勝利したところで、皇帝陛下率いる本隊に捻りつぶされるがいい」
「なに」
たった今苦労して手に入れた勝利が急に虚しくなる。
数えきれないほどの無数の流星が空から地上に落ちてくるのを、俺はひとり、ただ茫然と見守るしかなった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる