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50話 残骸①
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薄暗くなる頃には皆が仏間へと戻ってきた。入れる人から風呂を済ませて、庭で食事を囲む。
子供達は安全を考慮してキチママさんとこのダイニングで食事だ。寝泊まりもそこになる。女性は子供の世話とそこでの寝泊まりを交代で行うそうだ。女性全員が泊まるには狭いからな。
老夫婦、鮎川さん、残りのママは仏間の半分を使う。残りの男どもは外にシートを敷いて寝る事にした。
「仏間の半分は救助者のために開けておきましょう」
「そうですね。これから見つかる人は動ける人は少ないかも知れません。しばらくは寝たきりかもしれない」
一応、仏壇に近いスペースは開けてもらっている。毎日手を合わせないと仏間の経験値が貯まらないからだ。
俺としては仏間のレベルアップなんて要らないんじゃないかと思ったのだが、折角持っているスキルなのだから上げられるならあげるべきと、皆に説得されてしまった。
明日から本格的に森を捜索して回るそうだ。メンバーはレンジャーの6名に俺だ。
兄貴もメンバーに入っていたのだが、俺が反対した。兄貴は裕理の父親だ。兄貴に何かあったら裕理は親を失う事になってしまう。
それは絶対にダメだ。
兄貴は俺の同行に反対した。俺が行きたくないのをわかっているからだ。
それは山根さん(消防士)もわかっていて、最初はレンジャーだけで行くと言ってくれた。
行きたくない。怖いし。
「私が行きますよ! 私のスキルは物理攻撃ですから!」
「それなら俺だって同じだ!俺が行く。清見は待っていろ」
鮎川さんと兄貴が俺を庇ってくれる。が、俺はここに居ても役立たずだ。裕理の親でもない。仏間の整理は終わった。
ここに居ていい理由が思いつかない。
両親が生きていた時、俺は自宅に引きこもる事が出来た。
引きニートなんてさ、引いてる人間をフォローしてくれる家族があってこそ出来る職業(?)なんだよ。
部屋にこもっててもさ、死なないように食事を用意してくれたり、適度に放っておきつつちゃんと心配もしてもらえる、極上の職業だよな。
家賃の心配も無く、食いっぱぐれもしない、寝ていてもゲームやってても怒られない、生きているだけで喜んでくれる『家族』が居てこそ出来るんだよ、引きニート。
失くしてから気がつく俺って、本当にダメダメだと思うが、まだ俺には兄貴と裕理がいる!
絶対に失くしちゃダメだ。今度こそ後悔しないように行動しないと!
そう思う気持ちとやはり怖いと思う気持ちがせめぎ合う。でも、今、動かないと。
「大丈夫……だ。敷地……、うちの庭がちょっと広くなったと思えば、敷地内敷地内だ、うん。大丈夫、敷地内の散歩だ」
「清見……無理するな」
「大丈夫だって!兄貴! 俺だってやる時はやる。えと、今は敷地内だけだけど、少しずつ敷地を広げていかないとダメなんだ」
「橘さん、清見くんの事は我々がしっかりお守りします」
6日目。
出発時に兄貴がレンジャーチームに頭下げているのを見ていた時、後ろからキチママさんらが手提げ袋を渡してきた。
「清見くん、これ持って行って。斜めにかけられる紐ついてるから」
「何です? 弁当?」
「お弁当だけど、みんなのお昼じゃないわ。虫や獣に投げるようの爆弾おにぎりよ!ぶつけて崩れたら中身が出るように柔らかく握ってある。中身は唐揚げ。投げる時はアルミ箔を出来るだけ剥がしてね」
「あ、ありがとうございます? えと、食べても大丈夫なやつ?」
「もちろん食べられるわ。けど、皆さんの昼食用のお弁当はタッパーに入れたから」
そうですか。うん、ありがたい。爆弾おにぎりってたまにコンビニでも目にしたけど、あれって投げる用だったのか?
見送られて出発した。
俺はいわゆる『危険地帯』には行った事はなかった。偶然この辺りは虫も獣も出ない安全地帯であった。
トイレママさん達を見つけた場所でも何かに襲われる事は無かった。
しかし今回は、『危険地帯』に入っての捜索だ。
この辺りの『安全地帯』はひととおり見回ったらしい。簡単な地図も作成していた。凄いな本職(?)の人達は。
「安全地帯に比較的近い場所の危険地域を捜索しましょう。手に負えそうもない敵と遭遇をした場合は、安全地帯へ即撤退します。そんな感じで捜索地域を広げていきます」
俺はレンジャーチームに守られた位置で進む。
「出来ればフェリーの客室も発見して場所の確認をマークしておきたい」
そうか、救助だけでなくそれも兼ねているのか。
地図で赤く囲まれた『危険地帯』に足を踏み入れる。次第に木の幹は太く立派になっていく。
俺が見た赤いてんとう虫(亀?)はいない。代わりにムカデのような虫が木の幹に張り付いている。長いな。4~5メートルはありそうだ。あんなのに巻きつかれたら……と思うと膝がガクガクしてくる。あの虫がおにぎりを食うとは思えない。人は食いそうだ……。
先頭を行く自衛官はうまい具合に避けつつ進む。俺たちも静かについていく。
ただついていってるだけの俺は、もうすでに自分がどこにいるのかわからない。もしもここで皆と逸れたら仏間に戻れる自信がない。つまり、それは、自宅の敷地内遭難?絶対に逸れないでおこう。
何度か安全地域まで戻り休憩を取りつつ、地図を網羅しているようだ。
俺、何でついて来たんだろう。逆に足手まとい以外の何物でもない。きっとこまめな休憩も俺のせいだよな。
「あの……すいません、俺」
レンジャーチームのリーダーである自衛官が何を言ってるんだと言う顔をした。
「俺、足を引っ張っちゃって」
「ああ、いや。清見くんに同行していただいて助かります」
「そうですよ、清見くんの緊張でこちらも危険に対して構えられますから」
「自分は普通の交番勤務ですから清見さんと変わりませんよ。疲れたと言いづらいですが絶妙のタイミングで休憩をとっていただけで助かります」
あれ?なんか慰められてるのかダメなのかわからん。ええと緊張しいでヘタレなのは確かだ。「疲れた」とか「怖い」とか口には出してないんだけどな。
「皆さんが自衛官でないのを忘れてつい走りがちになる気持ちを抑えてもらえて助かります」
ん?俺ってやっぱり足引っ張り?
「遭難者を救助する前に我々は全員無事に帰還するのが第一目的です。第二目的は遭難者の救助。第三がフェリー発見ですね。ですから焦らず行かなくてはいけないのですが、ついつい先走りそうになる。ここに来た日に、それで大勢の仲間を失いましたから……」
そっか。自衛隊って…………うん。
それからまた危険地帯にはいりつつソロソロと進む。
止まれの合図で皆がとまった。その先、樹々の間から鉄の何かが見えた。
もしかしてフェリーの客室かっ!
俺らをそこに残して自衛官と山根さんのふたりが静かに近づいていく。
合図があり近づいていくとフェリーではない。どう見てもバスだ。森の樹々の合間にバス。奇妙な風景だ。
俺たちが近づくとバスの前ドアから出て来た山根さんからストップの合図がかかる。
「中に生存者はいない」
生存者はいない。誰も居ないではなく、生存者はいない。つまり死んだ人は居たんだ?
間に合わなかった遭難者?
「死亡……ですか?」
「ああ。だが餓死とかではない。襲われて逃げ込んだけどそのまま、って感じだった」
「何名?」
「ざっと数えて5人くらいか」
「ここは危険地帯です。弔うのは難しいですね」
「そうだな。申し訳ないがこのままにしよう。他に助けられる人に時間を割きたい」
「清見さんは見ないでください。中に入らないように」
「あ……はい」
異世界転移とかスキルとか、ゲームや小説っぽさに少しワクワクしていた自分。怖さが70%だったが残り30%も完全にへし折れた。
この世界は100%、危険な世界だ。それを認識した。
自衛官が地図に何かを書き込み、それからそこを出発した。
その後、車の残骸も幾つか発見したが、やはりそこには誰もいなかった。しかし、死体はなかったので逃げ延びたと思いたい。
「あの……、確実な話ではないんですが」
安全地帯で休憩をとっている時に、俺は思ってた事を口にした。
「スキルはまだ謎のままですし、絶対的な意見じゃないんですが」
「うん、いいよ? 話して」
「俺らの拠点、仏間とかキッチンとかトイレとか、空間スキルは皆親子がセットだったんです。あ、仏間……うちは親子じゃないか。たまたまそうだったのかも知れないですが……もしも」
そこで救急隊員のひとりと山根さんが目を見開いて顔を見合わせてから口を挟んだ。
「つまり、さっき見かけた幾つかの車の残骸、あれも親子が乗ってたと?」
皆が苦い物を口にしたような表情になった。
「まずいな。この辺りで、しかも親子連れか」
「安全地帯までうまく逃れてればいいけど……。うまく逃げても5日前、5日間か」
「今日で6日……ですよ」
「普段の生活で車に水や食料を積んでいますかね。小さな子供を連れて森を6日」
もしも、『空間』という謎スキルが子供連れに与えられたスキルとしたら、さっき見つけたいくつかの車もきっと『空間(車)』とか『空間(バス)』のスキル持ちの同乗者がいたはず。母親か、父親か。
だが、それに気がつく者は少ない。
そして、しばらくはそこに居ただろうが、飢えた子供のために車を離れる事になったはず。
逃げたのか、生きているといい。
子供達は安全を考慮してキチママさんとこのダイニングで食事だ。寝泊まりもそこになる。女性は子供の世話とそこでの寝泊まりを交代で行うそうだ。女性全員が泊まるには狭いからな。
老夫婦、鮎川さん、残りのママは仏間の半分を使う。残りの男どもは外にシートを敷いて寝る事にした。
「仏間の半分は救助者のために開けておきましょう」
「そうですね。これから見つかる人は動ける人は少ないかも知れません。しばらくは寝たきりかもしれない」
一応、仏壇に近いスペースは開けてもらっている。毎日手を合わせないと仏間の経験値が貯まらないからだ。
俺としては仏間のレベルアップなんて要らないんじゃないかと思ったのだが、折角持っているスキルなのだから上げられるならあげるべきと、皆に説得されてしまった。
明日から本格的に森を捜索して回るそうだ。メンバーはレンジャーの6名に俺だ。
兄貴もメンバーに入っていたのだが、俺が反対した。兄貴は裕理の父親だ。兄貴に何かあったら裕理は親を失う事になってしまう。
それは絶対にダメだ。
兄貴は俺の同行に反対した。俺が行きたくないのをわかっているからだ。
それは山根さん(消防士)もわかっていて、最初はレンジャーだけで行くと言ってくれた。
行きたくない。怖いし。
「私が行きますよ! 私のスキルは物理攻撃ですから!」
「それなら俺だって同じだ!俺が行く。清見は待っていろ」
鮎川さんと兄貴が俺を庇ってくれる。が、俺はここに居ても役立たずだ。裕理の親でもない。仏間の整理は終わった。
ここに居ていい理由が思いつかない。
両親が生きていた時、俺は自宅に引きこもる事が出来た。
引きニートなんてさ、引いてる人間をフォローしてくれる家族があってこそ出来る職業(?)なんだよ。
部屋にこもっててもさ、死なないように食事を用意してくれたり、適度に放っておきつつちゃんと心配もしてもらえる、極上の職業だよな。
家賃の心配も無く、食いっぱぐれもしない、寝ていてもゲームやってても怒られない、生きているだけで喜んでくれる『家族』が居てこそ出来るんだよ、引きニート。
失くしてから気がつく俺って、本当にダメダメだと思うが、まだ俺には兄貴と裕理がいる!
絶対に失くしちゃダメだ。今度こそ後悔しないように行動しないと!
そう思う気持ちとやはり怖いと思う気持ちがせめぎ合う。でも、今、動かないと。
「大丈夫……だ。敷地……、うちの庭がちょっと広くなったと思えば、敷地内敷地内だ、うん。大丈夫、敷地内の散歩だ」
「清見……無理するな」
「大丈夫だって!兄貴! 俺だってやる時はやる。えと、今は敷地内だけだけど、少しずつ敷地を広げていかないとダメなんだ」
「橘さん、清見くんの事は我々がしっかりお守りします」
6日目。
出発時に兄貴がレンジャーチームに頭下げているのを見ていた時、後ろからキチママさんらが手提げ袋を渡してきた。
「清見くん、これ持って行って。斜めにかけられる紐ついてるから」
「何です? 弁当?」
「お弁当だけど、みんなのお昼じゃないわ。虫や獣に投げるようの爆弾おにぎりよ!ぶつけて崩れたら中身が出るように柔らかく握ってある。中身は唐揚げ。投げる時はアルミ箔を出来るだけ剥がしてね」
「あ、ありがとうございます? えと、食べても大丈夫なやつ?」
「もちろん食べられるわ。けど、皆さんの昼食用のお弁当はタッパーに入れたから」
そうですか。うん、ありがたい。爆弾おにぎりってたまにコンビニでも目にしたけど、あれって投げる用だったのか?
見送られて出発した。
俺はいわゆる『危険地帯』には行った事はなかった。偶然この辺りは虫も獣も出ない安全地帯であった。
トイレママさん達を見つけた場所でも何かに襲われる事は無かった。
しかし今回は、『危険地帯』に入っての捜索だ。
この辺りの『安全地帯』はひととおり見回ったらしい。簡単な地図も作成していた。凄いな本職(?)の人達は。
「安全地帯に比較的近い場所の危険地域を捜索しましょう。手に負えそうもない敵と遭遇をした場合は、安全地帯へ即撤退します。そんな感じで捜索地域を広げていきます」
俺はレンジャーチームに守られた位置で進む。
「出来ればフェリーの客室も発見して場所の確認をマークしておきたい」
そうか、救助だけでなくそれも兼ねているのか。
地図で赤く囲まれた『危険地帯』に足を踏み入れる。次第に木の幹は太く立派になっていく。
俺が見た赤いてんとう虫(亀?)はいない。代わりにムカデのような虫が木の幹に張り付いている。長いな。4~5メートルはありそうだ。あんなのに巻きつかれたら……と思うと膝がガクガクしてくる。あの虫がおにぎりを食うとは思えない。人は食いそうだ……。
先頭を行く自衛官はうまい具合に避けつつ進む。俺たちも静かについていく。
ただついていってるだけの俺は、もうすでに自分がどこにいるのかわからない。もしもここで皆と逸れたら仏間に戻れる自信がない。つまり、それは、自宅の敷地内遭難?絶対に逸れないでおこう。
何度か安全地域まで戻り休憩を取りつつ、地図を網羅しているようだ。
俺、何でついて来たんだろう。逆に足手まとい以外の何物でもない。きっとこまめな休憩も俺のせいだよな。
「あの……すいません、俺」
レンジャーチームのリーダーである自衛官が何を言ってるんだと言う顔をした。
「俺、足を引っ張っちゃって」
「ああ、いや。清見くんに同行していただいて助かります」
「そうですよ、清見くんの緊張でこちらも危険に対して構えられますから」
「自分は普通の交番勤務ですから清見さんと変わりませんよ。疲れたと言いづらいですが絶妙のタイミングで休憩をとっていただけで助かります」
あれ?なんか慰められてるのかダメなのかわからん。ええと緊張しいでヘタレなのは確かだ。「疲れた」とか「怖い」とか口には出してないんだけどな。
「皆さんが自衛官でないのを忘れてつい走りがちになる気持ちを抑えてもらえて助かります」
ん?俺ってやっぱり足引っ張り?
「遭難者を救助する前に我々は全員無事に帰還するのが第一目的です。第二目的は遭難者の救助。第三がフェリー発見ですね。ですから焦らず行かなくてはいけないのですが、ついつい先走りそうになる。ここに来た日に、それで大勢の仲間を失いましたから……」
そっか。自衛隊って…………うん。
それからまた危険地帯にはいりつつソロソロと進む。
止まれの合図で皆がとまった。その先、樹々の間から鉄の何かが見えた。
もしかしてフェリーの客室かっ!
俺らをそこに残して自衛官と山根さんのふたりが静かに近づいていく。
合図があり近づいていくとフェリーではない。どう見てもバスだ。森の樹々の合間にバス。奇妙な風景だ。
俺たちが近づくとバスの前ドアから出て来た山根さんからストップの合図がかかる。
「中に生存者はいない」
生存者はいない。誰も居ないではなく、生存者はいない。つまり死んだ人は居たんだ?
間に合わなかった遭難者?
「死亡……ですか?」
「ああ。だが餓死とかではない。襲われて逃げ込んだけどそのまま、って感じだった」
「何名?」
「ざっと数えて5人くらいか」
「ここは危険地帯です。弔うのは難しいですね」
「そうだな。申し訳ないがこのままにしよう。他に助けられる人に時間を割きたい」
「清見さんは見ないでください。中に入らないように」
「あ……はい」
異世界転移とかスキルとか、ゲームや小説っぽさに少しワクワクしていた自分。怖さが70%だったが残り30%も完全にへし折れた。
この世界は100%、危険な世界だ。それを認識した。
自衛官が地図に何かを書き込み、それからそこを出発した。
その後、車の残骸も幾つか発見したが、やはりそこには誰もいなかった。しかし、死体はなかったので逃げ延びたと思いたい。
「あの……、確実な話ではないんですが」
安全地帯で休憩をとっている時に、俺は思ってた事を口にした。
「スキルはまだ謎のままですし、絶対的な意見じゃないんですが」
「うん、いいよ? 話して」
「俺らの拠点、仏間とかキッチンとかトイレとか、空間スキルは皆親子がセットだったんです。あ、仏間……うちは親子じゃないか。たまたまそうだったのかも知れないですが……もしも」
そこで救急隊員のひとりと山根さんが目を見開いて顔を見合わせてから口を挟んだ。
「つまり、さっき見かけた幾つかの車の残骸、あれも親子が乗ってたと?」
皆が苦い物を口にしたような表情になった。
「まずいな。この辺りで、しかも親子連れか」
「安全地帯までうまく逃れてればいいけど……。うまく逃げても5日前、5日間か」
「今日で6日……ですよ」
「普段の生活で車に水や食料を積んでいますかね。小さな子供を連れて森を6日」
もしも、『空間』という謎スキルが子供連れに与えられたスキルとしたら、さっき見つけたいくつかの車もきっと『空間(車)』とか『空間(バス)』のスキル持ちの同乗者がいたはず。母親か、父親か。
だが、それに気がつく者は少ない。
そして、しばらくはそこに居ただろうが、飢えた子供のために車を離れる事になったはず。
逃げたのか、生きているといい。
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【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
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楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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