95 / 112
95話 仏間は今
しおりを挟む
-----(清見視点)-----
最近の自衛隊はレベルアップに熱がはいっている。と言うのもスキルの『物理攻撃』が(微)から(弱)へ上がる者が増えているからだ。
それに比べて当初は盛り上がっていたオタクコンビの高校生トリオの男子ふたりは大人しい。
「なんかさぁ、小説やアニメみたいにはいかねぇよなぁ」
「だよな。てか、俺ら元々インドア派だし戦わなくていいなら戦わない。戦いたくない」
それ、わかる。俺は最初からやる気(殺る気)はなかったけど、彼らは遺跡に来るまでは自分達が頑張らないといけないと思っていたそうだ。
けど今は自衛隊という大人が大勢いる。普通の大人も大勢いる。だから自分たちは日常生活を頑張る事にしたそうだ。仕事、掃除、体力作りなどなど。
俺よりずっと立派だなぁ。
高校生の3人は現在は仏間で暮らしている。
実は驚いた事にクサ……加瀬秀とは親戚だったのがわかった。苗字が同じなのは知ってたけど、別におんなじ苗字なんてどこでも居るだろう?だから新ためて気にしてはいなかった。
そう、俺が加瀬清見。兄貴が加瀬橘。裕理くんが加瀬裕理。
で、クサが加瀬秀。
俺らは気が付かなかったけど、クサが先に気がついた、ってか思い出したそうだ。
「あの……、昔、うちに柑橘類を送ってくれた親戚では?」
「………さぁ?」
俺と兄貴は全く覚えていなかった。と言うのもどうやらクサんとこに柑橘系を送っていたのは爺ちゃんらしい。
そう言えば昔は仏間の庭にみかんの木が沢山あったな。俺は柑橘系を全部「みかん」と呼んでいる。
爺ちゃんが育った地方では柑橘系が有名らしい。吉祥寺に越してからも爺ちゃんは庭に色々植えて育てていたらしい。
それで親戚にも送っていたそうだ。
クサの爺ちゃんがうちの爺ちゃんの弟で、一緒に上京をしたがお互い違う場所に住んで家族を持ったそうだ。
クサはかなり幼い時に一度だけうちに来た事があるそうだ。
申し訳ないが、俺と兄貴は全く覚えていなかった。
クサは、またいとこにあたる『橘』『清見』の名前を覚えていたそうだ。どちらもみかんの名前だと教えられたからだ。
なるほど、みかん一族から毎年みかんが送られてくるのか、と。
「何だよwみかん一族って」
「だって爺ちゃんがそう言ったんですよ。俺も3~4歳だったし。ピュアだから信じてましたね」
転移先の異世界で親戚と遭遇とか、凄い確率だな。
機内に居た足の悪い旦那さんと奥さんは今は産院の個室に入っている。それとフェリーに居た老夫婦もだ。
現在この仏間で生活を続けているのはフェリー母子と飛行機母子、鮎川さん、それと小学生コンビと高校生トリオだ。
高校生トリオと言っても、クサとドドは俺と兄貴と同じように庭で寝ている。
仏間の女性率が高いからな。クサたち高校生トリオは遺跡へ行こうか迷っているそうだ。
俺は仏間の持ち主でもあるので、もしも遺跡に行ったとしても定期的に戻らないとならない。仏間が消えてしまうかもしれないからだ。それになんだかんだと毎日作業もある。
仏間が空いてきたのでこのチャンスにやりたい事があるのだ。
クサ達に手伝ってもらい、畳を一枚、庭へと運び出した。
もしかしたら畳が増殖しないかなぁ。ちょっと傷を付けて今夜は庭へ置いておく。
翌朝。
畳は増殖した。もしかしたら分裂か?細胞分裂……。
仏間に残っているメンバーに話して、仏間の半分へと寄ってもらった。そして畳を外へ。
カリカリカリ
翌朝。うん、増えたふえた。外の畳はそのままで仏間は畳がみっちり元通り。
自衛隊へ話したらさっそく自衛官が畳をとりに来た。
遺跡の壁沿いに地べたで生活している避難民の大抽選会が行われた。まぁそうだな。まだ数はないからな。
当選したラッキーな避難民が畳を置いてその上に転がっているのを周りに集まった人たちが羨ましそうに眺めていた。
畳の行方を見送った後、保育園に裕理をむかえに行った。
園庭は花盛り。……違った。花笠を被った園児達と一緒になって花笠を頭に乗せたおっさんサラリーマンも踊っていた。
「あ、清見さん。花笠余ってませんか?」
知らないおっさんに声をかけられた。
どうやら園庭に入れるのは花笠持参者だけというルールが出来たらしい。
「いや、今在庫きれてます……」
残念そうな顔をしていた。が、この遺跡に来た当初に見た生気のの無い顔とは雲泥の差の明るい表情になっていた。
子供って凄いな。凹んだ大人を元気にするエナジーに溢れてる。
仏間の押し入れに入れられていたわけのわからない雑多な物が、現在増殖中だ。
両親が捨てられずに押し入れに突っ込んでいた物が、物のないこの世界では今取り合いになっているそうだ。
着の身着のままでこの世界に転移してきた避難民達には勿論着替えなどない。
しかし仏間の向こう側半分、元は祖父母の部屋だった押し入れには、祖父母の衣類が捨てられずに残っていた。もしかしたら曽祖父母の物も残っていたのかもしれない。和服が多かった。もんぺのような物や袴?もあった。
両親の部屋や兄貴と俺の部屋はスキルにくっついてこなかったので、今時の服は無い。下着もない。
じーさんの押し入れからふんどしは出てきた。人のふんどしはお断りだ。
出てきた衣類は古くても物は良いみたいで、十分着れる。
そして端っこにハサミを入れて外に出しておくと、増殖した。
増える、増えるよ。(気持ち悪いな。有難いけど)
遺跡内では和服姿が何気に増えてきた。
昭和……しかも戦後っぽい。
ファンタジーな異世界転移ではなく最早タイムトラベルで戦時中に来たような気分になる。
それにしても着物ってサイズが自由で何気に便利だな。俺と兄貴が幼い頃に着てたらしい甚平も出てきた。裕理に着せた。可愛いな。ママさんらに頼まれて現在増殖中だ。
迷彩服を洗濯中で和服姿の自衛官も居た。
ところで、その自衛官の腰にさしてる刀?どうしたん?自衛隊って刀持ってたんだ?
え?うちの仏間の押し入れから出てきた?
刀に見えたのはマグロ捌き用のロングな包丁だそうだ。うちの押し入れにそんな物が……。
最近の自衛隊はレベルアップに熱がはいっている。と言うのもスキルの『物理攻撃』が(微)から(弱)へ上がる者が増えているからだ。
それに比べて当初は盛り上がっていたオタクコンビの高校生トリオの男子ふたりは大人しい。
「なんかさぁ、小説やアニメみたいにはいかねぇよなぁ」
「だよな。てか、俺ら元々インドア派だし戦わなくていいなら戦わない。戦いたくない」
それ、わかる。俺は最初からやる気(殺る気)はなかったけど、彼らは遺跡に来るまでは自分達が頑張らないといけないと思っていたそうだ。
けど今は自衛隊という大人が大勢いる。普通の大人も大勢いる。だから自分たちは日常生活を頑張る事にしたそうだ。仕事、掃除、体力作りなどなど。
俺よりずっと立派だなぁ。
高校生の3人は現在は仏間で暮らしている。
実は驚いた事にクサ……加瀬秀とは親戚だったのがわかった。苗字が同じなのは知ってたけど、別におんなじ苗字なんてどこでも居るだろう?だから新ためて気にしてはいなかった。
そう、俺が加瀬清見。兄貴が加瀬橘。裕理くんが加瀬裕理。
で、クサが加瀬秀。
俺らは気が付かなかったけど、クサが先に気がついた、ってか思い出したそうだ。
「あの……、昔、うちに柑橘類を送ってくれた親戚では?」
「………さぁ?」
俺と兄貴は全く覚えていなかった。と言うのもどうやらクサんとこに柑橘系を送っていたのは爺ちゃんらしい。
そう言えば昔は仏間の庭にみかんの木が沢山あったな。俺は柑橘系を全部「みかん」と呼んでいる。
爺ちゃんが育った地方では柑橘系が有名らしい。吉祥寺に越してからも爺ちゃんは庭に色々植えて育てていたらしい。
それで親戚にも送っていたそうだ。
クサの爺ちゃんがうちの爺ちゃんの弟で、一緒に上京をしたがお互い違う場所に住んで家族を持ったそうだ。
クサはかなり幼い時に一度だけうちに来た事があるそうだ。
申し訳ないが、俺と兄貴は全く覚えていなかった。
クサは、またいとこにあたる『橘』『清見』の名前を覚えていたそうだ。どちらもみかんの名前だと教えられたからだ。
なるほど、みかん一族から毎年みかんが送られてくるのか、と。
「何だよwみかん一族って」
「だって爺ちゃんがそう言ったんですよ。俺も3~4歳だったし。ピュアだから信じてましたね」
転移先の異世界で親戚と遭遇とか、凄い確率だな。
機内に居た足の悪い旦那さんと奥さんは今は産院の個室に入っている。それとフェリーに居た老夫婦もだ。
現在この仏間で生活を続けているのはフェリー母子と飛行機母子、鮎川さん、それと小学生コンビと高校生トリオだ。
高校生トリオと言っても、クサとドドは俺と兄貴と同じように庭で寝ている。
仏間の女性率が高いからな。クサたち高校生トリオは遺跡へ行こうか迷っているそうだ。
俺は仏間の持ち主でもあるので、もしも遺跡に行ったとしても定期的に戻らないとならない。仏間が消えてしまうかもしれないからだ。それになんだかんだと毎日作業もある。
仏間が空いてきたのでこのチャンスにやりたい事があるのだ。
クサ達に手伝ってもらい、畳を一枚、庭へと運び出した。
もしかしたら畳が増殖しないかなぁ。ちょっと傷を付けて今夜は庭へ置いておく。
翌朝。
畳は増殖した。もしかしたら分裂か?細胞分裂……。
仏間に残っているメンバーに話して、仏間の半分へと寄ってもらった。そして畳を外へ。
カリカリカリ
翌朝。うん、増えたふえた。外の畳はそのままで仏間は畳がみっちり元通り。
自衛隊へ話したらさっそく自衛官が畳をとりに来た。
遺跡の壁沿いに地べたで生活している避難民の大抽選会が行われた。まぁそうだな。まだ数はないからな。
当選したラッキーな避難民が畳を置いてその上に転がっているのを周りに集まった人たちが羨ましそうに眺めていた。
畳の行方を見送った後、保育園に裕理をむかえに行った。
園庭は花盛り。……違った。花笠を被った園児達と一緒になって花笠を頭に乗せたおっさんサラリーマンも踊っていた。
「あ、清見さん。花笠余ってませんか?」
知らないおっさんに声をかけられた。
どうやら園庭に入れるのは花笠持参者だけというルールが出来たらしい。
「いや、今在庫きれてます……」
残念そうな顔をしていた。が、この遺跡に来た当初に見た生気のの無い顔とは雲泥の差の明るい表情になっていた。
子供って凄いな。凹んだ大人を元気にするエナジーに溢れてる。
仏間の押し入れに入れられていたわけのわからない雑多な物が、現在増殖中だ。
両親が捨てられずに押し入れに突っ込んでいた物が、物のないこの世界では今取り合いになっているそうだ。
着の身着のままでこの世界に転移してきた避難民達には勿論着替えなどない。
しかし仏間の向こう側半分、元は祖父母の部屋だった押し入れには、祖父母の衣類が捨てられずに残っていた。もしかしたら曽祖父母の物も残っていたのかもしれない。和服が多かった。もんぺのような物や袴?もあった。
両親の部屋や兄貴と俺の部屋はスキルにくっついてこなかったので、今時の服は無い。下着もない。
じーさんの押し入れからふんどしは出てきた。人のふんどしはお断りだ。
出てきた衣類は古くても物は良いみたいで、十分着れる。
そして端っこにハサミを入れて外に出しておくと、増殖した。
増える、増えるよ。(気持ち悪いな。有難いけど)
遺跡内では和服姿が何気に増えてきた。
昭和……しかも戦後っぽい。
ファンタジーな異世界転移ではなく最早タイムトラベルで戦時中に来たような気分になる。
それにしても着物ってサイズが自由で何気に便利だな。俺と兄貴が幼い頃に着てたらしい甚平も出てきた。裕理に着せた。可愛いな。ママさんらに頼まれて現在増殖中だ。
迷彩服を洗濯中で和服姿の自衛官も居た。
ところで、その自衛官の腰にさしてる刀?どうしたん?自衛隊って刀持ってたんだ?
え?うちの仏間の押し入れから出てきた?
刀に見えたのはマグロ捌き用のロングな包丁だそうだ。うちの押し入れにそんな物が……。
112
あなたにおすすめの小説
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる