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6.大人の心
27.教えてやるよ
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「レイアが戻ったら歓迎会や」
「じゃ僕、ちょっとお昼寝する」
アリスが部屋に戻り、ジェフと2人。
「あのな、さっきは言わなかったけどさ」
「…アリスに聞かせられん話か」
「んー、オレとレイアはさ…」
「……そういう仲やったん?」
「オレ達の家は貧乏でさ。閨教育の相手を呼ぶ金も娼館に行く金もなくて、教習本だけ渡されて。オレもレイアも、女を娶るか男をもらうか、もしくは男に嫁ぐか、どの可能性もあって」
「とりあえず手近で男の実践をしたわけか」
「…まぁひとことで言えばそういうことなんだが…。商会の下働きなんかで小金を稼いで、安い娼館で女も抱いた。レイアムは2度と行かなかったけどな」
「ジェフは?」
「オレも…レイアの方が良かったからな…」
「!まさか!アリスはやらんぞ!」
「違う違う、そうじゃなくて。レイアならアリスにいろいろ閨教育できるんじゃねぇかな、って思ったんだよ」
「なんやと!俺のや言うとるやろ!」
「だからそうじゃねぇよ!男同士がヤるために知っておくべきことを教えてくれるだろ、ってこと。オレもミコトに教えてやるよ……シタことないんだろ?」
「……なんも知らん……」
「オレとレイアムも初めてはツラかったぜ」
「…アリスにツラい思いはさせたない。よろしく頼む」
「……なんだかおもしろいことになってんのねぇ。アンタ達、声が大きい!」
絶妙なタイミングで戻ってきたレイアが、結界を張りながら俺達の頭を軽く叩いた。
「じゃ僕、ちょっとお昼寝する」
アリスが部屋に戻り、ジェフと2人。
「あのな、さっきは言わなかったけどさ」
「…アリスに聞かせられん話か」
「んー、オレとレイアはさ…」
「……そういう仲やったん?」
「オレ達の家は貧乏でさ。閨教育の相手を呼ぶ金も娼館に行く金もなくて、教習本だけ渡されて。オレもレイアも、女を娶るか男をもらうか、もしくは男に嫁ぐか、どの可能性もあって」
「とりあえず手近で男の実践をしたわけか」
「…まぁひとことで言えばそういうことなんだが…。商会の下働きなんかで小金を稼いで、安い娼館で女も抱いた。レイアムは2度と行かなかったけどな」
「ジェフは?」
「オレも…レイアの方が良かったからな…」
「!まさか!アリスはやらんぞ!」
「違う違う、そうじゃなくて。レイアならアリスにいろいろ閨教育できるんじゃねぇかな、って思ったんだよ」
「なんやと!俺のや言うとるやろ!」
「だからそうじゃねぇよ!男同士がヤるために知っておくべきことを教えてくれるだろ、ってこと。オレもミコトに教えてやるよ……シタことないんだろ?」
「……なんも知らん……」
「オレとレイアムも初めてはツラかったぜ」
「…アリスにツラい思いはさせたない。よろしく頼む」
「……なんだかおもしろいことになってんのねぇ。アンタ達、声が大きい!」
絶妙なタイミングで戻ってきたレイアが、結界を張りながら俺達の頭を軽く叩いた。
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