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7.年長組の奮闘
32.筋肉
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辺境に向かって旅を続ける。
ミコトは勇者ではあるが双剣使いだ。力任せの闘いではなく、脚を使い魔法を組み合わせる。オレやレイアがかけるバフやデバフと相性のいい闘い方だ。近頃はアリスのボウガンもなんとか形になってきた。始めたころはヘロヘロと飛んでいた矢が、今では時に魔物の急所を狙えるようになり、レイアの指導のおかげか聖魔法も無駄なく使えるようになった。
街をいくつか通過したけれど、新しい仲間は見つからない。
「俺にもっと力がつけば、このまま4人でいけるかもしれんな」
「おう!そのためには筋肉だ!もっと食えもっと!」
「この街のギルド長くらいのムキムキ目指せば?」
「あの人はゴリマッチョやぞ。あんなんなったら装備も買い直しやん」
「どうせ代金は国が持つんでしょ」
ミコトがトイレで席を外す。黙ってオレ達の話を聞いていたアリスが呟く。
「…ミコトが大きくなるの、ヤダ…」
「なんで?筋肉いいじゃない」
「…だって…僕……壊れちゃうかも……」
レイアに視線を投げられてオレも席を立つ。
レイアに何かを耳打ちされて頬を染める可愛いアリス。
壊れちゃう、って、どこがだよ?
想像すんなや、ミコトの言葉が頭をよぎって苦笑する。
壊れるようなこと、する気があるらしいぜ。
とりあえずオレがやるべきことは、レイア好みの筋肉をつけること。
ミコトは勇者ではあるが双剣使いだ。力任せの闘いではなく、脚を使い魔法を組み合わせる。オレやレイアがかけるバフやデバフと相性のいい闘い方だ。近頃はアリスのボウガンもなんとか形になってきた。始めたころはヘロヘロと飛んでいた矢が、今では時に魔物の急所を狙えるようになり、レイアの指導のおかげか聖魔法も無駄なく使えるようになった。
街をいくつか通過したけれど、新しい仲間は見つからない。
「俺にもっと力がつけば、このまま4人でいけるかもしれんな」
「おう!そのためには筋肉だ!もっと食えもっと!」
「この街のギルド長くらいのムキムキ目指せば?」
「あの人はゴリマッチョやぞ。あんなんなったら装備も買い直しやん」
「どうせ代金は国が持つんでしょ」
ミコトがトイレで席を外す。黙ってオレ達の話を聞いていたアリスが呟く。
「…ミコトが大きくなるの、ヤダ…」
「なんで?筋肉いいじゃない」
「…だって…僕……壊れちゃうかも……」
レイアに視線を投げられてオレも席を立つ。
レイアに何かを耳打ちされて頬を染める可愛いアリス。
壊れちゃう、って、どこがだよ?
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とりあえずオレがやるべきことは、レイア好みの筋肉をつけること。
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