先生と俺

春夏

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4.

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side 幸久

「お帰りなさい」「ただいま。今日は行けなくて悪かったな。学校はどうだった?」「あのさ、ご飯のあとで話があるんだ」父さんは不思議そうな顔をしたけど「そうか。じゃさっさと食べちゃおう」と言った。

中学に入ってからは俺が夕飯を作るようになった。スーパーの惣菜で済ませてしまうこともあるけれど、少しずつ作れるものが増えている。俺、もし先生と結婚したら、こうやってご飯作って帰りを待ってたりすんのかな…。そんな考えが浮かんで恥ずかしくなった。でも、幸久を俺にくれ、ってそういうことだよな。ヤバイヤバイ、父さんに変に思われるよ。

「で、話ってなんだ?学校のことか?」「学校のことっていうか…担任の先生のこと」「先生?どんな人だった?」「あのさ…先生が」緊張する。でも言わなきゃ。「先生があの人だったんだ。俺をオメガに変えた運命の人」「は?え?」「俺もうビックリしちゃって」「…間違いないのか?」俺が頷くと父さんは力が抜けたみたいにソファに沈み込んだ。「……こんなことがあるんだなぁ……」「でさ、先生が父さんに会いたいって」「…そうか。そうだな、父さんも会って言いたいことがあるよ」「…怒る?」父さんは笑って言った。「怒らないよ。幸久のことを頼む、幸せにしてやってくれ、って。まぁ…1回か2回か3回くらいは殴りたいけどな」引きつった笑顔でそんなことを言った。
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