先生と俺

春夏

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side 幸久

「じゃあな…あれ幸久、調子悪い?顔赤いぜ」「うん、なんかちょっとダルいわ」「ちょうど週末だし休めよ」「おう。月曜は来るわ」朝からなんか気怠いんだよな。今日は先生ンとこ行く予定なのに…。風邪だったらうつしちゃうよな。断った方がいいかなぁ…。

2人きりになった教室で先生が俺を見る。こんな顔した先生、あの夏の日以来だ…。「幸久」「…先生、俺、熱があるみたい。体が熱くて、これじゃ先生にうつしちゃうから今日は…」「ちゃうよ。幸久、風邪やない。間違いないわ」間違いないって何が?だってどんどん熱くなってく。体の奥の方からどんどん…奥の方から?まさか、そんなまさか…!

「…ずっと待っとったやろ」「だって、目黒だって気づいてなかったのに」「せやな。誰も気づいてへんかった。俺だけや。俺にしかわからへんねん」「…じゃあ、俺、ほんとにヒート…」「間違いないわ。ヒートの香りがする。あの日と同じ、幸久のヒートの香りが俺にはわかる。せやから今日の約束、断らんといて…俺かてずっと待ってたんよ」先生も熱に浮かされたような目で言った。

「俺、いったん帰る」「大丈夫か?誰も気づかへんとは思うけどツラいやろ。待っとってくれてもええんよ」「ううん、学校から一緒に帰ったりできないよ。大丈夫、泊まりの準備して待ってるから迎えにきてもらえますか」「あたりまえや。大急ぎで仕事片付けるよって」先生の言う通り、体がツラい。渇いて疼いて、疼いて渇く。だけど今夜、先生が俺を満たしてくれる。心配そうな先生を残して俺は教室を出た。
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