先生と俺

春夏

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side 幸久

「幸久の席はここ。で隣が俺…やっぱり思い出せねぇ?」「…うん。ごめん」「幸久が謝ることじゃねぇし。みんなのことも覚えてんだろ?」「中等部のやつばっかで良かったよ。みんな変わってない?」「んー…そだな。背が伸びたりとかそんなもんだよ」「そっか。移動教室とかさ、わかんないこと教えてくれよな」「おう。でも2学期始まる前に思い出すかもしんねーじゃん」…そうかな。そうならいいな…。久しぶりに歩いたせいか、体が怠い。父さんと先生まだかな…。

「待たせてごめんな。あれ、幸久、疲れたか?」「ちょっと。何日も寝てたからかも」「そっか。幸久、退院したばっかりだもんな。そろそろ俺帰るよ。おじさん、俺が幸久の面倒ちゃんとみますから」「ありがとう。よろしく頼む」目黒が手を振って出ていった。アイツ、超いいヤツじゃん。

「先生は?」「もうすぐ来るよ。挨拶したら帰ろうな。まだ体力が戻ってないんだよな。無理させて悪かった」「ううん。俺も学校見ておきたかったから」のど渇いた…。怠いし熱いし、久しぶりに外に出たせい?夏休みのうちに体力戻さないとな。ちゃんと高校生になれるのかな。いろんなことを考えてしまう。「父さん、のど渇いた」俺がそう言ったとき、息をきらして入ってきた先生が父さんを呼んだ。
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