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第一章
第五話
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お、これなんか良さそうだな。
ネームドキメラ『火車の虎』
難易度:S☆
場所:不明
なんと、難易度がスモール☆1だ。ようはめっちゃ簡単ってことだろう。
うん。これにしよう。
「すみません。これで、お願いします。」
「え? は、はい…?」
「お願いします。」
「わ、わかりました…?」
「では、行ってきますね。」
「い、いってらっしゃいませ…」
受付の人はやけに顔が引き攣っていた。なぜだろう。
╋┃╋┃╋┃╋
「ただいま。」
「え? あ、おかえりなさいませ。薫様。」
あ、そうだった。前世の薫の名前で登録したんだっけ。
「ただいま。依頼が終わったから帰ってきたよ。」
「お、おかえりなさいませ。本当にSランクの依頼を終えたのですか?」
「? とりあえず、依頼は終えたけど。」
「いえ、少し現実を信じられなくて。」
「え? 依頼は簡単なものを受けたと思うけど。」
「えっと、ですね。受けられたのは冒険者ランクS向けの高難度な依頼ですが。」
「え? スモールじゃないの?」
「はい、Sランク向けという意味です。逆にどうしてスモールなんですか。」
「いや、あまりにも簡単そうだったから。」
「え? …とりあえず、鑑定します。」
「お願いします。」
受付の人は奥にこもってしまった。
それにしても、まさかSランク向けだったとは。
全く気づかなかったよ。
「…………はにゃ?」
しばらくすると、奥から変な声が聞こえてきた。
「すみません。薫様はこのモンスターをどのように倒されましたか? あまりに傷が見当たらなかったので。」
「え? 覇気で。」
「な、なるほど?」
というか、このレベルのモンスターなら睨むだけで死んじゃうのよね。
「さ、査定ができないですね。とりあえず、オークションに出品することになると思うので、もう少し待ってください。」
「わかりました。」
時間がかかるのか。その間のお金はどうしようかな。
「あ、こちら報酬金です。」
「いいんですか? ありがとうございます!」
やった!これで、野宿をしなくていい!
思ったように評価が出ないので、続きはカクヨムでご覧ください。
https://kakuyomu.jp/works/16818093083049081442/episodes/16818093083049488054
ネームドキメラ『火車の虎』
難易度:S☆
場所:不明
なんと、難易度がスモール☆1だ。ようはめっちゃ簡単ってことだろう。
うん。これにしよう。
「すみません。これで、お願いします。」
「え? は、はい…?」
「お願いします。」
「わ、わかりました…?」
「では、行ってきますね。」
「い、いってらっしゃいませ…」
受付の人はやけに顔が引き攣っていた。なぜだろう。
╋┃╋┃╋┃╋
「ただいま。」
「え? あ、おかえりなさいませ。薫様。」
あ、そうだった。前世の薫の名前で登録したんだっけ。
「ただいま。依頼が終わったから帰ってきたよ。」
「お、おかえりなさいませ。本当にSランクの依頼を終えたのですか?」
「? とりあえず、依頼は終えたけど。」
「いえ、少し現実を信じられなくて。」
「え? 依頼は簡単なものを受けたと思うけど。」
「えっと、ですね。受けられたのは冒険者ランクS向けの高難度な依頼ですが。」
「え? スモールじゃないの?」
「はい、Sランク向けという意味です。逆にどうしてスモールなんですか。」
「いや、あまりにも簡単そうだったから。」
「え? …とりあえず、鑑定します。」
「お願いします。」
受付の人は奥にこもってしまった。
それにしても、まさかSランク向けだったとは。
全く気づかなかったよ。
「…………はにゃ?」
しばらくすると、奥から変な声が聞こえてきた。
「すみません。薫様はこのモンスターをどのように倒されましたか? あまりに傷が見当たらなかったので。」
「え? 覇気で。」
「な、なるほど?」
というか、このレベルのモンスターなら睨むだけで死んじゃうのよね。
「さ、査定ができないですね。とりあえず、オークションに出品することになると思うので、もう少し待ってください。」
「わかりました。」
時間がかかるのか。その間のお金はどうしようかな。
「あ、こちら報酬金です。」
「いいんですか? ありがとうございます!」
やった!これで、野宿をしなくていい!
思ったように評価が出ないので、続きはカクヨムでご覧ください。
https://kakuyomu.jp/works/16818093083049081442/episodes/16818093083049488054
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