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ー第6話ー
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「・・・・・・はっ!」
カインはバッと顔を上げる。どうやら椅子に座り机に突っ伏していたようだ。
だが、記憶の最後にいた自室の作業机ではない。
ゆっくりと辺りを見回す。ざっと見る限り、そこは書斎のようだった。柔らかそうなカーペットがしかれ、中央には対面するようにソファと、その間には背の低い机が置かれている。四方の壁に窓は存在しておらず、変わりにいくつかドアのようなものがある。無駄なものは一切置かれておらず余計なインテリアも装飾もない。なんというか、あまり生活感のない部屋だった。
「なんだここは・・・」
「いやーすばらしい!!ついにあのキーボックスを開ける者が現れるなんてね!これでようやく僕も仕事ができるというものさ!!」
「!?」
突如カインの背後から、拍手とともに声をかける者がいた。人の気配をまったく感じていなかったカインは思わずびくっと体を跳ねさせる!
声の主はてこてことカインの机の前まで歩くと、軽く会釈をしながら歓迎の言葉を述べた。
「ようこそインヘリットルームへ!歓迎するよ、カイン・ソルロック。5代目継承者よ!」
目の前に現れたのは、ずいぶんと可愛らしい顔をした男の子だった。見た目で言うと10歳前後だろうか。しかしその様子や言動はやけに落ち着きがあり、大人らしささえ感じる不思議な雰囲気を放つ子供だった。
身の丈に会わない学帽に黒の羽織。何もかもちぐはぐなその子は顔を上げ、カインの反応を待つ。
「・・・・・・・・・?」
しかしカインは固まったまま動かない。
「・・・あれ?おーい?僕の話聞こえてたかい?」
「!?あ!あぁ・・・すまない。えーっと・・・一個聞かせてくれないか」
「いいよー」
ずいぶんと軽い返事をする子供に、真剣な顔つきでカインは聞いてみた。
「俺って、死んだの?ここは死後の世界とか・・・?」
「・・・・・・・・・っぷ!」
「ぷ?」
「ぶひゃひゃひゃ!あっはははははははは!ひー!おっかし!あはっ!はははははははははは!」
「!?」
腹を抱え地面を転がりながら大爆笑する子供と、それを眺め立ち尽くすカイン。抱腹絶倒とはまさにこのこと。このまま呼吸困難で死んでしまうのか心配になるくらい、男の子は数分と爆笑し続けた。
「あふっ!ひーっ!くっ・・・!ごぉ・・・ごめん!そりゃそっか!君死ぬ一歩手前だったからな!ぐふ!仕方ないよね!」
笑いをこらえきれないままに喋ろうとする男の子に対し、落ち着けとなだめるカイン。
「あぁー、というかその反応、君の両親は何も言わずにキーボックスを渡したな?まったく!困ったもんだ!」
「両親?そんなこと言われても俺が生まれてすぐ両親は居なくなったし・・・」
「何だって!!」
実にころころと表情の変わる子供だ。さっきは泣くほど笑っていたというのに、今度は目を大きく見開き急に真剣な顔つきになる。
「・・・そうか。するともう・・・・。事態は想像以上にまずいみたいだね」
よしわかった、と男の子は拍手をひとつ打つとカインを再び椅子につかせ、自身は机の上に腰を下ろした。
「もう一から全部話をしないといけないみたいだね。それじゃまず君にとって一番大事な話をしよう」
「ラッキーだったね、君。まだ死んでないよ?」
カインはバッと顔を上げる。どうやら椅子に座り机に突っ伏していたようだ。
だが、記憶の最後にいた自室の作業机ではない。
ゆっくりと辺りを見回す。ざっと見る限り、そこは書斎のようだった。柔らかそうなカーペットがしかれ、中央には対面するようにソファと、その間には背の低い机が置かれている。四方の壁に窓は存在しておらず、変わりにいくつかドアのようなものがある。無駄なものは一切置かれておらず余計なインテリアも装飾もない。なんというか、あまり生活感のない部屋だった。
「なんだここは・・・」
「いやーすばらしい!!ついにあのキーボックスを開ける者が現れるなんてね!これでようやく僕も仕事ができるというものさ!!」
「!?」
突如カインの背後から、拍手とともに声をかける者がいた。人の気配をまったく感じていなかったカインは思わずびくっと体を跳ねさせる!
声の主はてこてことカインの机の前まで歩くと、軽く会釈をしながら歓迎の言葉を述べた。
「ようこそインヘリットルームへ!歓迎するよ、カイン・ソルロック。5代目継承者よ!」
目の前に現れたのは、ずいぶんと可愛らしい顔をした男の子だった。見た目で言うと10歳前後だろうか。しかしその様子や言動はやけに落ち着きがあり、大人らしささえ感じる不思議な雰囲気を放つ子供だった。
身の丈に会わない学帽に黒の羽織。何もかもちぐはぐなその子は顔を上げ、カインの反応を待つ。
「・・・・・・・・・?」
しかしカインは固まったまま動かない。
「・・・あれ?おーい?僕の話聞こえてたかい?」
「!?あ!あぁ・・・すまない。えーっと・・・一個聞かせてくれないか」
「いいよー」
ずいぶんと軽い返事をする子供に、真剣な顔つきでカインは聞いてみた。
「俺って、死んだの?ここは死後の世界とか・・・?」
「・・・・・・・・・っぷ!」
「ぷ?」
「ぶひゃひゃひゃ!あっはははははははは!ひー!おっかし!あはっ!はははははははははは!」
「!?」
腹を抱え地面を転がりながら大爆笑する子供と、それを眺め立ち尽くすカイン。抱腹絶倒とはまさにこのこと。このまま呼吸困難で死んでしまうのか心配になるくらい、男の子は数分と爆笑し続けた。
「あふっ!ひーっ!くっ・・・!ごぉ・・・ごめん!そりゃそっか!君死ぬ一歩手前だったからな!ぐふ!仕方ないよね!」
笑いをこらえきれないままに喋ろうとする男の子に対し、落ち着けとなだめるカイン。
「あぁー、というかその反応、君の両親は何も言わずにキーボックスを渡したな?まったく!困ったもんだ!」
「両親?そんなこと言われても俺が生まれてすぐ両親は居なくなったし・・・」
「何だって!!」
実にころころと表情の変わる子供だ。さっきは泣くほど笑っていたというのに、今度は目を大きく見開き急に真剣な顔つきになる。
「・・・そうか。するともう・・・・。事態は想像以上にまずいみたいだね」
よしわかった、と男の子は拍手をひとつ打つとカインを再び椅子につかせ、自身は机の上に腰を下ろした。
「もう一から全部話をしないといけないみたいだね。それじゃまず君にとって一番大事な話をしよう」
「ラッキーだったね、君。まだ死んでないよ?」
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