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第63話:大我慢大会!

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追い詰められているにも関わらず、自分の負けを認めたくないために依然僕を下に見る姿勢を崩さないサキュエルに向かい、僕は全力の皮肉を言い放つ。






「あれぇ?でもお預けだって言ったよね?今更ご褒美だって?満たされたくて僕のコレが欲しいだけだろ?」





きっと今の僕はひどく悪意に満ちた笑顔を浮かべている事であろう。自分のプライドを守るため遠回りの言い回しをした筈が、心の内を見透かされかえって恥を描いたサキュエルは恥辱に顔を赤くする。







だが僕の言葉責めはまだ止まらない。






「今こうして話してる間にもグチュグチュ卑猥な音を立てて弄り回して、この淫乱悪魔。そのいやらしい穴を塞いで欲しかったらちゃんとお願いしないと、だろ?」






このスカッとする感じが心地よい。



それにあれだけ高慢な態度を取っていたサキュエルが恥辱に歯を噛みしめながらも、体は誘惑効果による性欲暴走で身をよじらせているこの姿。




お高く止まっている相手ほど圧倒的優位に立って一方的に苛めることを快感と捉える僕はやはりSの気があるんだろうな。





「くぅぅぅ~~~!何よっ!人間如きが調子に乗って!」






しかし僕は忘れていた。







「絶っっ対に挿れたいですって言わせて見せるんだから!!」







幾ら精神的優位に立とうが、僕の体は触手に縛られ身動きが取れない状況に変わりがないと言う事に。





サキュエルの指先が僕のぺ○スの裏筋をツーっとなぞる!







「ふ、くぅっ!!」





思わず力が入りビクンと跳ねる。焦らしに焦らされた後の刺激は想像の倍強力だった!





「何よ!やっぱり強がってただけじゃない。触っただけでこんなに感じちゃって…。ほら、挿れたいんでしょ?」







「ふ、ふん!そんなわけない!挿れたいのはそっちの方だろ!」






「うふ、いつまで強がってられるかしら」






今度は顔を近づけした先で先端の亀頭をチロチロしげきする。竿も触らずにいきなりの亀頭攻めに射精感を煽られるよりも腰のあたりをゾクゾクさせる怖いくらいの快感の方が強い!





「はぁう!ふぅぅ…あっはあぁ!!」





「はぁ…あっ!そんなに声出しちゃって、あん!ほら、観念しなさい!」






僕を攻めながらもオナニーの手を休めず、器用に先端を刺激するサキュエル。二人の淫らな叫びが人影ひとつない辺りにこだまする。





サキュエルはぱちんと指を鳴らし何かの合図をする。すると僕のことを縛り付けている触手の数本がするすると動き始めた!




「ふっ、ぐぅ!な、なにを・・・」




這うように伸びる触手が向かう先は・・・胸板の上に立つ二つの乳首だ。



柔らかくも弾力があり、恐ろしく摩擦の少ない触手の先端が固く勃起する僕の両乳首を丁寧に撫で上げる。乳首とぺ〇ス、3点同時に責められ出来上がる快感のバミューダトライアングルは僕の意識を真っ白な世界へ連れて行こうとする。



せりあがる射精感にためらうことなくスキルを行使した。




(スキル:心頭滅却発動!)






ぐんと射精感が減衰するのを感じる。だけどこんなものは子供だましにしかならない。そして行為中に一度しか使えない心頭滅却を使ってしまったからには、あとは僕の耐久力との勝負だ。





と、思っていたら






「ん、あぁん!あっ!も、もうぅ!いい加減折れなさいよ!じれったい!」






先に折れたのはサキュエルの方だった。

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